2019年02月20日公開
2024年09月04日更新
コーンミールの使い方とレシピ!コーングリッツとの違いや代用品とは?
コーンミールとはどんなものなのでしょうか?コーンミールという名前からしてトウモロコシが関係してくるのは分かりますが、どんなものなのか、そして使い方から栄養、カロリーなどについて詳しく紹介します。また、コーンミールト似た粉末の物でコーングリッツというものがあり、違いや使い方、代用品についても紹介します。コーンミールを使ったおすすめの料理のレシピも含めて紹介します。
コーンミールとは?
コーンミールと言うものな何なのか、トウモロコシからできている物で粉末のものになるそうですが、味やカロリー、栄養、そしてコーンミールが使われている食べ物などについて詳しく紹介します。
コーンミールはトウモロコシの粉末
コーンミールとはどんなものなのでしょうか?コーンミールとは、トウロモコシに付いている種皮、胚芽などを取り除いてから、胚乳を細かくして粉状に砕いた粉末のものになります。コーングリッツよりも細かいものになり、また、コーンフラワーよりも粗い粉末になります。
味の特徴
コーンミールの味とはどんな味なのでしょうか?コーンミールはトウモロコシが原料ということもあり、素朴でやさしい味わいがあり、トウモロコシの甘みがほのかに感じることが出来ます。
カロリーや栄養は?
コーンミールの気になるカロリーと栄養とはなのでしょうか?コーンミールのカロリーは100gあたり、365キロカロリーになります。栄養素は食物繊維、タンパク質、脂質、炭水化物などが含まれていて、その他にマグネシウムやセレニウム、チアミンなどの栄養素はが豊富に含まれています。また、皮膚にも良いビタミンB2、ビタミンB6なども含まれています。コーンミールはトウモロコシの栄養がそのまま詰まった粉末になります。
コーンミールが使われている食べ物
コーンミールはどんな料理に使われているのでしょうか?コーンミールはいろいろな料理に活用することができ、代表的な料理としてコーンブレッドやイングリッシュマフィン、アメリカンドックの衣、スコーン、トルティーヤなどにも使われています。
コーンミールとコーングリッツの違い
コーンミールとコーングリッツは見た目がとっても似ていますが、実は違った物になります。では、どんな違いがあるのでしょうか?コーングリッツの特徴や使い方、カロリーや栄養の違いについても詳しく紹介します。コーンミールとコーングリッツの違いについて知ることで活用しやすくなります。
コーングリッツの特徴
コーンミールとコーングリッツは似ていますが、異なった食品となります。コーングリッツはコーンミールのように種皮と胚芽が取り除かれて胚乳を細かくしますが、コーンミールと比べると粒が大きく粗いものになります。コーングリッツは、主にデントコーンやフリンコーンという品種が使われることが多いです。
使い方が違う
コーンミールとコーングリッツの使い方も異なってきて、コーンミールは粒が細かいので小麦粉などと加えてお菓子作りなどに適した食材となり、ケーキやパンなどを作ることができます。コーングリッツは、粒がコーンミールに比べると粗いので、お菓子の材料としてではなく、つぶつぶの食感を活かして、揚げ物などの時の衣となるパン粉などの代用品として使うことができます。
カロリーや栄養の違いは?
コーンミールとコーングリッツにはカロリーや栄養の違いはあるのでしょうか?コーンミールのカロリーは100gあたり363キロカロリーに対して、コーングリッツは100gあたり355キロカロリーになります。カロリーにも若干の違いがありますが、栄養面でも少し異なり、コーングリッツはビタミン類や食物繊維の成分があまり含んでいませんが、コーンミールに含まれていない、セレンやモリブデンなどが含まれています。
コーンミールの使い方
コーンミールはいろいろな使い方をすることができます。お菓子作りや料理だけでなく、蟻の駆除までできます。また、コーンミールが手元になかった時にはどのように代用したら良いかなどを詳しく紹介します。コーンミールの使い方を知ることで、幅広く活用することができます。
お菓子作りの材料として
コーンミールはお菓子のレシピの材料として使うことができます。小麦粉との相性も良く、スコーンやマフィン、パン、クッキーなどにもよく用いられています。トウモロコシの甘味と香ばしさが引き立ち、お菓子作りの材料に入れるとコーンミールの風味を楽しむことができるので、お菓子作りにおすすめの食材のひとつでもあります。
料理のトッピングに
コーンミールは料理としても活用することができます。トッピングとしては、ポレッタというコーンミールを使った北イタリアの伝統料理を作ることで、色々なアレンジをすることができ、料理に添えることができます。その他には、イングリッシュマフィンでは生地の中に入れるだけではなく、イングリッシュマフィンの上に振りかけることでさらに香ばしい香りを引き出してくれます。
アリの駆除にも
コーンミールは、料理以外にも実は蟻の駆除としても活用することができます。甘い物や食べこぼしがあるとついつい寄ってきてしまう蟻ですが、小さい子供がいる家庭では蟻を駆除するための薬などを使うのには抵抗があるかと思います。そんな時に害のないコーンミールを駆除する薬の代用として使うことができます。
駆除をする方法としては、蟻が発生した場所や蟻の巣などの近くにコーンミールを巻くだけになります。方法としてもとても簡単です。コーンミールの甘い香りに蟻が近づきコーンミールを食べることで、コーンミールは蟻にとってとても消化の難しい食材になるため消化できずに死滅してしまうので駆除することができます。
コーンミールは代用できる?
コーンミールがもし手元になく、でもコーンミールと使いたい時には、実はコーンフレークの砂糖が添加されていないものをフードプロセッサーなどで粗く粉末にすることで代用品として作ることができます。フードプロセッサーのかけ方にもよりますが、少し食感は異なりますが風味は同じように感じることができます。
コーンミールを使ったおすすめ料理レシピ
コーンミールはどのような料理に使うと良いのでしょうか?おすすめの料理のレシピを紹介します。レシピを参考に、コーンミールを使った料理を作ってみましょう。
北アメリカの定番「コーンブレッド」
- コーンミール70g
- 薄力粉130g
- ベーキングパウダー5g
- 卵2個
- 牛乳150cc
- 砂糖50g
- 塩コショウ少々
- オリーブオイル大さじ2
- 薄力粉とベーキングパウダーをふるいにかけて、コーンミールと卵、砂糖、塩コショウ、オリーブオイル、牛乳を少しずつ混ぜながら入れます。
- 耐熱容器にクッキングシートを敷いて、1を流し入れましょう。その上に分量外のコーンミールを振りかけます。
- 180度に熱したオーブンで35分焼いたら完成です。
北イタリアの伝統料理「ポレンタ」
- コーンミー100g
- 水500cc
- バター大さじ1
- 塩少々
- コーンミール、水、バター、塩を鍋に入れて弱火で20分煮ます。はじめはコーンスープのようですが、煮ているとだんだんととろみが増してきます。
- マッシュポテトのようになってきたら完成です。器に盛りましょう。ポレンタは、主食としても食べることもできますが、肉料理や魚料理の付け合わせにしたり、固めてから焼いたりとアレンジすることもできます。
朝食にぴったり「イングリッシュマフィン」
- 強力粉300g
- ドライイースト5g
- 砂糖5g
- 塩5g
- ぬるま湯195cc
- グレープシードオイル小さじ2
- コーンミール適量
- ボウルに強力粉1/2とイーストを入れて混ぜます。
- 砂糖と塩を入れて、ぬるま湯を流し入れ木べらで混ぜます。
- グレープシードオイルと残りの強力粉も入れて良く混ぜます。
- 混ぜた物を台の上に出して15~20分ぐらいこねます。
- 薄く油を塗ったボウルに丸め直して入れたら、ラップをかけて30度で40分から50分ぐらい置き、一次発酵させます。
- 8等分に分けて丸めて10分程ベンチタイムとしておきます。
- 1つづつ平たくして、霧吹きをしてコーンミールを両面にまぶします。
- オーブンシートをした天板の上に置き、もう一枚の天板で蓋をして30度で30分から40分ぐらい置き二次発酵させます。
- 200度のオーブンで蓋をしたまま10分焼き、蓋をはずして10分程焼いたら出来上がりです。
コーンミールを料理に使ってみよう!
コーンミールを上手く活用することで、色々な料理に使ったり、料理だけでなく蟻の駆除する際の薬の代用まですることができます。また、コーンミールにはトウモロコシを粉末にしたものなので、トウモロコシそのものの栄養素も豊富に含まれています。コーンミールを色々なレシピを参考に料理でアレンジして、食卓の一品へ並べてみるのも良いかもしれません。