2019年01月24日公開
2024年09月01日更新
カヌレ1個のカロリーと糖質量は?ダイエットには不向きな洋菓子?
カヌレはパン屋やケーキ屋でも買うことができる、人気のお菓子です。外はカリッと、中はモチっとした独特の食感と、程よい甘さが特徴的なフランスの伝統焼き菓子です。カヌレは1個が小さくてカロリーは低いのですが、糖質が高く食べ方に気をつけないと、太る原因になります。美味しいけれどダイエット中は気をつけたいカヌレの食べ方について、栄養価やカロリー控えめ手作りレシピと併せて詳しく紹介します。
目次
カヌレとは?カロリーと糖質について
カヌレはフランスの伝統菓子
独特の形が特徴的な、カヌレを食べたことがありますか?カヌレは正式には「カヌレ・ド・ボルドー」といい、フランスはボルドー地方の伝統菓子です。フランスはボルドーの女子修道院で古くから作られていたお菓子で、小さなカヌレ型という溝のある山型の型で焼きます。
ワインの製造が盛んだったフランスボルドー地方では、ワインの澱を取り除くために卵白を使用していました。余った卵黄を使用するために作られたのが、このカヌレです。型に蜜蝋を塗って焼き上げるので、黒くこんがりと香ばしく焼きあがります。蜜蝋でコーティングされた部分は固いのですが、中はモチっと柔らかく、しっとりしています。
カヌレとはフランス語で「溝のついた」という意味です。この溝のついた、独特の形の型に入れて焼くのがカヌレの特徴なのです。カヌレはフランスでも歴史が深い、伝統あるお菓子なのです。
日本でもカヌレが1995年頃に流行しました。そんなフランス菓子カヌレが、今また密かなブームとなっています。見た目の可愛らしさと美味しさから、さまざまなアレンジを加えたものが手土産などで人気です。パン屋やケーキ屋などで売っていることもあります。ですが、可愛い見た目とは違って、ダイエットには不向きなお菓子でもあります。
カヌレ1個のカロリー
ダイエット中の方にとって、カヌレ1個のカロリーは気になるところです。カヌレのカロリーは小さめのもので、約152Kcalです。カヌレは意外にも、カロリーは低いです。ケーキやパン比べればカロリーが低いといった印象です。しかし、カヌレは腹持ちがあまり良くない、といわれています。1個が小さめでカロリーが低いからと2個、3個食べればもちろん太る原因になります。
カヌレ1個の糖質量
カヌレ1個の糖質は小さめのもので約24.9gです。これは決して低い数字とはいえません。ケーキより少し低いくらいですが、大きさを考えると決して低い訳ではありません。
糖質はカロリーと同様、ダイエット中は気にするべき数字です。カロリーが低いからといって、食べていたものが実は糖質が高い場合があります。かならずカロリー、糖質両方意識するようにしましょう。
カヌレの栄養素
次にダイエット中に気にしておきたいのは、カヌレの栄養素です。栄養素はエネルギー152Kcal、タンパク質3.1g、脂質4.3g、炭水化物25.1g、食物繊維0.2gとなっています。お菓子なので仕方ありませんが、栄養バランスはよくありません。食物繊維も少ないです。栄養素で気になるのが脂質です。脂質はやや高めなので、カロリーばかりでなく脂質の取りすぎにも注意しましょう。
カヌレと他のお菓子のカロリー比較
カヌレは本当にカロリーが低いお菓子なのか、他の洋菓子、和菓子と比較してみましょう。ダイエット中の方は必見です。
洋菓子
今もまだ根強い人気のパンケーキ。カロリーは一枚266Kcal(バター・メープルシロップ付き)です。パンケーキは小麦粉を使っているので、カロリーは高めです。洋菓子の人気者、ショートケーキは1個282Kcalです。スポンジの小麦粉と生クリームで高カロリーになっています。しかし、大きさを考えるとカヌレとどっちを食べるべきか悩みます。
カスタードプリンは1個157Kcalです。意外にもプリンの方が少しカロリー高めです。シュークリームは1個251Kcalです。こうしてみるとカヌレは、カロリーが低いようです。
和菓子
それでは和菓子と比べてみましょう。大福は1個165Kcalです。あんこの量でもカロリーは変わってきますが、やはり高カロリーです。どら焼きは1個213Kcalで、かなり高くなっています。あんみつは1杯261Kcalです。和菓子はあんこを使ったものが多く、かなりカロリーが高いものが多くなっています。
カヌレは低カロリーでもダイエットに不向き?太る原因は?
カヌレは腹持ちが悪い
カヌレはサイズも小さく、カロリーが意外に低いです。小麦粉を使っているので腹持ちがいいと、思われがちですが実はそうではありません。カヌレは腹持ちが悪く、食べてしばらくするとお腹が空く、ということになりかねません。
カヌレの糖分と脂質は、エネルギーとしてすぐに使われてしまうため、腹持ちが悪くついつい食べ過ぎる原因になります。サイズが小さいからと、つい1個、2個と食べれば、腹持ちが悪いのにカロリーだけが増えてしまいます。食べ方や、食べるタイミングに気をつけないと太る原因になります。
油や炭水化物が多め
カヌレは小麦粉を使っているため、栄養素では炭水化物が多くなっています。そのため糖質が高くなって血糖が上がり、太る原因になるのです。カヌレはカロリーの割に、糖質が高くなっています。食べ方に気をつけないと、太ることになります。また脂質も大きさの割に多いので、気をつけたいところです。
カロリーは低いが食べ過ぎてしまう
カヌレはカロリーは低いのですが、すぐ消化され腹持ちはよくありません。カロリーの割に糖質は高く、食べ方に注意しないとあっという間に太ることになります。小さめのものでも油断せず、1個だけ食べるなど量を決めないと危険です。
カヌレを間食で食べても数時間後にはお腹が空き、食事も同じ分摂ることも太る原因になります。カロリーが低いからと、油断しないようにしましょう。
カヌレのカロリーを意識したダイエット中の食べ方
カロリーコントロールをする
カヌレのカロリーは大きさにもよりますが、約152Kcalです。減量したい人は、1週間で300Kcalまでは間食していいと言われています。このことからカヌレを食べる場合は、1週間で1個か2個食べられるということです。カロリーコントロールをきちんとして、オーバーしないよう気をつけましょう。
生クリームを足すと腹持ちがよくなる
生クリームの脂質は、実は腹持ちをよくする効果があります。カヌレを食べるとき、トッピングしてみてはいかがでしょうか?気をつけたいのは砂糖の量です。ダイエット中は、砂糖は入れないようにしましょう。
自分で作ってみる
お菓子作りが得意な人は、カヌレを手作りすればもっとカロリーオフできます。手作りの良さは、自分流にアレンジできるところです。手間はかかりますが、作ってみてはいかがでしょうか?ダイエット中の人へ、プレゼントにもおすすめです。
砂糖不使用のヘルシーなカヌレの作り方
カヌレの高カロリーの原因のひとつである砂糖をはちみつで代用したレシピです。人気献立サイト、「クックパット」に掲載されている「ReEさん」のレシピになります。はちみつを使うことで、自然な甘さが楽しめカロリーも低くなります。知っていて損は無い、手作りレシピになります。
- 牛乳200ml
- 卵L1個
- はちみつ60g
- 薄力粉60g
- ラム酒大さじ1
- バター少量
- レンジで牛乳を温めたら人肌に冷ましておきます。
- 卵は白身をきるように、しっかりかき混ぜます。
- 薄力粉をボウルに入れ、はちみつ、卵を入れます。
- 人肌に冷ました牛乳を少しずつ入れて、かき混ぜます。
- ラム酒も入れたら、さらに玉がなくなるようかき混ぜます。
- ラップをして冷蔵庫で、15時間〜20時間休ませます。
- オーブンを210度に余熱します。
- 型にバターを塗ります。
- もう一度、泡立て器でしっかり混ぜ合わせます。
- 型に生地を流したら、トントンと空気を抜きます。
- 210度で15分焼き、180度に温度を落として45分焼きます。
- 焼きあがったら型から外し、冷まして出来上がりです。
砂糖の代わりにはちみつを使い、甘さは控えめになっています。見た目も可愛らしく、プレゼントにも喜ばれそうです。ダイエット中でカロリーが気になるけれどカヌレが食べたい人は、手作りで頑張ってみてはいかがでしょうか?
カヌレは低カロリーだがダイエットに不向き!
カヌレのダイエット中の食べ方について紹介しました。栄養価も炭水化物が高く、ダイエット中には気をつけたいお菓子です。カロリー、糖質を意識して、息抜きに食べるなど上手に取り入れていきましょう。食べたいけれど我慢してばかりでは、ストレスが溜まります。ストレスはダイエットの大敵です。ストレスを溜めないためにも、食べ方を参考にしてみてください。