カステラの賞味期限は短い？冷蔵・冷凍など日持ちする保存方法を紹介！

甘くて美味しいカステラの原材料は何でしょう。カステラは、卵、小麦粉、砂糖を基本の原材料としています。このほかにはメーカーによっても少しずつ異なると思いますが、たったこれだけの材料であの甘いカステラができます。

カステラの賞味期限はどのくらいなのでしょうか?短いのか長いのか、いくつかのメーカーを比較しながら賞味期限の長さを検証してみましょう。明治30年に創業した東京の新宿にある坂本屋のカステラは、賞味期限はだいたい4日程度です。大丸東京にある森幸四郎のカステラの賞味期限は、製造日から常温保存で14日、横浜文明堂の極上金カステラの賞味期限は、製造日から冬なら10日、夏なら7日程度となっています。

福砂屋のカステラの賞味期限は、製造日から8日間です。長崎堂のノボベントボックスキューブカステラの賞味期限は、常温で14日程度、黒船QUOLOFUNEの黒船カステラの賞味期限は、製造日より常温保存で7日となっています。

メーカーによって多少の差はありますが、製造日を含めておおよそ10日程度となっています。ただあくまでも開封前の賞味期限なので、開封してしまった場合は賞味期限にかかわらず、早く食べきるようにしましょう。

賞味期限切れになったカステラは、ぱさぱさになる傾向があります。なぜ賞味期限切れになるとぱさぱさになるのかというと、カステラに含まれている油分が酸化したり、カステラ自体が空気に触れることによってぱさぱさになってしまいます。また賞味期限切れでぱさぱさになったカステラは、カビの繁殖もしやすい状況になっています。賞味期限切れになったカステラを食べる場合は、カステラの断面を確認してみましょう。

カステラの断面を確認した時に白い斑点や黒い斑点が出ている場合は、腐り始めておりカビている可能性があるので、見つけたらすぐに廃棄するようにしましょう。賞味期限は美味しく食べられる目安です。賞味期限が多少過ぎていても食べられる可能性はありますが、カステラの状態をよく確認してから食べるようにしましょう。

カステラに記載されているのは賞味期限です。この賞味期限は書かれている日付までは、美味しく食べることができますというメーカーが提示している日数です。そのため少し賞味期限切れになってしまっても、問題なく食べることができる可能性もあります。賞味期限切れになった場合いつまでであれば食べられるのでしょう。保存状態が良く、見た目や匂いで判断をして大丈夫であれば、食べてしまっても問題ないことが多いです。

しかし、メーカーによっては卵をふんだんに使ってカステラを製造しているため、多少の賞味期限切れであっても保存状態によっては食べない方が良い場合もあります。どのような状態であれば食べない方が良いのか紹介します。

カステラは常温保存が可能な食べ物です。ただここで重要なのが、必ず密封された状態を保っている場合に常温保存が有効ということです。開封されたカステラは水分の蒸発などが進み、ぱさぱさになることが予想されどんどんうま味が減っていってしまいます。常温保存をする場合は乾燥や風味落ちを防ぐために、ラップに包んでから常温で保存するといいでしょう。

カステラは常温保存ができます。購入した時は密封された状態になっていると思います。この状態が美味しさを保つために大切な条件となっています。そのため開封し、そのままの状態で常温で置いておくと、すぐにぱさぱさになってしまうでしょう。できるだけ賞味期限内に早く食べきることをおすすめしますが、少しの期間置いておくのであれば、密封できる容器に入れるようにしましょう。

一度開封したカステラは、冷蔵庫に入れて保存することをおすすめします。冷蔵庫に入れておけば、ある程度の品質を保つことができます。とくに夏場は水分蒸発によりぱさぱさになりやすいので、開封したら賞味期限にかかわらず、早めに冷蔵庫に入れると良いでしょう。しかし開封済みのものに関しては、賞味期限内でも冷蔵庫に入れても風味落ちは進みますので、早く食べましょう。

カステラを購入したり、たくさんお土産にもらったけどすぐには食べないとあらかじめわかっている場合は、賞味期限にかかわらず冷凍庫に入れて保存することをおすすめします。またこの時には必ず密閉した状態で冷凍庫に入れることです。密閉ができておらず空気に触れる状態で冷凍をしてしまうと、すぐにぱさぱさになってしまう可能性があります。ぱさぱさになると、カビが生えてくる原因にもなるので注意しましょう。

冷凍はカステラの賞味期限が近づいてきてからするのではなく、早めにやるようにしましょう。賞味期限が近づいているものは、少しずつカステラの風味が落ちていることも考えられるので、冷凍後に食べるときに美味しさを保てているか分かりません。賞味期限切れのカステラでも美味しく食べるためには、早く冷凍保存という手段を選ぶようにしましょう。

また冷凍するときは一本のままで行うよりも、カットしてから冷凍した方が解凍後にも食べやすいのでおすすめです。カットしたカステラをそれぞれラップに包んで、ジップロックなどの密封ができる容器に入れて、乾燥しないようにしてから冷凍庫に入れましょう。密封ができていないと、冷凍庫のニオイ移りなどの原因にもつながりますので注意してください。

冷凍保存をしたカステラの賞味期限は、いつまでなのでしょうか。常温保存をしたカステラの賞味期限はおおよそが10日程度でしたが、正しい方法で冷凍したカステラは3ヶ月から半年程度保存することができます。これだけの賞味期限を延ばすことができる冷凍保存は、カステラを美味しく長く保存する方法として大変有効であると言えます。

カステラを食べたい分だけ冷蔵庫に入れて自然解凍をする方法や、レンジに入れて解凍する方法があります。レンジを使って解凍するときは、加熱のし過ぎには注意しましょう。加熱しすぎるとカステラがパサパサになってしまう可能性があります。また解凍したカステラをアレンジして食べる場合におススメなのが、トースターを使ってちょっと焦げ目がつくくらい焼くことです。パリッとした食感がまた絶品なので、ぜひお試しください。

カステラは冷凍しても、カチカチになってしまうことがありません。そのため冷凍したままで食べるのも美味しいとの口コミもあります。賞味期限を気にしながら、いつまでも急いで食べなければいけないと思うよりは、早く冷凍庫で冷凍保存すると良さそうです。

カステラのおいしさを保つために有効な手段は、密封して保存することです。この密封に役立つのが、ジップロックなどの密閉できる容器や、カステラが1切れや2切れ程度入る大きさの真空の保存容器などを使うといいでしょう。カステラは密封することで乾燥から守りぱさぱさになることを防ぐため、カステラの美味しさをより長く保つことができます。

カステラを使ったアレンジレシピを紹介します。カステラはそのまま食べても十分美味しい食べ物ですが、ちょっとアレンジを加えることで、全く違ったスイーツが完成します。カステラをいつまでも美味しく食べるためには、アレンジすることも有効な方法ですので、ぜひレシピを参考に作ってみてください。

• コーヒーカップ一杯分
• カステラ適量
• みりん80g
• マスカルポーネ200g
• 生クリーム200g
• 卵黄2個分
• 牛乳50g
• ゼラチン5g

1. カップ一杯分のコーヒーを、少し濃い目に入れる。
2. マスカルポーネを常温で戻し、よく混ぜておきます。
3. みりんを準備した80gから、半量の40gになるまで煮切ります。
4. ボールに卵黄と煮切ったみりんを入れます。湯煎しながら白っぽくなるまでよく混ぜ合わせます。
5. 牛乳を火にかけます。沸騰直前に火を止め、ゼラチンを加えながらよく混ぜ溶かしていきましょう。
6. 4で混ぜ合わせた卵と、5で作った牛乳を泡だて器を使ってよく混ぜ合わせます。
7. 6にマスカルポーネを少しずつ混ぜていきます。
8. 8〜9分立てにした生クリームを3回に分けて加え、ヘラでよく混ぜていきます。
9. ケーキの型に薄くスライスしたカステラを敷き詰めます。カステラにコーヒーを刷毛を使って塗っていきます。その上に8で作ったものを半分くらい流し入れます。
10. 9の上に、また薄くスライスしたカステラを敷き詰め、残りのコーヒーを塗り、残りのマスカルポーネのクリームも入れます。
11. 冷蔵庫に5時間以上入れて冷やします。
12. 表面に茶こしを使ってココアを振りかければ、完成です。

食パンを使って作るフレンチトーストを、カステラで代用して作るレシピです。カステラの甘みがより美味しさを引き立てます。いつまでも食べていたくなるような美味しいカステラdeフレンチトースト。ぜひご賞味ください。このレシピは、朝食メニューにもおすすめです。

• カステラ２～４切れほど
• 牛乳100cc
• スライスチーズ1枚
• バター約大さじ3
• メイプルシロッブ(お好みで)適量
• ブラックペッパー(お好みで)適量

1. カステラを2cm程度の薄さにカットし、牛乳に15分ほど浸します。
2. フライパンにバターを入れ、弱火で溶かします。牛乳に浸したカステラを並べてフライパンに入れ、その上に4等分にしたスライスチーズをそれぞれ乗せます。
3. 弱火で4～5分程度焼き、焦げ目がついたらひっくり返し、裏面も同じように焼きましょう。
4. お皿に盛り付け、メープルシロップやブラックペッパーなどをかければ完成です。

カステラは賞味期限が長いようで、実は短いものであることがわかりました。しかし賞味期限内であれば美味しく食べられますが、美味しさを保つためには保存方法にも気を付ける必要があります。密封容器に入れて保存することで、多少の賞味期限切れであってもカステラを美味しく食べられます。ジップロックなどの密封容器を準備したり、食べる期間を考慮して冷凍保存などもうまく使って、美味しくカステラを食べましょう。