2019年01月20日公開
2024年08月29日更新
おはぎのカロリーや糖質量は?ダイエット中の痩せる食べ方を調査!
おはぎ(ぼたもち)はカロリーも糖質も高く、ダイエット中に食べるのはNGだと思っていませんか?GI値が高く、ダイエットの大敵だと思っていたおはぎも、食べ方の注意点を守りさえすれば決して食べてはいけないものではありません。カロリーにばかり注目しがちですが、実は美容や健康に嬉しい効果がたっぷりあるのです。おはぎの食べ方の注意点を守って、美味しくダイエットしましょう。
目次
おはぎのカロリーと糖質量について紹介!
甘い小豆をまとったおはぎはぼたもちとも呼ばれ、日本人にとって馴染み深い和菓子です。どら焼き、団子、大福などあんこを使った和菓子はたくさんありますが、おはぎが一番!という方も多いことでしょう。人気の和菓子である、おはぎのダイエット中の食べ方を調べていきましょう。食べ方の注意点を守れば、意外にも美容や健康に嬉しい効果が得られます。ダイエット中の食べ方の秘密を知って、美味しく健康的に痩せましょう!
おはぎのカロリー
カロリーや糖質制限をしている場合、甘いスイーツは食べない方がいいものです。特にあんこたっぷりの和菓子はダイエットの大敵です。お彼岸に食べることでお馴染みのおはぎ、ぼたもちは、日本人に馴染み深い和菓子です。おはぎ、ぼたもちの原料はもち米とあんこです。砂糖もたっぷり使っているので、カロリーが気になるところです。
おはぎ、ぼたもちは一個、カロリー約180Kcalです。あんこともち米が原料なので、やはり高カロリーになっています。100gあたりのカロリーは約268Kcalです。主食である白米は、100gでカロリー約168Kcalです。おはぎをおやつで食べると、ご飯より多いカロリーをとっていることになります。ダイエット中の方にとって、恐ろしい数字ではないでしょうか?
おはぎの糖質
カロリーと同じくらい気になるのが糖質量です。糖質が多い食品は、当然ダイエットには向きません。もち米とあんこでできたおはぎは、糖質が高いと想像がつきますが具体的にどのくらいでしょうか?
おはぎは作り方や大きさによっても変わりますが、一個の糖質は平均約36.9gです。100gにすると45.3gです。かなり糖質が高いことがわかります。糖質はカロリー同様、ダイエットには重要な数字です。
他の和菓子の糖質を見てみましょう。みたらし団子100gの糖質は44.9g、大福100gあたり50.4gです。糖質を比べてみると、100gでは他の和菓子と大差はありませんでした。やはり、もち米やあんこを使っているので大差はないようです。では、他のお菓子はどうでしょうか?
アイスクリーム100gで22.2g、ヨーグルト100gで11.9g、バナナは100g22.6gです。こうやってみると炭水化物であるもち米と、砂糖の入ったあんこが原料のおはぎはやはり糖質も高いのです。
おはぎはGI値も高い
おはぎのGI値は75〜80ほどとかなり高めです。ところでGI値とは、一体なんのことでしょうか?GI値とは食後の血糖値の上昇を、数字で表したものです。食品に含まれる糖質の吸収を示したものです。GIが70以上の食品を高GI値食品、56〜69までの値の食品を中GI値食品、55以下の食品を低GI値食品としています。
GI値はブドウ糖を100として基準に、数値化されています。血糖値が上昇すると、血糖値を下げようとインスリンというホルモンが分泌されます。インスリンの働きで血糖は正常に保たれますが、この時、燃焼することができなくなったエネルギーは体脂肪に変換されてしまいます。その結果、太る原因になってしまうのです。
GI値が高い食品は炭水化物が多い白米、もち、食パン、フランスパンなどです。もち米を使ったおはぎは高GI値食品なのです。低GI値の食品はナッツ、大豆、ワカメ、もずく、玄米、麦、ヨーグルト、チーズなどです。これらの食品に比べると、かなり血糖値が上がりやすい食品といえます。
おはぎとぼたもちの違いとは?
ところで皆さんは、おはぎとぼたもちの違いを知っているでしょうか?おはぎもぼたもちも同じ食べ物の呼び方ですが、季節によって名前が分けられているのです。おはぎは秋のお彼岸に食べるものをいいます。萩の季節に食べることから、そう呼ばれています。一方でぼたもちは、春のお彼岸に食べるものをさします。ぼたもちは牡丹の季節に食べることから、そう呼ばれています。
あんをつけたものをぼたもち、きな粉をまぶしたものをおはぎといったり、こしあん、つぶあんで呼び方が変わったりと地域やお店などで変わるところもあるようです。しかし基本的にはぼたもちも同じものなので、カロリー、糖質ともに同じものです。ちなみに夏は夜船、冬は北窓と呼ぶそうです。このように季節によって呼び名をつけ、昔の人に親しまれていました。
おはぎは高カロリーでもダイエット中の痩せる食べ方がある!
高カロリーなおはぎをダイエット中でも食べられる食べ方とは、どんなものでしょう。注意点に気をつけながら見ていきましょう。
つぶあんのおはぎを選ぶ
まず選び方の注意点として、あんこに注目です。こしあんが好き、という方は残念ながらダイエットには向きません。ダイエット中に選ぶならぜひ、つぶあんを選んでください。
なぜつぶあんがいいかというと、つぶあんに残っている小豆の皮に理由があります。小豆の皮にはダイエットや美容健康に効果的な、食物繊維がたっぷりと含まれています。つぶあんを選ぶことで、食物繊維も摂取できます。対してこしあんは、この皮をこしてしまっているので食物繊維が失われています。つぶあんかこしあんか選べるならぜひ、つぶあんを選びましょう。
飲み物は緑茶を選ぶ
おはぎを食べるときに、是非一緒に摂って欲しい飲み物が緑茶です。緑茶にはカテキンが含まれています。このカテキンが、ダイエット効果を高めてくれます。カテキンには、摂取された脂肪が体内に吸収されるのを防ぐ効果があります。カテキンがたっぷり含まれた緑茶を、一緒に摂取することで太りにくくなる効果が期待できます。
同じ緑茶でも、温かいものを選ぶとさらに効果的です。温かいお茶を飲むことで体温が上がり代謝がよくなります。したがって、さらに痩せやすい効果が期待できます。
ランチのついでに食べる
おはぎを食べるタイミングにも注意が必要です。ランチを食べた後に、ついでに食べるようにすると太りにくくなります。おはぎはGI値が75〜80と、かなり高い高GI値食品です。空腹時にいきなり食べると血糖値が急上昇し、太りやすくなります。
そこでランチを食べたあと、間食ではなく食後のデザートとして食べるようにしましょう。サラダや食物繊維が多いものを食べ、血糖値が緩やかに上がった後に食べることで血糖値の急上昇を防ぎましょう。注意点として、食べる量には要注意です。いくら血糖値が緩やかに上がった後とはいえ、たくさん食べればもちろん血糖値はその分跳ね上がります。ランチ後に食べるなら主食の炭水化物の量を確認して、おはぎを楽しみましょう。
夕食以降に食べるのは控える
食べるタイミングの注意点は、夕飯後は食べないということです。夕飯後は運動量が落ち、脂肪が消費されず蓄積されやすい時間です。おはぎに限ったことではありませんが、夕飯後は食べるのを控えた方がいいでしょう。
低GI値の食品を食べたあとに食べる
「どうしても今すぐ食べたい」、という誘惑に勝てそうもないときは、低GI価食品を食べた後におはぎを食べるようにしましょう。先ほどもいいましたが、高GI価食品をいきなり摂取すると血糖値が急上昇し、太る原因になります。食物繊維が多いものや低GI値のものを食べ、緩やかに血糖値を上げてから食べると血糖値の急上昇を抑えることができます。
低GI値食品は大豆製品、無糖ヨーグルト、きのこ、海藻などです。ナッツなどもいいでしょう。間食を一切しないのはストレスの元です。紹介した注意点に気をつけて、週に一度は甘いものを食べてもいい日にするなど量を決めて楽しみましょう。
糖質が少ない食材で手作りする
おはぎを手作りする、または手作りにチャレンジしたいという方はぜひ、糖質が少ない材料で作ってみてください。手作りの良さは何と言っても材料を自分で選べる、ということです。糖質をなるべく少なくするには、どうしたらいいでしょう。
糖質を少なくするには「砂糖少なめであんこを作る」「砂糖をラカントなど糖質ゼロの甘味料で代用する」「もち米に麦や玄米を混ぜる」「おからや豆腐でかさましする」糖質を抑えるために、このような工夫ができます。
あんこに含まれる砂糖は高カロリー、糖質が高くなる最大の原因です。なるべく使う量を減らしたり、甘味料を使って糖質を抑えましょう。もち米も糖質が高いものです。麦や玄米、雑穀など混ぜれば糖質は抑えることができます。
また豆腐やおからでかさましする方法もあります。かさましすればだいぶ、糖質、カロリーともにカットできるでしょう。どうしても食べたいときは、工夫してヘルシーなおはぎを作りましょう。
おはぎをダイエット中に食べるときの注意点
きな粉やずんだのおはぎは高カロリー
食べる時の注意点は、おはぎの種類です。つぶあん、こしあんの他にもきな粉がまぶしてあるもの、ずんだのものもあります。きな粉やずんだのものは一見カロリーがそれほど高くない気がしますが、気をつけてください。きな粉やずんだのおはぎは、あんこだけのものより高カロリーなのです。
あんこにプラスしてきな粉やずんだが付いている分、カロリーが高くなってしまうようです。おおよそですが、きな粉は205Kcal、ずんだは200Kcalともいわれています。どうしても食べたいときは、あんこだけのものを選びましょう。
消費期限が短い
次に気をつけたい注意点は消費期限です。おはぎは作るときに何個もまとめて作りますが、意外と消費期限が短いものです。消費期限は季節や気温、湿度、入っている糖分の量によって変わってきます。お腹を壊さないよう買ってきたその日、作ったその日に食べるようにしましょう。
おはぎは高カロリーでもダイエット中に効果あり!
高カロリーなおはぎですが、ダイエット中の女性にとって嬉しい効果もたくさんあります。美容と健康に嬉しい効果を紹介していきます。カロリー以外の成分にも注目です!
効果①食物繊維が便秘を解消して美容にも良い
つぶあんに「食物繊維」が含まれている、と説明した通りあんこを使ったおはぎは食物繊維が豊富に含まれています。この食物繊維は、美容と健康に欠かせない成分です。皆さんご存知の通り、食物繊維と便通には大きな関わりがあります。食物繊維の整腸作用でお腹の調子が整い、便通をよくしてくれます。
便通がよくなることで、老廃物が排出され痩せやすい体質になるといわれています。また整腸作用で腸内環境が整うと肌にもいいといわれています。また腸内環境の改善は、免疫力の向上にも繋がります。近年の研究で、腸内環境と免疫は関係があるということがわかっています。腸内環境が整えば、風邪をひきにくいなど免疫力の強化につながります。このように食物繊維は美容、健康両方に関わっています。
効果②サポニンがコレステロール値を下げて健康に
あんこには「サポニン」、という成分が多く含まれています。サポニンは小豆由来の成分で、あんこに調理してもその成分は残っています。サポニンにはコレステロールを下げるという、嬉しい効果があります。健康診断でコレステロールが高め、といわれた方もいることでしょう。生クリームやバターたっぷりのスイーツより、サポニンが取れるおはぎの方がコレステロールには効果的です。
出典: https://tenki.jp
血液中のコレステロールが下がれば、中性脂肪も下がるといわれダイエットにつながります。美容と健康に繋がる成分です。
効果③ポリフェノールで基礎代謝アップ
小豆には「ポリフェノール」も豊富に含まれています。ぶどうや赤ワイン、チョコレートに多く含まれるポリフェノールは、抗酸化作用という若返り作用があります。紫外線やストレス、飲酒や喫煙で私たちの体は活性酸素という物質で傷つけられ、老化しています。美容にはもちろんよくないですし、健康にも影響があります。
ポリフェノールはこの活性酸素を撃退してくれる、美容と健康の心強い味方です。また、基礎代謝がアップすることで痩せやすい体質になるのです。
効果④腹持ちが良いから食べ過ぎを防ぐ
おはぎはもち米でできています。そのため、他のお菓子よりも腹持ちがよく、食べ方によっては食べ過ぎを防ぐことができます。食べるタイミングや量に気をつけなければいけませんが、決して食べてはいけないものではありません。美容と健康にいい成分も多く、上手に取り入れればダイエットの味方になってくれるでしょう。
おはぎのカロリーは工夫次第でダイエット中も食べられる!
おはぎはダイエット中には、避けるべきものと思われがちです。しかし量、時間など、食べ方に注意すれば決して食べてはいけないものではないのです。美容効果の高い小豆がたっぷりのおはぎを、上手に生活の中に取り入れてダイエット生活を楽しんでください。