そうめんのベストな茹で時間はどれくらい?30秒マイナスの裏ワザも!
そうめんを食べる際、茹で時間はどのように決めていますか?そうめんは茹で時間と茹で方を意識するだけで、とても美味しいものになります。そこで、この記事ではそうめんの茹で時間や茹で方についてまとめてみました。そうめんの基本の茹で方やお湯の量の目安、差し水はすべきかどうか、梅干しを使ったそうめんの茹で方の裏技についても解説しているので、そうめんが好きな方はぜひチェックしてみてください。
そうめんのベストな茹で時間は?
基本の茹で時間の目安
そうめんは、茹で方によって味が変わります。適切に茹でたそうめんは、適当に茹でたそうめんよりも美味しいです。そうめんの基本の茹で時間は、1人前2束100gのそうめんに対して1分30秒から2分が目安です。そうめんの茹で方ですが、茹で時間だけでなく鍋の選び方も大事です。そうめんを茹でる際は、大きな鍋にお湯をたっぷりと沸かしましょう。お湯の量の目安は、そうめん1人前でおよそ1リットルです。
また、そうめんを茹でる際に吹きこぼれを防ぐ為に差し水をすることがありますが、差し水はしないでください。差し水をするとお湯の温度が下がり、そうめんのうま味が流れ出してしまいます。そうめんを茹でる際の吹きこぼれが気になるのであれば、差し水ではなく火加減で吹きこぼれないよう調節しましょう。
にゅうめんや炒め物にする場合の茹で時間の目安
そうめんは冷たいまま食べても美味しいですが、にゅうめんや炒め物にしても美味しく食べられます。にゅうめんを作る場合、そうめんの茹で時間は少し短くしましょう。にゅうめんは温かい出汁にそうめんを入れるので、通常通り茹でてしまうと出汁の中でふやけてしまい、そうめん特有のチュルンとした食感になりません。そうめんを茹でる際に少し芯を残すことで、美味しいにゅうめんを作ることができます。
そうめんを炒め物にする際は、茹で時間を半分にしましょう。そうめんの袋に書いてある通りに茹でてしまうと、そうめんが柔らかくなり過ぎて炒めている時にくっついてダマになってしまいます。茹で時間を半分にすれば、そうめんが固いままなのでダマになりづらく、炒め物にした際に美味しく仕上がります。また、茹でた後はオイルをまぶしてそうめんの表面をコーティングすると、よりダマになりづらくなります。
そうめんの基本の茹で方を解説
ここで、そうめんの基本の茹で方について解説します。美味しいそうめんを作るには、茹で方が重要です。茹で時間だけではなく、お湯の量や差し水の有無についてもポイントがあるので、基本の茹で方を知っておきましょう。
材料
- そうめん
- お湯
- 梅干し
- 氷水
そうめんを茹でる際に準備する物は、上記の通りです。そうめんは1人前100gなので、食べる人数に合わせて調整してください。お湯の量の目安ですが、そうめんの重量の10倍が目安です。梅干しは無くても構いませんが、1粒入れるだけでそうめんのコシが良くなります。そうめんの食感を良くする為に、氷水は必ず準備しておきましょう。
手順
まず、鍋にお湯を沸かします。沸騰したら梅干しを種ごと1粒加えましょう。次にそうめんを扇形に広げながら鍋に入れます。そうめん同士がくっつかないように箸で軽くかき混ぜましょう。麺がほぐれたら混ぜるのをやめて、お湯の対流に任せましょう。茹で時間はそうめんの袋に表記された通りに茹でます。吹きこぼれそうになっても差し水はせず、火を弱くすることで吹きこぼれを防ぎましょう。
そうめんが茹で終わったら、ザルに移して水でしっかり洗いましょう。ぬめりや余分な塩分を落とすことで、そうめんがより美味しくなります。水洗いが終わったら数秒だけ氷水に入れて締めましょう。氷水に長時間浸けてしまうと、小麦粉の甘みや香りが失われる上に水の臭みが移ってしまうので、すぐに上げることを心がけましょう。
もしもそうめんを茹で過ぎてしまった場合は、氷水で締める時間を少し長くしましょう。氷水に浸けることで、茹で過ぎて柔らかくなりすぎたそうめんを引き締め、食感を良くしてくれる効果があります。この場合も氷水に浸けすぎると小麦粉の味が失われ、そうめんの味が落ちてしまうので、できるだけ早くに氷水から上げるようにしてください。
そうめんの茹で方のコツは?
ここで、そうめんの茹で方のコツについて解説します。美味しいそうめんは基本の茹で方を守るだけでも作れますが、いくつかのコツを知って実践すれば更に美味しいそうめんを茹でることができるようになります。そうめんの量とお湯の量の関係や差し水の有無、梅干しを入れる理由を知って、より美味しいそうめんを茹でましょう。
お湯はたっぷり
そうめんの茹で方で大事なのが、お湯の量です。お湯の量が少ないとそうめんが上手く広がらずにくっついてしまったり、お湯の対流が起きずにそうめんが回らず火の通りにムラが出てしまいます。お湯の量はそうめんの重量の10倍を目安に、たっぷりと沸かしてください。
差し水はしない
そうめんを茹でる際に差し水をしてしまうと、お湯の温度が下がってそうめんのうま味が流れ出たり、うま味を引き出すことができないという問題が起こります。お湯が吹きこぼれそうになった時は、差し水はしないで火を弱くしたり、泡を取り除くことで対応してください。
火加減で吹きこぼれを止めるのは、差し水で吹きこぼれを止めるよりも時間がかかります。その為、吹きこぼれる寸前で火を弱くするのではなく、早めに火を弱めることで対応してください。また、鍋が小さいとすぐに吹きこぼれてしまうので、そうめんを茹でる際は必ず大きな鍋を使うようにしてください。
梅干しを使った裏技
そうめんを茹でる際に梅干しを入れると、コシが強くなります。梅干しに含まれるクエン酸がそうめんのコシを強くしてくれるので、美味しいそうめんに仕上がります。梅干しの量は、お湯10リットルまでは1粒で構いません。酸っぱい味を付けるのが目的ではないので、梅干しの量は少なくしましょう。また、そうめん以外でもうどんやひやむぎなど、小麦粉で作られた麺であれば同じように梅干しを入れることでコシが出ます。
茹で時間30秒マイナスの裏ワザ
そうめんの基本の茹で時間は、袋に表記してある通りです。1人前100gに対し1分30秒から2分が目安ですが、最近では茹で時間を30秒短くした「フミヤスタイル」や、そうめんを30秒だけ茹でた「針金スタイル」なども注目を集めています。
30秒短い針金スタイルとは
そうめんの茹で方として、「針金スタイル」があります。針金スタイルはそうめんを30秒だけ茹でるという茹で方です。30秒しか茹でていないので非常に固く、口の中を傷付けてしまう可能性もあります。また、針金スタイルは流しそうめんなど、そうめんを茹でた後長時間水に触れさせることには適していますが、そのまま食べるには固すぎる為あまり適していません。
そうめんの茹で時間は基本的に袋に表記してある通りですが、最近では茹で時間を30秒短くした「フミヤスタイル」という茹で方が人気を集めています。ミュージシャンの藤井フミヤさんがテレビ番組でそうめんへの愛を語り、その際に登場したのが「表示されている最短茹で時間より30秒短く茹でる」というフミヤスタイルです。
藤井フミヤさん曰く、そうめんは本来コシを味わうものなので、表示時間通りに茹でるとコシが無くなってしまうそうです。最短表示時間よりも30秒短く茹でることで、そうめん本来のコシを楽しめるようにしています。このフミヤスタイルはそうめんが好きな方の間でも人気の茹で方となり、今では多くのそうめんファンがフミヤスタイルでそうめんを楽しんでいます。
針金スタイルを試した結果は?
「針金スタイルでそうめんを茹でたけど、固すぎて食べられない」「針金スタイルでも食べられないこともない…けど固すぎて美味しくない」「針金スタイルは藤井フミヤが言っていた茹で方の間違い、固すぎて食べられない」「針金スタイル、にゅうめんにしても微妙に固いからおすすめしない」「針金そうめんを食べたら口の中が痛い」など、針金スタイルは固すぎるらしく、不評のようです。
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— K (@k_aono7) July 7, 2016
フミヤスタイルそうめん(表示の最短茹で時間マイナス30秒)美味しいよ。ものによっては1分で茹で上がるから楽〜
「昔テレビで藤井フミヤが言ってた茹で方でそうめんを茹でたらすごく美味しい」「ググって出て来たフミヤスタイルでそうめん。麺がしっかりしていて美味しい」「フミヤスタイル、そうめんのチュルッとした感じは弱いけどコシがあって美味しい。次からもこの茹で方で良いかも」「元々そうめんは短めに茹でる派だけど、フミヤスタイルは美味しいからオススメ」など、フミヤスタイルはかなり高評価でした。
そうめんのベストな茹で時間を知って美味しく食べよう!
いかがでしたか?そうめんは茹で方や茹で時間によって味や食感の変わる食べ物です。基本的には袋に書いてある通りに茹でれば美味しく食べられますが、お湯の量や差し水をしないことなど、細かなコツに気を配ることでより美味しいそうめんを楽しむことができるようになります。針金スタイルやフミヤスタイルなど様々な茹で方も確立されてきているので、ぜひ色々な茹で方でそうめんを楽しんでみてください。