シャインマスカットのカロリーと糖質は？栄養素や食べ方・美容効果も！

シャインマスカットは、「安芸津21号」に「白南」を交配して作られたぶどうの品種です。様々なぶどうの中でも特に人気の高い品種で、色鮮やかな黄緑色で甘みが強いのが特徴です。

2006年に登録されたばかりシャインマスカットは、その美味しさと食べやすさで瞬く間に人気のぶどうとなりました。栄養が豊富で美容やダイエットにも効果があると言われており、そのまま食べるだけでなく甘みを生かしてスイーツにするのも人気があるようです。

シャインマスカットの旬は、8月から9月下旬です。ハウス栽培のシャインマスカットは早いものだと6月下旬ごろから収穫されていきます。ハウスものは7月中旬が出荷の最盛期になり、8月中旬には露地栽培のシャインマスカットが販売され始めます。栽培場所にもよりますが、遅いもので10月初旬まで販売されているようです。

シャインマスカットの味の特徴は、何と言ってもその甘さにあります。糖度が18～20度と非常に高く、果汁がジューシーで酸味が控えめなのも特徴です。またシャインマスカットは1粒が大きく、4～5粒食べるだけでも十分な満足感が得られます。皮が非常に薄いのも特徴で、渋みも少ないため皮も丸ごと食べるのがおすすめです。

シャインマスカットのもう1つの特徴として、種がないということが挙げられます。皮にハリがあり、子供でもパクっとそのまま食べられるのでデザート代わりにも最適です。手が汚れることもなく、さっと水洗いして食卓に出せるのも人気の秘訣のようです。

シャインマスカットは1房が300～400gほどあります。1粒が8～9gとするとカロリーが約5～5.5kcalとなります。1房食べても180～200kcalとかなり低カロリーなぶどうであるのがわかります。ダイエット中に甘いものが食べたいときもカロリーを気にすることなく食べられるでしょう。

シャインマスカットは低カロリーであることがわかりましたが、1粒あたりの糖質量はどのくらいなのでしょうか？実はシャインマスカットは、糖度が高い分糖質も高くなるようです。

シャインマスカット100gあたりに17～20gもの糖質が含まれており、1粒を8～9gで計算すると、1粒あたりに1.5g前後の糖質を含んでいることになります。1房300gのシャインマスカットを食べれば50～60gもの糖質を摂取することになるので、糖質制限ダイエットをしている方は気をつけるようにしましょう。

シャインマスカットは低カロリーなフルーツですが、糖質の高さを考えると食べ過ぎには注意が必要です。糖質制限ダイエットをしている方はもちろんのこと、そうでない方も食べ過ぎると糖尿病などのリスクが高まります。食べる分だけ洗って皿の上に盛りつけるなど、食べ方を工夫すると安心です。カロリーが低いため、ダイエット中に甘いものが食べたくなったときに少量食べるという食べ方もおすすめです。

シャインマスカットに含まれる糖質には、果糖やブドウ糖などがあります。ブドウ糖は脳で唯一のエネルギーになる成分で、脳の働きを維持するのに欠かせない栄養素とも言われています。集中力を高める効果があるため、勉強や仕事を効率的に行うためにも必要不可欠な成分です。朝は頭がぼーっとして働かないという悩みがある方は、朝食に低カロリーなシャインマスカットを食べると1日のスタートが気持ち良く切れるでしょう。

カロリーの低いシャインマスカットには、美容やアンチエイジング効果のあるポリフェノールも多く含まれています。ポリフェノールは強い抗酸化作用があり、体のサビや老化を防いでくれると言われています。肌のターンオーバーを促す効果もあるため、健康的な肌の状態を保つためにも定期的に摂取を心がけると良いでしょう。

ビタミンB6は、タンパク質と脂質からエネルギーを作り出したり、皮膚や粘膜の健康維持に必要な栄養成分です。皮膚などを健康に保つほか、髪の毛や歯の健康維持にも作用があるようです。また免疫を正常な状態にすることから、アレルギーに効果があるとも言われています。

神経機能を正常に保つ作用もあるため、イライラやうつの改善も認められるようです。妊娠中のつわりの原因の1つにビタミンB6不足があり、シャインマスカットを食べて栄養を補うことでつわり症状の緩和も期待できるでしょう。低カロリーなシャインマスカットは、健康や美容の様々な面に良い効果が期待できると考えられます。

シャインマスカットの皮にはレスベラトロールという栄養成分が含まれています。レスベラトロールとは、ポリフェノールの一種で植物が紫外線や病原菌から自らを守るための防御成分です。シャインマスカットの果肉にもポリフェノールが含有していますが、レスベラトロールはさらに強い抗酸化作用を持っています。細胞の酸化を防いで肌のハリを改善し、ターンオーバーを正常にすることで肌を健康な状態に戻す美容効果が期待できます。

さらにシミやニキビの予防、肌荒れを改善するとも言われており、美容が気になる方には特におすすめの栄養成分です。血糖値のコントロールや血流を良くする作用もあるため、生活習慣病の予防にも効果が期待されています。

低カロリーなシャインマスカットは、皮にも栄養成分が豊富に含まれているため丸ごと食べるのが効果的な食べ方と言えます。また糖度が高いという特徴を生かし、スイーツ作りに利用するのもおすすめです。シャインマスカットは傷がつくと傷みやすいので、食べる直前に食べる分だけ水洗いするようにしましょう。またカロリーが低いため、スイーツに使用すると全体のカロリーを抑えることもできるでしょう。

健康や美容、ダイエットのためにフルーツを使ってスムージーを作る方も多いのではないでしょうか？シャインマスカットはカロリーが低く甘みが強いので、どんな食材に合わせても美味しいスムージーを作ることができます。

さっぱりした味わいのスムージーが好みなら、シャインマスカット4～5粒、小松菜、りんごなどを水と一緒にミキサーで攪拌するだけで低カロリーなスムージーが作れます。アボカドを加えるとまろやかな味わいに、ヨーグルトを加えると酸味がプラスされて味の変化が楽しめます。比較的カロリーも低いため、朝食代わりにも最適です。

手軽に食べるなら、シャインマスカットを凍らせるだけの食べ方がおすすめです。フルーツに含まれる果糖は、温度が低くなると甘みが強く感じられます。そのため、シャーベットにするとより甘みが増し美味しくなるのです。房から外して水洗いし、水分を拭き取ったものを冷凍庫で1晩凍らせると美味しいシャインマスカットのシャーベットが簡単に作れます。

粒が大きく綺麗な緑色をしているシャインマスカットは、ケーキやタルトのトッピングにも最適です。ショートケーキに丸ごと飾ると、インパクト抜群の仕上がりになります。タルトなどの大きなスイーツには、半分にカットして断面を見せるようにトッピングすればSNS映えするようなタルトを作ることもできます。

シャインマスカットの甘さを利用してゼリーを作っても良いでしょう。牛乳を使ったゼリーをグラスの下に入れ、上にマスカットフレーバーのゼリーを冷やし固めると2層のおしゃれなゼリーを作ることも可能です。シャインマスカットは、そのままのせてボリュームを出すのがおすすめです。仕上げにチャービルやミントを飾ると可愛い仕上がりになります。

シャインマスカットは、カロリーが低く、様々な栄養成分が豊富に含まれています。糖度が高いので、その分糖質も高くなりますが食べ過ぎにさえ気をつければ心配はありません。美容や健康のためにも効果的に摂取するのがおすすめです。そのまま食べる以外にスイーツにアレンジしたりと、食べ方も工夫して美味しいシャインマスカットをぜひ楽しんでください。