とちおとめの特徴は?旬の時期から食べ方・保存方法まで紹介!

とちおとめは、栃木県で生まれたいちごの品種です。とちおとめの特徴は、大粒で甘みが強いことです。あまおうとよく似ていますが、とちおとめとあまおうは違う品種です。この記事では、とちおとめについてまとめています。とちおとめの旬や保存方法、美味しいとちおとめの見分け方や食べ方、あまおうとの違いについても解説しているので、いちごが好きな方はぜひチェックしてみてください。

とちおとめの特徴は?旬の時期から食べ方・保存方法まで紹介!のイメージ

目次

  1. 1とちおとめは魅力が詰まったいちご!
  2. 2とちおとめの食べ方
  3. 3とちおとめの保存方法
  4. 4とちおとめは大粒甘くてみんな大好き!

とちおとめは魅力が詰まったいちご!

とちおとめは、栃木県で誕生したいちごの品種です。とちおとめは大粒で甘みが強く、程よい酸味が特徴の品種です。この記事では、とちおとめについてまとめています。とちおとめの旬や保存方法、美味しいとちおとめの見分け方や食べ方、同じく人気の品種であるあまおうとの違いについても解説しているので、いちごが好きな方はぜひチェックしてみてください。

とちおとめの旬と産地

とちおとめの旬は、11月から5月です。旬の中でも、2月から4月が最もとちおとめの出荷量が多く、味が良くなっています。美味しいとちおとめを食べたいのであれば、2月から4月の旬の時期に購入しましょう。旬を逃してしまうととちおとめの流通は少なくなってしまうので、とちおとめを食べたい方は旬の時期に購入するようにしましょう。

とちおとめの産地は、栃木県が最も多くなっています。とちおとめを栽培しているのは主に栃木県で、栃木県の隣である茨城県でも多く栽培されています。他にも、千葉県や愛知県でもとちおとめが栽培されています。とちおとめはとても人気の高い品種で、現在では日本のいちごの中で最も多く作られている品種となりました。主に関東で消費されているので、関東で購入できるいちごの多くはとちおとめです。

とちおとめの味や特徴

とちおとめの特徴は、甘みが強く粒が大きいことです。とちおとめは糖度が高いものの、程よい酸味があり食べやすいのが特徴で、その味の良さから人気の高い品種です。とちおとめの見た目の特徴は、鮮やかな赤い色と円錐型の果実です。贈答用の場合は特に色や形、大きさを厳しく選別しているので、とちおとめの特徴である粒の大きさや円錐型の果実、鮮やかな赤色が際立ちます。

とちおとめの品種について

とちおとめは、平成8年に品種登録されたいちごです。「久留米49号」と「栃の峰」といういちごをかけ合わせて作られた品種で、登録されてからわずか8年で生産量日本一にまで登りつめたという大きな実績を持ついちごです。とちおとめが登録される前は、栃木県では「女峰」といういちごが主力の品種となっていましたが、とちおとめの方が美味しい上に粒が大きく人気になったので、とちおとめが主力になりました。

とちおとめとあまおうの違い

とちおとめとあまおうは、どちらも人気の品種ですが、この2つは全く違います。まず、とちおとめは「とちおとめ」という品種のいちごですが、あまおうは「福岡S6号」という品種のいちごだという違いがあります。とちおとめは品種名あまおうは商標だという違いがあるので、種苗法での扱いが全く異なっています。

種苗法では、作物の新しい品種を商標登録する際は品種名とは別に商標名を考えて登録をしなければならないと定められています。つまり、とちおとめはとちおとめという品種なので、とちおとめ以外の品種を「とちおとめ」という名前で販売することができません。それに対し、あまおうは福岡S6号の商標なので、福岡S6号以外の品種でもコンセプトさえ合えば「あまおう」として販売することができるという違いがあります。

とちおとめとあまおうは、味や見た目にも違いがあります。とちおとめは円錐型の果実が特徴ですが、あまおうはとちおとめよりも大きく、また果実は円錐型ではなく丸みが強いのが特徴です。味も、とちおとめは糖度が高く程よい酸味を持っていますが、あまおうは果肉が固めで果汁が多く、味が濃いという違いがあります。

とちおとめの食べ方

ここで、とちおとめのおすすめの食べ方を紹介します。とちおとめは味が良いのでそのまま食べても美味しいですが、食べ方を変えることで違う味わいを楽しむこともできます。ぜひ、とちおとめを様々な食べ方で味わってみてください。

とちおとめはそのまま食べて堪能

とちおとめは、そのまま食べてもたっぷりの果汁と強い甘み、程よい酸味を楽しむことができます。果肉がしっかりとしているので歯ごたえがあるのも、とちおとめの特徴です。新鮮なとちおとめは甘い香りがするので、香りのある新鮮なとちおとめはヘタを取って洗い、そのまま食べるのがおすすめの食べ方です。

練乳やミルクで優しい味わい

とちおとめはそのまま食べても美味しいいちごですが、やや甘みが足りない場合などは練乳を付けて食べるのがおすすめです。器に盛りつけたとちおとめに練乳をかけてフォークを添えれば、来客時のおもてなしにも使えます。また、とちおとめに牛乳をかけて、フォークで潰しながら食べることで優しい味わいのいちごミルクにもできます。酸味が強い場合などにおすすめです。

冷凍して贅沢シャーベット

とちおとめを買って来てすぐに食べない場合は、冷凍してシャーベットとして食べましょう。とちおとめを洗ってから水気を拭いてヘタを取ってからジップロックなどに入れて空気を抜き、冷凍庫へ入れて凍らせましょう。冷蔵庫で半解凍してから食べれば、濃厚ないちごシャーベットとして食べることができます。

ケーキなどのお菓子に活用

とちおとめは味と香りの強い品種です。その為、ケーキなどのお菓子作りに活用しても美味しく食べられます。そのままケーキのトッピングにしても使えますし、潰して焼き菓子の生地に混ぜ込む、ゼリーやババロアに使っても美味しいスイーツになります。餅とあんこで包めばいちご大福にもなるので、様々な食べ方が楽しめます。

とちおとめの保存方法

ここで、とちおとめの保存方法について解説します。とちおとめは他のいちごに比べても日持ちしやすい品種ですが、保存方法を間違えてしまうと傷むのも早くなってしまうので、正しい方法で保存するようにしましょう。

とちおとめの美味しいものの見分け方

美味しいとちおとめの見分け方ですが、まずは色を見ましょう。とちおとめは赤い物の方が美味しいので、ヘタの周辺までしっかり赤くなったものを選びましょう。先端だけが赤いものやヘタの周辺が白いものは熟しきっていないので、とちおとめ本来の味わいは楽しめません。色以外の見分け方は、香りです。新鮮なとちおとめは甘い香りがするので、甘い香りのするとちおとめを選ぶようにしましょう。

とちおとめの見分け方は他にも、ヘタがあります。ヘタが濃い緑色で反り返っているものが新鮮なとちおとめです。ヘタが変色したものやしおれているものは収穫されてから時間が経っているので、ヘタも美味しいとちおとめの見分け方として大事なポイントです。パックの上だけでなく、底の方もキチンと見て美味しいとちおとめかどうか見分けて購入しましょう。

また、とちおとめの見分け方として形や大きさを挙げる人もいますが、自宅用であればそれらにこだわる必要はありません。形と大きさやとちおとめの味には関係が無いので、小粒でやや形の悪いとちおとめでも美味しく食べられます。ただし、果肉に傷のあるものや潰れてしまったものは傷むのが早いのでできるだけ避けましょう。

とちおとめは丁寧に保存して長持ち

とちおとめは基本的に保存に向いていません。とちおとめを始め、いちごは乾燥に弱い上に、いちご同士がぶつかって傷が付くとそこから傷んでしまうので、そのまま冷蔵庫に入れてしまうと保存期間が短くなってしまいます。とちおとめの保存方法ですが、パックから出してお皿に移し、ヘタを下にしてラップをかける方法がおすすめです。いちご同士をくっ付けず乾燥しないようしっかりラップをしましょう

とちおとめを保存する際、水洗いはしないでください。いちごは洗ってしまうと雑菌が繁殖しやすくなってしまうので、洗ってから保存すると黒ずんでしまったり傷んでしまいます。また、ヘタを取るとそこから傷んでしまうので、ヘタを取らず洗わずにお皿に並べてラップをして冷蔵庫に入れて保存しましょう。冷蔵庫の中でも野菜室は温度が高くカビや細菌が繁殖しやすいので、野菜室以外の場所で保存しましょう。

鮮度長持ちツルつきのとちおとめがある?

いちごの中には、ツル付きの状態で販売されているものがあります。ツル付きの状態だと果実に触れずに収穫や出荷ができるので、いちごの果肉に傷が付きづらく鮮度をより長持ちさせることができます。茨城県では「バインベリー」という名前でツル付きのいちごを販売していますが、バインベリーの品種はとちおとめとなっています。

Thumbいちごの保存の仕方と日持ち期間は?常温や冷蔵庫で長持ちさせる方法! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

とちおとめは大粒甘くてみんな大好き!

いかがでしたか?とちおとめは、まだ新しいもののとても人気のある品種です。その味の良さから広く愛され栽培量の多いいちごなので、誰しもが食べたことのあるいちごです。そのまま食べても美味しいとちおとめですが、練乳を付けたりお菓子作りに活用するなど様々な食べ方ができるので、ぜひ色々な楽しみ方でとちおとめを味わってみてください。

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