いちごの保存の仕方と日持ち期間は?常温や冷蔵庫で長持ちさせる方法!

いちごを上手に保存して、一年を通して美味しく食べられるようになりましょう。生のいちごを新鮮に長持ちさせるコツや、冷蔵庫保存で気をつけるべき注意点などを紹介しています。セミドライいちごやいちごジャム、シロップ漬けなど、生のいちごだけでなく、加工しても美味しい、いちごの保存方法を紹介しています。冷凍保存すると一年長持ちする加工方法もあり、いちごを保存するなら知っておきたいことばかりです。

いちごの保存の仕方と日持ち期間は?常温や冷蔵庫で長持ちさせる方法!のイメージ

目次

  1. 1いちごの日持ち期間と見分け方
  2. 2保存するいちごの扱い方
  3. 3いちごを長持ちさせる保存方法とは
  4. 4いちごの常温保存
  5. 5冷蔵庫でいちごを保存する
  6. 6いちごの冷凍保存
  7. 7いちごジャムにして保存
  8. 8いちごのセミドライ保存
  9. 9いちごのシロップ漬け保存
  10. 10まとめ:いちごの保存方法はバリエーション豊富!

いちごの日持ち期間と見分け方

いちごは、12月くらいからマーケットで売り始められ、5月くらいまで店頭に並べられます。どこのマーケットでも目に留まりやすい店先に並べられます。その理由のひとつには、日持ちせず、鮮度が落ちやすいフルーツなので、入荷したら早く売り切りたいのがお店側の気持ちではないでしょうか?では、いちごはどれくらい日持ちするのでしょうか?

いちごを美味しく食べられる期間

野菜やフルーツの中には、収穫後にも徐々に追熟していくものと、収穫後は追熟せず、徐々に鮮度が落ちていくものがあります。品種にもよりますが、ほとんどの品種のいちごは後者に当たるので、収穫後なるべく早めに食べたほうが新鮮で美味しく食べられます。なので、イチゴ狩りや家庭菜園では、もぎ取ってすぐに食べることができるので、熟したいちごを選んで、一番美味しい時に食べることができます。
 

また、店頭などでいちごを選ぶ時には、いちごはその状態より対熟しないので、好みの熟れ具合のものを選ぶと良いでしょう。買ってすぐに食べない場合は、良い状態で保存できるように、熟れすぎていないものを選んで、きちんとした保存の仕方をすると、冷蔵庫で3~5日程度まで保存が可能です。
 

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美味しいいちごの見分け方

美味しいいちごの見分け方のポイントがいくつかあります。まず、いちご全体が均一に赤く色づいていて、香りが良いものは、日光によく当たって育った、甘味を持ったいちごになります。いちごの表面のつぶつぶがしっかりと出ていることも、美味しいいちごの特徴になります。また、へたがくたびれておらず、色よく、ハリのあるものが鮮度が良いいちごになります。

 

いちごを保存するときは、鮮度が良く、傷のないいちごを選ぶことで、保存期間が長くなります。美味しいいちごのポイントを押さえて、好みのいちごを選ぶようにしましょう。カップなどの容器に入ったいちごは、上側からだけでなく、底側からも傷んだりしていないか見ると良いでしょう。
 

保存するいちごの扱い方

野菜やフルーツの中でも、追熟せず鮮度の落ちやすいいちごは、どのような保存が向いているのでしょうか?美味しさを損なわずに、保存するにはどのようなことに注意すれば良いのでしょうか?保存の仕方によって長期間の保存も可能になります。いちごの扱い方を覚えておきましょう。
 

保存の絶対条件!

いちごは、とてもデリケートなフルーツです。そのため、扱い方を間違えるとすぐに傷んだり、美味しさが抜けてしまう原因となるので注意が必要です。保存するときに守るべきことは、大きく分けて二つあります。いちごを水に濡らさないことと、なるべく一粒ずつが重ならないように接触を少なくすることです。

 

いちごの保存方法は他の野菜やフルーツと同じように、いろいろな方法があります。いちごをなるべく長い期間楽しめるように、保存方法を工夫して、美味しく頂きましょう。

いちごを長持ちさせる保存方法とは

扱いがデリケートないちごですが、同じ形状の野菜やフルーツと似た保存方法で、長持ちさせることができます。皮で覆われている種類の野菜やフルーツとは違い、いちごの表面は皮で覆われていないので、その分傷みやすさは避けられませんが、ちょっとしたことを気をつければ、傷みずらくすることができます。


 

いちごは、水分が付いているとすぐに傷んできますので、他のいちごとの接触をさけるためにも、買ったときのパックに入れたままの状態で置いておくのは避けましょう。また、乾燥すると鮮度が落ちやすいので、乾燥しないように保存することのも大切です。
 

いちご狩りなどで収穫したいちご

マーケットで買ういちごは、収穫後からいちごの芯まで冷やされるよう低温保存され、お店に並べられます。いちご狩りや、家庭菜園で収穫したいちごは、収穫してから常温期間が長く、いちごを芯から冷やすことなく保存するので、マーケットで買ったいちごより、鮮度が落ちやすく日持ちしにくいので注意しましょう。

いちごの常温保存

いちごはそのままの状態で、常温保存することは向いてません。いちごの適切な保存温度は3~5度になりますので、冷蔵庫保存が適しています。常温で保存したい場合にはどのように保存すると良いのでしょうか?
 

常温保存のポイント!

パックや袋に入ってるいちごは、そっと取り出して、重ならないようにへたを下向きにして並べて、冷暗所に置きましょう。水洗いせずそのままの状態で置くことが大切です。傷んでいるいちごは取り除きます。接触に弱いので、あまり触らずにいちご同士が重ならないようにしましょう。乾燥を防ぐために、ラップやキッチンペーパーなどをかぶせて保存しておくと良いでしょう。

常温保存できる期間

常温保存できる期間はとても短く、長持ちするよう注意して保存しても、夏の暑い時期などは一日もたない場合があります。冬の寒い時期などは、2~3日くらいの期間になります。熟れ具合にもよりますが、いちごは適した保存温度が狭く、3~5度と低いので、冷蔵庫に保存することが適しています。

冷蔵庫でいちごを保存する

常温保存に向いていないいちごですが、冷蔵庫で保存するには、どのようなことに注意して保存すると良いのでしょうか。

冷蔵庫保存するポイント!

常温保存の時と注意する点はあまり変わりません。パックや袋に入っているいちごは取り出し、傷んでいるいちごを取り除きます。いちごは洗わず、水分が付いていたらそっとキッチンペーパーなどに吸収させましょう。冷蔵庫は乾燥しやすいので、ラップやキッチンペーパーなどで包み密閉容器に保存します。

容器に入れるときは、へたを下側にし、いちご同士が重ならないように置きます。いちごは先端の方が熟していて、甘みもあり美味しいのですが、傷みやすくもあります。また、へたを取らずにそのままの状態で、保存することで、乾燥を防ぎます。冷蔵庫に野菜室があれば、一定の温度を維持しやすい野菜室に保存すると良いでしょう。

冷蔵庫の冷蔵室に保存した場合、冷蔵庫の開け閉めなどで、温度変化が激しいといちごが冷えなかったり、温度変化によって、冷えていたいちごの表面に水分が付き、傷む原因になります。野菜室がなく冷蔵室で保存する場合は、冷気が直接当たらない温度変化のしにくいところに置くと良いでしょう。野菜室での保存は、冷やしすぎることもなく一定の低温を維持し保存できるので、長持ちしやすいです。

冷蔵庫保存できる期間

冷蔵庫の野菜室でいちごを保存をすると、長ければ5日程度、保存が可能です。冷蔵室でも保存状態が良ければ、5日程度まで保存が可能です。野菜室に保存する場合も、開け閉めで温度変化の影響を受けにくいところに保存しましょう。美味しさは、どうしても少しずつ抜けていってしまいますので、なるべく早めに食べることをお勧めします。

冷蔵庫保存したいちごを食べるときは

水分を多く含んだ野菜やフルーツは、冷たすぎると、甘さを感じにくくなります。いちごも冷たすぎると甘さを感じずらいので、冷蔵庫に低温保存しているいちごを食べるときには、早めに冷蔵庫から出し、少し常温に置いてから食べると、甘さを感じ、より美味しく食べることが出来ます。いちごを洗うのは、食べる直前になります。洗い終わってから、へたを取り、食べましょう。

いちごの冷凍保存

いちごを長く楽しみたい場合は、冷凍保存をお勧めします。ただし、冷凍保存すると生の食感は味わえなくなりますので、注意してください。冷凍したいちごを解凍すると水分が出てきて、形が崩れるほどにやわらかくなります。また、甘さも減りますので、加工して食べる方法が適しています。

冷凍保存できる期間

上手にいちごを冷凍保存できると、1、2ヶ月の長期保存が可能になります。生のいちごのような風味は損なわれてしまいますが、加工して美味しく食べましょう。凍らせたまま使う場合は、凍ったままミキサーにかければ、スムージーになります。また、半解凍すれば、シャーベットのように食べることもできます。

いちごの冷凍保存の仕方

いちごを洗い、へたを取ります。傷んだいちごは取り除きましょう。いちごの水気をふき取り、密閉できる袋に入れて保存します。いちごを袋に入れた後に、いちごに砂糖を振り掛けると凍ったいちご同士がくっつきにくくなります。また、冷凍保存すると甘さが落ちるので、甘み足しにもなります。

カットしたいちごを冷凍保存することもできます。いちごをそのまま冷凍保存するときと同じように、水気をとり、好きな形にカットして密閉袋に入れます。密閉袋に入れるときは、なるべく空気を抜いた方が良いので、ストローなどで空気を吸いだすようにして閉じると良いでしょう。

冷凍保存するときに、いちごを薄くカットしたり、細かく刻んでおくと、食べる時にシャーベット状で食べやすく、またヨーグルトなど何かに混ぜて合わせて食べやすくなります。ジャムなどに加工する場合にも、カットして冷凍保存すると、常温で早く解けやすいので扱いやすくなります。

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いちごジャムにして保存

いちごを大量に手に入れた時などは、ジャムにして保存すると長持ちします。いちごが安く買えるときに多めに買い、手作りのいちごジャムを作っても良いでしょう。ジャムにするいちごは生のままでも、冷凍保存したいちごでも作ることができます。甘さを好みに調整でき、果肉を残したり潰したり、自分好みのジャムを作れるので、手作りしてみるのも良いでしょう。

いちごのジャムの作り方

いちごのジャムは簡単に作ることができます。使う材料は、いちごの他には、砂糖とレモン汁のみです。鍋でコトコト煮ても、大して時間はかかりません。レンジで作ることもできます。鍋での作り方は、生のいちごの場合は、いちごを洗い、へたをとります、ごろっといちごの粒を残したい場合はそのままか、半分くらいにカットして使うと良いでしょう。

鍋にいちごを全部入れ、砂糖はお好みで入れ、中火から弱火でコトコト煮つめていきます。砂糖は後から足していけるので、途中で味を見ながら、足していくと良いでしょう。量にもよりますが、灰汁を取りながら、20分くらい煮詰めるとトロッとしたいちごジャムができます。後は好みで煮詰め具合を調整していきます。レモン汁を火を止めて最後に小さじ1くらい入れます。色味出しと防腐の役目を果たします。

いちごにはペクチンという固まる成分が入っているので、煮詰めるほどにとろみが深まります。レンジでの作り方は、いちごと砂糖を耐熱容器に入れ、様子を見ながら数分ずつレンジにかけ、かき混ぜながら仕上げていきます。鍋で作ると、部屋中にいちごの甘い香りが漂ってきて楽しめます。荒熱がとれたら、消毒した密閉ビンに入れます。

冷凍保存していたいちごでジャムを作る場合は、常温で半解凍させてから、お鍋に入れます。その後の工程は生のいちごと同じです。冷凍保存していたいちごは、崩れやすいので、生のときよりも早く出来上がります。風味は生のいちごの方が強くなります。

いちごジャムの保存期間

いちごジャムを作るときの砂糖の量で変わってきます。大目に入れる程、砂糖が防腐剤の役割をするので保存期間が長くなります。少なく入れていても、数ヶ月は保存可能です。常温でも保存できますが、冷蔵庫で保存した方が傷むのを遅らせることができます。雑菌が入るとカビなどが生える原因となりますので、きれいなスプーンなどでジャムをすくうようにしましょう。

いちごのセミドライ保存

いちごをセミドライにすると、生とは違った美味しさを味わえます。セミドライいちごは、そのまま食べても美味しいですが、グラノーラに混ぜて使ったり、パンを作るときに一緒に練りこんだりしても、美味しく食べれます。

セミドライいちごの作り方

使う材料はいちごとグラニュー糖になります。いちごを洗ってからへたを取り、ボールに入れます。いちごの半分の量のグラニュー糖をいちごにまぶして、冷蔵庫で一晩置きます。いちごの水分が出てきます。ボールの中身を全て鍋に入れて、灰汁を取りながら沸騰させ、5分程コトコト煮ます。半日程、そのままおきます。

半日程おいたら、いちごだけを取り出し天板に並べます。残った水分はシロップになっているので、炭酸で割ったりして美味しく飲むことができます。110度の温度で40~50分程、乾燥させます。後はお好みで自然乾燥させると良いでしょう。一晩自然乾燥させたら、いちご同士を離した状態で一度冷凍させ、その後、密閉容器や密閉袋にまとめて入れて冷凍保存します。

セミドライ保存できる期間

いちごをセミドライにして冷凍保存すると一年程、保存可能になります。大量にいちごを入手したときには、セミドライ保存すると手軽に食べれるので、便利です。冷蔵庫保存の場合は、一週間くらいで食べきりましょう。

いちごのシロップ漬け保存

いちごの倍量の砂糖で、いちごを漬けますので、冷蔵庫保存すれば、数ヶ月保存が可能です。炭酸やミルクなどで割って飲んだり、漬けたいちごはジャムのように使ったりすると美味しく食べれます。材料は、いちごと砂糖、レモン汁になります。

いちごのシロップ漬けの作り方

いちごを洗って、へたを取り、水気をふきます。ボールなどにいちごを入れ、倍量の砂糖を入れて混ぜ合わせます。消毒した密閉ビンに、混ぜ合わせたものを入れます。そこにレモン汁をかけます。蓋をして冷暗所に置きます。時々、振って混ぜ合わせると良いでしょう。2週間程で、シロップといちごがわかれ、シロップがイチゴ色になると出来上がりです。

シロップ漬けができたら、シロップといちごは分けて、シロップは冷蔵庫保存します。いちごは、保存せずに、ジャムなどに使って一週間くらいで食べましょう。シロップは密閉容器に入れ、清潔に扱えば、半年から1年程保存が可能です。

まとめ:いちごの保存方法はバリエーション豊富!

いちごは傷みやすいフルーツですが、保存方法によって、一年を通して美味しく食べることができます。常温保存は向きませんが、冷凍保存や冷蔵庫保存することで長持ちします。生のままのいちごだけでなく、清潔に保つよう、上手に加工保存して、いちごを長く楽しみましょう。

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