しらたきのカロリーは一袋でいくら?ダイエット効果と食べ方を紹介!
しらたきはカロリーが低く食物繊維が豊富なことから、様々なダイエット食品に利用されています。しかし、ただしらたきを食べるだけでは十分なダイエット効果は得られません。そこで、この記事にはしらたき一袋分のカロリーやダイエットに効果的な食べ方、しらたきを使ったダイエットの方法や注意点についてまとめてみました。しらたきのカロリーや糖質、ダイエットに興味のある方はぜひチェックしてみてください。
しらたきのカロリーを紹介
冬の鍋物の定番のしらたきは、とてもカロリーが低く食物繊維が豊富な食材です。その為、しらたきは様々なダイエット食品に利用されています。しかし、ただしらたきを食べるだけでは十分なダイエット効果は得られません。そこで、この記事ではしらたき一袋分のカロリーやダイエット方法、効果的な食べ方や注意点についてまとめてみました。しらたきを使ったダイエットに興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。
しらたきってどんな食べ物?
しらたきとは、こんにゃくの一種です。こんにゃく芋を原料として作られたこんにゃく製品の一つなので、こんにゃくと同じようにカロリーが低く食物繊維が豊富であることが特徴となっています。しらたきはこんにゃくと同じように、こんにゃく芋の粉を水に溶かしたものに水酸化カルシウムを加えた生地からできています。こんにゃくとの違いは、形状と色だけです。
しらたき一袋のカロリーと糖質
しらたき一袋分のカロリーは、およそ6キロカロリーとなっています。しらたきを含め、こんにゃくはその97%が水分でできているので、非常にカロリーが低いのが特徴です。糖質も一袋で0.1グラムと少ないので、糖質制限を行っている方にもおすすめの食材です。また、しらたきはこんにゃくと同じく「グルコマンナン」という食物繊維を多く含んでいるので、便秘の解消にも役立ちます。
しらたきに似た食品のカロリーと糖質
しらたきに似た食材として、マロニー株式会社から販売されているマロニーがあります。マロニーはじゃがいものでんぷんを原料にして作られた春雨です。マロニーは茹でると4倍から5倍に膨らむので、100グラム当たりのカロリーはおよそ70キロカロリーから90キロカロリーとなります。お米などに比べれば低カロリーですが、糖質はおよそ14.5グラムと高いので、糖質制限を行っている方にはおすすめできません。
また、しらたきに似た食材として春雨があります。春雨は茹でることで4倍から5倍に膨らむので、100グラム当たりのカロリーはおよそ80キロカロリーとなります。春雨はカロリーの低い食材ですが、炭水化物や糖質を多く含むという注意点もあります。その為、春雨ダイエットは失敗しやすいという口コミが多く書き込まれています。
しらたきに期待できるダイエット効果
ここで、しらたきに期待されているダイエット効果を紹介します。しらたきは非常にカロリーと糖質が低く、食物繊維を豊富に含んでいるのでダイエットに適した食材です。カロリーや糖質が少ないので栄養の無い食材というイメージを持たれがちですが、実はしらたきには様々な栄養素が含まれています。しらたきについて正しく知って、よりダイエット効果を高めましょう。
しらたきの食物繊維が便秘解消の効果
しらたきにはグルコマンナンという食物繊維が含まれています。グルコマンナンは不溶性食物繊維に分類される食物繊維の一種で、水分を吸って膨らむという性質を持っています。更に、水分を保持したまま腸へと進むという特徴を持っています。これにより腸に適度な刺激を与えて便通を促し、便秘を解消する効果があります。
しらたきのカルシウムが肥満を防止
人間の脂肪や血液の中に、ほんのわずかですがカルシウムが含まれています。この脂肪や血液に含まれるカルシウムが、肥満の原因になるとされています。人間の体は血中のカルシウム濃度を一定に保つ為に、カルシウムが不足すると脂肪に溜めていたカルシウムを血中へと取り入れます。この時に取り込まれたカルシウムが、脂肪を合成させる酵素を出してしまうので脂肪が増えるのだと言われています。
しらたきはカルシウムを多く含んでいるので、カルシウムを不足させません。カルシウムが不足しなければ脂肪からカルシウムを取り込むことも無いので、脂肪を合成させる酵素を出さず、結果として脂肪を減らすことにより、肥満を防止できる効果があるとされています。
しらたきは満腹感アップで食べ過ぎ防止効果
しらたきに含まれるグルコマンナンは、水分を吸って膨らむという性質を持っています。その為、食前にしらたきを食べることで食事量を減らしても十分な満腹感を得ることができる、それにより摂取カロリーが減るというダイエット効果が期待されています。主食をしらたきに置き換えるダイエットも効果的ですが、少量のしらたきを食べてから食事を摂り摂取カロリーを減らすダイエット方法もおすすめです。
しらたきダイエットの方法と注意点
ここで、しらたきダイエットの方法と注意点を紹介します。しらたきは低カロリーで様々なダイエット効果があるものの、間違った方法で食べてしまうと十分なダイエット効果を得られません。それどころか、しらたきだけでは栄養が足りずに栄養失調など健康上の問題を起こすこともあるので、正しいしらたきダイエットの方法としらたきダイエットの注意点を知っておきましょう。
下処理方法
しらたきを食べる際は、必ず下処理をしましょう。しらたきにはこんにゃく特有の匂いがあるので、アク抜きをすることで食べやすくなります。アク抜きの方法は、しらたきの水を切って塩大匙2を振りかけて揉み、お湯で5分茹でて冷水で洗うだけです。それでも匂いが気になる場合は、塩をかけたあとに5分ほど置いてから茹でるようにしましょう。
また、しらたきは乾煎りすることで味を染み込みやすくして美味しく食べることができるようになります。方法も簡単で、フライパンにしらたきを入れて中火で乾煎りして水分を飛ばすだけです。ただし、乾煎りをしたしらたきは油や調味料を吸い込みやすくなるので、しらたき自体のカロリーが増えてしまいます。ダイエットの為にしらたきを食べるのであれば、乾煎りしたしらたきが油を吸収し過ぎないよう、油の量に注意しましょう。
白米代わりに食べる
しらたきダイエットの主なやり方は、白米の代わりにしらたきを食べる方法です。しらたきは白米よりカロリーも低く糖質も少ないので、ダイエット中の方にはおすすめです。しらたき自体はほとんど味が無い食材なので、白米の代わりにおかずと一緒に食べやすくなっています。おかずと一緒に食べることでしらたきダイエットの注意点である栄養不足を補うこともできるので、白米との置き換えは有効なダイエット方法だと言えます。
白米がどうしても食べたい方は、白米の量を減らして細かく刻んだしらたきでかさ増しをしましょう。カロリーばかりを気にして無理に白米を我慢してストレスを溜め込んでしまっては、ダイエットの効率が悪くなってしまいます。しらたきを白米に混ぜてかさ増しをすればカロリーも減る上に、しらたきの食物繊維が白米の糖質を包み込むので小腸での糖の吸収を抑え、太りにくくすることができます。
しらたきを麺類の代わりに食べる
しらたきは、そのカロリーの低さから海外でも「ZENPASTA(ゼンパスタ)」として人気を集めています。ゼンパスタという名前通り、海外ではパスタなどの麺類の代わりにしらたきを食べて摂取カロリーを抑えるダイエットが流行っています。しらたきを熱湯に入れて茹でるだけで、カロリーと糖質をほとんど含まないヘルシーな麺として食べることができます。
糖質ゼロやカロリーオフの市販品が苦手だという方でも、しらたきであれば味にクセが無いので食べやすくなります。また、こんにゃく特有の歯ごたえによりしっかりとした麺類を食べている満足感も得られるので、麺類の代わりにしらたきを食べるのはおすすめです。市販のパスタソースでも、しらたきと合わせることでカロリーを抑えヘルシーに食べることができます。
しらたきの食べ過ぎは便秘を起こす?
しらたきダイエットの注意点として、腸閉塞が挙げられます。腸閉塞とは、腸の中身が詰まって肛門側に移動できなくなってしまう状態のことを言います。腹痛や吐き気、排便ができないなどの症状が起こってしまいます。しらたきは便秘の解消に役立つ食材ですが、食べ過ぎるとグルコマンナンが水分を吸収し過ぎて詰まってしまい、逆に便秘を引き起こす原因になります。しらたきの食べ過ぎには注意を払いましょう。
しらたきに含まれるグルコマンナンは不溶性食物繊維です。食物繊維には水溶性と不溶性の2種類があり、この2種類をバランス良く摂る必要があります。不溶性であるグルコマンナンだけを摂ってしまうと、グルコマンナンが腸で詰まってしまうこともあります。しらたきはカロリーが低いので置き換えダイエットに向いていますが、1日一袋(250グラム)を目安に食べましょう。
しらたきの食べ過ぎは腸閉塞や便秘の原因になるだけでなく、必要な栄養成分の吸収を邪魔してしまうこともあります。しらたきはカロリーが低いだけでなく、しらたきに含まれるグルコマンナンには脂肪の吸収を抑える働きがあることからダイエットに使われます。しかし、しらたきを食べ過ぎるとグルコマンナンがビタミンなどの栄養素の吸収も邪魔してしまい、酷い場合は栄養失調を引き起こすこともあります。
しらたきだけでなく他の食材もしっかり食べよう
しらたきダイエットの注意点として、栄養失調があります。しらたきは確かにカロリーの低い食材ですが、しらたきだけで必要栄養素を摂取することはできません。その為、しらたきだけを食べ続ければ栄養が足りなくなってしまい、栄養失調を引き起こすこともあります。必ず、しらたきだけでなく他に栄養を補給できるものを一緒に食べましょう。
出典: https://hbol.jp
糖質やカロリーを気にして主食を全てしらたきに置き換えるのは避けましょう。糖質は人間の体に必要な栄養素の一つなので、不足すると体が糖質を溜め込もうとして痩せにくくなってしまいます。しらたきを置き換えるのは1日2食までにして、キチンと糖質を摂りましょう。食事の全てをカロリーの低いしらたきにするのではなく、カロリーの高い食材の代わりにしらたきを使うことで摂取カロリーを抑えましょう。
しらたきダイエットをする際は、水溶性食物繊維を摂取する為に海藻やゴボウと一緒に食べる、しらたきに不足している栄養素を一緒に補給することを意識しましょう。料理をする際、カロリーの高い食材の代わりにしらたきを使えばカロリーを抑えることができるので、しらたきだけを食べるのではなく他の食材との置き換えでダイエットをしましょう。
しらたきのヘルシー美味しいレシピ
ここで、しらたきを使ったレシピを紹介します。しらたきだけでは不足してしまう栄養素を補ったり、飽きずにしらたきを食べる為に、しらたきを使ったレシピはぜひ覚えておきましょう。
栄養価アップの絶品おかず「やみつきピーマンしらたき」
ピーマンは栄養豊富な食べ物です。ピーマンと一緒に食べることで、しらたきダイエットの注意点である栄養不足を補うこともできます。しらたきと合わせてカロリーを抑えられるので、ダイエット中のおかずとして作ってみましょう。
- ピーマン5個
- しらたき200グラム
- ひき肉100グラム
- 酒大匙2
- 醤油大匙2
- 輪切り唐辛子小匙1
- ごま油大匙1
- しらたきをザルに移して10㎝程に切ります。ピーマンは細切りにしておきましょう。酒と醤油、輪切り唐辛子は合わせ調味料にしておきましょう。
- フライパンにしらたきを入れて強めの中火で乾煎りします。水分が飛んでキュッキュッという音がし始めたら中火にしてひき肉を入れましょう。
- ひき肉が白くなったら弱火にしてピーマンを入れて炒めましょう。ピーマンがしんなりとしたら合わせ調味料を入れて水分を飛ばします。
- 水分が飛んだらごま油を入れて混ぜ合わせて出来上がりです。
味付けしっかり大満足「しらたきジャージャー麺」
濃い目の味付けが美味しいジャージャー麺のレシピです。しらたきを麺代わりに使うことでカロリーを抑え、低カロリーのジャージャー麺に仕上がります。
- しらたき大一袋(300グラム)
- ひき肉130グラム
- キュウリ2分の1本
- 玉ねぎ2分の1個
- ごま油小匙1
- 砂糖大匙1と大匙2分の1
- 酒大匙1と大匙2分の1
- 味噌大匙2
- 醤油小匙1
- しらたきを茹でてザルに移し、半分に切ってごま油小さじ1をまぶします。キュウリは斜め薄切りにしてから縦に細切りにし、玉ねぎはみじん切りにしておきましょう。
- フライパンを熱してひき肉を炒め、脂が出て来たら玉ねぎを入れて炒め合わせます。砂糖と酒、味噌を入れて炒め、汁気がなくなったら醤油を入れて混ぜましょう。
- 器にしらたきを盛ってキュウリを乗せ、2を乗せたら出来上がりです。
野菜盛りだくさんお腹も満足「しらたきのチャプチェ」
ニンニクとごま油の風味が効いたチャプチェのレシピです。春雨よりも低カロリーで糖質も少ないので、春雨を使ったチャプチェよりもヘルシーに食べられます。野菜を多く食べられるので、しらたきダイエットの注意点である栄養不足の改善にもつながります。
- しらたき一袋
- 牛切り落とし100グラム
- シイタケ3枚
- ニンジン4分の1本
- ニラ2株
- 白いりごま少々
- おろしニンニク小匙2分の1
- 砂糖大匙1と大匙2分の1
- 醤油大匙1と大匙2分の1
- 酒大匙1
- ごま油適量
- しらたきは食べやすい長さに切って下茹でし、水を切っておきましょう。牛肉は2㎝幅に、シイタケは軸を取って薄切りにしましょう。ニンジンは細切りにしてニラは3cmに切りましょう。
- フライパンにごま油を熱して牛肉を炒めます。肉の色が変わったら調味料を加え、汁気が減るまで炒めましょう。しらたきとニンジンを加えて炒め、ニンジンがしんなりしたらシイタケを加えて炒めます。ニラを加えてサッと炒め、白ごまをふって出来上がりです。
つるんと食感「もやしとしらたきのフォー風」
しらたきを使ったあっさりした味わいのスープです。他の具材ももやしと鶏ささみなのでヘルシーに食べることができます。
- しらたき大一袋(300グラム)
- 鶏ささみ2本
- もやし一袋
- シャンツァイ3本
- 鶏がらスープの素大匙1
- ナンプラー小匙1
- 醤油小匙1
- こしょう少々
- しらたきを茹でて水を切り、半分に切ります。
- 鍋に水500㏄を沸かし、鶏がらスープの素を入れてささみを茹でましょう。茹で上がったささみは取り出して少し冷ましておきます。
- 2の鍋にナンプラーと醤油、しらたきを入れて火にかけます。煮立ったらもやしを入れて2分から3分煮込みましょう。
- 3を器に盛りつけて薄切りにしたささみとシャンツァイを乗せてこしょうを振って出来上がりです。
明太子のうま味が美味しい「しらたきとニンジンの明太炒め」
明太子のうま味が効いた副菜レシピです。箸休めはもちろん、お弁当のおかずにも使えるのでぜひ作ってみてください。
- しらたき150グラム
- 明太子2分の1腹
- ニンジン小1本
- 醤油小匙2
- みりん小匙2
- しらたきをざく切りにして熱湯で2分茹でましょう。ニンジンは3センチの千切りにして、明太子は薄皮からこそぎ落としてほぐします。
- フライパンにしらきとニンジンを入れて乾煎りします。しらたきの水分が飛んだら明太子を加え、醤油とみりんを加えて全体を炒め合わせて出来上がりです。
しらたきはとても低カロリーでダイエット中に最適!
いかがでしたか?しらたきはとてもカロリーの低い食材です。上手に食べることで摂取カロリーを減らしてダイエットができるので、体重が気になり始めた方1日一袋を目安にしらたきを食べましょう。また、しらたきの食べ過ぎは健康にも悪いので、間違った方法でのダイエットはやめて注意点を守り、正しくしらたきを食べましょう。