北海シマエビの食べ方とは?旨さの秘密や旬の時期も紹介!

北海シマエビの生息地では「海のルビー」と呼ばれ、希少で高価なエビとして知られる「北海シマエビ」をご存じですか?あまり聞いたことがない北海シマエビとはどんなエビなのか、北海シマエビの食べ方とは?旨さの秘密や旬の時期も紹介!します。また、北海シマエビそのものの特徴や旬、また解禁の時期なども詳しく紹介しています。北海シマエビを通販でお取り寄せできる耳より情報もお届けします。

北海シマエビの食べ方とは?旨さの秘密や旬の時期も紹介!のイメージ

目次

  1. 1北海シマエビは海のルビーと呼ばれる高級エビ
  2. 2北海シマエビの美味しい食べ方
  3. 3北海シマエビを食べるなら通販がおすすめ
  4. 4北海シマエビは旬の時期に堪能しよう!

北海シマエビは海のルビーと呼ばれる高級エビ

北海シマエビは「海のルビー」と呼ばれる高級エビです。正式名称を「ホッカイエビ」と言い、一般的には北海シマエビまたは単にシマエビと呼ばれることもあります。生きているときは緑と褐色のストライプが特徴的なエビで、茹でると朱色に白色が混ざった縞模様が色鮮やかです。今回は、そんな北海シマエビに着目し、北海シマエビの食べ方とは?旨さの秘密や旬の時期も一挙紹介します。

北海シマエビの旬の時期や生息地

北海シマエビは、オホーツク海からロシア沿岸にかけての冷たい海域に生息しますが、国内では特に北海道東部のサロマ湖と能取湖、野付湾が一大漁場として知られます。干潮時には干潟が露出するほど浅い海域にアスモやスガモが生息しています。これらの藻は北海シマエビをはじめ多くの生物たちの産卵場であり、彼らを守り育てる「海のゆりかご」です。この藻場を漁船のスクリューで荒らしてしまわないような取り組みをしています。

その取り組みは現在もなお、明治時代から伝わる打瀬舟を使って漁が行われています。風を受け、三角の帆をはためかせて静かにすべる打瀬舟の情景は尾岱沼の風物詩になっています。漁期は、夏は例年6月中旬から、秋は例年10月中旬から、いずれも約1ヵ月間の短い期間となっています。そんな北海シマエビは茹でるとプリッとした弾力のある身が美しく、他のエビと比べものにならないほどの甘さが特徴の高級エビです。

北海シマエビの解禁の時期

北海シマエビとは北海道各地で資源保護のために、漁業規制が設けられているほどの貴重なエビです。漁場によって時期は異なりますが、野付湾の別海町やでは夏と秋の2回だけ、それぞれの2週間ほど解禁され、その時期だけ漁が認められています。夏の解禁時が北海シマエビの一番おいしい時期で旬でもありますが、秋の解禁時期には子持ちのシマエビが獲れることから、こちらの季節も人気です。

尾岱沼でも夏と秋の年2回、北海シマエビが解禁されます。資源保護のために、毎年6月初旬と10月初旬に資源調査が行われ、漁期、漁獲量が決められるのが特徴です。決定された漁獲量が少ない場合は、漁期間が2週間程で終了してしまうこともあります。そのため、尾岱沼の北海シマエビはとても貴重で高級品です。そして、夏と秋に漁が行われる尾岱沼の北海シマエビの解禁では、夏と秋で味と食感や特徴が違います。

夏に獲れる北海シマエビは、食感がプリプリとしていて歯ごたえがあり、噛むほどに味わいが増します。秋に獲れる北海シマエビは、卵を抱いているのでプチプチとした食感で、エビの味と卵の食感が混ざって美味しいです。このように夏や秋、どちらの食べ方も魅力的で美味しいです。

北海シマエビのほとんどは塩ゆでで流通しますが、漁期の間だけ、地元で食べられる踊り食いや刺身も人気です。北海シマエビ夏漁が解禁された6月最終土曜・日曜に尾岱沼漁港特設会場にて開催します。北海シマエビの塩ゆで、旬のあさりの直売の他、抽選に挑戦すると時間内エビやアサリがすくい放題の「えび・あさりすくい抽選会」、漁協青年部・女性部他が出店の味覚広場等、別海町の旬の味覚満載イベントが行われています。

北海シマエビの特徴とは?

野付湾内では北海シマエビの生息域である、アスモ(甘藻)の保護に力を入れていて、帆掛け舟での打瀬網漁しか認められていません。打瀬網漁とは、明治時代から今尚残る漁法で、北海シマエビの住処になるアマモを傷つけないように舟のエンジンを使わず、帆を立てて風の力だけで進む曳網漁です。打瀬網漁では、餌を使わずに獲るので、餌の泥臭さがシマエビに移らないのが特徴です。
 

一方のサロマ湖や能取湖周辺では、網状のかごを海底に沈めてエビを獲る「かご漁業」が一般的となっています。しかし、そんな餌を使ったかご漁業で獲ったシマエビでは、刺身で食べると泥臭くなってしまいます。しかし、打瀬舟漁だとエビ本来の味を楽しむことができます。漁の時期、尾岱沼にヨットのように三角の帆を立ててゆっくり進む打瀬舟の光景は、尾岱沼の「北海道遺産」に選ばれています。

では、そんな北海シマエビの大きさはどれくらいだと思いますか?食用とされている北海シマエビは8cmから13cmほどで、その大きさによってSとM、Lサイズに分けられて販売されます。サイズが大きくなるほど甘くて美味しいとされ、それに応じて販売価格が高くなります。

北海シマエビは冷凍でも美味しい

北海シマエビは、生きたまま塩ゆでされたものが冷凍で流通しています。そして食べる時に解凍しなくてはいけませんが、一番早く美味しさを逃さずに解凍できるのが流水解凍です。北海シマエビはパックごとジップロックなどの密閉できる袋に入れて水が入り込まないようにし、大きなボウルなどに完全に浸かるようにしておいて上からちょろちょろと、水道水を流しっぱなしにします。15分ほどできれいに解凍できます。
 

水が入ってしまうと、塩ゆでの塩味が抜けてしまう可能性があるので注意して下さい。自然解凍する場合は、室温にだしておくのではなく、冷蔵庫に入れておきます。この方法では半日から1日かかりますが、鮮度を落とすことなく、解凍できます。酒のツマミにも最適ですし、北海シマエビを炭火で炙ってパリパリにして食べる食べ方や、油ひいたフライパンで焼く食べ方、頭部分に味噌があるので殻ごと味噌汁にする食べ方もおすすめです。

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北海シマエビの美味しい食べ方

北海シマエビの殻のむき方

茹でた北海シマエビは、甘エビと比べるとわりとかたく、むきづらいかもしれません。まずは片手でエビの銅を持ち、一方の手で頭の上の殻の付け根に指を入れてむきます。続いて下の前に伸びている脚を引っ張ると、頭の下の殻が外れます。身の殻は脚をつまんでくるりとむくと簡単に外れますので、最後に尻尾を引っ張って外せば身だけが残ります。甘くて濃厚な味わいの身が、何もつけずにそのままでも十分に美味しいです。

北海シマエビのむき方が難しく感じる方には、むき方の動画も載せましたので、参考にして下さい。慣れると手順よくリズミカルに殻をむくことができます。北海シマエビの旨みを余すことなく堪能して下さい。
                                

北海シマエビは浜ゆでが甘みたっぷり旨い!

北海シマエビは、水揚げされてからすぐに浜ゆでされて、活けのまま他府県へ流通することは殆どありません。エビの筋肉の中にある消化酵素のために、鮮度の劣化が顕著になるためだそうです。漁場の近くでは活けエビを食べさせてくれる店もありますが、プリプリした歯ごたえ以外はさほど美味しく感じることもなく、ゆでたエビの甘さやコク、濃厚な旨みにはかなわないとの声も聞かれます。

頭や殻からはいい出汁がでる!

北海シマエビのボイルは、料理人が最高の塩茹で加減で作ります。通販で取り寄せて食べられるのは殆どが「ボイル」したものが特徴です。北海シマエビの旨みと程よい塩分が合わさって、普通のエビよりエビ味が濃いです。ボイルで食べる食べ方では、エビの頭にある味噌を味わうのも良いですが、北海シマエビは味が芳醇なので、エビの頭や殻で出汁を取って味噌汁にすると凄く濃厚で贅沢な味噌汁が出来ます。

北海シマエビを食べるなら通販がおすすめ

北海シマエビの値段

北海シマエビは、オホーツク海だけでなく、樺太南部やウラジオストックなど、ロシア沿岸でも獲れます。現地で浜ゆでして急冷凍した商品で、Sサイズでやや小ぶりながら美味しさは太鼓判です。500g入りで目安数量は40~50尾前後で3,580円です。Mサイズ500gで40尾前後になると4,880円です。Lサイズ500gで21尾前後になると6,800円になり、贅沢で高級品なのが分かります。

北海シマエビは通販で取り寄せしよう!

北海シマエビの旬の時期に現地で新鮮なシマエビを食べることが望ましいですが、それができない方のために、通販で取り寄せることができます。おすすめ通販サイトは「ロシア産も美味!くしろキッチンSサイズ500g入り冷凍40~50尾前後3,580円」「サロマ湖産シマエビ!小樽きたいちMサイズ500g入り40尾前後4,880円」「自慢の厚岸湾産!カネキタ北釧水産Lサイズ500g21尾前後6,800円」です。オーダーの際はぜひおすすめします。

北海シマエビは漁獲量少ない高級品

北海シマエビの値段について紹介しましたが、漁獲量が少ない中でエビのサイズによって値段も変化していきました。Lサイズになると立派で状態の良い北海シマエビは高級品です。水揚げしてすぐに浜ゆでし、急冷凍するからこそ、鮮度が保たれたまま、消費者の元へ届けられます。

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北海シマエビは旬の時期に堪能しよう!

今回は、北海シマエビの食べ方とは?旨さの秘密や旬の時期も紹介しました。1年間に4週間ほどしか漁期がなく、漁獲量も少ないため、産地以外ではほとんど見かけることができない希少な北海シマエビだということが分かりました。唯一入手できる手段というと通販だけですが、それも時期を外すと販売されていないようです。機会があれば解禁時期に旅行で訪れてその味を堪能してもらいたいです。通販もぜひ活用して下さい。

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