苫小牧のホッキカレーは外せない名物グルメ!人気店をご紹介!

みなさん、ホッキ貝を知っていますか?お寿司屋さん以外でお目にかかる事はなかなかないですが、北海道の苫小牧市では、ホッキ貝を色々な料理にして食べる事が出来るお店がたくさんあります。その中でも「ホッキカレー」は名物です。新鮮なネタをカレーに入れるなんて、もったいない。と思うかもしれませんが、この「ホッキカレー」こそ、苫小牧でしか食べる事が出来ない、まさにご当地グルメです。貝好きにも、そうでない人も一度食べたらやみつきになる事間違いなしの「ホッキカレー」の人気店を今回紹介します。

苫小牧のホッキカレーは外せない名物グルメ!人気店をご紹介!のイメージ

目次

  1. 1苫小牧で名物のホッキカレーを食べよう!
  2. 2苫小牧のホッキとは?
  3. 3苫小牧のホッキカレーが人気のお店「マルトマ食堂」
  4. 4苫小牧のホッキカレーが人気のお店「喰い処 弐七」
  5. 5苫小牧のホッキカレーが人気のお店「カフェ駅」
  6. 6苫小牧のおすすめ名物といえばホッキカレー!

苫小牧で名物のホッキカレーを食べよう!

苫小牧市は北海道の南にあり、太平洋に面している港町です。美味しいグルメもたくさんあり、もちろん海鮮はどれもネタが新鮮です。サーモンやほっけも有名ですが、特に有名なのがホッキ貝です。市の貝に選ばれているほどのホッキ貝は、苫小牧の人にとって、あって当たり前な物です。

小学校の給食にもホッキ貝の料理が出てきますし、B1グランプリもホッキ貝を使った料理の「ほっきコロッケ」や「ホッキライスバーガー」などのグルメで出店しています。今回紹介する「ホッキカレー」は郷土料理ともいえる料理で、苫小牧の一般家庭でもよく食べられています。

苫小牧のホッキとは?

ホッキ貝はどんな貝?

苫小牧店ではカレーに入れてしまう程名物なホッキ貝ですが、実はとっても高級食材です。地元でも1個500円程し、他の地域では1個1000円という値段が付く事もあるそうです。出荷するまでに5年以上の年月が必要で、手間もコストもかかるからだそうです。また、養殖する事が不可能で出荷されている物はすべて天然ものというのも、高級食材になる理由です。

正式名称は「姥貝」と言い、「北寄貝」という字は当て字で、北海道など北の方で取れる「北に寄った貝」から名付けられたそうです。1年中食べる事の出来るホッキ貝ですが、旬は1月から3月の寒い時期で、甘みが強く、肉厚でジューシーな食べ応えのある貝です。栄養面では、コレステロール値を下げるタウリンや、鉄分も多く、旨味成分のグリシンやアラニンが多く含まれています。

苫小牧はホッキ貝の水揚げ量日本一!

北海道で水揚げされるホッキ貝は、水揚げ量全体の約8割を占めます。その中でも、苫小牧は日本一の水揚げ量です。漁自体は明治の初期頃からやっていたそうですが、昭和に入り漁師の所得安定を目指して稚貝を放流したそうです。9センチ以上の大きなホッキ貝のみを出荷しており、漁獲ノルマの設定や5月から6月のホッキ貝の産卵期には漁を禁止するなど資源維持もしているそうです。

例年10月の中旬頃には「苫小牧漁港ホッキまつり」というのを開催していて、苫小牧名物のホッキ貝グルメを堪能する事が出来、他にもホッキ貝の早剥き競争や、小学生以下が対象のホッキ狩り、秋サケが丸々1本当たる棒引きというイベントもやっているそうです。また、特別価格でホッキ貝の販売もしているそうです。

ホッキ貝を使った料理は苫小牧の名物

ホッキ貝を使った料理は苫小牧では名物ですが、その中でも「ホッキカレー」は特に名物グルメです。「ホッキカレー」は、昔肉が無かった時にホッキ貝を入れた事からはじまります。先ほども触れましたが、一般家庭でもホッキ貝の入ったカレーが当たり前のようによく食べられているので、他でカレーを食べた時にホッキ貝が入っていなくて、なんか変だと思ったり、普通はホッキ貝がはいっていないものだ。と気づく人もいるそうです。

苫小牧ではホッキ貝を使った料理屋さんが多い

グルメな北海道ではありますが、これだけ名物なホッキ貝なので、苫小牧にはホッキ貝を使った料理を提供しているお店がたくさんあります。ホッキ貝の炊き込みご飯で有名な「とりあえず逢海」や、タコ焼きのタコの代わりにホッキ貝を入れている「北寄玉」、自分達で海鮮やお肉などを炭火で焼く事が出来る「南亭」など、まだまだ紹介しきれないほどあります。

苫小牧のホッキカレーが人気のお店「マルトマ食堂」

市場の中にある新鮮海鮮料理満載の人気店

「マルトマ食堂」は真ん前が漁港という、苫小牧の公設卸売市場の1階にあります。1967年に開店した老舗のお店です。事務所へ入っていく通路の横にある小さな店ですが、平日でも新鮮なネタを求めて来た観光客や、地元の人がたくさん並んでいるそうです。朝早くから行けば別ですが、1時間以上並ぶ事も珍しくないそうで、時間によってはネタ切れのメニューも出てくるそうです。

カウンター席が6席で、他に大きなテーブルの周りに丸椅子が置いてある食堂なので、相席は当たり前で、何人かのグループで行くと同じテーブルで食べる事は出来ない事が多いそうです。今でこそ「ホッキカレー」が名物グルメとなっているお店ですが、市場の中にある事や、もともと漁師さん向けに開店した店なので、「ホッキカレー」以外にも海鮮系の料理がたくさんあるお店です。

ホッキ貝の料理もいっぱい楽しめる

「ホッキカレー」で有名な「マルトマ食堂」ですが、他にもホッキ貝を使った料理がたくさんあるので紹介します。新鮮だからこそ生で食べる事が出来る「お刺身」が500円、たくさんの生のホッキ貝をのせた「生ホッキ丼」は800円、ホッキ貝の出汁が染み込んだご飯の上に、甘辛く煮た特大のホッキ貝をのせた「ホッキめし」という炊き込みご飯は1000円と、どれも安い値段で食べる事が出来ます。

また、バターと塩コショウの味が効いていて何個ものホッキ貝を使っている「ホッキバター焼き定食」や、北海道ならでは「ホッキちゃんちゃん焼定食」は1200円と、とにかく安い値段で、今まで食べた事がないくらい沢山のホッキ貝を食べる事が出来ます。

他にも、ハンバーグやフライ、焼きそばやラーメン、パスタもあり、「ホッキカレー」を食べよう。と決めて行った人も、メニューの多さに迷ってしまうほどです。また、金曜日と土曜日限定で「ホッキシュウマイ」があったり、予約が必要ですが「ホッキ汁」や「ホッキ豆腐」も食べる事が出来ます。

変わり種として「ホッキアイス」や、1日4個限定の「ホッキプリン」とデザートまでホッキ貝を使って作っているお店です。ちなみに、「ホッキアイス」と「ホッキプリン」には、ホッキ貝の刺身が入っている。なんて事はなく、作る工程でホッキの粉末を使用しているそうです。ただ、アイスもプリンも容器はホッキ貝の貝殻をそのまま使用しています。

有名人も多く訪れる人気店

店内に入るとビックリするのが、写真とサインの数です。有名店の壁一面に飾ってあるのはよくある事ですが、ここの店は壁だけでは足りず、天井にまで貼ってあります。待っているお客様もたくさんいますし、料理がすぐに出てくるので、ゆっくり1つずつサインや写真を見ている暇はないのですが、これだけの有名人が来ているのかと圧倒されるそうです。

高校野球史上で初めて優勝旗が津軽海峡を越えた。という事で有名な駒澤大学付属苫小牧高等学校も近くにあるので、今ではメジャーで活躍している、マー君こと田中将大選手が高校生の頃のサインもあるそうです。待っている少しの間に、自分の知っている有名人のサインを探すという楽しみ方が出来るお店です。

名物ホッキカレーの味わいとは?

刻まれたホッキ貝が3個分も入っている「ホッキカレー」は、ホッキ貝だけでなくカレーもご飯も結構な量です。ご飯だけでも、おそらく500グラムはあるのではないか。という程ボリュームのある1品ですが、たったの1000円で食べる事が出来ます。デカ盛りグルメとして紹介してもおかしくないくらい量が多いので、食べる事が出来るかな。と目の前に置かれた瞬間思うい人が多いようですが、意外にペロっと食べてしまえるそうです。

創業者がラーメン店で修業していた事もあり、カレーのルーにはニンニク・生姜・長ネギ・人参・キャベツ・鰹節などを煮込んで作ったラーメンのスープも使っているそうで、やや甘めのスパイシーな味のカレーになっています。ホッキ貝は火を通しすぎると固くなってしまう為、生のままスライスし直前に貝柱とともにカレーと合えています。その為、肉厚でコリコリとした食感や、甘みも十分感じる事が出来るそうです。

マルトマ食堂へのアクセスと営業時間

「マルトマ食堂」は、苫小牧漁港の公設卸売市場の1階にあります。最寄り駅はJR室蘭本線の苫小牧駅ですが、駅からは2キロちかく離れた場所にあり、バスも少ない為、タクシーかレンタカーで行く事をオススメします。さきほども触れましたが、漁港の人向けのお店なので営業時間は、朝の5時と早い時間から14時までとなっています。

大特価の当日メニューというものがあり、朝早く行かないと無くなってしまう為、朝からでも並ぶ事があるので、まれにフライング気味にオープンする事もあるそうです。メニューが豊富なお店ではありますが、人気商品は早く売り切れてしまう事があるので、出来るだけ早起きして行く事をオススメします。

お休みはに曜日と祝日になります。また、新千歳空港からも車でしたら40分くらいで行く事が出来るので、旅の最終日にこちらで朝ご飯を食べて帰るのもいいと思います。

苫小牧のホッキカレーが人気のお店「喰い処 弐七」

大皿でボリューム満点の驚きカレー

先ほど紹介した「マルトマ食堂」の「ホッキカレー」に負けないくらいボリュームのあるカレーを食べる事が出来るのが、「喰い処弐七」です。30センチくらいあるのではないかと思われる大きなお皿に、こちらもまた、たくさんのご飯にたっぷりのホッキ貝が入ったカレーがかかっています。

具はホッキ貝しか入ってないのではないか。と思うくらい、見た目にホッキ貝しか見えないそうです。お値段は、1100円と。こちらも安い値段で食べる事が出来ます。やはり「マルトマ食堂」と同じく完食出来るのか心配になる人が多いそうですが、美味しいので食べ切ってしまうそうです。

甘めの味にホッキの出汁が効いた絶品カレー

こちらのホッキカレーは、色が少し濃いめで、とろみが強く、辛さは少し甘めの味になっています。貝の旨味が染みこんでいるホッキカレーは、ホッキ貝のコリコリした固さも少しあり、プリプリした食感もあるそうです。ホッキ貝を口に入れると貝の甘みがジュワーと口に染み込んできて、貝そのものの味を十分に味わえるそうです。

また、こちらのお店もホッキカレー以外の海鮮系も美味しく、「弐七丼」という海鮮丼のハーフサイズと「ホッキカレー」のハーフサイズがセットになっており、海鮮系も食べたいし、ホッキカレーもどちらも食べたいという人にオススメです。「弐七丼」は平均して10種類くらいの海鮮ネタがのっていて、プラスカレーが付いて1300円で食べる事が出来ます。

ハーフサイズですが、結構量が多いので、女性の方同士であればシェアして食べるといいかもしれないです。ただし、1人1品は注文しなければいけないので、そこは注意した方がいいです。

定食には小鉢のおかずがたっぷり!

こちらの店は、定食を頼むと必ず小鉢が5品付いてきます。蕎麦・高野豆腐・きんぴら・切り干し大根・漬物など日によって変わるそうですが、基本的にあまり海鮮には関係のない物が多いそうですが、バランスの取れた食事になるよう考えられているそうです。ちなみに「刺し盛定食」を頼むと、12種類の刺身とご飯、みそ汁にプラスで5品小鉢が付いてくる事になります。これで1200円で食べる事が出来ます。

喰い処弐七へのアクセスと営業時間

「喰い処弐七」は先ほど紹介した「マルトマ食堂」からも歩いて行く事が出来る距離にあり、普通の集合住宅の1階にあるお店になります。カウンター席が7席あり、小上がりに4人掛けのテーブルが2つ、6人掛けのテーブルが2つあり、全部で27席になります。

営業時間が11時から15時と、こちらのお店も短い時間になっています。定休日は、臨時休業以外は正月のみになります。行く前に営業しているのか電話で調べてから行くほうがいいようです。

苫小牧のホッキカレーが人気のお店「カフェ駅」

駅構内で手軽に食べられるホッキカレー

苫小牧駅の中に唯一ある飲食店が「カフェ駅」になります。こちらの「ホッキカレー」はサラサラとしていて、辛さは普通。という口コミが多いようです。カフェらしく型で盛ったご飯の横にホッキ貝の味が染み込んだカレールーがあり、こちらもホッキ貝を後乗せしているようです。

この「ホッキカレー」にコンソメスープとドリンクがついて730円になります。こちらのお店は注文口というのがあり、注文して先にお支払いを済ませるタイプになります。あとは、普通の喫茶店と同じで食事もお店の人が運んできてくれるし片付けもしなくていいそうです。

喫茶店らしいメニューに「ホッキそば」も楽しめる

こちらのお店は、「ホッキカレー」以外にも「ホッキそば」も食べる事が出来ます。具はホッキ貝が少しだけと、ネギ・わかめが乗っているというシンプルな蕎麦です。「マルトマ食堂」や「喰い処弐七」で「ホッキカレー」や「ホッキ丼」を食べた人にとっては、ホッキ貝の量が物足りないかもしれないです。

シンプルなだけにホッキ貝の味をしっかりと感じる事が出来、コシのある蕎麦と鰹で取った出汁が美味しく、ホッキ貝の塩味が蕎麦に合うそうです。こちらは650円で食べる事が出来ます。電車で帰る人は、最後のホッキ貝として食べるには、いいかもしれないです。

カフェ駅へのアクセスと営業時間

「カフェ駅」は苫小牧駅構内にあります。改札を出るとすぐに分かります。カウンター席と2人掛けテーブルが3卓の合計12席あります。駅にあるカフェなので営業時間が長く、8時から20時までとなっています。定休日はお正月のみです。お店には、北海道の雄大な景色や電車の写真がたくさん飾ってあります。

改札を出てすぐの場所にお店がある為、電車がくるまでの待ち時間を過ごす人が多いようですが、ホッキカレーなどの軽食メニューは駅にある立ち食い蕎麦屋のようにすぐに出てくる訳ではないので、時間があまりない人は軽食メニューは諦めた方がいいとの口コミがあります。

苫小牧のおすすめ名物といえばホッキカレー!

今回は、北海道苫小牧の名物グルメの「ホッキカレー」を紹介しました。高級食材のホッキ貝をふんだんに入れた「ホッキカレー」も、水揚げ量日本一の苫小牧であれば食べる事が出来るグルメです。

お店に行って食べ比べてみて、自分好みの「ホッキカレー」を見つけるのもいいかもしれませんし、新鮮な海鮮ネタの料理を食べるのもいいかもしれません。ただし、どこのお店もボリュームがあるようなので、朝ご飯もしくは昼ご飯を抜いて、お腹をすかせてから行きましょう!

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