肉じゃがを水なしで作ろう!簡単に作れる人気のレシピを紹介!
和食の家庭料理の定番人気メニューといえば肉じゃがです。今回は肉じゃがの人気レシピを集めて紹介します。とは言え普通の作り方のレシピではなく、水なしで作れる肉じゃがです。だし汁をたくさん加えることなく野菜の水分だけで作るのでうまみがぎゅっと詰まった美味しい肉じゃがが簡単に作れます。時短や調味料の節約にもなってメリットがたくさんの水なし肉じゃがの人気レシピをぜひ参考にしてみてください。
目次
肉じゃがは水なしで旨味たっぷりに作れる!
肉じゃがを作るときにどんなレシピで作っていますか?たいていの人はだし汁で煮込んでいるのではないでしょうか。じゃがいもが煮崩れないようにと手間をかけて面取りをして、味が染みこむようにと長時間煮込んでいる人もいるでしょう。
基本の家庭料理の肉じゃがですが、手の込んだレシピではない割に意外と失敗してしまうことも多いものです。味付けが濃すぎたり薄すぎたり、煮崩れてしまったり、うまく味が染みこまなかったりということもあるでしょう。
でも、実はもっと簡単に失敗なく肉じゃがが作れるレシピがあります。しかも、水なしでも焦げ付かず美味しく作れるというから驚きです。今回は肉じゃがの水なしで作れる人気レシピを集めました。水なしで美味しく簡単にできる肉じゃがレシピで、肉じゃがを得意料理にしましょう。
水なしで作れる肉じゃがレシピの秘密は、材料そのものの水分を利用し水をあえて加えないことで素材のうまみを引き出すことです。素材のうまみをぎゅっと凝縮することで美味しい肉じゃがに仕上げることができます。
肉じゃがの圧力鍋で簡単水なしレシピ
圧力鍋で水なしの肉じゃがを作ってみましょう。圧力鍋は密閉して加熱するため水分の蒸発が少なく、水なしでも野菜の水分だけで充分です。圧力鍋での加熱なら火にかける時間がぐっと少なくて済み、時短とガス代の節約にもなります。減圧後に味をみて薄かったり水分が多いようなら仕上げに少し煮詰めるといいでしょう。
野菜からたっぷり水分「圧力鍋で肉じゃが」
水なしでも野菜からたくさん水分が出るので、最後に好みの濃さまで煮詰めてください。圧力鍋なら火の通りが早いので材料は大きめのカットで大丈夫です。材料を一気に鍋に加える簡単さが時短にもなって人気のレシピです。
- 肉(お好みの肉を好きなだけ)
- 人参1本
- 玉ねぎ2個
- じゃがいも2個
- 糸こんにゃく1袋
- 砂糖50g
- 酒お玉1杯
- 濃い口しょうゆお玉1杯
- 薄口しょうゆお玉1杯
- じゃがいも、人参は大きめの乱切りに、玉ねぎはくし型切りに、肉は食べやすい大きさに切ります。
- 材料を全て圧力鍋に入れて加圧します。圧力がかかったら弱火で1分加熱し、火を消します。
- 減圧したら好みの濃さまで煮詰めて完成です。
味付けも簡単な人気レシピ「調味料2つで美味な肉じゃが」
調味料は白だしとしょうゆのみのたった二つなのに美味しい肉じゃがができるレシピです。肉は豚肉や牛肉、鶏肉でも大丈夫なのでお好みのものを使ってください。最後に少し煮詰めることで味を凝縮します。
- 肉(豚の切り落としなど)200g
- じゃがいも3個
- 人参2分の1本
- 玉ねぎ1~2個
- 白だし大さじ3
- しょうゆ大さじ3
- 材料は食べやすい大きさに切ります。
- 圧力鍋に肉を入れ、弱火で炒めます。
- 野菜と調味料を加えて軽く混ぜふたをします。
- 中火にかけて圧力が上がったら、弱火にして1分加熱します。
- 1分後火を止め、圧力が下がったらふたを開けて5分くらい煮詰めて完成です。
圧力鍋で加圧30秒「水なしだしなし肉じゃが」
圧力鍋での加圧はたったの30秒という時短レシピです。水なしで火にかけるのですぐに加圧でき、減圧中に予熱で火が入るので加熱時間は5分もかかりません。にんにくとバターでコクを出した洋風の味が人気です。
- バター10g
- にんにく1片
- 豚の切り落とし100g
- じゃがいも中4個
- 人参1本
- 玉ねぎ1個
- 糸こんにゃく1袋
- 酒大さじ1
- 砂糖大さじ1
- みりん大さじ1
- しょうゆ大さじ2
- 糸こんにゃくを湯通ししてアク抜きします。
- じゃがいもは小さめのひと口大に、人参もひと口大に切ります。包丁を半分入れたら割るような感じにすると断面から味が染みやすくなります。
- 玉ねぎはくし型に切ります。
- にんにくは包丁で潰してからみじん切りにします。
- 豚肉は5cmくらいの食べやすい大きさに切ります。
- 圧力鍋にバターとにんにくを入れて火にかけ、香りがたったら肉を加えます。
- 肉の色が変わったら野菜とこんにゃくを入れて調味料を加えます。
- 鍋にふたをして強火にかけ、圧力がかかったら30秒で火を消します。
- 減圧したら鍋をゆすって汁を全体に回し、完成です。
肉じゃがのフライパンで簡単水なしレシピ
フライパンで水なし肉じゃがを作る時は必ずふたをしましょう。ぴったりとふたが閉まるテフロン加工のフライパンが理想です。しっかりとふたをして密閉すれば水分の蒸発を防いで野菜から出る水分だけでも焦げ付きません。
水なしの肉じゃがを口の狭い鍋で作るとつい混ぜすぎて煮崩れたり、底が焦げ付いたりしがちですが、底の面積の広いフライパンで作ることで混ぜすぎによる煮崩れを防ぐことができ、少ない水分でも上手に煮ることができます。火加減は弱めでコトコトと煮ます。弱めの火加減で煮ることで、焦げ付きを気にしてかき混ぜすぎることもありません。
コクと風味がたっぷりの人気レシピ「水なしで作る定番肉じゃが」
新じゃがと新玉ねぎを使うことで水分が野菜からたくさん出て水なしでも焦げ付かずに煮ることができます。火が強すぎるとこげることがあるので中火で煮ましょう。材料は牛細切れ肉でも代用できます。新玉ねぎと新じゃががない場合は普通の玉ねぎとじゃがいもでもできますが、このほうが焦げ付きやすいので焦げそうになったら水を大さじ1足してください。
- 豚ばら肉200g
- 新じゃがいも300g(2~3個)
- 新玉ねぎ100g(2分の1個)
- 人参75g(2分の1本)
- しょうゆ大さじ2.5
- 酒大さじ2
- 砂糖大さじ2
- みりん大さじ1
- ごま油小さじ2
- じゃがいも、玉ねぎ、人参はひと口大の乱切りにします。
- フライパンにごま油を熱して肉を中火で炒めます。
- 豚肉の色がほぼ変わったところで野菜を加えて軽く炒めます。
- 油が材料に回ったらしょうゆと酒、砂糖を入れて軽く混ぜ、ふたをして弱めの中火で時々上下を返しながら15分蒸し煮にします。
- 野菜に火が通ったらみりんを加えてさらに5分蒸し煮にして出来上がりです。
簡単でほくほく絶品の仕上がり「水もだしも使わない肉じゃが」
薄切りの牛肉を先に味付けして炒めたらあとはふたをして煮るだけです。簡単で絶品の大人気レシピは一度作ったらほかの肉じゃがには戻れません。牛肉の代わりに豚肉でも美味しくて節約にもなるのでおすすめです。
- 牛肉150g
- じゃがいも中2~3個
- 玉ねぎ1個
- 人参1本
- しょうゆ大さじ2.5
- 砂糖大さじ1~2
- 酒大さじ1
- 牛肉は食べやすくカットし、玉ねぎはくし型切り、人参とじゃがいもは乱切りにします。
- 深めのフライパンに油大さじ1を熱して牛肉を炒め、砂糖、しょうゆ、酒で炒めます。
- 野菜を加えてふたをし、中火で20分加熱します。
- 時々上下を返すように混ぜながら煮てできあがりです。
肉じゃがのちょっと変わった水なしレシピ
水なし肉じゃがはアレンジレシピもいろいろできます。普通の肉じゃがの味に飽きたら、ちょっと気分を変えて変わり肉じゃがを作ってみましょう。肉なしのヘルシーメニューやいつもと味付けを変えたレシピ、和風以外の肉じゃがもとバリエーションは多彩です。
水も肉もなしのヘルシーレシピ「ぶりじゃが」
肉を使わず変わりにぶりを入れています。定番の肉じゃがをアレンジしたぶりじゃがで魚を食べましょう。野菜の上に調味料とぶりを乗せて煮ることで、調味料の味が全体に回りぶりのうまみが下まで染みます。コクを出したい人は仕上げにバターをお好みで加えてもいいでしょう。
- ぶり2切れ
- 玉ねぎ中3個
- 人参1本
- じゃがいも2個
- しょうゆ大さじ4
- 砂糖大さじ2
- バターお好みで
- 油大さじ1
- 玉ねぎは皮を剥いてくし型切り、じゃがいもは大きめにカットして水にさらしアクを抜きます。人参は乱切り、ぶりはひと口大に切ります。
- 油を熱したフライパンで玉ねぎを2分ほど炒め、じゃがいもと人参を加えて油が回るまで炒めます。
- 野菜の上にぶりを乗せ、しょうゆと砂糖を入れます。
- ふたをして15分煮込みます。ふたは途中で開けないでください。
- 15分後全体を一度かき混ぜ、味が濃い場合は水で調節してください。
- 再びふたをしてさらに10分煮込んだらできあがりです。仕上げにお好みでバターを加えます。
フライパンで簡単に「塩昆布肉じゃが」
しょうゆなどの調味料を少なめに、塩昆布でまろやかな味に仕上げています。昆布から出る塩気とだし、牛脂のコクでいつもと違う肉じゃがレシピを試してみてください。
- 牛肉切り落とし300g
- 牛脂1個
- じゃがいも中5個
- 白ネギの白い部分2本
- 人参1本
- 糸こんにゃく1袋
- 砂糖大さじ1
- 酒大さじ2
- 塩昆布30g
- みりん大さじ1
- しょうゆ大さじ1
- じゃがいもと人参は乱切りに、玉ねぎは繊維に沿って1cm幅に切ります。
- 糸こんにゃくは湯通し不要です。水洗いして適当な大きさに切ります。
- フライパンに牛脂を熱して肉、人参、ネギ、じゃがいもの順に炒め、砂糖を加えます。
- 糸こんにゃくを加えて酒と塩昆布を加えます。
- 穴を開けたアルミホイルで落し蓋をしてさらにふたをし、野菜がやわらかくなるまで煮ます。
- 最後にみりんとしょうゆで味を調整して出来上がりです。
さわやかな酸味がアクセントに「トマト肉じゃが」
トマトの酸味でいつもとひと味違う肉じゃがのレシピです。肉を半量先に炒めることで香ばしさをだしています。水分は調味料と野菜から出るだけなのでふたをしっかり締めてください。
- じゃがいも中2個
- お好みの肉150g
- 玉ねぎ1個
- 人参4cm
- トマト小2個
- 酒大さじ3
- 砂糖大さじ3
- しょうゆ大さじ3
- じゃがいもは4つに切って水にさらし、トマトは8等分、玉ねぎはくし型切り、人参はいちょう切りにします。肉はひと口大にカットします。
- 厚手の鍋にサラダ油を熱して肉を半量炒め、じゃがいもを表面が透き通るまで炒めます。
- 残りの肉と野菜を乗せ、酒と砂糖を加えてふたをし、中火~弱火で10分加熱します。
- しょうゆを加えて軽く混ぜ、再びふたをして1さらに5分煮たら完成です。彩りに絹さやや小口ネギを散らすのもおすすめです。
ピリッとスパイシー「カレー肉じゃが」
カレー風味が人気のスパイシーな肉じゃがはいつもの肉じゃがにカレー粉を加えるだけなので簡単です。水分が少ないので焦げないように注意しながら時々鍋を返してください。インゲンを加えて彩りもよく仕上げました。
- 牛肉切り落とし200g
- じゃがいも500g
- 玉ねぎ1個
- 人参1本
- インゲン数本
- カレー粉大さじ1
- 砂糖大さじ1
- みりん大さじ2
- しょうゆ大さじ3
- だしの素小さじ1
- サラダ油大さじ1
- 牛肉を油で軽く炒めて一旦取り出します。
- 同じ鍋に乱切りにしたじゃがいもと人参、くし型切りの玉ねぎを入れて炒めます。
- カレー粉を入れて馴染ませます。
- しょうゆの半量と残りの調味料を入れてふたをし、弱火にかけます。
- 時々鍋を返して野菜が柔らかくなるまで煮ます。
- 牛肉を鍋に戻し、残りのしょうゆを加えて5分煮たら完成です。ゆでたインゲンを加えて器に盛り付けてください。
いつもの肉じゃがの材料で「エスニック肉じゃが」
いつもの肉じゃがと同じ材料でエスニック風アレンジをしてみましょう。調味料をしょうゆなどの変わりにチリパウダーやナツメグを使うだけで簡単です。煮込まないのでじゃがいもと人参は下茹でしておくのがポイントです。水なしの肉じゃがなので手早く調理しましょう。
- じゃがいも2個
- 玉ねぎ2分の1個
- 人参1本
- 牛こま切れ100g
- にんにく1片
- ナツメグ少々
- コショウ少々
- 塩小さじ1
- チリパウダー小さじ1
- パセリ少々
- オリーブオイル小さじ1
- 人参、じゃがいもはひと口大に切り、玉ねぎはくし型に切ります。
- にんにくは包丁で潰してからみじん切りにします。
- 鍋に水を入れ、人参を加熱し、沸騰したらじゃがいもを加えて10分過熱し、ザルにあげておきます。
- フライパンまたは中華なべにオリーブオイルを熱し、牛肉を炒めます。
- 塩コショウとナツメグ、にんにくを加えます。
- 肉の色が変わってきたら玉ねぎを加えてしんなりするまで炒めます。
- じゃがいもと人参を加えてなじませ、塩で味をととのえます。
- 火を止めてチリパウダーを加えて混ぜ、器に盛り付けてパセリを散らしたらできあがりです。
肉じゃがの水なしレシピで素材の旨味を楽しもう!
肉じゃがの水なしで簡単に作れる人気レシピを紹介してきました。水やだし汁をたくさん加えなくてもコツとポイントを抑えれば焦げ付かずに作れて、加熱時間や調味料が節約になる、野菜や肉のうまみをより楽しめるなどメリットがたくさんあります。
一度覚えれば普通の肉じゃがに戻れなくなるとの声も多い水なし肉じゃがは圧力鍋でもフライパンでも普通の鍋でも簡単に作れます。好みのやり方でトライしてみてください。紹介したレシピを参考に水なし肉じゃがを新しい定番メニューとして取り入れましょう。