2018年12月02日公開
2024年08月21日更新
崎陽軒の工場見学は横浜の人気ツアー!予約方法やシウマイ試食情報も!
崎陽軒のシウマイと言えば、横浜の名物として誰もが聞いたことがあると思います。崎陽軒は買って食べるだけではなく、実は横浜の工場にて見学ツアーが人気です。普段見ることのできないシウマイの製造工程や、何と言ってもできたてのシウマイが試食できるなど、崎陽軒の工場だからこそ楽しめるポイントが満載です。そこで、今大人気の横浜・崎陽軒の工場見学の内容、予約方法の裏ワザや、最後に持って帰れるお土産など、詳しく紹介します。
目次
横浜崎陽軒の工場見学に行ってみたい!
横浜のソウルフードとも言える崎陽軒のシウマイを食べたことのある方は多いでしょう。では、崎陽軒の工場見学へは行ったことはありますか?2017年8月2日に工場見学のツアー内容をリニューアルし、無料で工場内の見学、試食、さらにお土産も持って帰れるという充実っぷりが話題を呼び、人気となっています。
予約が取りづらいほどの人気ですが、待ってでも一度は行ってみたいという方のために、見学内容だけでなく、予約の取り方のコツも紹介していきます。
横浜の崎陽軒の工場への行き方が知りたい
まずは、崎陽軒工場への行き方です。崎陽軒のシウマイ工場は、横浜市都筑区にあります。電車でアクセスする場合は、地下鉄などを利用して「新横浜駅」で下車します。
続いて、新横浜駅の北口駅前バスターミナル5番のりばへ行き、300系統「仲町台駅」行に乗って約20分程の「港北インター」停留所で下車します。バスから降りれば、目の前に崎陽軒横浜工場があるので迷う心配もありません。
横浜の崎陽軒の工場見学は予約が必須
先述の通り、崎陽軒横浜工場は関東で大人気の工場見学であるため、なかなか予約が取りづらいことでも知られています。以前は電話予約のみで受け付けていたため、200回程かけ続けないと繋がらず、とにかく粘る他に方法が無かったようなのですが、ようやく2017年夏よりWEB予約ができるようになりました。
工場見学の1日の受け入れ人数も、100名から180名へと大幅に増えましたが、それでも予約は3か月待ちだそうです。工場見学の予約を取る際には、少しでも取りやすくするためのコツをおさえてから臨むことをおすすめします。
人気の崎陽軒工場見学の基本予約方法は?
工場見学の基本的な予約方法から紹介します。予約受付の開始は、工場見学希望日の、3か月前の午前0時となっています。例えば、12月1日見学で予約したい場合は、9月1日午前0時に受付開始となります。予約ページを開くと、「〇空席あり △空席9名以下 X空席なし・開催なし(工場の状況によって開催のない日時あり)」のように、予約状況のカレンダーが表示されるので、希望の日時を選択してください。
崎陽軒のWEB予約ページにアクセスすれば分かるかと思いますが、工場見学は毎日開催ではありません。開催日は、「水・木・金・土※毎月の月末と年末年始を除く」です。開催時間は1日4回に分かれており、「9:30~11:00、11:00~12:30、12:30~14:00、14:00~15:30」です。工場見学の参加費は無料となっています。
崎陽軒工場に車で行く場合は駐車場の予約が必要
電車ではなく、車で工場見学に行きたいという方もいると思います。その場合は、予約時に駐車場の予約も済ませましょう。しかし、工場敷地内には駐車場は3台しか無いので、大人数のグループでの工場見学でもない限りは、なるべく電車で向かうことをおすすめします。当日、駐車場に停める際には、係の方に予約時間と名前を伝えてください。
なかなか予約が取れない人必見!予約の裏ワザとは?
先述の通り、崎陽軒の工場見学は本当に人気なため、希望日時に空きがあるということは稀です。予約画面を開けば、数ヶ月先まで空きの無いことを示す×印ばかりが表示されている状態なので、工場見学自体を諦めてしまいそうにもなりますが、諦める前にまだできることがあります!少しでも工場見学の予約を取りやすくする「裏ワザ」として、キャンセル待ち登録をおすすめします。
希望日に×印が付いていても、そのままその×印クリックすると、キャンセル待ちの登録へ進むことができます。登録をしておくことで、もしキャンセルが出た場合に工場見学に行けるチャンスを逃さずに済むので、希望日に工場見学に行ける確率が高まります。また、予約手続きの途中で満席になってしまった場合は、自動的にキャンセル待ち登録の画面へ切り替わります。
ちょっとしたコツで希望通りに工場見学に行けるかも!?
また、裏技とまではいきませんが、予約時のちょっとしたポイントを抑えておくことで、希望通りの予約が取れることもあるでしょう。例えば、日時に制約が無い方であれば、平日の初回9:30~の回に申し込めば比較的まだ予約を取りやすいでしょう。また、一人で予約を取るよりは、工場見学に一緒に行く人と手分けしてアクセスしてみたり、希望の候補日をいくつか考えておくことも良いかと思います。
崎陽軒の工場見学は、とにかく予約を取るのが難しいですが、こういった裏技やコツを試して粘ることで、希望日時に工場見学へ行ける近道と言えるでしょう。さすが、関東でも一、二を争う人気工場見学です。
横浜の崎陽軒の工場見学での楽しみはシウマイの試食だけではない
崎陽軒の工場見学は、リニューアル後には以前よりも見学できる範囲が増えました。工場内で見学できる製造ラインは、以前はシウマイの製造部分のみでしたが、現在はお弁当の製造ラインも新たに見学できるようになっています。試食だけではない、崎陽軒の工場ならではの楽しみが増えて、ますます崎陽軒の工場見学は人気になったようです。
工場見学の順番としては、まず崎陽軒の歴史について、続いてシウマイ製造工程の見学・ひょうちゃんの展示・シウマイ弁当美味しさの秘密・弁当箱詰め工程の見学、そして工場見学の一番の楽しみである試食となっています。それぞれの見学内容や魅力ポイントを以下で詳しく紹介します。
崎陽軒の歴史をガイドさんが教えてくれる
崎陽軒の歴史は長く、創業は1908年(明治41年)、横浜駅(現在の桜木町駅)構内で営業を始めて以来100年以上続いているそうです。工場見学ではパネルや映像を見て回るのですが、ガイドさんのお話も崎陽軒が発祥となった意外なものをお話してくれたりと、とても興味深いので飽きることなく見学できます。工場内を案内してくれる途中で、崎陽軒PRのための「シウマイ娘」が着ていた歴代コスチュームも展示されているもの見どころです。
工場見学ならでは!シウマイの製造工程に夢中
続いては、崎陽軒シウマイ弁当のラインを実際に見学できます。ここで作られるできたてのシウマイを後から試食できるのは工場ならではです。崎陽軒横浜工場では、1日に約80万個のシウマイが製造されるそうです。崎陽軒工場では、1分間に約3360個のシウマイが形成されるとあって、時間を忘れて見入ってしまう光景です。試食に次ぐ工場見学の見どころです。
歴代ひょうちゃん(醤油入れ)が可愛い!
崎陽軒といえば、醤油入れの「ひょうちゃん」コレクターもいるくらい、醤油入れが可愛いと人気です。製造ラインの見学を終えると、その「ひょうちゃん」の展示コーナーがあります。歴代ひょうちゃんが勢ぞろいで、今までひょうちゃんを知らなかった人でも、「かわいい!」と楽しめるコーナーになっています。
崎陽軒のひょうちゃんは年代だけでなく、地域や店舗限定のものや、様々なものとコラボしたひょうちゃんなど、とにかくバリエーションが豊富です。コレクターがいるのも頷けます。レア度のたかいひょうちゃんがフリマアプリなどで販売されていたりもするので、工場見学を機に集めてみるのも面白そうです。そんな個性溢れる「ひょうちゃん」のうち、一部をいくつか紹介します。
現在のひょうちゃんは三代目で、初代の復刻版となっています。工場見学でも見ることができる初代ひょうちゃんは、1955年(昭和30年)に漫画家の横山隆一さんにより誕生しました。白い陶磁器の容器に様々な表情が書かれており、全部で48種類もあります。栓がコルクであるところも、可愛らしさがありつつも、お洒落です。
二代目ひょうちゃんは、1988年(昭和63年)に創業80周年を記念して、ミスタードーナツの景品でお馴染みのイラストレーター・原田治さんがデザインしたものです。色付きで4色あるのが初代とは違っています。初代のあじのある可愛らしさとはまた違った愛らしさがあります。崎陽軒工場内で見られる限定ひょうちゃんには、還暦を記念してた赤いちゃんちゃんこひょうちゃんや、豪華なゴールドひょうちゃんもあります。
シウマイ弁当を買って帰りたくなる「美味しい秘密」も公開
ひょうちゃんの展示コーナーの見学を終えると、崎陽軒のシウマイ弁当の具材が模型で展示されているスペースへ進みます。豚肉は冷凍ではなく、生の豚肉を使用して、使う直前にひき肉にしているということや、干しほたて貝柱は一晩水で浸し、スープごと使っている等、シウマイ弁当の美味しい秘密を余すことなく紹介してくれます。これだけこだわっているんだと知れば、お土産コーナーで弁当を買って帰りたくなるでしょう。
工場見学リニューアル後に初解禁!弁当の箱詰め工程見学
以前の崎陽軒の工場見学では公開されていなかった、弁当の箱詰めラインを見ることができます。崎陽軒のシウマイにはホタテが入っていたり、ご飯は蒸気で炊いていたりと、シウマイ弁当が何故あんなに美味しいのかを見学を通して知ることができます。
工場見学一番のお楽しみ!できたてシウマイの試食
崎陽軒の90分の工場見学の中でも、一番楽しみな試食を最後に楽しめます。試食用のお皿は、可愛らしいひょうちゃん小皿です。可愛らしいだけでなく、醤油をたらす部分と、シウマイをのせる部分とで分かれていて、シウマイ用にもぴったりです。ちなみに、こちらの小皿はお土産用としても販売されているので、試食後購入することもできます。詳細は後程、改めて紹介します。
メインのシウマイは、「昔ながらのシウマイ」と、大きめの「特製シウマイ」を食べ比べることができます。もちろん、先に見学した製造ラインで作られた、できたてアツアツのシウマイです。これが美味しくないわけがありません。特製シウマイは、粗挽きにしたホタテの貝柱が通常よりも多く入っていることが特徴です。ホタテと豚肉の旨みが詰まっています。
工場見学で試食できるのは、シウマイ2種類に加えて「タケノコ煮」「パインキューブ」です。パインキューブは、甘酸っぱいパイナップルのジャムをサクサクのクッキー生地で包み、焼き上げたお菓子です。サクサク食感と、程よい酸味のしっとりパインジャムが絶妙です。タケノコ煮は、シウマイ弁当の中に入っているおかずですが、これもとっても美味しいと評判で、単品で販売してほしいという声も挙がるほどだそうです。
ひとつひとつの試食品は、シウマイはもちろん、その他のパインキューブやタケノコ煮も主役級に美味しいので、「試食だけじゃ物足りない!」という方も多いと思います。大丈夫、そんな方も満足できるのが崎陽軒工場です。後ほど紹介する「プチミュージアム」で、アツアツできたての崎陽軒の味を楽しむことができます!
小麦粉粘土で月餅型抜き体験ができる
また、工場内の見学を一通り終えたあとの試食タイムまでの間に、小麦粉粘土で月餅型抜き体験ができるコーナーもあり、子供だけでなく大人も楽しめます。こねた粘土を、月餅の木型に手でギュッと押して詰めます。そして型から外すと、月餅によくある朝顔、菊、バラなどの模様が浮かびあがり、簡単に綺麗に作ることができます。ちなみに、月餅の味は抹茶や、その他季節によって変わるそうです。
月餅の型抜き体験だけでなく、試食もできるようです。もともとの「月餅」というお菓子は中国のものなのですが、 「中華菓子=ずっしり重く、脂っこい」というイメージをお持ちの方も多いと思います。しかし崎陽軒の月餅は、月餅という名前はついているものの、日本人の口に合うよう食べやすくなっているので、途中で甘すぎたり、重すぎて一つは食べきれないということも無いでしょう。
崎陽軒の月餅は、バター風味の皮でしっとりとした和風あんを包みこんだ小ぶりなものです。まるで和菓子のような優しい味わいなので、お茶請けにもぴったりです。
試食後には「シウマイ娘」になって記念撮影も
試食コーナーの近くには、見学中に見た「シウマイ娘」のコスチュームを実際に着て、記念撮影ができる撮影スポットもあります。シウマイ娘だけでなく、売り子さんになることもできます。子供用サイズもあるので、家族で見学に訪れた際には、記念でお子さんに着せてあげるのも良い思い出になりそうです。
横浜の崎陽軒の工場見学に行ったらお土産を買って帰ろう
工場見学を終えてから立ち寄りたいのがお土産売り場だと思います。崎陽軒では、工場に入ってすぐの場所に、車両に見立てた売店「プチミュージアムショップ」でお土産やグッズなどを購入できるようになっています。
試食でもらったひょうちゃんがそのままお土産にできる
まず、工場見学者全員が持って帰れるお土産と言えば、試食の際に付いてきた「ひょうちゃん」です。自分の好きな表情のひょうちゃんを選ぶことができます。工場見学に行った記念として、お気に入りのひょうちゃんが手に入るのは嬉しいポイントです。帰宅後にはお弁当に入れるのにも丁度良いサイズなので、かわいい醤油入れとして重宝します。
ひょうちゃんオリジナルグッズがかわいい!
崎陽軒のお土産売り場では、崎陽軒のシウマイやお弁当などの定番商品の他に、ひょうちゃんのオリジナルグッズも販売しています。シウマイがお土産で人気なのは言うまでもないですが、このひょうちゃんグッズも負けていません。どんなグッズがあるのか、値段も合わせて見ていきましょう。
試食の時に、シウマイがのっていた「ひょうちゃん小皿」です。値段も一つ430円と丁度良い価格なので、3色色違いの小皿をまとめて買うと喜ばれそうな商品でしょう。この小皿は、シウマイとしょう油を盛り付けるスペースが分かれているのが特徴です。また、おいしさ長もちシリーズとともに誕生した「長もち3ゾウ」が描かれているのも可愛らしくておすすめです。
シウマイと一緒にお土産で買うのにもおすすめな「ひょうちゃん醤油さし」です。こちらは一つ650円です。ひょうちゃんを模ったしょう油さしで、ひょうちゃんの鼻から醤油が出るようになっています。崎陽軒ならではのかわいらしい醤油差しは、工場見学のお土産にもピッタリです。
続いては、「ひょうちゃんマグカップ」でこちらも650円です。ひょうちゃんを立体的に模って、ブルーとオレンジの2色から選べます。家庭でも、オフィスでも活躍の場が多いマグカップなので、お土産として渡しやすい商品です。
そして、お土産にしやすい「ひょうちゃんマスコットホルダー」は790円です。ボールチェーンが付いたかわいらしいサイズの、ひょうちゃんぬいぐるみがとても可愛いと人気です。工場見学の記念に、自分用にも買いたくなるお土産商品です。こちらは、崎陽軒のオンラインショップでは「ご好評につき入荷待ち」となることもあるようなので、工場見学に行った際には是非手に入れたいものです。
試食で食べた商品を自宅でも
崎陽軒はシウマイで有名ですが、実はお菓子も美味しいと好評です。シウマイの味は知っていても、パインキューブは工場見学の試食で初めて食べたという方も多いでしょう。崎陽軒のシウマイはよく食べている、という方には、こういったお菓子をお土産にしてみると喜ばれそうです。「パインキューブ8個入り(500円)」は、パッケージが黄色・橙色・青色で選べます。また、3色パッケージセット(24個)だと、1500円で購入できます。
そして、崎陽軒のもうひとつ代表的な人気お菓子として、月餅も見逃せません。「横濱月餅1個(130円)」から購入でき、まとまった数がほしい場合は箱に入ったセットでも購入できます。崎陽軒の月餅は数種類の味を楽しめます。黒ごま・宇治抹茶・栗・小豆に加えて、中でも人気の味がチョコ&チョコです。
チョコ&チョコは、北海道産小豆の餡にチョコを加えたチョコレート餡と、なめらかなチョコクリームの2層の味わいが生地の中に詰まっています。チョコ&チョコの3個入り(530円)もおすすめです。
工場見学後のプチミュージアムも楽しめる!
ちなみに、お土産が帰るプチミュージアムには、工場見学に参加していない人でも、疑似体験が出来るようになっています。プチミュージアムの中に入ると、本物の電車さながらの空間で、電車の窓に見立てたタッチパネルディスプレイがあります。そこでは崎陽軒の歴史や、工場でのシウマイの製造過程など、工場見学の実際の見学内容と同じような内容が見れるようになっています。
また、工場での出来立てアツアツの商品もミュージアム内で食べられます。工場見学に行くなら是非食べてほしい人気メニューとして、「シウマイまん(100円で3個)」があります。子供も大人も大好きな、ひと口で食べられるミニミニまんの中身はもちろん、崎陽軒のシウマイに使用しているあんと同じです。生地とあんのバランスも丁度良く、食べやすいサイズ感なので、一つ食べてもつい手が伸びてしまいそうになります。
お土産用なら10個入りの「シウマイまん(510円)」があります。お値段も、10個も入って510円とお手頃なので、ワンコインで買えるとあって飛ぶように売れています。おやつや、お酒と一緒に食べるのにも良さそうです。工場見学の際には最後に是非食べてみてください。
シウマイまんの他にも、ミュージアム内で食べられる出来立てアツアツメニューとして、「昔ながらのシウマイ3個(100円)」、「えびシウマイ、かにシウマイ盛り合わせ各1個(150円)」、「肉まん・あんまん(各150円)」があります。工場できたてアツアツメニューはお持ち帰りはできないので、その場で食べられる量で注文してください。
注文の際は、まずレジで食券を購入してから、窓口に食券を出すと10分以内には出来上がります。こちらのアツアツメニューは、工場見学の終了時間の前後30分は大変混み合うので、混雑を避けたい方はお土産などを購入してからだと、落ち着いて食べることができそうです。
崎陽軒の工場見学の予約がとれたら横浜を楽しめること間違いなし!
崎陽軒の工場見学は、予約が取りにくいのも納得の内容です。実際にシウマイを作る工場のラインが見れたり、出来立て食べ時の美味しいシウマイが無料で食べられるので、子連れでも大人だけでも、何度でも工場に訪れたくなります。横浜に訪れる際には、少し前から計画を立てて、是非工場見学に行ってみてはいかがでしょうか?