札幌の信玄は人気のラーメン店！おすすめメニューや営業時間は？

新鮮な海の幸や乳製品、ジンギスカンなどの北海道を代表するグルメはたくさんありますが、なかでもラーメンは北海道グルメで外せない定番になっています。特に、札幌はラーメンの激戦区となっており、数多くのラーメン店がしのぎを削っています。その札幌にある「らーめん信玄」は、知らない人はいないほどの超有名店です。札幌でタクシーの運転手さんなどにおすすめのラーメン店を聞いたらまず名前があがる名店でもあります。

札幌にあるらーめん信玄は、正式名称を「らーめん信玄　南6条店」といいます。らーめん信玄の2号店であり、本店は石狩市にある花川本店になります。らーめん信玄の本店までは札幌から車で30分ほどで行くことができますが、やはり札幌市内の方がアクセスが良いため、本店と同じメニューを楽しめる信玄の南6条店は常に観光客や地元の人で行列ができています。

札幌のらーめん信玄は、札幌市の歓楽街であるすすきのの外れの方にあります。JR札幌駅周辺からは少し離れているので、公共の交通機関を利用して行くのがおすすめです。もちろん、十分に歩ける距離なので、札幌の観光がてら大通り公園などを見ながらのんびり歩いて向かうのもおすすめです。ここでは交通機関を利用しての行き方を紹介します。

「JR札幌駅」かららーめん信玄に行くには、まず地下鉄南北線の「さっぽろ駅」へ向かいます。札幌駅の改札を出て地下を進むと、約10分ほどでさっぽろ駅に着きます。（さっぽろ駅には東豊線もありますが、それぞれ乗り場が遠いので案内に従って間違わないように進んでください。）地下鉄南北線で真駒内行きの各駅停車に乗り、約3分ほどで2駅目の「すすきの駅」に到着します。ここで下車して4番出口から地上に出ます。

地上に出たらそのまま月寒通を西（警察署が見えたら逆です）へ進み、歩道橋の先にある「南4西8」の交差点を左へ曲がります。左側に大きな猫のイラストが描かれたビルがあるので目印にしてください。曲がってしばらく進むと、左手側にローソンがあります。その交差点の斜め向かいにあるのが札幌のらーめん信玄です。近くに行くと、店の前に行列ができているのですぐにわかります。すすきの駅から徒歩で15分ほどで到着します。

地下鉄「すすきの駅」から市電に乗り換えてらーめん信玄に向かう方法もあります。あまり歩きたくない人や、既に観光で札幌市内を移動しており近くに市電の停留所がある場合はこちらがおすすめです。札幌市電「東本願寺前」で下車して、ファミリーマートがある側へ進みます。そのすぐ先にある「南7西7」のT字路を右折して少し行くと左手にらーめん信玄があります。東本願寺前から徒歩2分ほどで到着できます。

札幌にあるらーめん信玄の目印は、大きな黄色い看板です。昼間でも十分目立つ大きさですが、夜になるとライトが点くのでいっそう目立って見つけやすいです。そうでなくとも、ほとんどの時間帯で店の外にまで行列が出来ているのですぐにわかると思います。もし道に迷っても、札幌で道を尋ねたら誰でも教えてくれるほどに有名な店なので無事に辿り着けるでしょう。

観光客に好評なだけでなく、地元札幌の人達にも愛されているらーめん信玄。地元の人が通う店こそが本当の名店だと言われることがありますが、石狩で生まれて札幌で育ったとも言える信玄は、まさに地元に愛される名店そのものです。そんならーめん信玄の人気メニューとは一体どんなものなのでしょうか？信玄のこだわりや、味の特徴とおすすめポイントなど、詳しく紹介していきます。

札幌のらーめん信玄の一番人気メニューは、まろやかな風味がたまらない「味噌ラーメン」です。信玄のラーメンは全て、豚骨と野菜を50時間以上もかけてじっくりと煮込んだスープをベースにして作られています。そのスープをコク味噌で仕立てた「信州」は、白味噌の甘さとじっくり煮込まれた野菜の甘さが合わさり、まろやかな旨味を感じられる絶品です！豚骨の香りに優しく合わさる味噌の香りがまた食欲をそそります。

麺は中太の縮れ玉子麺を使用しており、スープがよく絡んでいっそう味噌の風味が感じられるようになっています。玉子麺特有のコシのあるプリプリの食感がたまりません。トッピングの長ねぎや玉ねぎ、もやしのシャキシャキした歯ごたえとの食感の違いでも楽しむことができます。柔らかめのメンマとチャーシューもスープとの相性がよく、一度食べたら忘れられない美味しさです。スープを飲みきってしまう人が後を絶ちません。

そして信玄の味噌ラーメンには2種類あり、信州と同じ豚骨野菜スープを辛味噌で仕立てたものが「越後」になります。辛味噌といっても激辛ではなく、味噌の甘さの奥に適度な辛味を感じられる程度なので、辛いものが苦手な方でも食べられる美味しさです。すっきりとした辛味噌は豚骨との相性がよく、コクがあるのにさっぱりとした口当たりになっています。また野菜の旨さと甘さを引き立てているので、スープの味がよくわかります。

トッピングなどは信州と同じですが、辛味噌のスープを野菜に絡めて味わうと、その相性のよさに驚かされます。優しい辛味が体を温めてくれる感じがするためか、越後は寒い日に特に食べたくなる味だと評判です。「信州」、「越後」、どちらも大きな器にたっぷりのボリュームですがそれぞれ760円です。ハーフサイズが540円で食べられるので、どちらもオーダーして食べ比べをしてみるというのもおすすめです。

信玄のラーメンはそのまま食べても十分に美味しいのですが、お好みでトッピングを加えることで味に変化が生まれ、また違った味わいを楽しむことができます。味噌ラーメンにおすすめのトッピングはバターとコーンです。熱々の味噌ラーメンにバターを乗せて少しずつ溶かしながら食べることで、スープにコクが増していく味の変化を楽しむことができます。

また、コーンをたっぷりと乗せたラーメンは見た目にも「これぞ札幌味噌ラーメン！」という感じで、札幌旅行の思い出に残ること間違いなしです。コーンの鮮やかな黄色が可愛らしく食欲をそそってくれます。また、味噌の風味とコーンの甘さの相性もよく、特に女性や子供の人気が高いです。バター、コーン、それぞれ110円でトッピングすることができます。

札幌の信玄といえば味噌ラーメンが一番の人気メニューではありますが、実は他の味も味噌に負けない美味しさになっています。信玄の「塩ラーメン」は味噌ラーメンと同じく、豚骨と野菜を50時間以上かけて煮込んだスープをベースにしています。塩ラーメンにも2種類あり、あっさり風味の塩ラーメンが「土佐」、こってり風味の塩ラーメンが「播磨」です。どちらも値段は760円で、530円でハーフサイズもあります。

あっさり塩の「土佐」は中太の縮れ麺を使用しており、麺にスープがしっかりと絡んで麺とスープそれぞれの風味を感じることができます。透き通ったスープは塩味によって野菜の旨味がより引き立っており、あっさりとしているのにしっかりとコクがある絶品です。ランチで注文するのももちろん良いのですが、満腹だったはずなのに気付いたら完食してしまうという味なので、お酒を飲んだ後のシメとして注文するのがおすすめです。

こってり塩の「播磨」は一度食べたらやみつきになってしまう人が多く、根強いファンがいる人気のメニューです。塩ラーメンにしては珍しい薄茶色の濁ったスープなので、初めて見た時は違うメニューが届いたのかと思う人もいるようです。こってり塩味という分類になっていますが、脂が特別に多かったり塩気が強すぎたりという、いわゆる濃い味とは違った、きちんと塩の味が感じられる程よい風味に仕上がっています。

通常、塩ラーメンというと塩分を気にしてスープを残す人が多いのですが、信玄の塩ラーメンではスープを飲み干す人が多く、残す人は逆に珍しいくらいです。というのも、信玄の塩ラーメンは土佐も播磨も非常に口当たりがよく、塩分を気にしている間もなく気付いたらスープを全て飲みきってしまっているほど、コクと風味が豊かで味わいがあります。お酒が好きな人には特にたまらない味のようです。

麺やトッピングはどちらも味噌ラーメンと同じものになりますが、シンプルな具材だからこそ、それぞれのスープの違いがはっきり分かりやすく、またそれぞれが非常に相性が良いということがわかるようになっています。札幌の信玄のラーメンはトッピングに頼り過ぎない、まさにラーメンそのものを味わうことができる組み合わせだと言えます。味噌しか食べたことのない人は是非塩ラーメンを味わってみてください。

信玄の塩ラーメンに合わせるおすすめのトッピングは野菜です。ネギやもやしのシャキシャキとした食感と、スープの塩気が絡み合って、より野菜本来の甘味を感じることができます。札幌の信玄では、麺、野菜、メンマはそれぞれ110円追加で大盛りにすることができます。特に、寒い季節には大盛りの長ネギが風邪予防にもなっておすすめです。

味噌、塩に続く定番のラーメンといえば「醤油ラーメン」です。他の味と同じく、スープのベースは豚骨と野菜を50時間以上かけて煮込んで作られています。信玄の醤油ラーメンは他の味と同じく2種類あり、あっさり醤油の「尾張」と、こってり醤油の「水戸」になります。信玄のラーメンの名前にはそれぞれ昔の地名がつけられていますが、ラーメンの味と地名との関連性があるのかどうかはわかっていないようです。

あっさり醤油味の「尾張」は、見た目は薄茶色のやや濁りのあるスープになっているので、一見こってりした豚骨醤油をイメージしがちですが、いざ食べてみると実にさっぱりとした口当たりの良さで箸が進みます。全体に散らされるようにして盛り付けられたもやしがスープと一緒に麺に絡んで、さっぱりした食感を後押ししています。女性にも人気があり、お酒を飲んだ後にさっぱり締めたい時などにも好んで注文する人が多いようです。

こってり醤油味の「水戸」は濃い目の茶色いスープに浮いた玉の油が美しいラーメンです。こってりというものの、油のギトギトした感じはなく、サラっと飲むことができます。ベースの豚骨を活かしながらしっかりと醤油が効いているスープはコクがあり、まろやかな優しい味わいです。つるんとした食感の玉子麺との相性も非常に良く、やわらかいのに飽きのこない安心できる味です。

信玄の醤油ラーメンに合わせるおすすめのトッピングはチャーシューです。信玄のチャーシューは非常に柔らかく、お箸で簡単に切れるほどにトロトロです。その柔らかいチャーシューと、豚骨をベースにしながら醤油で整えられたスープとの相性は最高です。また、角煮をトッピングして「角煮ラーメン」にするのもおすすめです。チャーシューと同じく柔らかな角煮と優しい醤油スープの組み合わせがたまりません。

チャーシューはプラス190円、角煮はプラス240円でトッピングすることができます。そして、チャーシューと角煮の両方をトッピングする場合はプラス290円と非常にお得になっています。札幌の信玄はどのラーメンも大き目の器に盛り付けされており、一般的なラーメンよりもスープの量がやや多めに入っているので、是非トッピングを追加してそれぞれのスープとの相性を楽しんでみてください。

また、札幌の信玄のメニューにはありませんが、石狩の本店の醤油ラーメンにはもう1種類、こがし背油醤油の「蝦夷」があります。それだけ、信玄は醤油味にもこだわりがあるということになります。北海道のラーメン、特にらーめん信玄といえば味噌ラーメンばかりが注目されがちですが、是非こだわりの醤油ラーメンの味の違いも食べ比べてみてください。

札幌のらーめん信玄の営業時間は昼の11時30分から深夜25時（翌朝の1時）までとなっています。基本的に定休日はありません。深夜まで営業しているので、すすきの周辺などでお酒を飲んだ後のシメとして信玄に来る人も多くいます。信玄の店内では、開店から夕方4時までは禁煙、4時以降は閉店まで分煙となっており、ランチを楽しみたい人、お酒が入っていてタバコが欲しい人への配慮もそれぞれされています。

常に行列が出来ている札幌の信玄ですが、混雑を避けられる時間帯はあるのでしょうか？札幌の信玄の人気はすさまじく、開店前の11時頃であっても既に順番待ちの列が出来ているのは当たり前です。更には、深夜12時を過ぎた時間であってもまだ並んでいる人がいるというのが常になっています。もし混雑を避けたいのであれば、お昼のピークを過ぎた午後15時過ぎから夕方6時前頃に行くのがおすすめです。

この時間帯が比較的空いていると言えますが、並ばずにすぐに席に着けるというわけではありません。あくまでも行列が少し短いという程度のものなので、しばらく並ぶ覚悟はしていきましょう。とはいえ、店内には待ち合いの椅子も置いてありますし、待っている間に店員さんがメニュー表を渡してオーダーを取ってくれます。席についてしまえば5分ほどでラーメンが運ばれてきますので、非常に回転は良いです。

らーめん信玄といえば定番メニューはやはり味噌ラーメンですが、実はラーメンと並んで人気のメニューがあります。せっかく並んで信玄に行ったのであれば、定番メニューは押さえておきたいですよね？ここでは是非ともラーメンと一緒に食べたい人気のおすすめメニューを紹介していきます。

札幌のらーめん信玄で味噌ラーメンと並んで大人気メニューなのが「チャーハン」です。実は味噌ラーメンを注文した人の多くが、一緒にチャーハンも注文しています。信玄のチャーハンは少量の具を塩コショウで味付けしており、見た目は非常にシンプルです。色は一般的なチャーハンよりも濃く、褐色をしているので最初はびっくりする人もいるようです。ですが、このチャーハンに本当に驚くのは一口食べてからです。

超強火で炒められた信玄のチャーハンは、とても香ばしい風味でありながら旨味があり、パラパラとした食感が絶品でクセになる人が続出するのも納得の味です。シンプルな味付けは紅しょうがとの相性もよく、味噌ラーメンのスープとの相性も抜群です。しかも値段は普通盛りで380円、大盛りでも540円という安さ！ご飯がなくなり次第終了なので、夜には売り切れの可能性が高いです。注文するなら早めに行くのがおすすめです。

ラーメンのお供として定番の「餃子」もらーめん信玄の人気メニューです。信玄の餃子はサイズが小ぶりで食べやすく、にんにくの量も控えめなので女性にも人気があります。値段も餃子5個で380円とお手頃価格なので、ラーメンだけでは物足りないという時におすすめです。また、餃子がセットになったお得なメニューがあるのも人気の理由です。

夕方5時まで限定のランチメニュー「信玄セット」はあっさり塩ラーメン「土佐」と餃子にライスが付いて1030円。夕方5時からの限定メニュー「晩酌セット」は「土佐」と餃子にビールが付いて1360円となっています。どちらのセットもラーメンは「土佐」のみで他の味を選べませんが、それぞれ単品で頼んだ場合よりもかなりお得な値段になっています。塩ラーメンを注文するならセットで餃子も食べるのがおすすめです。

常に行列のできるらーめん信玄ですが、その味を家庭で楽しむことができるお土産が販売されています。札幌駅のどさんこプラザや新千歳空港の出発ロビーなどの土産物店で札幌土産として購入することができますし、楽天やAmazonなどのネットショップでお取り寄せすることもできます。値段は2食入りで税込み648円という安さです。家庭用、また周りの人へのお土産としても手頃で喜ばれる人気商品になっています。

家庭で作る時は麺が柔らかくなりやすいのであまり茹で過ぎない様にすると良いでしょう。トッピングなどは入っていないので自分で用意する必要がありますが、信玄の特徴であるコクのあるスープの味がきちんと再現されており、家庭でも信玄の味が楽しめるのでおすすめです。札幌になかなか行けないという人や、信玄の味が忘れられない人は是非通販でお取り寄せしてみてください。
 

常に行列ができている札幌の信玄ですが、やはり人気店には人気店たる理由があります。札幌で一番とも言われるらーめん信玄の極上味噌ラーメンを是非味わってみてください。そして味噌だけでなく、他の味ももちろんおすすめです。ハズレがないと言われている札幌のらーめん信玄で、並ぶ価値がある本物の味を楽しみましょう！