焼きそばの具でおすすめは?切り方から炒める順番・味付けのコツまで紹介
焼きそばは手軽に作ることができる料理の一つです。おすすめの具材は定番の豚肉や野菜の他、魚介類も入れることができます。味付けのソースを変えたり加えたりするだけで風味を一変させる事も可能です。焼きそばづくりを失敗しないコツは具材の切り方と炒めの順番です。
目次
焼きそばを引き立てる具材を紹介!あっと驚く一品に!
焼きそばは3玉で100円程度で買うことができる手軽な食品です。お昼ごはんやちょっとお腹がすいたときなどにすぐに調理して食べることができます。夕食のおかずにもう一品欲しいと思ったときに付け加えることもできます。いろいろな場面に活用することができる焼きそばですが、せっかく作るのであれば、おいしく作りたいものです。ありきたりな焼きそばをよりおいしくするための方法を紹介します。
意外と難しい焼きそばの具材の選び方と作り方
ここでご紹介する焼きそばの作り方は、市販の焼きそばを使うものです。市販の焼きそばの中には具材は入っていません。そのため具材は別に用意する必要があるのです。具材の定番はおすすめですが、いつもと異なる具材を入れることで新しい食感を経験することもできるのです。具材によって調理方法が変わることが難しさなのですが、具材選びはお好みで選ぶことができるのがポイントです。
焼きそば作りは誰でも経験済み
焼きそばを作ったことがない人は少なくないのではないでしょうか?子供のころに初めて一人で調理する献立の一つでもあるように、誰でも経験があるハズです。でも同じ焼きそばを作っても、上手に作れた時と失敗した時の両方の経験をお持ちではないでしょうか?長年作っていても失敗することもあるのです。失敗しない焼きそばづくりにはコツがあるのです。
焼きそば作りで失敗する理由は具材の水分と炒めの順番
焼きそばは麺料理です。しかしその麺を炒めることがそもそも難しいのです。炒める時には水分や火加減が重要なポイントになります。水分が少なすぎると乾いてしまいパサパサになってしまいます。また焦げやすくなったり、フライパンにくっつきやすくなったりもします。水分が多すぎるとべちゃべちゃの仕上がりになってしまいます。
水分を火加減でコントロールすることがコツなのです。でも水分をコントロールすることに拘って焼きそばを作っている人はほとんどいません。そのため、仕上がりが意図せずに成功したり失敗したりするのです。具材の下ごしらえや切り方、そして選び方で水分のことを考えずに調理することもできます。その秘訣は後で紹介します。
炒める順番も大事なポイントです。火が通りにくい順番に炒めますが、具材の切り方によって火の通りが異なります。炒める順番を考慮して具材を揃えておくことで失敗しにくくなるのです。順番だけでなく炒めすぎにも注意することが大事になります。失敗しない炒めるの順番も詳しく紹介します。
焼きそばの定番の具材は?
焼きそばの定番の具材はしっかりと押さえておこう!
焼きそばの定番の具材は、まず豚バラ肉やハム、ソーセージの肉類です。そして野菜類です。野菜は、ピーマン、ニンジン、キャベツ、玉ねぎ、もやしなどがあります。この二種類の具材の組み合わせで焼きそばは意図も簡単に完成してしまうのです。
もちろんここに掲げたすべての具材を入れる訳ではなく、厳選して組み合わせることでおいしい焼きそばを作ることができるのです。二種類の具材のうち何を入れるのかをまず決めておくことが大事です。
こんな具を使うと焼きそばの味が引き立つ!
定番の肉と野菜だけを使った焼きそばもおいしいのですが、毎回同じだとバリエーションがなく飽きてしまいます。具材にちょっとした工夫を加えることで、いつもと違う焼きそばを作ることもできます。具材にこれを入れてはダメという決まりはありません。お好みの具材を入れてみるのも料理の楽しさの一つなのです。
具材にバリエーションを持たせてみよう
野菜だけでもバリエーションを持たせることができます。ニラを入れて野菜の味を前面に出すこともできます。ニンニクやトウガラシなどを入れて辛さを加えることでも味に変化を持たせることができます。コーンを加えることで見た目の華やかさをアップさせることができます。肉も豚肉が定番ですが、鶏肉や牛肉、ラム肉を使用することもできます。蕎麦で定番の鴨肉を使ってみてもいいかもしれません。
意外な具材が味を引き立てる
肉や野菜以外の具材を加えることで味をさらに引き立てることができます。おすすめの具材は魚介類です。同じ麺類にはパスタがあります。魚介パスタが存在するのですから魚介焼きそばがあってもおかしくはありません。鮭や貝類を入れるといつもと違う焼きそばを作ることができます。
具材として入れるだけではなく天ぷらを焼きそばの上に乗せるのもおすすめです。イカ天や海老天を乗せ、その上に鰹節と小ネギをかけることでお好み焼き風の焼きそばになります。特に主食として焼きそばを食べる場合には、ボリューム満点の焼きそばになります。
焼きそばの具材にも切り方の工夫が必要
具材の切り方にも工夫があると焼きそばをおいしく作ることができます。ざく切りの具材でも焼きそばは完成しますが、火の通りが均一でなかったり、味が浸透していなかったりと失敗する事もあります。麺が主役ですので、麺になじみやすく、火の通りやすい切り方を意識するとパーフェクトです。ポイントは麺と同じサイズにする切り方です。
肉具材の切り方のポイント
肉はスーパーで購入するときに何を選ぶのかが大事なポイントになります。おすすめはばら肉です。好きな大きさにカットすることができ、厚さもちょうどよいため焼きそば作りに適しているのです。肉の切り方は、2センチ四方の大きさにカットする方法が一番多いのですが、麺やソースと合わせることを考慮すると細切りがおすすめです。細切りの場合には4センチから5センチ程度の長さにすることがコツです。
野菜具材の切り方のポイント
野菜は火を通りやすくする大きさを心がけることが大事です。ニンジンは硬く一番火が通りにくい具材ですので、細切りにして芯まで火が通るサイズにしておきます。逆に玉ねぎの切り方は、小さく刻みすぎると食感が全くなくなってしまいますので、ある程度の大きさを残して薄切りにしておくのがコツです。キャベツの切り方も同様に細切りに下ごしらえしておくのがおすすめです。
野菜は炒めすぎると水分が出て、パサパサになります。野菜類は一緒に炒めることが多いため、同じ程度の仕上がりになるような切り方を意識することがコツです。野菜から水分が出る原因は炒めすぎによるものです。炒め過ぎなくても火の通る大きさの切り方にしておくことで、完成した時に野菜にみずみずしさが残りパサパサにならずに済みます。
焼きそばの炒め方のコツは順番!
肉や野菜のカットは大事な下ごしらえです。これが完了するといよいよ炒めに入ります。普段焼きそばを作るときには何気なく野菜を入れて、肉を入れて、十分に火が通ったら麺を入れて最後にソースを絡めて完成という流れが一般的です。しかし炒め方を工夫することで、今までと全く異なる味に仕上げることができるのです。炒める順番を守ることがコツなのです。
具材の炒め方
具材の炒め方の順番は、野菜から炒めて、次に肉を炒めます。まず野菜は基本強火で炒めます。そしてできる限り短い時間で炒め終わることが重要です。炒めすぎると水分が出ます。そのため、炒めすぎない程度で終わらせることがコツです。
しっかりと油を敷いたフライパンを強火で加熱し、十分に熱くなったら、野菜を投入します。ニンジンなど火の通りにくい具材から炒め始めます。強火で炒めることで、野菜の表面に持っている水分を蒸発させることができるのです。徐々に柔らかい具材を入れて混ざったら、一度別皿にあけます。
次に肉を炒めます。肉は炒めすぎると硬くなる性質を持っています。そのため、肉は中火で炒めます。油を肉自身が出すため、少なめの油を敷いて肉を炒めます。赤みが消える程度がちょうどよいタイミングです。肉も長時間炒めるのは禁物です。厚めの肉を使うのであれば、しっかり火が通るように中火よりも弱めの火力で炒めるなど調整することがコツです。
肉が炒め終わったら、別皿に移しておいた野菜を投入して混ぜ合わせます。野菜と肉が絡むように炒めます。この時の火力は中火でかまいません。具材の段階で塩コショウで少し味を整えておくとベストです。しかしソースにも濃い味がありますので、下味程度の薄めにしておくことがポイントです。
麺の炒め方
具材に麺を混ぜ合わせます。市販の焼きそばを利用する場合、麺は一食分ずつ袋に入っているのが一般的です。しかし麺同士がくっついてほぐし難くなっているのを経験したことがある人も多いのではないでしょうか?これを解消するために麺をあらかじめ1分程度電子レンジで温めておくと柔らかくなります。
麺が硬いまま炒めるとほぐしている間に具材である野菜や肉が焦げてしまったということにもなりかねません。また、麺をほぐすために水を注ぐ人もいますが、これはNGです。水分が補充されてべちゃべちゃな焼きそばになってしまいます。水は絶対に入れてはならないのです。
プロの焼きそば炒めを参考にする
焼きそば専門店を経営しているプロはお客様に提供するために、最高の焼きそばを毎日作っています。焼きそば専門店では、大きい鉄板を利用しています。一律に見える鉄板もそれぞれ場所によって熱さが異なります。そして強火で野菜を、中火で肉を、弱火で麺を別々に炒めて最後に一緒にまとめて味付けをして提供しています。家庭で同じ事はできませんが、火加減が重要なのがよくわかります。
ソースだけでは物足りない!焼きそばの秘伝の味付けとは?
市販の焼きそばをスーパーなどで購入すると麺と一緒に粉末のソースもセットになっています。粉末ソースを利用する機会が一般的です。粉末ソースはメーカーが工夫しておいしい味を出せるように工夫していますので、それだけでも十分です。でも逆に万人向けになっているため、物足りなく感じる人も少なくありません。ソースに工夫をすることで一層味わいを深めることができるのです。
まずは一般的なソースで味付け
焼きそばの粉末ソースだけで物足りないと感じる場合におすすめのが醤油です。醤油はどんな料理にも一味加えるために便利な調味料です。味で失敗す確率も低いのです。当然、焼きそばにも利用できるのです。濃い味を希望なのであれば、とんかつソースやウスターソース、お好み焼きソースなどを利用すると濃いめの味を実現することができます。さらに醤油も加えることができます。
ソースを工夫すると別の味にできる
最近では市販の焼きそばにも塩味や明太子味など様々なソースの味が出回っています。ソースを工夫すると焼きそばの風味を変えることができるのです。ソース味はありきたりの定番なのですが、ソースを変えるだけで全く異なる味にできるのです。スパイスや調味料を加えるだけで今までにない味にすることができます。
グルメサイトなどにも様々な焼きそばソースを紹介していますが、オイスターソースはおすすめです。魚介類を具材として入れた焼きそばであれば、オイスターソースが旨味を引き出してくれます。辛みを加えたいのであれば、豆板醤ソースがおすすめです。キムチを具材として入れると相性が良くなります。トマトベースのソースもおすすめです。具材もソースも同じであるためナポリタンに似た焼きそばを作ることができます。
一工夫で味わいが深まる
具材と麺を絡めたあと、すぐに味付けへと進みたくなりますが、ここでもうひとつ工程を加えることで味に深みを出すことができます。それは蒸すことです。火加減は弱火もしくはいとど止めます。そして30秒程度ふたをして蒸します。この工程を入れることでふっくらとした味に仕上げることができます。蒸す時間を長くすると水分が邪魔し始めますので、30秒程度にとどめておくことが大事です。
シチュエーション別でのおすすめ焼きそば
焼きそばは様々なシーンで食べます。お昼ごはんの主食として作ることもあります。夕食のおかずの一品として作ることもあります。パンにはさんで調理パンとしてお弁当などにする場合もあります。食べるのは家庭内だけではありません。海水浴やイベント会場、お祭りなどでも焼きそばは定番のメニューです。それぞれのシーンで味付けや具材が変わるのです。おいしい焼きそばは食べるシーンも考慮する必要があるのです。
主食として食べる時には、具材もたくさん入れてソースも濃いめに仕上げると満腹感を得られることができます。一方、パンにはさんだりする場合には、具材やソースの味も控えめにすると効果的です。夕食のおかずの場合には、辛さを加えたりするのがコツです。外で調理して食べる時には、細かい調理がしにくい面もあるため、具材や麺の出来栄えを吸収できるように、ソースは定番の濃いめが適しています。
具材とソース次第でバリエーション豊かな焼きそばができる
焼きそばの具材やソースについて、調理方法についていろいろご紹介してきましたが、具材とソースだけで様々なバリエーションを生み出すことができるのです。組み合わせは無限大、ルールもないのです。具材によって切り方や炒める順番には注意しなければなりませんが、おいしい焼きそばはいくらでも作ることができるのです。ぜひ、皆さんもオリジナルの焼きそば作りにチャレンジしてみてください。