焼きそばは冷凍できる?まとめ買いした麺や作り置きの保存・解凍方法を解説
誰もが一度は食べたことがある焼きそば。そんな焼きそばをご家庭で作った際の正しい保存方法は知っていますか?冷蔵保存と冷凍保存はどちらがいいのか。まとめ買いした麺やまとめて作った焼きそばの冷凍保存・解凍方法などを紹介します。
目次
ソースの香りがたまらない!定番メニュー焼きそば
たまに無性に食べたくなる焼きそば。日本人なら誰でも一度は食べたことがあるでしょう。家庭や給食で、飲食店や屋台でも定番のメニュー。スーパーやコンビニでも加工食品として売られているのをよく目にしますが家庭でも簡単に作ることが出来ます。
簡単でいてスーパーなどで売られている加工食品を買うよりも栄養が取れる、かつ経済的。一人暮らしや主婦の方はよく作るのではないでしょうか?スーパーなどではたまに焼きそば麺が安く売られており、安い場合1玉10円以下ということもあります。焼きそばをご家庭で作るとかなり節約することが出来るのでまとめ買いされる方も多いでしょう。
しかし、案外焼きそば麺の賞味期限は案外短く安く売られているものだと当日や翌日だったり、長くても1週間ほど。作り置きとしてまとめて調理しても3日以内には食べてしまわないといけません。しかし毎食焼きそばだと飽きてしまいます。そんな時は冷凍保存が便利です!今回はまとめ買いした麺、まとめて作り置きした焼きそばを冷凍保存する方法、そして解凍して美味しく食べる方法を紹介します。
焼きそば手作りがいい
加工食品よりも手作り
カップ麺やレンジで温めるだけの加工食品よりも焼きそばは手作りの方がいいのです。その理由は、手作りの方が値段が安いからです。その瞬間だけを見るとカップ麺の方が安いこともありますが、トータルで見ると断然手作りの方が安価です。
もう一つの理由としては加工食品にはあまり栄養がないということ。カップ麺を想像すると分かりやすいと思いますが、カップ麺などの加工食品には野菜がほとんど入っていません。
入っていたとしても栄養はほとんど残っていません。また栄養素が取れないだけでなく多くの食品添加物が含まれており、摂取しすぎた場合体に様々な影響を与えます。焼きそば麺自体は加工食品ですが、その他の野菜を使うことによって栄養も取ることが出来ます。
そもそも焼きそばって冷凍保存できるの?
焼きそばは冷凍保存が出来る
そもそも焼きそばって冷凍保存できるの?と疑問を持つ方も多いでしょう。その答えとしてはイエス。焼きそばは冷凍保存が出来ます!コンビニやスーパーでもよくレンジでチンするだけの加工食品として売られています。なので安売りなどでまとめ買いした時や一気に作ったときなどは冷凍保存が便利です。むしろ美味しく保存するなら冷凍の方が適しています。
焼きそばを冷凍保存するメリット
焼きそばを冷凍保存するメリットは2つ。1つ目は美味しさをキープ出来るということ。焼きそばを調理して時間が経つと、面が乾燥してパサパサしてしまいます。冷凍保存することで風味が落ちず美味しい状態をキープ出来ます。2つ目のメリットは解凍するだけですぐに使えるということ。忙しい時に料理するのは非常に面倒。小分けにしておくことで解凍して晩ご飯やお弁当の1品としてすぐに使うことが出来ます。
冷蔵保存と常温保存の賞味期限
冷蔵庫の場合
よくある焼きそばの保存方法として、更に移した焼きそばにラップをかけて冷蔵庫で保存する方法です。翌日などにすぐ食べるのであれば問題はありません。保存しておける期間としては2~3日です。またタッパーなど蓋がありきれいに密閉出来た場合でも1週間というところです。
焼きそばを常温で放置すると食中毒の危険性が
焼きそばを調理した後、「どうせ明日も食べるし」と、フライパンの中に残したままにしてしまうこともあるでしょう。すぐに食べるのであれば問題はありません。しかし長時間の常温での放置には大きな危険が潜んでいるのです。
焼きそばをフライパンの中でそのまま放置するとセウレス菌が繁殖して食中毒の危険性が出てきます。セウレス菌は自然界には広く存在している細菌です。このセウレス菌の特徴として、30℃前後で最も活発になり、急激に始めます。チャーハンや焼きそばなど穀物を原料とする加工食品には特に注意が必要です。
このセウレス菌は90℃で60分加熱しても死滅しない芽胞を形成します。一度、芽胞を形成すると通常の過熱では死滅させることが出来ないので、まとめて作って食べきれないときは早めの保存を心がけましょう。
冷凍の場合の保存期間はどれくらい?
焼きそば麺の冷凍保存<調理前>
調理の前でも冷凍保存は可能です。未開封で冷凍保存した場合の賞味期限は約1か月ほど。スーパーなどでまとめ買いしたのはいいが、賞味期限が短くて食べきれないという方は冷凍で保存すると長持ちします。
焼きそばの冷凍保存<調理後>
焼きそばを冷凍保存した場合、保存期間としては約2週間が目安です。時間が経ってしまうと冷凍やけを起こしてしまい麺がパサパサしたり、油が酸化して風味が損なわれてしまいます。なので冷凍保存した場合でも、美味しく食べられる2週間以内には食べるようにしましょう。
冷凍での保存方法は?
焼きそばの冷凍保存する際に特に難しいことはありません。粗熱が取れたら正しい方法で冷凍庫に入れるだけ。ここでは美味しく冷凍保存する方法について3つパターンで紹介します。
そのまま保存<麺のみ>
焼きそば麺のみの場合はそのまま冷凍できます。まとめ買いした焼きそば麺は賞味期限内に食べきれないと思ったら迷わず冷凍庫へ!ただしソースもセットになっている商品の場合はソースを取り出してから冷凍庫に入れて保存してください。
フリーザーバッグに入れて冷凍保存
調理済みの焼きそばを保存する場合、適しているのが冷凍保存用のフリーザーバッグです。粗熱が取れるまで待ち、取れたらそのままフリーザーバッグの中に入れます。こんもりならないように注意しなるべく平らになるように詰めます。しっかり空気を抜いて閉じれば完成です。空気が多く残ると参加が早く進み風味が損なわれるので注意。
ラップに包んで冷凍保存
もう一つの手段は、焼きそばをラップで包む方法です。ラップで1食分を包みます。ここでも平らに広げ空気が入らないようにピタッと包むようにしましょう。そのまま冷凍保存用のバックに入れるだけ。1食分ずつ保存すれば解凍してそのままお弁当などに使えて簡単なのでオススメです。
焼きそばを美味しく冷凍保存するコツ
せっかく作った焼きそばを美味しく冷凍保存する為には秘訣があります。その秘訣は「素早く冷凍する」ということ。ゆっくり冷凍すれば細胞が壊れてしまい、その分だけ美味しさも損なわれてしまいます。なので急速に冷凍することで美味しさそのままに冷凍することが出来るのです。
しかし急速に冷凍すると言っても冷蔵庫に急速冷凍機能が付いていなければ素早く冷凍することはで出来ません。そんな時に金属製のトレーやバットが非常に役立ちます!熱伝導の早い金属製のトレーの上に焼きそばを置くことでより素早く冷凍することが出来るので美味しさを損なわずに済むのです。
冷凍した焼きそばの解凍方法は?
解凍するにもコツがある
美味しく冷凍した焼きそばを美味しく解凍しないと意味がありません。解凍するのにも美味しく解凍するコツがあります。一番は食べる前日に冷凍庫から冷蔵庫に移して解凍すること。冷凍の時とは逆でゆっくりと解凍することで風味が損なわれず美味しく解凍することが出来ます。解凍した焼きそばはレンジで温め直すかフライパンでいため直してましょう。
すぐに食べたい!
前日に冷蔵庫に移すのを忘れていた。すぐに食べたいという場合には電子レンジで加熱してください。耐熱の容器に移してラップをして、加熱ムラが無いように途中で取り出して箸などでほぐすと均一に加熱出来てより美味しく食べられます。
冷凍の焼きそばでアレンジメニュー!
焼きそばは確かに美味しいけど毎日同じメニューだとやはり飽きてきたり物足りなかったりします。そのため保存期間の目安である2週間を過ぎても冷凍庫には冷凍された焼きそばが残ったままということも。そこで焼きそばを使ったアレンジメニューを紹介します。冷凍保存した焼きそばを様々なメニューにお使いください。
これも定番!焼きそばパン
焼きそば料理の定番、焼きそばパン。学校やコンビニなどでも売られており人気のメニューです。ご家庭でも作り方は簡単、買ってきたコッペパンの中に解凍した焼きそばを挟むだけです。コッペパンの代わりに食パンに挟んでも美味。朝食やお昼ご飯におすすめです。
がっつり!ソバめし
がっつり食べたいときにおススメ。炭水化物を炭水化物ですが男性は好きな人が多いでしょう。調理も簡単で炊いたご飯と解凍した焼きそばをフライパンで炒めるだけです。ご飯も冷凍しておけば解凍するだけなのでかなり簡単に作ることが出来ます。
ちょっとひと手間!モダン焼き
ちょっとひと手間を加えてモダン焼きにも。お好み焼きの生地に解凍した焼きそばを乗せて焼くだけなので簡単に作ることがで出来ます。ご家族でや友人を呼んで余ってる冷凍の焼きそばを使い切りましょう。
まとめ:焼きそばは冷凍もできる
加工食品と比べても安価で栄養も取れる焼きそば。せっかくまとめ買い、まとめて作り置きした焼きそばも賞味期限が来てしまい食べきれないといと本末転倒です。冷蔵庫で保存するよりも実は冷凍して保存する方が美味しさも賞味期限も長持ちするのです。そして冷凍と解凍を上手く使えば時間的にも経済的にも抑えられます。主婦や一人暮らしの方など、今回紹介した冷凍方法、解凍方法を是非とも試してみてください!