2018年11月20日公開
2024年08月19日更新
クイニーアマンはフランスの定番菓子!コンビニやコストコで買える?
クイニーアマンはもう食べましたか?コンビニからはこの秋新商品のクイニーアマンが発売され、コストコでもクイニーアマンが販売されています。クイニーアマンとはバターたっぷりの生地で作るフランスの伝統菓子です。今回は、コンビニやコストコ、人気洋菓子店などで販売されているクイニーアマンについてカロリーも含めて紹介します。さらに、自宅で作れる本格レシピや手軽に作れるレシピなど話題のレシピも合わせて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
クイニーアマンの濃厚バターで幸せ気分!
日本でもよく見かけるようになったクイニーアマン。丸くコロンとした可愛いらしい形で、ツヤ感たっぷりに焼き上がっています。クイニーアマンは、その見た目からも美味しそうな予感がするお菓子です。
クイニーアマンとはバターを使ったフランスの伝統菓子です。外はサクッと香ばしく、中はしっとりとして甘味と塩気を感じる生地になっています。日本でブームとなり、これまで正統派のクイニーアマンからアレンジしたクイニーアマンまで、様々なものが販売されてきました。この秋にはコンビニから新商品のクイニーアマンが発売され、より一層様々なクイニーアマンを食べられるようになりました。
スイーツ好きには見逃せないクイニーアマンですが、バターや砂糖をたっぷり使っているのでカロリーが気になるという人も多いのではないでしょうか?今回は、コンビニやコストコで販売されているクイニーアマンについて、カロリーも含めて詳しく紹介していきます。
お店で販売されているクイニーアマンはもう食べてしまった!という人は、自宅で手作りしてみるのはいかがですか?クイニーアマンのレシピは本格的なものから手軽に作れるものまで様々です。好みやシーンに合わせて作ることができるので、ぜひ参考にしてください。
クイニーアマンとはどんなお菓子?
クイニーアマンとはフランス・ブルターニュ地方の焼き菓子
クイニーアマンとはフランスのブルターニュ地方の伝統菓子です。ブルターニュ地方はフランスの北西部に位置する地域で、良質な乳製品やゲランドの塩でも有名な良質な塩の産地です。そのためブルターニュ地方のバターは有塩バターであることが特徴で、有塩バターを使用した様々なお菓子が作られています。クイニーアマンもその一つです。
クイニーアマンとは外はカリっ中はバターでしっとり
クイニーアマンのクイニーとはお菓子、アマンはバターという意味です。つまり、クイニーアマンとはバターのお菓子ということです。
外側はサクサクとした食感で、香ばしく焼き上げられています。中はバターたっぷりの生地で甘さと塩気が感じられます。クイニーアマンとはサクッとした食感と有塩バターの甘さと塩気のバランスが良いお菓子です。
クイニーアマンとは失敗から生まれたお菓子
クイニーアマンはフランスの伝統菓子として、現在も大切に作られています。食べる人を幸せな気持ちにするクイニーアマンですが、実は失敗から生まれたお菓子というから驚きです。
クイニーアマンは1860年代にパン屋によって作られました。この頃小麦粉が不足し、バターのほうが豊富にあったため、小麦粉400g、バター300g、砂糖300gという異常な配合のパン生地を作りました。しかし、パン生地としては失敗でした。
失敗したパン生地でしたが、せっかく準備したので焼いたところしっかりとした美味しいケーキになったそうです。クイニーアマンはこのような失敗から生まれ、現代もフランス伝統菓子として多くに人に愛されています。
クイニーアマンとはベルギーワッフルの後釜としてブームに
クイニーアマンは日本でもブームとなりました。90年代後半にベルギーワッフルのあとに注目され話題となりました。クイニーアマンとはバターや砂糖を使ったお菓子で、サクッとした食感や甘さと塩気のバランス、ツヤのある焼き上がりで多くの人を虜にしました。ここ数年では、コンビニや洋菓子店が販売したクイニーアマンがSNSなどで話題となっています。
クイニーアマンはコンビニが美味しいと話題に
クイニーアマンはコンビニ各社からも販売されています。定期的にリニューアルされていて、多種多様なクイニーアマンが味わえます。スタンダードなクイニーアマンから様々なフレーバーのクイニーアマンまであり、美味しいと話題になっています。この秋にはファミリーマートから安納芋あんと黒ゴマを使った「さつまいものクイニーアマン(安納芋あん)」(128円)が発売されています。
クイニーアマンはどこで買える?
続いては、クイニーアマンが販売されているお店を紹介していきます。クイニーアマンは好きだけれど、ちょっとカロリーが気になるという人も多いのではないでしょうか?クイニーアマンとはバターのお菓子という意味で、カロリーの高いバターや砂糖が使われています。気になるクイニーアマンのカロリーも合わせて紹介しますので、参考にしてください。
クイニーアマンはコストコでお得に!
クイニーアマンはコストコでも販売されています。基本に忠実に作られているクイニーアマンで美味しい人気になっています。外側がサクッとして香ばしく、中はしっとりとしてバターの風味が感じられます。値段は9個入り1,298円になっています。カロリーは記載されていないようですが、クイニーアマン1個のカロリーは約300kcal前後のものが多いようです。コストコのクイニーアマン1個のカロリーも、おおよそ同じくらいでしょう。
コストコのクイニーアマンは、残念ながらいつも店頭にあるわけではないようです。クイニーアマンは不定期で販売されているようなので、もし見つけたらラッキーです。賞味期限は4日ほどになっています。コストコは会員でないと買い物ができません。会員になっているという人は、ぜひコストコのクイニーアマンを味わってみてください。
クイニーアマンはコンビニで手軽に!
クイニーアマンはコンビニ各社からも販売されています。この秋ファミリーマート発売されたクイニーアマンは、安納芋と黒ゴマが入った生地で和風のクイニーアマンになっていて美味しいと人気です。
ローソンは、これまで様々なフレーバーのオリジナルクイニーアマンを販売してきました。「クイニーアマンアップルシナモン」(130円)は外側がサクッとしていて、中には甘い角切りリンゴがごろっと入っています。同じリンゴを使っていてもアップルパイとは違う食感が楽しめると人気です。気になるカロリーは310kcalです。
セブンイレブンの「クイニーアマン」(155円)は、外側のカラメリゼがサクっとして中はしっとり甘いクイニーアマンを味わえます。カロリーは325kcalになっています。コンビニで販売されているクイニーアマンはそれぞれのオリジナルのクイニーアマンになっていて、定期的にリニューアルされているようです。気軽に行けるコンビニで、ぜひお気に入りのクイニーアマンを見つけてみてください。
アンリ・ルルーのクイニーアマンが美味しいと人気!
アンリ・ルルーはブルターニュ出身のアンリ・ルルーが始めたお店で、ブルターニュの有塩バターを使用したお菓子で人気となりました。期間限定で販売されたクイニーアマンは、アンリ・ルルーの代名詞であるキャラメルが入ったクイニーアマンやカカオ生地のクイニーアマンなどです。一つ324円と高い値段ですが、絶品のクイニーアマンと話題となりました。
クイニーアマンの作り方や簡単レシピを紹介!
コンビニやコストコなどお店で手軽に買えるクイニーアマン。でも、もうどれも食べてしまった!という人は、お家で手作りしてみるのはいかがですか?自分好みに作れるので、おやつや友達へのプレセントなどにもぴったりです。今回は、お家で作れる本格クイニーアマンのレシピと、少ない材料で簡単に作れるレシピを紹介します。どれも人気のレシピになっているので、ぜひ参考にしてください。
本格レシピで目指せパティシエ「クイニーアマン」
最初に紹介するのは、生地から作る正統派の本格クイニーアマンレシピです。クロワッサン生地を活用したレシピになっています。サクッとした食感とバターの香りが楽しめます。仕上げにグラニュー糖を使っているので、表面がカリっとしたクイニーアマンができます。材料はイングリッシュマフィン型8cmが6個分です。
- フランスパン専用125g
- 砂糖20g
- 塩2g
- ドライイースト4g
- スキムミルク10g
- 無塩バター20g
- 卵20g
- 水50g
- 無塩バター(折込み用)60g
- 細目グラニュー糖(折込み用)大さじ1
- 細目グラニュー糖(仕上げ用)60g
- ボウルにパン生地のバター以外の材料を入れ、生地がひとまとまりになるまで混ぜます。
- 生地を台に取り出し、生地を手で軽く広げて、バターを乗せて半分に折りたたみます。
- ひとまとまりになるまで軽くこね、表面が張るようにシティータワー丸めます。
- ビニール袋に生地を広げ、手で軽く広げて平らにしたら、バットなどにのせて冷蔵庫で10分ほど冷やします。
- 冷蔵庫から取り出し、ビニール袋に入れたままためん棒で20×20cm程度に伸ばします。
- バットなどに乗せて冷蔵庫で30~40分ほど冷やします。
- 折り込み用のバターをラップに包み、めん棒で10×17cmに伸ばします。
- バターを冷蔵庫で冷やし、生地を冷蔵庫から取り出す5分前に冷蔵庫から出します。
- 冷やした生地の袋の端をはさみなどで切って生地を取り出し、打ち粉をした台で25×20cmに生地を伸ばします。
- 生地の中央にバターをのせます。
- 生地に付いた粉をはらい、バターを包むように左右の生地を重ねて折りたたみます。
- 台に打ち粉をし、生地をめん棒で30×15cmに伸ばします。
- 粉をはらい生地を三つ折りにし、ラップに包んで冷蔵庫で40分冷やします。
- 冷蔵庫から生地を取り出し、打ち粉をした台にのせてめん棒で30×15cmに伸ばします。
- 折り込み用のグラニュー糖を生地全体に広げ、三つ折りにします。
- 台に打ち粉をしながらさらに生地をめん棒で31×21cmに伸ばします。
- 生地の四方の端を5mmほどカットして、10×10cmの正方形に6枚カットします。
- 生地の四隅を中心に合わせるようにして折り、中心を指で押さえて生地をくっつけます。
- 生地の裏に仕上げ用のグラニュー糖をたっぷりと付けます。オーブンシートを敷いた天板に並べた型の中に、グラニュー糖が下になるように入れます。
- 常温(20℃前後)で1時間程度休ませ少しふっくらしたら、180℃に予熱したオーブンで30~35分焼きます。
- 細目グラニュー糖がカリっとしたカラメル状になるまで焼きます。
正統派の本格クイニーアマンが作れるレシピを紹介しました。少し時間と手間はかかるかもしれませんが、生地からすべて手作りになっています。本格クイニーアマンを作ってみたいという人は参考にしてください。
食パンで手軽にできる「クイニーアマンラスク」
続いて紹介するのは、お家にある材料でパパッと作れるクイニーアマンです。食パンでラスクを作るレシピで、クイニーアマンの香ばしさとバターや砂糖の甘さが楽しめます。手軽に作れるレシピなので、すぐ食べたいというときにも便利です。
- 食パン6枚切り2枚(約140g)
- バター30g
- ざらめ大さじ2.5~3(好みで調整)
- 食パンを1cm角に切ります。
- フライパンを中火にかけ、バターを溶かして全体に広げます。
- 食パンを入れてバターをまんべんなく吸わせて、中火のままじっくり炒めます。途中フライパンから煙が出たら火を弱くしましょう。
- こんがりときつね色になったら網を敷いたバットに取り出します。バットがないときはざるに取り出して振ると、小さなパンくずが下に落ちます。
- フライパンをきれいに拭き取り、ざらめを入れます。ガスコンロの火の上に広げると溶けやすいでしょう。
- ざらめが完全に溶けたら全体に広げ、食パンを入れてすばやくからめます。
- 網を敷いたバットに広げ、ラスク同士がくっついている場合は熱さに気を付けながらはがします。
- 粗熱を取って出来上がりです。
フライパンでパンを炒めるとき、バターを吸ったパンは半透明色になるようです。美味しく作るコツは、パンがサクサクになるまで気長に炒めることです。手を止めると焦げてしまうこともあるので気を付けましょう。
一口サイズの簡単レシピ「食パンの耳DEミニクイニーアマン」
こちらのレシピは食パンの耳を使って簡単に作るクイニーアマンのレシピです。サンドウィッチを作ると余ってしまう食パンの耳が活用できます。クイニーアマンのようなコロンとした可愛いらしい形も楽しめるレシピになっています。子供のおやつや友達へのプレゼントにも喜ばれると人気のレシピです。材料は12個分です。
- 食パンの耳(8枚切り)3枚分(12本)
- バター(マーガリン)大さじ2
- 砂糖50g
- つまようじ12本
- クッキングシート適量
- パンの耳を霧吹きで湿らせ、くるくると丸めてつまようじで止めます。
- フライパンにバターを入れ、溶けたらパンを入れて両面を軽く焼き、取り出します。
- フライパンの中を拭き取り、砂糖を入れて焦げないように気を付けながら溶かします。
- 砂糖が色づいてきたら火からおろし、パンを入れて両面をからめて素早くクッキングシートにのせます。
- 冷めたらつまようじを外して出来上がりです。
食パンの耳を霧吹きで湿らせる際、湿らせ過ぎると丸めるときに食パンが切れてしまうので注意しましょう。砂糖は焦がしすぎると苦くなってしまうので、色づいたら早めに火からおろすのがポイントです。火からおろした砂糖が固くなってしまったときは、もう一度火にかけると溶けて柔らかくなるようです。
クイニーアマンは買って作っておやつに食べたい絶品お菓子
今回はフランスの伝統菓子であるクイニーアマンについて紹介しましたが、いかがでしたか?コンビニやコストコで販売されているクイニーアマンやお家で作れるクイニーアマンなど、それぞれ違った味を楽しむことができます。クイニーアマンとはバターのお菓子という意味で、サクッとした食感とバターや砂糖の風味が楽しめるお菓子です。今回紹介したカロリーも参考にしながら、ぜひ楽しいおやつの時間を過ごしてください。