宮城の日本酒でおすすめは?土産にも人気・地元自慢の銘柄を厳選紹介!

宮城は全国的にみてもさまざまな日本酒の酒造が存在する地域であり、銘柄ごとに全く異なる味わいの日本酒が揃っているのが魅力的です。日本一の辛口と言われるほどの日本酒もあれば女性へのお土産としておすすめの日本酒もあるなど、多種多様の日本酒を楽しめます。今回は、そんな宮城の日本酒事情を掘り下げていきます。宮城の銘柄の中でも特に美味しいと話題のものから初心者でも飲みやすいものまでみていくので、お土産で宮城の日本酒を考えている人は必見です。

宮城の日本酒でおすすめは?土産にも人気・地元自慢の銘柄を厳選紹介!のイメージ

目次

  1. 1宮城の日本酒のおすすめをお土産に買って帰りたい
  2. 2宮城の酒造りについて知っておこう
  3. 3宮城の日本酒で人気の有名な銘柄
  4. 4宮城の日本酒で地元で人気のある銘柄
  5. 5宮城の日本酒でお土産におすすめの銘柄
  6. 6宮城の日本酒で女性や初心者におすすめの銘柄
  7. 7宮城の日本酒のおすすめを参考に好みの酒を探してみよう!

宮城の日本酒のおすすめをお土産に買って帰りたい

最近は空前の日本酒ブームがきているとも言われており、日本随一の米どころでありさまざまな銘柄を楽しめる宮城の日本酒は、その中でも特に高い注目を集めている一つです。宮城には二つの大きな酒造があり、その二つを中心にさまざまな銘柄の日本酒を楽しむことができると話題であり、初心者におすすめの飲みやすいものから超辛口の玄人向きのものまでが揃っています。そんな中で、果たしておすすめの銘柄は何でしょうか?

今回はそんな宮城の日本酒について詳しくみていき、その歴史を掘り下げた上でおすすめの日本酒をジャンルごとにチェックしていきます。有名な銘柄や地元の人に人気の銘柄はもちろんのこと、お土産にぴったりの日本酒や女性におすすめの日本酒までをチェックしていきます。日本酒にハマり始めたばかりだという人も、お土産として日本酒を考えているという人も、今回紹介するおすすめの宮城の日本酒を参考にしてみてください。

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宮城の酒造りについて知っておこう

宮城の酒造りの歴史は他の地域に比べてもかなり深く、だからこそ宮城でしか楽しむことのできないさまざまな銘柄の日本酒が存在すると言われています。宮城の酒造りの歴史と二大酒造やその特徴を把握した上では、より宮城の日本酒の楽しみ方が広がることでしょう。宮城の中でも地域ごとにかなりの特色があると言われていますから、そんな地域性の部分も含めて宮城の日本酒の概要や歴史についてまずはチェックしていきましょう。

宮城の酒造りの歴史

宮城の日本酒を掘り下げていく上では、その酒造りの歴史をしっかりと学んでおきたいものです。宮城といえば伊達政宗公が治めたエリアであり、酒好きの政宗公の支持によって多くの酒造が作られていったと言われています。新潟の越後杜氏や兵庫の丹波杜氏とも肩を並べる実力派の南部杜氏の流れを汲む酒造の歴史は深く、江戸時代からの伝統的な製法で丁寧な酒造りを行っている酒造が現在でも生き残っているほどです。

宮城県は米どころとしても知られており、そんな宮城県産の食米なども日本酒造りに活かされることがあります。また、海の幸が美味しいということで海の幸に合うような辛口・すっきりめのお酒が多いという特徴もあります。藩の支えによって発展した日本酒の文化が根付く宮城県は、2大酒造と呼ばれる酒造を中心に、宮城県の中でも色々な地域のお酒を楽しんでみたいものです。

宮城の2大酒造とその特徴

宮城県のお酒を語る上で外せない二つの存在が、2大酒造と呼ばれる二つの酒造です。一つは宮城県大崎市に蔵を構える一ノ蔵であり、1973年に誕生した若めの酒造ではあるものの南部杜氏のスタイルをしっかりと受け継いでおり、農業にも参入して六次産業化もはかるなどさまざまな取り組みを行っています。10種類以上のお米を使い分けており、宮城らしい淡麗辛口以外の味わいのお酒も多数手がけています。

もう一つが佐浦酒造であり、逸品の浦霞を手がけているこちらの会社は、仙台からもほど近い塩竈市に蔵を構えています。塩竈といえば海鮮が有名ですが、そんな海鮮との相性も抜群の日本酒は各方面から評価されています。1724年創業と歴史が長いですが、蔵ガイドと呼ばれるイベントも開催するなど、ただ日本酒を作るだけにとどまらないさまざまな取り組みを行っており、常に進化を求めていることも人気の理由です。

宮城の日本酒はエリア別の特徴で選ぶのがおすすめ

お伝えした2大酒造を基軸にさまざまな宮城の日本酒を楽しみたいものですが、宮城の中でもエリア別に傾向などが分かれているので、そんなエリアごとの特徴なども意識して日本酒を楽しむというのもアリでしょう。宮城県の中でも県北のエリアでは生酛づくりという江戸時代からの伝統的な手法でいまだにお酒を作っている蔵もあり、宮城県らしいとよく言われる淡麗辛口をとことん味わえる日本酒が豊富です。

一方で海沿いのエリアでは比較的甘めの日本酒を手がけているところが多く、日本酒があまり得意ではない人でも楽しみやすいお酒が多い傾向にあります。県南地方は辛口と甘口の折衷とも言える日本酒が多く、発泡タイプや桃色のロゼなど、女性へのギフトにもぴったりのお酒を手がけている蔵も多いです。このような地域性も意識しながら、ぜひ宮城の色々な日本酒を飲み比べ、お気に入りの一本を見つけてみてください。

宮城の日本酒で人気の有名な銘柄

宮城県ではさまざまなタイプの日本酒をつくっており、通好みの辛口のものもあれば女性におすすめできるものもあります。そんな宮城の日本酒の中でも、まずは定番の人気で有名な銘柄をチェックしておきたいものです。宮城の数ある日本酒の中でも、スタンダードで定番だと言われながらだからこそいつ飲んでも美味しいという銘柄は多いものです。全国的にも知名度がある宮城の人気定番おすすめ銘柄を厳選して要チェックです。

程よい香りと柔らかさをあわせ持つ「浦霞禅」

宮城の日本酒の中でも特にバランス感に富んだ逸品として知られているのが、浦霞禅です。佐浦という醸造元が製造しているこの浦霞禅は、浦霞シリーズの中でも特にウェルバランスドな味わいが魅力的です。山田錦とトヨニシキを原料として50%まで磨かれた浦霞禅は、720mlで2160円という価格で販売されており、純米吟醸の中でも特に飲みやすく飽きのこない味わいだと言える、まさに宮城県を代表する日本酒となっています。

香りが立ちすぎるわけでも無臭というわけでもなく、あくまでほんのりと香りつつ柔らかい質感もあわせ持っているために、口に含んだときにより長く楽しむことができます。2015年以降は全国的なコンペティションの吟醸酒部門で数々の賞を受賞しており、現在では全国にその名前を轟かせている人気のお酒です。8度程度から室温程度でも美味しいお酒であり、食中酒として色々な食材と合わせるとその奥深さに気づけるでしょう。

浦霞の中でも浦霞禅と名付けられているのは、もともとフランスへの輸出を考えていたからであり、当時はフランスなどの欧米諸国で禅の概念が流行していたようです。しかし現在ではフランス進出などはしておらず、あくまで国内向けの高級な純米吟醸として多くのファンを獲得しています。宮城県に出張をしたビジネスマンの日本酒好きなどがこぞってお土産で浦霞禅を購入した経緯などもあり、その名前が全国に知れ渡りました。

ほどよく酸もありつつ、ちょっとしたニュアンスの苦みや甘みなどとのバランスに富んでおり、香りとしてはほのかにメロンのようなものを感じるという人が多いです。そして余韻がやや長めで甘みがしっかりとあとを引く美味しさになっているので、ゆったりくつろぎながら飲むのに適しています。また、数ある日本酒の中でも特にバランスに優れているので、食事のジャンルや内容を選ばずに食中酒として楽しむことができます。

ほんわかしてしまうラベルのイラスト、そして15〜16度の日本酒の中では特に飲みやすくバランス感に富んでいる宮城を代表する日本酒として、もはや浦霞禅は宮城の日本酒事情を語る上では欠かせない存在にまで成長しました。禅というなんとも日本酒らしい裏話に思いを馳せながら、ぜひ宮城名物の海鮮などと合わせてみたいものです。浦霞シリーズは他にも本仕込みのものから純米大吟醸まで色々あるので、飲み比べも良さそうです。

航空機でも提供されている「一ノ蔵」

続いて紹介する一ノ蔵は、手作りで丁寧に作られているのが特徴的な宮城の日本酒であり、ANA国際線エコノミークラスの機内提供酒としても活躍しているなど、宮城県内にとどまらず各方面で高く評価され多くの人に愛されています。宮城県大崎市において昭和48年から酒造りをスタートさせた一ノ蔵酒造は、宮城県の他の酒造に比べるとやや歴史は浅いものの、だからこそ革新的とも言えるような味わいに仕上がっている銘柄です。

一ノ蔵の他にはない魅力としてはまず、どんな温度でも美味しく楽しめるという特徴が挙げられます。冷やでも常温でも熱燗でもそれぞれしっかりとしたバランス感で楽しむことができ、料理もあまり選ばず色々な組み合わせを堪能できます。特別純米酒の辛口は1.8Lで2500円とリーズナブルであり、値段が安いのに辛口でしっかり美味しい日本酒を宮城で探しているときには、一ノ蔵は真っ先におすすめとなる逸品とも言えそうです。

また、特別純米酒のひやおろしなど季節限定の商品も人気であり、こちらも1.8Lで2700円とあくまでリーズナブルですが、まろやかな味わいは秋の味覚との相性も抜群に仕上がっています。まろやかで丸みのある味わいの一ノ蔵ひやおろしの精米歩合は55%ですが、宮城県の酒造好適米の蔵の華を使用しており、尖った酸などのない飲みやすい飲み口のために、女性にも人気です。さらに純米大吟醸の商品も、一ノ蔵は美味しいと話題です。

一ノ蔵の純米大吟醸の中でも松天山は、精米歩合が40%であり磨き上げられたからこその味わいを楽しむことができます。手作りだからこその精緻な味わいはさすが日本酒激戦区の宮城を代表する銘柄という印象も受けますが、720mlで3400円と純米大吟醸としては比較的リーズナブルであるという魅力も持ち合わせています。こちらは原料として最高級の兵庫県産山田錦を使用しており、王道の純米大吟醸といった上品さがあります。

このように一ノ蔵は地に足のついた丁寧な製造により歴史の浅さを感じさせないような美味しい日本酒を作っており、純米大吟醸や特別純米酒などは宮城の日本酒を語る上で一度は飲んでおきたいという味わいです。一方でスパークリングなども美味しいものを提供しており、すず音という商品はマスカットを思わせるような風味が特徴的で、日本酒が得意ではない女性にも人気です。こちらは375mlで1000円強で、ギフトにも最適です。

宮城の日本酒で地元で人気のある銘柄

宮城の日本酒の中でも、地元の人に人気で信頼度の高い銘柄はどれでしょうか?全国的に名の知られているものだけに限らず宮城にはさまざまな人気銘柄が存在しますが、その中でもローカルの人に愛されている銘柄というのはぜひ一度飲んでみたくなるものです。超辛口で通好みの味わいの銘柄も含めて、宮城県の人気おすすめ日本酒の中でも、特に地元の人々が推薦しているおすすめ銘柄も要チェックでしょう。

日本一の辛口の酒とも言われる「雪の松島本醸造入魂超辛」

宮城で地元の人々に愛されている日本酒銘柄としてまず紹介したいのは、雪の松島本醸造入魂超辛です。雪の松島本醸造入魂超辛は日本一の辛口の酒とも言われているものであり、日本酒を好きで飲み慣れておりとにかく辛口の日本酒でなければ満足できないという人にはぴったりでしょう。糖分が極端に少なく日本一の辛口と言われるほどの味わいは、実は飲みにくいということはなく、あくまでキレが圧倒的で爽やか味わいです。

1.8Lで2500円ほどで販売されている雪の松島本醸造入魂超辛は、キレがしっかりしているにも関わらず米の旨味はしっかりと行き届いているので、バランス感もあります。そのため脂ののった魚料理や肉料理と合わせる際には特に最高の組み合わせと言える日本酒銘柄であり、料理との相性を考えてぜひ一度飲んでみたい日本酒です。原材料としては宮城県産米を100%使用しており、精米歩合は65%、アルコール度数は18%とやや粗め・高めの仕上がりです。

超辛口の日本酒であることに間違いありませんが、飲み口がサラリとしていて軽いという特徴の方が前面に出ているものとなっています。さまざまな技術が結集して作られ30年以上に渡り宮城県民に愛されている独特の魅力的な味わいは、鍋物などを囲むときにも活躍してくれるでしょう。辛口の日本酒は最近再評価されてきていますが、雪の松島本醸造入魂超辛はその草分けとも言える存在であり、通の人に深く愛されています。

日本酒初心者としては超辛口の銘柄を飲むのはためらわれるかもしれませんが、そのまま飲んで辛口すぎると感じる人でも、ステーキなどの肉料理と合わせると不思議なほどのコンビネーションを発揮して感動するというケースは珍しくありません。宮城県が誇る人気おすすめ銘柄の中でもひときわ辛口で、しかしただ辛口なだけでなく飲み口や旨味にもこだわりが詰まった雪の松島本醸造入魂超辛を、ぜひ一度試してみてください。

江戸時代の製法で楽しめる「真鶴」

宮城県のローカルの人に愛されている人気の日本酒の中でも、真鶴は江戸時代から伝わる伝統的な手法であえて製造している奥深い味わいが特徴の銘柄です。真鶴の純米大吟醸は1.8Lで5400円という価格で販売されていますが、真鶴を手がける田中酒造は寛永元年創業の老舗中の老舗であり、その伝統の技を活かした酒造りは多方面から評価されています。生酛づくりと呼ばれる江戸時代の製法を、あえて復活させ話題となりました。

生酛づくりはかなり手間のかかるプロセスであり、現在では新たに生まれた他の製法に取って代わられることが多いですが、純米大吟醸は山田錦を使用し40%まで磨き上げたことでフルーティで女性でも飲みやすい仕上がりになっており、ローカルの日本酒好きの女性たちからも高く評価されています。すっきりとした喉越しと心地よい甘さは、宮城県の日本酒の特徴とも言えるキレのある辛口とは打って変わった印象も受ける逸品です。

田中酒造は宮城県の中でも加美町というところにある酒造ですが、この加美町は古くから酒どころとして名を馳せてきました。奥羽山脈の伏流水に恵まれていることでクリーンな味わいの日本酒を作るのに適しており、さらに江戸時代からの伝統的製法という秘密兵器があることで、宮城県の他の銘柄には真似のできないこだわりの日本酒が生み出されています。そんな真鶴は、純米大吟醸だけでなく本醸造酒も大人気です。

真鶴の本醸造は全国燗酒コンテストにおいて2016年に見事最高金賞を受賞したものであり、山廃酵母を使用したふくよかで奥深い味わいは、ピリッとした辛口のエッセンスがありつつも酸味は控えめなのであくまで飲みやすさが維持されています。こちらは1.8Lで2000円強とさらにリーズナブルであり、値段が安いけれど地元でもしっかりと評価されているタイプの日本酒を求めているという人には特におすすめです。

シックなデザインの瓶も大人な雰囲気の日本酒を求めている人にはぴったりであり、渋めのギフトとしても人気があります。そんな田中酒造の真鶴以外の人気銘柄としては天音というものも挙げられますが、こちらは地元の旅館とコラボして生み出されたものであり、オリジナルで作曲させた曲を聞かせて熟成させたという面白い試みもあり芸術的な商品と評価されているなど、真鶴だけに止まらない魅力を田中酒造は持ち合わせています。

唯一無二の味を楽しむなら「わしが國」

宮城県の数あるお酒の中でも、唯一無二の味を楽しみたいというときにおすすめなのが、わしが國です。1896年創業の山和酒造が手がけるわしが國は、宮城県北部の加美町ならではの味を楽しむことができます。加美町は個性的で根強いファンを多く獲得している日本酒の名産地でもありますが、そんな加美町の日本酒の中でもひときわ個性的で唯一無二の味わいを楽しみたい人に、このわしが國はおすすめです。

わしが國の中でも特に大吟醸雫搾り斗瓶取りと呼ばれる一本は特別なものとして人気があり、1.8Lで1万円という価格ではありますがその価値が十分にわかるような味わいが特徴的です。特上級の山田錦を100%使用したこちらの日本酒は、酒袋により自然滴下で作られており口当たりが非常に滑らかなのが魅力のひとつとなっています。吟醸香が非常に華やかであり、大量生産はされていないのでレア度がかなり高い日本酒です。

そんな大吟醸雫搾り斗瓶取り以外にわしが國は純米大吟醸の朝日も大人気です。こちらは1.8Lで3024円という価格で販売されており、岡山県産の朝日という米にこだわって作られ、精米歩合は50%です。透明感のある美味しさが特徴的ですが、後味としてほんのわずかに苦味を感じるので、飽きずに飲むことができるバランス感も嬉しいものです。幅広い料理にマッチするので、食中酒としても人気度が高いです。

また、同じ純米大吟醸でも雄町米を使用したものは朝日とはまた違った味わいなので、この二つを飲み比べてみるのもアリでしょう。このように多彩な魅力に満ちているのがわしが國であり、かなりポテンシャルが高い銘柄だと言えるでしょう。日本酒の真の奥深さを知りたいというときやスタンダードな宮城県の日本酒はひとまず飲み尽くしたというときに、ぜひトライしてみてください。

宮城の日本酒でお土産におすすめの銘柄

日本酒というのは最近お土産としても人気を博していますが、宮城県の日本酒銘柄の中にもお土産として特に喜ばれるおすすめのものがあります。お菓子などのお土産もよいですが、ちょっと大人なお土産に日本酒を贈るのはなかなか粋なものです。宮城の人気おすすめ銘柄の中でも、特にお土産として喜ばれる希少なお酒や伝統ある日本酒などもチェックしていきましょう。

超レアな日本酒「DATESEVEN」

DATESEVENは、超レアな日本酒として宮城のお酒の中でも特にお土産としておすすめになっています。DATESEVENは伊達の7つの酒造が力を合わせて作った珠玉の日本酒であり、勝山酒造・墨廼江酒造・新澤醸造店・山和酒造店・萩野酒造・寒梅酒造・川敬商店が一堂に会してそれぞれが精米や麹造りなど異なるパートを担当して作り上げた、完成度の高い逸品です。さまざまな技術が結集した味は、唯一無二の味わいのようです。

日本酒の酒造というのはそれぞれの酒造が伝統やこだわりをもって酒造りを行っており、あまり情報をシェアしたりコラボしたりするイメージはないかもしれません。しかし、だからこそあえて情報共有してコラボすることによって新たな日本酒の価値を提供するというコンセプトの日本酒こそが、DATESEVENです。食米・ひとめぼれをなんと33%まで磨き上げたのがDATESEVENであり、酵母ばオリジナル酵母を使用しているようです。

ひとめぼれといえば宮城県発祥のお米であり、宮城県の酒造ならではのこだわりポイントだと言えるでしょう。そんなこだわり抜かれたDATESEVENは、720mlで2700円という価格で販売されています。味的にはバランス感に富んでおり、余韻の長い甘みが美味しさの肝となっています。現在では毎年入荷日とともに予約が殺到するほどの人気であり、もし入手する機会があったのなら日本酒好きの友人に贈ってあげたいものです。

そんな希少なDATESEVENは日本酒好きの人からは喜ばれること間違いなしですが、純米大吟醸の中でも非常に飲みやすく上品な仕上がりになっているので、日本酒好きの人に確実に喜ばれる一方で日本酒初心者の人でも楽しめてしまうという側面も持ちあわせています。そんなDATESEVENを飲んだ人はこんな日本酒は飲んだことがないと感動している人もいれば、余韻が長く食べ物なしでこれだけでもずっと飲めるという人もいます。

そんなDATESEVENのアルコール度数は16%ですが、甘さがしっかり引き立っておりすっきりとした吟醸香が高く立ち、女性でもスイスイと飲めてしまうので飲み過ぎには要注意とも言えるお酒です。宮城の日本酒の中でも決して値段が安い方ではないですが、その希少さから多くのファンの垂涎の的となっています。宮城の日本酒を掘り下げていく上で、その存在を知っているだけでも会話が楽しくなってしまうような銘柄とも言えます。

伊達家御用蔵の人気銘柄「勝山」

宮城県といえば伊達家のイメージも強いですが、そんな伊達家御用蔵と言われる人気銘柄が、勝山です。勝山は宮城を代表するお酒の一つですが、現存する唯一の伊達家御用蔵の日本酒酒造であり、320年以上の歴史の結晶とも言える味を楽しむことができます。勝山の中でも兵庫県産山田錦を使用するものもあれば、仙台市泉区のひとめぼれを使用するものもあるなど、目指す日本酒の種類によって米の種類から徹底するこだわりようです。

酒造りに使用する水は泉が岳から湧き出る硬度35度の軟水を使用しており、柔らかみのある日本酒を作るのに最適と言われています。勝山の日本酒にはいくつかの種類がありますが、そのお酒も基本的には冷やして飲むのに適しており、クラッシュアイスとレモンと組み合わせたり、ジンジャーエールで割ったりとカクテルのような楽しみ方もできます。上品な味わいの勝山だからこそ、このような規格外の楽しみ方もできるのです。

超高級品から手の届きやすい値段のお酒まで色々なランクのお酒がある勝山ですが、最高級品はダイヤモンドアカツキと呼ばれるものであり、こちらはなんと720mlで32400円という値段で精米歩合は35%となっています。一週間にタンク一本のみの贅沢な週仕込みをしている勝山は、研ぎ澄まされた洗練を味わえます。さらに遠心分離によって純度の高い質のよい酒を粕から取り出すことで、クリーンな仕上がりとなるようです。

もちろんダイヤモンドアカツキ以外にも色々なタイプのお酒があり、暁・廉というお酒もそれぞれ精米歩合は35%、使用しているお米は兵庫県産の最上格付けの山田錦であり、それぞれちょっとした工程の違いで飲み比べにも適した二つの異なる美しい味わいを演出しています。これらはそれぞれ720mlで10800円という価格ですが、これら純米大吟醸だけでなく純米吟醸の献も非常の人気があり、1800ml5400円とややリーズナブルです。

献も山田錦を使用していますが、720ml2700円で購入できる戦勝政宗と呼ばれる純米大吟醸も、特別感がありギフトなどにはぴったりのお酒となっています。宮城県ならではの伝統と圧倒的なこだわりをもつプロセスによって美味しい数々のお酒を手がけている勝山は、宮城県が誇る高級な日本酒を贈答用に考えているというときに真っ先に候補に上がってもおかしくありません。予算に合わせて、ぜひギフトに検討してみてください。

宮城の日本酒で女性や初心者におすすめの銘柄

宮城の日本酒の中にはかなり辛口で玄人好みのものも多いですが、日本酒の世界というのはそれだけではなく、飲みやすく女性や初心者におすすめのものもさまざまな銘柄があります。宮城の人気おすすめ銘柄の中でも特に女性やあまり日本酒が得意ではない人に人気のものはどれでしょうか?特に女性や初心者におすすめの宮城の日本酒銘柄というのを厳選してチェックしていきましょう。

白ワインを思わせる程よい甘み「伯楽星」

宮城県の女性や初心者にもおすすめの人気日本酒銘柄の中でもまず紹介したいのは、伯楽星です。爽やかな香りがしっかりと立つこの伯楽星は、究極の食中酒と呼ばれることもあるほどで、どんな料理にもしっかりマッチしてくれるという頼れる存在です。甘みもしっかりとありますが白ワインを思わせるような上品なものであり、あまり日本酒が得意ではないという人でも飲みやすいですが、玄人でも色々な食事と合わせたくなるほどです。

そんな伯楽星は新澤醸造店の銘柄であり、2002年に誕生しました。やや若い状態で出荷され開封時にピークの味を楽しめるように工夫されていますが、日本酒のみで楽しむ場合にはややインパクトに欠けると思う日本酒好きもいるかもしれません。しかしだからこそジャンルを選ばずどのような料理にもしっかりと合う味わいであり、海鮮やおばんざいなどはもちろんのこと、白ワインのようにフレンチやイタリアンと合わせるのもアリです。

伯楽星は純米大吟醸の場合1.8Lで5300円という価格であり、純米吟醸であれば同じ内容量で3000円ほどです。新澤醸造店はアールグレイのお酒やゆず酒などの興味深いお酒も手がけていますが、そんな面白いお酒と合わせて伯楽星も楽しみたいものです。伯楽星の純米大吟醸の原材料は雄町40%精米であり、純米吟醸の場合には蔵の華55%精米です。どちらも三杯目が最高に美味しいと言われるほど、食中酒として人気の日本酒です。

また、伯楽星の中でも、1.8Lで1万円超えとなる特別な純米大吟醸は東条地区秋津産特上米山田錦29%精米を使用しており、ブルーベリーや白ワインを思わせるようなニュアンスの通常の純米大吟醸の伯楽星に比べて、よりふくよかでメロンのような風味がありつつ、しっかり飲みやすさは残した逸品です。この伯楽星は宮城のおすすめ日本酒の中でも特に女性に人気の銘柄であり、伯楽星を機に日本酒にはまった女性も多いほどです。

清涼感あふれる栗原市の逸品「萩の鶴」

女性や日本酒初心者でも非常に飲みやすく、しかししっかりと日本酒ならではの美味しさを楽しめる宮城の人気銘柄としては、萩の鶴も挙げられます。そんな萩の鶴の中でも純米大吟醸の攻めという商品は非常に人気度が高く、繊細な香りとほどよい上質な旨味のバランス感を味わえます。500mlで1500円というこちらの攻めは、口の中に含んだときに全く嫌悪感なくすっと入ってくる感覚が、日本酒初心者をも虜にしているようです。

また、女性に特に人気の商品としては微発泡の日本酒も挙げられます。猫が描かれた可愛らしいラベルも含めて女性に人気となっているのが萩の鶴ですが、清涼感溢れる仕上がりながらもほんのりとした甘みが非常に飲みやすく、こればかりを飲んでしまうという女性も多いほどです。こちらは美山錦を使用した日本酒であり、精米歩合は50%、1.8Lで3000円という価格です。女性へのプレゼントとしては、特におすすめ度が高めです。

しかし萩の鶴の真骨頂はそれだけに止まらず、メガネ専用の蔵人だけで作ったという萩の鶴メガネ専用特別純米酒もかなり人気を博しています。こちらも原料米としては美山錦を活用しており、精米歩合は60%です。香りと旨味、酸味のバランス感に富んだこちらのお酒は、冷やで飲むのにぴったりとなっています。そんな萩の鶴メガネ専用特別純米酒は1.8Lで3000円強という価格であり、変わり種の日本酒として贈るのもアリです。

このように萩の鶴は女性にぴったりの濁りの日本酒から他にはないようなオリジナリティあふれる日本酒までsまざまな商品を手がけていますが、そんな萩の鶴を手がける萩野酒造は良いものを少しだけ作るというコンセプトで酒造りに取り組んでいるブランドです。伝統的製法を重んじつつも、美味しさのためであれば新たしい価値なども積極的に取り入れており、その努力こそが人気度に繋がっているのでしょう。

萩野酒造は宮城県栗原市にある酒造であり、一つ一つの過程を丁寧に行い上質な酒造りを行っていることで地元の日本酒ラバーたちからも信頼を集めています。特に萩の鶴に関しては宮城県の日本酒らしいすっきりとした飲み口にフォーカスを当てており、濃厚すぎず上品さを感じる仕上がりになっています。海の幸との相性も抜群なのが萩の鶴ですが、肩肘張らずにカジュアルに楽しめることも大きな魅力だと言えるでしょう。

宮城の日本酒のおすすめを参考に好みの酒を探してみよう!

今回は宮城の日本酒について詳しく掘り下げてきました。米どころでもある宮城では上質な日本酒を作っている酒造が数多く存在し、日本全国の日本酒ファンを唸らせている珠玉の味わいが楽しめそうです。有名な銘柄の日本酒や希少や日本酒などはお土産にもぴったりですが、超辛口のものであれば通の人向けですが、白ワインのような初心者向けのものもあるなど、味わいによってもおすすめは異なり宮城の日本酒は多様性に満ちています。

宮城といえば魚介や仙台の牛タンなどグルメもさまざまなおすすめがありますから、現地に足を運んでそんな絶品グルメと一緒に日本酒を味わうのもアリでしょう。また、最近では通販などでも簡単に購入できるので、宮城縛りで色々な日本酒を飲み比べるのも面白そうです。最近はかなりの日本酒ブームとなっておりお土産としても日本酒が人気となってきていますが、宮城の銘柄もぜひ色々な形で楽しんでみてはいかがでしょうか?

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