2018年11月06日公開
2024年08月16日更新
ちゃんぽんのカロリーと栄養は?リンガーハットについても調査!
キャベツや豚肉、えびなどのたっぷり具材と、もちもちの太麺、コクのあるクリーミーなスープが溶けあったちゃんぽん。ちゃんぽんのチェーン店、リンガーハットも人気です。栄養満点で体も温まるので、日常的によく食べるという方も多いのではないでしょうか?そこで今回は人気のちゃぽんについて徹底調査しました。ちゃんぽんの由来から、カロリー計算した実際のカロリー量、糖質量、ちゃんぽんに含まれる栄養素まで気になる疑問を解決していきます!
目次
ちゃんぽんのカロリーや栄養を知っておきたい
長崎発祥の麺料理ちゃんぽん。長崎にある中華料理屋の店主が、日本に訪れていた中国人留学生に安くて栄養のある食事を食べさせてあげたい、という思いから中国料理をベースに豚肉やネギ、かまぼこなど数十種類の具材を炒めた具を乗せた麺料理を発案したことがはじまりです。その後長崎のちゃんぽんはご当地グルメとして広まり、今でも長崎の名物グルメとして地元長崎っ子から観光客までたくさんのひとたちに人気を得ています。
そんなちゃんぽんが全国的に知名度を上げたのが、ちゃんぽんを看板メニューにしたリンガーハットの影響と言われています。リンガーハットが全国進出するに伴い徐々にちゃんぽんが知られるようになっていきました。ところでちゃんぽんは栄養満点ですが、カロリーがどのくらいか知っていますか?今回はあまり知られていないちゃんぽんの栄養や、カロリー計算した実際のカロリーなどについて調査しました。ぜひご覧ください。
ちゃんぽんについて
ちゃんぽんについて
ちゃんぽんの持ち味といえば、丼一杯に盛り付けられた具だくさんでボリューム満点の野菜たちです。ちゃんぽんという語源は「混ざり合った」という意味から来ているということもあり、野菜や肉、魚介類などたくさんの具材を混ぜて炒めたものが欠かせません。ちゃんぽんに使う野菜の種類に定義はありませんが、一般的によく使われる野菜はキャベツ、玉ねぎ、にんじん、緑豆もやし、きぬさや、きくらげ、コーンなどがあります。
ちゃんぽんの具材として豚肉、かまぼこ、えびやいかなどのシーフードミックスはつきものです。ちゃんぽんに使う具材はお店や家庭によってさまざまですが、10種類近くの具材をたっぷり使って作られることが特徴です。ちゃんぽんを一品食べると多彩な栄養が摂れることから、日ごろの野菜不足も解消されますし、理想的なバランス食といっても過言ではありません。栄養バランスが良いので、こどもにも食べさせたいママも多いです。
ちゃんぽんのスープは豚骨ラーメンのような白濁したスープが一般的で、たっぷりの野菜や豚肉、魚介類から染み出た旨みが混ざり合ったコクとクリーミーな味わいがたまらないおいしさです。ごくごく飲んでしまいたくなるほど旨みがたっぷりのちゃんぽんのスープに合わせるのは、普通のラーメンの太麺よりもさらに太いちゃんぽん用の極太麺です。栄養満点の具材、スープ、麺、三位一体になったおいしさがちゃんぽんの持ち味です。
ちゃんぽんの発祥は長崎
ちゃんぽんが生まれた発祥の地は、長崎県長崎市です。明治32年に創業した長崎にある中華料理店「四海樓」の店主、陳平順さんが、当時日本に来ていた貧しい中国人留学生のために安くて栄養のあるものを食べさせてあげたいと作ったことがちゃんぽんのはじまりです。安くてボリュームがあり、栄養満点のちゃんぽんは、長崎に来ていた中国人留学生の食生活向上に役立ったばかりか、たちまち長崎中華街に広まっていきました。
「四海樓」の陳平順さんが作ったちゃんぽんはもともと「志那うどん」という名前で知られていましたが、長崎ともゆかりの深いポルトガルの言葉でごちゃまぜにする、混ざり合った、という意味を持つちゃんぽんという言葉から志那うどんはちゃんぽんと呼ばれるようになったそうです。ちゃんぽんの語源にはほかにも諸説あり、中国の福建省で簡単な食事という意味の喰飯(シャンポン)という言葉がなまって生まれたという説もあります。
鐘の音をあらわす「ちゃん」と、鼓の音をあらわす「ぽん」と、違うものが混ざった言葉を表す言葉として生まれたという説もあるそうで、確かなことはわかっていません。長崎で生まれたちゃんぽんは間違いなく人々の胃袋をつかみ、愛されている料理です。ちゃんぽん発祥の「四海樓」はJR長崎駅よりバスで12分、グラバー園という観光地のそばに今もお店が残っているので、旅行で訪れた際に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
チェーン店リンガーハットの登場で全国で有名に
長崎で生まれたちゃんぽんを全国区に広めた立役者が、ちゃんぽんのチェーン店リンガーハットです。平成18年に長崎で生まれたリンガーハットは、外食チェーン店の中では比較的新しいお店ながら、たちまち人気となり、今では全国に600店舗以上を展開しています。リンガーハットの看板メニューで、人気NO.1メニューといえば野菜たっぷりちゃんぽんです。7種類の国産野菜をたっぷり480gも使用した栄養満点の一品です。
出典: http://u-note.me
リンガーハットの野菜たっぷりちゃんぽんは、キャベツ、もやし、玉ねぎ、きくらげ、えび、豚肉、かまぼこなどがこれでもかというほどうずたかく盛り付けられ、コクのあるクリーミーなスープ、もっちり噛み応えのある極太麺とのハーモニーがたまりません。お好みで備え付けの生姜ドレッシングや、柚子胡椒ドレッシングをかけると味の変化がたのしめ、最後まで飽きずにぺろっと完食してしまいます。
また、リンガーハットでは看板メニューちゃんぽんのいろんなバリエーションを展開していることでも有名です。希少な国産きくらげをたっぷり使ったあっさり味の塩ちゃんぽんは、リンガーハットでリピータの多い一品ですし、冬には広島産焼き牡蠣を豪快に盛り付けたかきちゃんぽんが登場し、ファンを喜ばせています。そのほか、国産野菜をたっぷり使用したチャーハンや、もちもり皮の餃子など多数のメニューを展開しています。
リンガーハットのこだわりといえば、創業以来新鮮な食材を使用し、高品質でおいしく安心な料理を提供しているということです。そのため、リンガーハットでは野菜、麺、餃子につかわれる小麦粉はすべてリンガーハットが契約した100%国産のものを使用、新鮮で獲れたての野菜でリンガーハットのちゃんぽんを作り続けています。外食チェーンは多々ありますが全店で100%国産野菜を使用しているお店は珍しいです。
しかもリンガーハットでは大量の種類の野菜を使っているので、それらすべてが国産であるとうことは、わたしたち消費者に大きな安心をあたえてくれます。ちゃんぽんはもちろん、チャーハンや、餃子などリンガーハットではすべてのメニューに国産野菜を使用しているため、輸入野菜の安全性が気になる方も安心して食べることができます。
また、リンガーハットでは保存料、合成着色料は不使用という難しい課題にも取り組み、現実のものにしました。毎日リンガーハットの佐賀、富士小山の自社工場からできたの食材を配送し、保存料等の食品添加物は最小限に、保存料についてはすべて排除、着色料についても天然由来のものへと使用を変更しています。こうしたリンガーハットの安全への取り組みも受け、リンガーハットが多くの人に支持され続けているというわけです。
ちゃんぽんはダイエットには不向き?
麺類や肉類、野菜類を炒め、スープで煮込んだ定番麺料理ちゃんぽんは、栄養満点なのでダイエット中の方にとって最適な料理だと思いがちですが、実際どうなのでしょうか?栄養満点のちゃんぽん、きちんとカロリー計算してみると意外にカロリーが高く、高糖質な料理なのです。そのため、ダイエット中の方は栄養満点だからと言って気安くちゃんぽんを食べるのは注意しましょう。ここから詳しくカロリーなどを解説していきます。
ちゃんぽんのカロリーや栄養について解説
ちゃんぽんのカロリー計算してみよう
ちゃんぽんのカロリー計算については、材料やレシピ、作り方などによって異なるので一概には言えませんが、平均的にちゃんぽんをカロリー計算してみると1人前あたり約607kcalで、100gにカロリー計算すると約84kcalとなっています。普通のラーメンのカロリー計算をしてみると、こちらもお店などによりカロリーが前後しますが、ラーメン1杯あたりのカロリーは約800kcalほどとなっています。
比較しやすいように、ほかのラーメンのカロリー計算したものも紹介しておきます。例えばヤサイマシマシで有名なラーメン二郎のラーメンをカロリー計算すると、カロリーは驚異の1371kcal、ぶた入りで1581kcal、ぶだダブルラーメンは1930kcalとなっています。こってりラーメンで有名な天下一品のラーメンをカロリー計算すると、こってりラーメンオンカロリーが949kcal、あっさりが380kcal、味重ねが843kcaです。
一般的な醤油ラーメンをカロリー計算すると1杯あたり414kcal、塩ラーメンは1杯あたり482kcal、味噌ラーメンは1杯当たり570kcalです。イメージでは塩ラーメンが一番あっさりしているのでカロリーが低いように思いますが、カロリー計算すると醤油ラーメンが一番低いことがわかりました。それにしても二郎系ラーメンや天下一品のラーメンは、単純にカロリー計算しても普通のラーメンの2杯分のカロリーというのは驚きです。
一般的な醤油ラーメンをカロリー計算すると1杯あたり414kcal、塩ラーメンは1杯あたり482kcal、味噌ラーメンは1杯当たり570kcalです。イメージでは塩ラーメンが一番あっさりしているのでカロリーが低いように思いますが、カロリー計算すると醤油ラーメンが一番低いことがわかりました。それにしても二郎系ラーメンや天下一品のラーメンは、単純にカロリー計算しても普通のラーメンの2杯分のカロリーというのは驚きです。
ちゃんぽんの糖質についても知っておこう
ちゃんぽんに含まれる糖質はどのくらいなのでしょうか?糖質量に関してもカロリー計算した時と同様、材料やレシピ、作り方によって異なりますが、平均的に見て1人前当たりのちゃんぽんの糖質量は約70gで、100gあたりに換算すると約27.9gと高糖質のメニューとなります。ちゃんぽんは大量の野菜を使用していますが、麺とスープに含まれる材料の糖質が高いため、全体に見るととても高糖質ということは覚えておいてください。
ちゃんぽんに含まれる栄養素:食物繊維
ちゃんぽんに含まれる栄養素の調査を進めていきます。ちゃんぽんの具に使用されることの多いキャベツには、食物繊維という栄養が豊富に含まれています。食物繊維は昔は体に必要な栄養と思われていませんでしたが、今では第6の栄養素として重要視され積極的に摂取することが推奨されています。食物繊維には水に溶ける水溶性食物繊維と、水に溶けない不要性食物繊維に分かれ、ちゃんぽんのキャベツは水溶性食物繊維になります。
水溶性食物繊維の特徴は水分保持能力が高く、腸内環境を整える働きがあったり、有害物質を吸着して体外に運ぶなど、便秘の解消に効果的だと言われています。キャベツに含まれる栄養素、食物繊維によって便秘が解消されると、身体に蓄積された老廃物や毒素などを排出することができるため、痩せやすい身体を作ることにつながります。普段から便秘がちという方はちゃんぽんに含まれるキャベツをたくさん食べるように心がけましょう。
ちゃんぽんに含まれる栄養素:タンパク質
続いてちゃんぽんに含まれる栄養素として、豚肉のたんぱく質が挙げられます。たんぱく質はご存知の方も多いかもしれませんが、わたしたちの体の筋肉や臓器、肌、髪、爪、体内のホルモンや酵素、免疫物質などを作ったり、栄養素の運搬を行うなど生きていくエネルギーの素になります。たんぱく質は日々つくりかえられ、古くなった部分は体外へ排泄され、食事から摂取した新しいたんぱく質を利用して再生していきます。
そのため、日々良質なたんぱく質を摂取し続けることが大切となります。またたんぱく質には体の筋肉が作られるのを助ける働きがあり、ダイエット中の方は特に気を付けて摂取することが大切です。筋肉というと体重が重くなる、とダイエットでは避けられがちですが、身体の基礎代謝を高めてくれるので適度な筋肉は痩せやすい体を作ってくれることに結びつきます。ちゃんぽんに含まれる豚肉もたんぱく質の摂取に効果的です。
ちゃんぽんに含まれる栄養素:カルシウム
ちゃんぽんの栄養素として、具材に入っているきのこの仲間きくらげに注目してください。きくらげというとコリコリとした食感が特徴で、あまり栄養が含まれているようには思いませんが、実は豊富なカルシウムが含まれています。カルシウムは摂取された脂肪分が体に吸収されるのを抑えてくれる働きがあります。カルシウムというと歯や骨の強化、イライラを解消してくれるだけでなく、ダイエットにも効果があったというわけです。
また、きくらげにはビタミンDも豊富に含まれていて、免疫バランスを整えたり、筋力を強化する作用もあるため、代謝も上がり脂肪が燃焼、肥満予防や解消につながると言われています。きくらにはコリコリとした食感があるので噛むことによって満腹中枢が刺激されて食欲が抑えられたり、ビタミンDによって筋肉の燃焼が促されたりといいことづくめなので、ちゃんぽんにきくらげが入っていたら積極的に食べるようにしましょう!
ちゃんぽんの人気店リンガーハットのメニューについても調査!
ちゃんぽんメニューのカロリー
ちゃんぽんの全国チェーン、リンガーハットのメニューについてもカロリー調査を進めていきます。まずリンガーハットの看板メニュー長崎ちゃんぽんは、国産野菜が一杯につき255gも使われ栄養満点です。麺量は200gでカロリーは683kcalとなります。長崎ちゃんぽんの量が少し多いという方におすすめのミドルちゃんぽんの場合は、野菜の量が247g、麺が150gとなり、カロリーは509kcalとなります。
ミドルちゃぽんよりもさらに小さめのスナックちゃんぽん(スモールちゃんぽん)は、野菜が127g、麺が100gとなりカロリーは358kcalです。日ごろから野菜不足で野菜をたっぷり摂取したいという方に人気なのが野菜たっぷりちゃんぽんです。7種類の国産野菜をたっぷり480gも使ったボリューム満点のちゃんぽんで、麺も200g使用されているので食べ終わるころにはお腹がいっぱいになります。カロリーも高く831kcalとなっています。
野菜たっぷりちゃんぽんが少し量が多いという方には、野菜たっぷりちゃんぽんのミドルサイズも用意されています。野菜はたっぷり食べたいけれど麺の量は減らしたい、というダイエット中の方にもおすすめのサイズです。女性にもちょうどよいサイズの野菜たっぷりミドルちゃんぽんは野菜の量が360g、麺が150gでカロリーは576kcalとなっています。
皿うどんメニューのカロリー
リンガーハットでちゃんぽんに並ぶ看板メニューが、長崎皿うどんです。風味豊かなパリパリの揚げ麺に、アツアツの野菜あんをたっぷりかけた皿うどんは、溶けあう味わいが絶品です。長崎皿うどんのカロリーは767kcal、小さめサイズのスナック皿うどんは388kcal、長崎皿うどんの1.5倍量の野菜を使った野菜たっぷり皿うどんは834kcal、塩分が気になる方におすすめの減塩長崎皿うどんは582kcalとなっています。
まぜめんメニューのカロリー
リンガーハットの新定番メニューとして、ファンに支持されているのが混ぜ麺です。ちゃんぽん麺のまぜめんに花椒を少し効かせたピリ辛の肉みそが、太目の麺によく絡んだちょっぴり大人の味わいが人気です。まぜ辛めんのカロリーは704kcalです。ちょっぴり変わり種のまぜめんが食べたい方は、牛がっつりまぜめんです。すきやき味の牛肉とちゃんぽん麺が新感覚の美味しさです。カロリーは980kcalとなっています。
その他サイドメニューのカロリー
リンガーハットに行ったら一緒に頼みたいサイドメニューのカロリーも紹介します。国産野菜を使い、米粉をブレンドした皮でパリッとサクサクに焼き上げられたぎょうざは3個で119kcal、5個で199kcalとなっています。ピリッと辛い柚子胡椒と一緒にどうぞ。リンガーハットが国産野菜にこだわり、自社工場で手作りしている自慢のチャーハンは240gで522kcal、120gのミニチャーハンが273kcalとなっています。
ちゃんぽんのダイエット中のおすすめの食べ方を解説
スープのカロリーに気を付けよう
ちゃんぽんは前述したように、栄養満点ではありますが決してカロリーが低い料理ではありません。ダイエット中にちゃんぽんを食べる注意点として野菜や麺はしっかり食べて構いませんが、カロリーの高いスープは飲み切らないようにしましょう。ちゃんぽんのスープは具材の旨みがたっぷりと溶け出しているのでついついおいしくて飲んでしまいたくなりますが、カロリーが高いことを覚えておいてください。
麺の量を減らし野菜でボリュームアップ
ちゃんぽんをダイエットに効果的に活用するならば、麺の量を減らしてキャベツの量を増やすことがおすすめです。ちゃんぽんのカロリーは麺が大半を占めているので麺の量を減らすと、ちゃんぽんのカロリーを大幅に減らすことができます。麺をただ減らすと満腹にならず感触が増えてはいけませんので、麺を減らす代わりにキャベツなどの野菜を増やすことをおすすめします。
ラー油をかけて代謝をアップさせるのもおすすめ
ちゃんぽんをダイエットに効果的に活用させるもう一つの方法が、ラー油をかけて食べるという方法です。ラー油に含まれる唐辛子にはカプサイシンという成分が入っていて、カプサイシンは体についた体脂肪を燃焼してくれる働きがあると言われています。かけすぎると辛すぎて食べられなくなってしまうので注意が必要ですが、数滴かけるだけでカプサイシンによる脂肪燃焼効果が期待できるので適切に活用してください。
ちゃんぽんのカロリーや栄養を健康管理に役立てよう!
長崎発祥のちゃんぽんは、今や日本全国で食べられる人気の麺料理となっています。長崎ちゃんぽんを世に広めたリンガーハットの影響も大きいです。今回はそんなちゃんぽんの気になるカロリーや糖質、栄養といった基本的情報から、ちゃんぽんが生まれた背景や名前の由来などさまざまな角度から調査してきました。これからちゃんぽんを食べる方はちょっと覚えておくと自慢できるかもしれません。