唐揚げで二度揚げの理由と秘訣は?時間・温度などやり方を解説!

大人も子供も大好きな献立といえば、『唐揚げ』です!カリッとした衣と肉汁がじゅわーっと溢れるジューシーな唐揚げがあれば何杯でもご飯が食べられそうな勢いです。そんな唐揚げを美味しく作るには二度揚げがポイントとなってくるのですが、二度揚げする理由や秘訣とは一体何なのでしょうか?そこで今回は、唐揚げを二度揚げする理由や秘訣、二度揚げの際に注意したい温度や時間などの詳細についても調査してみましょう。

唐揚げで二度揚げの理由と秘訣は?時間・温度などやり方を解説!のイメージ

目次

  1. 1唐揚げは二度揚げでからっと美味しい!
  2. 2唐揚げを二度揚げする理由は?
  3. 3唐揚げの二度揚げで高温のまま揚げる方法
  4. 4唐揚げの二度揚げで低温から揚げる方法
  5. 5唐揚げを柔らかジューシーに二度揚げするコツは?
  6. 6唐揚げの二度揚げのコツを覚えてカリっとジューシーに!

唐揚げは二度揚げでからっと美味しい!

大人も子供も大好きなおかずといえば、『唐揚げ』です!唐揚げは好きなおかずランキングを行えば、ベスト3にはかなりの高確率でランクインするほど、老若男女問わずに多くの人々に愛されているおかずです。じゅわっと溢れる肉汁のジューシーさと、カリッと揚げられた衣はご飯が無限に食べられそうな美味しさです。

そんな定番人気おかずである唐揚げは作り方が非常にシンプルなので失敗知らずな献立に思われがちですが、意外と火の温度や時間が難しく、「どうしてもカラッと揚げられない…」「べちゃっとしてしまう…」なんて悩みを抱えている方も少なくない様です。そんな時におすすめしたいのが、唐揚げの二度揚げです!

唐揚げを二度揚げする理由は?

好きなおかずランキングでは常に上位の唐揚げをもっとおいしくするためには、二度揚げがおすすめと言われています。飲食店で唐揚げを提供している場合も二度揚げしているお店が多い様で、プロも行うやり方として知られていますが、具体的に唐揚げを二度揚げする理由とは何なのでしょうか?まずは、唐揚げを二度揚げする理由を調査してみましょう。

厚みのある唐揚げは二度揚げでしっかり火が入る

唐揚げでは、基本的に鶏のもも肉を使用します。そして、唐揚げに使用する様な鶏のもも肉は少し厚みがある大きさにカットします。この様に、唐揚げの様な厚みのある食材を揚げる場合は二度揚げすることでしっかり火が入るので二度揚げが向いています。ここで注意して欲しいのが、どんな食材も二度揚げするとおいしくなるのかと言うと、それは間違いだということです。

多くの方は二度揚げすればどんな揚げ物もカリッと仕上がると思っていますが、基本的に厚みのある食材であれば二度揚げすることで中までしっかり火が入っておいしく仕上がりますが、白身魚などの様に薄い食材は二度揚げすると水分が飛びすぎてパサパサになってしまいます。その為、使用する食材が二度揚げに適しているか考えた上で調理することが重要です。

一度取り出した唐揚げは予熱でふっくら仕上がる

唐揚げを二度揚げする際、一度揚げた唐揚げをバットなどで数分休ませてあげるやり方を行います。これは、1度目に揚げた油の温度を使って余熱で唐揚げの内側までしっかりと火を通していく効果があります。一度揚げの場合、油の温度が正しく行われていないと内側が生焼けになってしまったり、焦げてしまったりと難しいです。

しかし二度揚げする場合は、一度目に揚げた余熱を使ってじっくりと内側まで熱を通していくので、油にくぐらせている時間が短くなるのでふっくらと仕上がる様になります。唐揚げのような厚みのある食材は内側まで火を通すのが難しいので、余熱を利用することで焦げたりパサついたりする事なくふっくらと作る事ができます。

二回揚げることで外はカリッと中はジューシーに

唐揚げは二度揚げすることで外はカリッと中はジューシーに仕上がります。一体なぜ二度揚げすると唐揚げは外はカリッと中はジューシーになるのかというと、二度揚げすることでしっかりと中まで火を通すことができる為です。中までしっかり火が通っていないと中が生焼け状態になってしまいますし、外もカリッと仕上がりません。

しかし、二度揚げすると表面だけではなくしっかりと内側まで火が通っているので外はカリッと中はジューシーな唐揚げを作ることができます。また、二度揚げすることで仕上げに表面に焦げ目をつけ、カリッとさせることができるのもポイントです。

唐揚げの二度揚げで高温のまま揚げる方法

唐揚げの二度揚げには2つのやり方があり、『高温のまま揚げる』やり方と、『低温から揚げる』やり方があります。これらのやり方によって、唐揚げを揚げる時間や油の温度が異なるのでご自身の好みのやり方を見つけて正しく二度揚げしていきましょう!まずは、唐揚げの二度揚げで高温のまま揚げるやり方をご紹介します。

180度の高温の油で1分半揚げる

高温のまま唐揚げを二度揚げするのであれば、油の温度は180度の高温にします。180度の高温の油に、下味をつけた唐揚げに衣をつけ、1分半揚げていきます。想像以上に油にくぐらせておく時間が短い事に驚かれるかもしれませんが、二度揚げするのですから1度目からしっかりと油にくぐらせておくと衣が焦げてしまうので1分半という短めな時間でまずは揚げていきます。

一度取り出して4分休ませる

180度の高温の油で1分半唐揚げを揚げたら、バットなどに取り出して4分ほど休ませてあげましょう。一体なぜ4分ほど生地を休ませるのかというと、先ほど180度の温度で揚げた事によって衣が油をまとっており、熱を持っています。その熱は余熱と同じような効果を発揮してくれるので、油からバットに取り出した後もお肉の中に熱を与えて行ってくれます。

つまり、高温の油に長時間くぐらせていると衣が焦げてしまうのに内側までしっかりと火が通る事が難しくなってしまいますが、一度高温で揚げて、その余熱でじっくりと内側に熱を加えていく事で衣を焦がす事なく内側まで火を通す事ができるという事です。油方取り出したバット上では触らずに4分ほど放置して休ませておきましょう。

二度目は30~40秒揚げる

4分ほどバットで生地を休ませる事ができたら、再度180度の高温にしておいた油で揚げていきます。余熱で唐揚げの内側まで熱を加えているので、2度目は衣を綺麗なきつね色にする事や仕上げとして熱を加える事が目的なので30秒〜40秒と短めの時間で大丈夫です。

反対に、2分・3分と長い時間揚げてしまうと、カリッとした唐揚げにならないので注意しましょう。30~40秒ほど唐揚げを揚げたら、二度揚げ唐揚げの完成です!高温で二度揚げしているので、衣がカリッとした状態になっており、絶品唐揚げが簡単に作れます。

唐揚げの二度揚げで低温から揚げる方法

唐揚げの二度揚げで高温のまま揚げるやり方について学べましたが、先ほどご紹介した二度揚げ方法だとずっと同じ高温で揚げていくので、中にしっかり火が通る前に焦げ付いてしまう恐れがあります。その点、低温から揚げるやり方だと衣を綺麗なきつね色のまま内側もしっかりと火を通す事ができます。続いては唐揚げの二度揚げで低温から揚げるやり方について学んでみましょう。

160度の低温で4分揚げる

先ほどは一定の温度で二度揚げする方法でしたが、こちらは低温から高温に切り替えて二度揚げしていく方法です。まずは160度の低温で4分かけて唐揚げを揚げていきましょう。先ほどは180度の高温だったので1分半と短めでしたが、こちらは160度の低温なので4分かけてじっくりと揚げていくのがポイントです。
 

一度取り出して4分休ませる

160度の低温で4分揚げたら、バットなどに一度取り出して4分ほど休ませてあげましょう。こちらも先ほど説明したのと同様、衣にまとっている余熱を使って内側までしっかりと火を通していきます。唐揚げの生地を休ませている間に油の温度を180度~190度に上げていきましょう。

180度~190度の高温で1分揚げる

油の温度を180度~190度の高温に上げたら、1分ほどかけて唐揚げを二度揚げしていきましょう。1度目に時間をかけてじっくりと低温で揚げ、生地をバットの上で休ませて内側まで熱を通しているので二度目は仕上げとして衣の焦げ目をつけるために揚げる事を意識しましょう。1分ほど高温で揚げられたら、ジューシー唐揚げの完成です!

唐揚げを柔らかジューシーに二度揚げするコツは?

唐揚げの二度揚げ方法についてしっかり学べましたが、温度や時間などの基本的なやり方だけを学んでおけばカリッとした衣のジューシーな唐揚げを必ず作れるわけではありません。大事なのは、基本的なやり方に加えてコツを学んでおく事です。

では、唐揚げを柔らかジューシーに二度揚げしたい時に是非とも学んでおきたいコツとは一体どんなコツが挙げられるのでしょうか?最後に、唐揚げを外側カリッと内側は柔らかジューシーに二度揚げするコツについて詳しく学んでおきましょう。

鶏肉の大きさは揃えて切る

まずご紹介したい唐揚げを柔らかジューシーに二度揚げするコツ1つめは、『鶏肉の大きさは揃えて切る』事です。なぜ、鶏肉の大きさを揃えてくる事でやわらかジューシーな唐揚げになるのかというと、火の通りを均等にする為には同じ大きさに材料を切る事が絶対条件である為です。

これは唐揚げだけに限らず、他の揚げ物や料理においても同じ事が言えますので必ず守るようにしましょう。大きさは一口大程度がおすすめです。あまり大きすぎても火が通りにくくなってしまいますし、小さく切りすぎても焦げやすくなってしまいますので大きさは注意しましょう。

調味料をしっかり揉み込む

柔らかジューシーで美味しい唐揚げを作る為には、二度揚げ方法ももちろんなのですが、『調味料をしっかりと揉み込む』という基本中の基本も重要となります。均一のサイズで鶏肉をカットしたら、しょう油や酒・にんにくなどとお好みの調味料をボウルやビニール袋に入れてしっかりと揉み込んでいきましょう。

調味料を揉み込む前にやっておいて欲しい下ごしらえが、フォークで鶏肉を刺しておく事です。フォークで鶏肉に穴を開けておくと、調味料がしっかりと内側まで染み込む事ができますし鶏肉を柔らかくしてくれる効果がありますので是非試してみて下さい。調味料を揉み込む時間は15分〜30分程度です。

「しっかり味をつけたい!」と思う方は長い時間調味料に漬け込んでしまいますが、塩分の濃い調味料に長時間漬け込むと味が染み込むどころか、お肉の水分が抜けてパサパサになってしまうので注意しましょう。調味料を漬け込む際、冷蔵庫で冷やしておくと油の温度と鶏肉の温度に差ができるので、衣をカラッと揚げる事ができます。

衣は片栗粉と小麦粉を1:1の割合で

唐揚げの重要なポイントとなる『衣』。衣の分量は適当にしているという方が多いかもしれませんが、柔らかジューシーに仕上げる為には唐揚げの黄金比率を覚えておく事も大切です。その、黄金比率というのが『片栗粉と小麦粉を1:1の割合』です。唐揚げの衣はご家庭によって異なり、片栗粉だけもしくは小麦粉だけの場合もあると思いますが、どちらか一方だけだと欠点が目立ってしまいます。

例えば、小麦粉だけの場合は衣がベチャッとなる確率が高くなり、片栗粉だけの場合は衣が剥げやすくなる確率が高くなってしまいます。その為、片栗粉と小麦粉を混ぜて衣を作る事で欠点をカバーし、上手にカリッとした衣にする事ができます。

鶏肉の水分を取り粉は揚げる直前につける

カリッとした唐揚げにするには、鶏肉の水分を事前にうまく取り除いておく事が重要となります。衣をつける前にしっかりと鶏肉の水分を取り、小麦粉や片栗粉は揚げる直前につける様にしましょう。こうする事で、鶏肉に余分な水分がなくなり、ベチャッとした衣になる可能性を格段に下げてくれます。

たっぷりの油で揚げる

揚げ物はどうしてもカロリーが高くなってしまうので、使用する油の量を少なめにして唐揚げを作ろうとする方が多いです。『揚げ焼き』という方法もありますが、カリッとした衣で肉汁溢れるジューシーな唐揚げにするには、たっぷりの油で揚げる事がポイントになります。油の量は鶏肉がしっかりと浸かる程度のたっぷりの量にしてください。

鶏肉は一度にたくさん入れない

揚げ物は時間がかかりますし、夏場の暑い時などはできるだけ手軽に済ませたいと思うものです。そうすると、一度に多くの鶏肉を鍋に入れてしまう方が多いのですが、これはタブーです。一度に多くの鶏肉を入れてしまうと、油の温度が一気に下がり、カリッとした衣に仕上がらずベチャッとした残念な衣になってしまいますので、適度な量を揚げるようにしましょう。

油の温度は180度が最適

唐揚げをジューシーに仕上げるためには、油の温度は180度にしておく事が重要です。なぜ180度なのかというと、片栗粉を揚げた時に適度に凝固する温度が180度以上となっている為です。カリッとジューシーな唐揚げにするには片栗粉と小麦粉を混ぜた衣を使うので、片栗粉がベチャッとしない為にもこの温度を守る事が重要です。

油の温度を測る簡単な方法

唐揚げの油は180度が適温だと言われていますが、温度計がない方にとっては細かく油の温度がわからないという方も多いとます。そんな時は菜箸を使った大まかな油の温度の測り方を試してみましょう!やり方は、菜箸を油の中に入れた時、1秒つけて気泡が出てくる程度です。これなら温度計が無くても簡単に油の温度が測れるので是非試してみて下さい!

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唐揚げの二度揚げのコツを覚えてカリっとジューシーに!

唐揚げで二度揚げの理由と秘訣のご紹介まとめはどうでしたか?唐揚げは大人も子供も大好きな定番おかずなので、是非とも美味しい唐揚げの作り方をマスターしておきたいものです。作り方が簡単なので失敗知らずな料理と思われているかもしれませんが、意外と中が生焼け状態になってしまったり、衣がベチャッとしたり焦げてしまうなどのトラブルも多いです。

しかし、今回ご紹介した二度揚げ方法で唐揚げを作れば、しっかりと内側まで火を通して衣はカリッとしたジューシーな唐揚げを作る事ができますので覚えておいて損はないでしょう。唐揚げの二度揚げのコツを覚えてカリっとジューシーな唐揚げを作れるように、頑張って下さい!

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