冷凍卵の作り方と食べ方を解説!解凍方法や賞味期限など紹介!

冷凍卵は、簡単に作れてメニューの幅を広げてくれる、便利な食品です。しかし、生卵を冷凍し加熱せずに食べることも多く、正しい作り方や食べ方を知ることが大切です。ここでは、安心して食べられる冷凍卵の作り方や、レシピについて解説します。解凍方法や、意外と知られていない賞味期限についても紹介していきます。美味しさだけを求めるのではなく、安全に食べられる冷凍卵を目指して作ってみましょう!

冷凍卵の作り方と食べ方を解説!解凍方法や賞味期限など紹介!のイメージ

目次

  1. 1冷凍卵の作り方が知りたい!
  2. 2冷凍卵の作り方
  3. 3冷凍卵の解凍方法と賞味期限
  4. 4冷凍卵の食べ方とおすすめレシピ
  5. 5冷凍卵の作り方をマスターしていろんな食べ方に挑戦しよう!

冷凍卵の作り方が知りたい!

卵を使った料理は、ゆで卵や卵焼き、目玉焼きや茶わん蒸しなど、まだまだ多くあります。その料理の一つに、冷凍卵を仲間に入れてみませんか?聞いたことはあっても作り方がわからなかったり、知っていてもまだ試したことがない、食べ方がわからないという人もいるのではないでしょうか。冷凍卵の作り方は生卵を冷凍するだけで、いつでも誰でも簡単に作ることができます。

簡単に作れて便利な冷凍卵ですが、生卵を使用するためサルモネラ菌による食中毒が心配されます。美味しくても安全でなければ意味がなく、危険性を知っておく必要があります。冷凍した卵の黄身は、忘れられない美味しさです。その卵を多くの人に味わってもらうためにも、正しい作り方や冷凍卵を使ったレシピを紹介していきます。安心して食べるために、冷凍卵について見ていきましょう。

冷凍卵の作り方

冷凍卵にするメリット

卵を冷凍するメリットのまず一つ目は、メニューの幅が広がることです。卵が特売されていても、一人暮らしの人には多すぎて、食べ方もパターン化されてしまい、食べきれなくて困ることがあります。そんな時は生卵を冷凍することで、解凍直後の半固形の卵が扱いやすくなることなど、いろいろなレシピに挑戦できるようになります。生卵ではできなかった料理が作れるようになり、結果メニューの幅が広がるというわけです。

二つ目のメリットは、黄身が断然美味しくなることです。冷凍卵を解凍すると、白身は元のサラっとした状態に戻りますが、黄身はたんぱく質同士が結び付き、濃厚でモチモチとした食感になります。生卵では味わえないこの何とも言えない弾力に、病みつきになるという声も多くあります。この二つのメリットを知ると、冷凍卵を作らないという理由はなくなります。メニューが広がり美味しくなる冷凍卵を、試してみませんか?

冷凍するのは生卵

冷凍卵の作り方はとても簡単で、卵を冷凍庫に入れて12時間待つだけです。冷凍卵に使うのは、ゆで卵ではなく生卵を使います。ゆで卵を冷凍してしまうと、白身の水分が抜けてゴムのように硬くなってしまい、とても食べられたものではありません。一方、生卵は冷凍しても何の問題もなく、ただただ美味しくなるだけです。新鮮な生卵を手に入れて、賞味期限が切れないうちに、早速冷凍してみましょう。

卵はジッパーつきの袋に入れる

冷凍卵を作る時は、生卵をジッパーつきの袋か、密閉容器に入れて冷凍するのがおすすめです。その理由は、生卵を冷凍すると中身が膨張して、殻が割れてしまうからです。卵の中身が流出した冷凍庫は、想像を絶します。余計な掃除を増やさないためにも、生卵をそのまま冷凍庫に入れるのは、避けるのがベストです。

また、卵に汚れが付いている場合は、キッチンペーパーなどで拭き取ってから冷凍しましょう。水で洗うと、殻にある穴から雑菌が中に入り込んでしまうことがあるので、水で洗わずに拭き取る方が安全と言えます。

冷凍卵の解凍方法と賞味期限

冷凍卵の解凍方法

冷凍卵は、冷凍庫から出して室温に放置しておくだけで、1時間ほどで解凍できます。しかし冷凍卵は冷凍してるだけで加熱していないので、衛生面が気になるところです。安全を考えて、冷蔵庫に移して解凍するという方法もありますが、すぐに使いたいときには適していません。すぐに使いたい場合は、殻をむいてから清潔なジッパーつきの袋にいれて、流水で解凍する方法が早くて安全です。

解凍方法で絶対にしてはいけないことがあります。早く解凍したいからと「電子レンジで解凍しよう!」は危険です。電子レンジは内側から加熱されるため、黄身の温度が高くなり沸騰した状態になります。沸騰して高圧となった黄身は、外気と触れると爆発を起こすことがあります。それは、電子レンジ内だけではなく、出した後の殻をむいたり、口に運ぶ瞬間に起こることもあります。危険を避けるために覚えておきましょう!

冷凍卵の賞味期限

賞味期限とは、美味しく食べることができる期限のことであって、食べられなくなる期限ではありません。しかし、卵はサルモネラ菌に汚染していることがあり、サルモネラ菌は十分加熱しないと死滅しません。新鮮なうちは汚染されていたとしても、食中毒になる可能性は低いですが、日が経つにつれ菌が増殖し危険が高まります。つまり、生で食べるには、冷蔵庫に保存された賞味期限内の卵が適しているということです。

冷凍卵は生卵を冷凍しているだけで、加熱していません。サルモネラ菌に汚染されていたとしても、死滅しているわけでは無いということになります。つまり、生卵と同じように考えなければいけないので、賞味期限は2週間ほどになります。これはあくまで、生でたべられる期間であって、加熱すれば食べられる期間は延びます。加熱するからと言って安心せずに、1か月を目安に消費しましょう!

冷凍卵の食べ方とおすすめレシピ

定番は冷凍卵で「卵掛けご飯」

冷凍卵のモチモチ感を楽しめる食べ方は、卵かけご飯です。クリーミーな黄身をご飯と一緒に口にすると、おかずなんて要らなくなります。レシピは、あったかいご飯の上に解凍した冷凍卵を乗せて、醤油をかけるだけです。モチモチの黄身は醤油が染み込みにくいので、あらかじめ黄身を醤油に漬けこんでおくと、更に美味しくなります。

卵かけご飯にかける醤油にプラスして、ラー油やのり、いりごまなどをかけると中華風に。粉チーズや黒コショウ、焼いたベーコンを加えるとカルボナーラ風に。めんつゆにわさび、青ネギを混ぜたものをかけても、美味しく食べられます。自由自在な卵かけご飯を楽しんでください。注意点として卵かけご飯は、冷凍卵を加熱せず使うので、新鮮な賞味期限内の卵を冷凍したものを使いましょう。

とろり半熟が美味しい「冷凍卵の天ぷら」

冷凍卵の美味しい食べ方のおすすめレシピは天ぷらです。まず冷凍卵を解凍せずに殻をむいて半分に切っておきます。切った冷凍卵に小麦粉を薄く振ります。天ぷら粉大さじ3と水大さじ2を軽く混ぜ合わせます。この時混ぜすぎるのは厳禁で、ダマが残る程度にしておきます。冷凍卵を溶いた衣に付けて、160度の油で3分揚げたら完成です。

中はトロトロ外はサクサクの冷凍卵の天ぷらは、冷たいうどんに乗せても、ごはんに乗せて天丼にするのもおすすめです。

得した気分の「冷凍卵の目玉焼き」

冷凍卵の目玉焼きは、2倍得した気分になれます。レシピはとても簡単で、冷凍庫から出した解凍してない卵を半分に切り、切った冷凍卵の平らな面を下にして、油を敷いたフライパンで焼くだけです。冷凍卵1個しか使っていないのに、ちょっとミニサイズの目玉焼きが2個できてしまいます。何も言わずにテーブルに並べると、得した気分で家族みんなの笑顔がこぼれるのではないでしょうか。

生卵では絶対に出来ないメニューです!冷凍卵のおいしくてお得な食べ方を、ぜひ試してみてください。サイズも食べやすく、お子様向けのメニューにもおすすめです。

割って感動「冷凍卵入りハンバーグ」

冷凍卵を楽しめる食べ方、ハンバーグ2人分のレシピです。玉ねぎ1個をみじん切りにして、冷凍卵の殻をむいておきます。ボールに合い挽きミンチ300g、卵1個とみじん切りの玉ねぎ、パン粉大さじ2と牛乳大さじ3、塩コショウ少々とナツメグ適量、冷凍卵の白身を入れて粘りがでるまで混ぜ合わせます。ハンバーグのたねで冷凍卵の黄身を包み、フライパンで焼いたら完成です。

しっかりと火を通すために、片面に焼き目が付いたら蓋をして、蒸し焼きにしてください。ケチャップ大さじ2とウスターソース大さじ2、みりん小さじ1を入れて、電子レンジで20秒加熱したものをかけます。他にもデミグラスソースやホワイトソースなど、お好みのソースをかけて食べてみてください。卵のモチモチ食感がたまらない絶品ハンバーグです。いつもと違うハンバーグを食べたい時などに、お試しください。

味付け卵がたまらない「冷凍卵入りおにぎり」

冷凍卵入りおにぎりのレシピを紹介します。冷凍卵の殻をむいて、黄身が浸るくらいのめんつゆに漬けておきます。お茶碗すりきりまでご飯を入れて、真ん中にくぼみを作り、めんつゆに漬けておいた卵を入れます。卵がかぶるくらいにご飯を足して、軽く塩を付けた手に移してにぎり、海苔で巻いたら完成です。味付けした黄身がごはんに染み込んで、たまらない美味しさとなります。

冷凍卵入りおにぎりには、冷凍卵を加熱せずに使うので、時間を置かずに食べましょう。作り置きや、持ち廻ると食中毒に繋がる恐れがあります。新鮮な賞味期限内の卵を冷凍したものを使い、すぐに食べることをおすすめします。冷凍卵のモチモチ感を味わえる食べ方ですが、安全にも十分に気を付けましょう。

ジュワ~っとだしが染み出る「冷凍卵入り巾着」

冷凍卵の美味しさを生かせる食べ方、巾着のレシピです。まず、卵を詰めるので、うす揚げをはがしやすくします。やり方は、うす揚げの上をめん棒でころがすだけで、こうすることでキレイにはがすことができます。半分に切ってはがしたうす揚げの中に、殻をむいた冷凍卵を入れて爪楊枝などで口を止めます。

鍋に水200㏄と顆粒和風だしを小さじ1、醤油とみりんを各大さじ1を入れて沸騰させて、巾着を5分ほど煮込み火を止めて味を染み込ませます。ジュワ~っとだしが染み出る、冷凍卵の巾着の完成です。おでんに入れても美味しく食べられます。

濃厚卵の「冷凍卵のホットサンド」

冷凍卵を美味しく食べられる、ホットサンドのレシピです。冷凍卵は殻をむいておきます。食パンを2枚用意して、1枚には冷凍卵、もう1枚にはマーガリンを塗ってからスライスチーズを乗せて、トースターで焼きます。焼きあがったら、レタスとハム、マヨネーズを適量かけて2枚を合わせると、トロ~リ濃厚卵が美味しいホットサンドの完成です。トマトを入れても美味しくなります。簡単レシピなので、ぜひお試しください。

いつもと違う「冷凍卵のスコッチエッグ」

スコッチエッグはゆで卵を包んで作りますが、冷凍卵を使って作ってみましょう。玉ねぎ1個をみじん切りに、冷凍卵は殻をむいておきます。ボールに合い挽きミンチ300gとみじん切りの玉ねぎ、塩コショウとマヨネーズ大さじ1、パン粉大さじ2と卵1個を粘りがでるまで混ぜ合わせてタネを作ります。冷凍卵に軽く小麦粉を振ったらタネで包み、小麦粉、卵、パン粉の順に衣をつけていきます。

170度の油で揚げたら、スコッチエッグの完成です。ゆで卵を使うと黄身にしっかり火が通りますが、冷凍卵は黄身に火が入りすぎず、トロッとした食感のいつもと違うスコッチエッグになります。違いを楽しみながら、味わってみてください。

冷凍卵を使うと簡単「エッグトースト」

生卵を使うと難しかったエッグトーストも、冷凍卵を使うと簡単に出来ます。冷凍卵は殻をむいて半分に切っておきます。食パンにマヨネーズを塗って、半分にした冷凍卵を乗せて黒コショウを振ってからトースターで焼きます。冷凍卵が焼ける前に食パンが焦げてしまうことがあるので、始めはアルミホイルに包んでおき、ある程度卵に火が通ったら、ホイルを開けて焦げ目をつけましょう。

ハムやベーコン、チーズを加えると、更に美味しさがアップします。生卵は食パンの上で動き回り扱いがたいへんですが、冷凍卵は安定感があり作りやすいので、おすすめです。朝食に手軽に作れるエッグトーストをお試しください。

冷凍卵を使って簡単「温泉卵」

温泉卵は冷凍卵を使うと簡単にできます。大きめの鍋に2リットルのお湯を沸騰させて火を止めます。1分ほど経ってから冷凍卵を殻ごと入れて、蓋をして15分ほど待ち時間がきたら水にさらして器に盛ります。お好みで薄めためんつゆをかけてください。温泉卵は、そのまま食べても、カルボナーラやハンバーグの上に乗せても、つくねと一緒に添えても、様々な料理のトッピングに使えます。簡単に作れる温泉卵をお試しください。

お酒のアテにも「冷凍卵の黄身の醤油漬け」

冷凍卵の黄身を使った醤油漬けレシピです。冷凍卵を解凍し、黄身だけを取り除いておきます。醤油大さじ2、みりん大さじ1に黄身を漬け込み、冷蔵庫で一晩寝かせます。ご飯にのせても、お酒のアテにも美味しい醤油漬けの完成です。味の染み込み具合は好みがあるので、漬け込み時間で調節してください。

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冷凍卵の作り方をマスターしていろんな食べ方に挑戦しよう!

冷凍卵の作り方はとても簡単で、衛生面に気を付けてポイントさえ押さえておけば、いつでも誰でも作れます。日本では鶏がサルモネラに感染しないような管理や、殺菌消毒されている卵が流通しています。しかし、加熱せずに料理に用いるときは、必ず賞味期限内の卵を冷凍したものを使うことが大切です。それを守れば、冷凍卵を楽しめるメニューはどんどん広がっていきます。

凝縮されて濃厚になった黄身の味を一度知ると、いろいろな料理にアレンジしてみたいという気持ちが強くなるはずです。無限に広がる冷凍卵のレシピを、ぜひお楽しみください。今夜すぐに、新鮮な生卵を冷凍庫に入れて、いろいろな料理にチャレンジしてみませんか?賞味期限の確認をしっかり忘れないようにしましょう!

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