カルボナーラで生クリームを使ったレシピで人気の作り方を紹介!
カルボナーラの人気レシピは生クリームが入っているレシピが多いものです。生クリームを入れて作ったカルボナーラは濃厚でなめらかなソースがパスタに絡んでとてもおいしく、人気のパスタのひとつです。本場のカルボナーラには生クリームが入っていませんが、生クリームが入ったカルボナーラも魅力的なものです。店で食べるカルボナーラも絶品ですが、おいしい本格的なカルボナーラは家でも簡単に作れます。今回は生クリームを使用したカルボナーラの作り方やレシピ、知っておきたいコツなど、カルボナーラについて詳しく紹介します。
目次
カルボナーラを作るとき生クリームは入れるべき?
自宅でカルボナーラを作ろうと思ったとき、生クリームを入れようか悩む人も多いのではないでしょうか?本場イタリアのカルボナーラは生クリームが入らないと聞きますが、日本のレストランでいただくカルボナーラには生クリームが入っていることが多いものです。
生クリームの入ったカルボナーラは、卵やチーズとの相性がよく、程よいとろみがつくため、パスタによく絡みます。また、その濃厚な味わいは、ベーコンなどの具材との相性も抜群に良いため、カルボナーラを作るときは、生クリームを入れて作りたいものです。
今回は、生クリームを使用したカルボナーラについて、作り方やレシピ、プロ並みのカルボナーラを作るコツなど、生クリーム入りのカルボナーラを作るときに押さえておきたいポイントを詳しく紹介します。生クリームカルボナーラを作るときの参考にしてください。
カルボナーラ!生クリームを使った人気レシピの作り方を紹介
カルボナーラのおいしい味は知っていても、作り方や具体的な材料の分量などはよく分からない人も多いのではないでしょうか?店に行けば人気の美味しいカルボナーラを食べることが出来ますが、自宅でも手軽にカルボナーラを味わいたいものです。
生クリームのカルボナーラはレシピの手順やコツをおさえることができれば意外と簡単に作れる料理です。ここでは、生クリームを使用したカルボナーラについて、本場のカルボナーラとの違いや、動物性か植物性かの生クリームの種類によるカルボナーラの仕上がりの違い、基本の生クリームで作るカルボナーラの作り方など、詳しく解説していきます。
本場のカルボナーラは生クリーム無し?
カルボナーラといえば、日本のレストランや家庭ではよく生クリームや牛乳を入れて作る作り方が多いものです。ですが、本場のイタリアでは、カルボナーラは生クリームや牛乳は使わずに作るのが通常のカルボナーラといわれています。
本場のカルボナーラは、ペコリーノ・ロマーノという塩味のきいたチーズと卵黄、グアンチャーレという豚頬肉の塩漬けと黒コショウを使用して作られます。日本のカルボナーラよりも濃厚な味わいながらも、材料はいたってシンプルな印象です。
生クリームなしのカルボナーラは、チーズと卵黄の味わいが強く、また、グアンチャーレのうまみや黒コショウのスパイシーさもあり、パンチのきいたパスタです。味が濃厚なため、少量でも満足感が高く、また、サラダなどとの相性も良いのが本場のカルボナーラです。
カルボナーラに生クリームを使うと簡単にプロ級に?
カルボナーラを自宅で作るとき、せっかくなら店で食べるようなプロ級の仕上がりにしたいと考えるものです。カルボナーラは、生クリームを使用することで、料理が苦手な人でも簡単に、おいしくて本格的なまさにプロ級の生クリームカルボナーラを作りだすことができます。
生クリーム入りカルボナーラを作るときは、生クリーム以外にも卵チーズ、パスタのゆで汁、オリーブオイルなどを使用してカルボナーラソースを作りますが、別々の性質を持った材料たちをひとつのソースにまとめ上げるのは、なかなか難しいものです。水分と卵の黄身やオリーブオイルなどの油脂分は本来混ざり合わないものなので、乳化をさせる必要があります。
乳化とは、本来混ざり合わない水と油を混ぜて一体にすることを指します。乳化させることでとろみのあるソースを作ることができます。カルボナーラでよくある失敗として、卵が固まってしまうことが良く挙げられますが、チーズや乳成分が分離してしまうことも、失敗例としてよくあることです。
カルボナーラを作るときに生クリームを使用すると、卵やオリーブオイル、チーズなどの材料の分離を防ぐことが可能です。分離を防ぐため、乳化を助けてくれるので、カルボナーラソースをプロ級に滑らかで一体感のあるものに仕上げることができるのです。
また、生クリームには程よい水分ととろみがあるため、パスタとソースの絡みを一層良くしてくれる役割もあります。チーズや卵だけのとろみでは作りなれていないとシャバシャバになってしまったり、分量次第では逆にドロドロになってしまうこともあります。
生クリームを入れることで、水分ととろみを程よく調整することができるため、自宅でも簡単に、本格的なカルボナーラを作ることができます。生クリームは、カルボナーラを手軽に作るためには欠かせない材料のひとつといえるでしょう。
動物性と植物性ではカルボナーラの仕上がりに差がある?
生クリームには動物性の生クリームと植物性の生クリームがあります。動物性の生クリームは、乳脂肪分が18パーセント以上でなければいけないという決まりがあります。乳脂肪分が18パーセント以下の生クリームは、生クリームの表記をすることができないことになっています。
一方、植物性の生クリームは植物由来の脂肪分から構成されている生クリームため、正確にはフレッシュクリームという名称で、パッケージには生クリームとは表記されていません。動物性の生クリームよりもフレッシュクリームの方が比較的安く手に入るため、植物性の生クリームは人気です。
動物性の生クリームはとろりと濃厚でミルクの風味が豊かなところが特徴のひとつです。そのため、動物性の生クリームを使用すると、生クリーム特有の濃厚さがプラスされ、カルボナーラの濃厚さがぐんと増します。こってりとした濃厚なカルボナーラを作りたいときは、動物性の生クリームがぴったりでしょう。
植物性の生クリームであるフレッシュクリームは、植物由来の生クリームのため動物性の生クリームよりも乳脂肪分が低く、あっさりとした味わいが特徴的です。あっさりとしていますが、口当たりはなめらかで、カルボナーラにコクと濃厚さを程よくプラスしてくれるものです。
動物性の生クリームも植物性の生クリームであるフレッシュクリームも、どちらもカルボナーラにコクやうまみ、濃厚さを与えることができますが、生クリームの原料が違うためわずかな差が出ます。
動物性の生クリームの方がより濃厚さをプラスすることができ、植物性の生クリームのフレッシュクリームはコクがありながらも、あっさりとした仕上がりの生クリームカルボナーラを作ることが出来るでしょう。
人気!生クリームで作る濃厚カルボナーラの作り方
カルボナーラを作るときに、生クリームを入れることで濃厚なコクが生まれます。その仕上がり具合はまさにレストランで食べるカルボナーラのような本格的な味わいそのものです。ここでは、生クリームを入れて作る人気の、濃厚な生クリームカルボナーラの作り方を詳しく紹介します。
2人分のレシピです。作り方は、パスタ200gを塩を入れたお湯で既定の分数茹でます。ボウルに生クリーム200ccと卵黄2個、パルメザンチーズ大さじ5と黒こしょうをお好み入れて、よく混ぜ合わせます。泡だて器で混ぜると、全体が混ざりやすいです。ただし、生クリームを泡立てないように気を付けましょう。
みじん切りにしたニンニク2かけと、拍子切りにしたベーコン50gをオリーブオイル大さじ1で炒めます。火加減は弱火にして、じっくりといためてカリカリにすることがポイントです。しっかりと炒めたら、余計な油はキッチンペーパーでふき取りましょう。余分な脂を取り除くことで、くどくないコクのあるカルボナーラに仕上がります。
茹であがったパスタとベーコンを作っておいた生クリームのソースのボウルに入れてよく混ぜ合わせます。パスタのお湯はしっかりと切りましょう。ゆでたてのアツアツのパスタを入れることで、卵にも余熱で火が通り、トロリとした仕上がりになります。パスタと生クリームのソースがしっかりと絡んだら皿に盛り付けてできあがりです。
カルボナーラを全卵で作るときのコツは?
生クリーム入りのカルボナーラの作り方は卵の卵黄のみを使用するものが多いですが、白身が余ってしまい、使い道に困ってしまうことも多いのではないでしょうか?せっかくなら全卵で白身も黄身も使い切ってしまいたいものです。全卵を使用して生クリームカルボナーラを作ることは可能ですが、少しだけ気を付けたいポイントがあります。
全卵を使って生クリームカルボナーラを作る場合、卵の水分が多いため、生クリームをやや控えめにして、チーズの量を通常よりも少し増やすことがポイントです。卵の卵黄のみを使用したレシピでそのまま全卵を使ってしまうと、水分が多くなりすぎてしまい、サラサラとしたスープ状の生クリームカルボナーラになってしまう恐れがあります。
出典: https://note.mu
生クリームカルボナーラのトロリとした濃厚な口当たりをなくさないためにも、生クリームを控えめにしてかつ粉チーズを増やすことは重要です。生クリームの量を減らすことで水分量を減らし、粉チーズを増やすことでコクをプラスすることに繋がります。
また、全卵を使う場合はよく溶きほぐしてから使いましょう。きちんと溶きほぐさないと、白身が残ってしまい、口当たりが悪くなってしまいます。材料と一緒に混ぜ合わせる前に、卵だけを事前にしっかりと溶きほぐしておくと安心です。
カルボナーラを生クリームで作る人気のレシピ
生クリームで作るカルボナーラはさまざまなアレンジが可能です。具材を変えることで、いつものカルボナーラをより一層おいしいカルボナーラレシピにすることができます。生クリーム入りのカルボナーラは比較的どの食材とも相性が良いためバリエーションが豊富です。ここでは、おすすめの人気のある生クリーム入りカルボナーラの作り方を紹介します。
旨味がたっぷり!「エビ入りカルボナーラ」
生クリーム入りカルボナーラの濃厚なソースとエビは相性がピッタリです。シーフードが好きな人におすすめのカルボナーラレシピといえるでしょう。エビ入りの生クリーム入りカルボナーラは、エビのうまみがたっぷりと感じられる一品です。作り方は、スパゲティを塩を入れたお湯で既定の分数茹でます。
耐熱容器にエビ100g、オリーブオイル大さじ1、にんにく小さじ1、生クリーム80cc、パルメザンチーズ大さじ3、卵黄1個、塩こしょう少々を入れてラップをし、600wのレンジで約2分加熱します。茹であがったパスタをエビとカルボナーラソースの入った容器に入れ良く混ぜ合わせます。皿に盛り付け、黒こしょうとパセリをかけたらできあがりです。
下味が決め手!「春キャベツのたらこカルボナーラ」
パスタを昆布茶を入れたお湯でゆでて下味を付けることがポイントのカルボナーラパスタはうまみたっぷりです。春キャベツとたらこがカルボナーラソースとマッチした絶品のレシピです。作り方は、スパゲッティ80gを昆布茶大さじ1と半入れたお湯で既定の分数茹でます。フライパンにバター15g、牛乳150cc、生クリーム50ccを入れて、沸騰直前まで加熱します。
沸騰しそうになったら、皮を取り除いたたらこ1腹、醤油小さじ半、パスタのゆで汁大さじ2を加えます。パスタが茹であがる3分前にざく切りにした春キャベツ1~2枚をパスタの鍋に一緒に入れて茹でます。茹であがったら、パスタとキャベツの湯を切り、フライパンでソースと卵黄1個とよく絡めてできあがりです。
カルボナーラをプロ並みに再現するコツ
家庭で作る生クリーム入りのカルボナーラでも、使うパスタの種類やベーコンなどの材料や、作り方のコツやポイントをきっちりと押さえることでプロが作るような本格的な生クリームカルボナーラを再現することができます。
せっかく自宅で作るのならば、プロ並みにおいしい本格的な生クリーム入りのカルボナーラを作りたいものです。ここでは、生クリーム入りカルボナーラをプロ並みに再現する作り方のコツを詳しく紹介します。
カルボナーラに合うパスタの種類について
生クリーム入りのカルボナーラはソースが濃厚なため、太めのパスタがよく合います。パスタが細すぎてしまうと、生クリームの入った濃厚なカルボナーラソースの味わいにパスタの風味が負けてしまい、味のバランスが崩れてしまう恐れがあります。そのため、生クリーム入りカルボナーラには太めのパスタを合わすことがポイントです。
具体的には1.7ミリ以上の太いパスタにしましょう。短いショートパスタもおすすめです。ショートパスタの場合はペンネなどのひとつひとつにボリュームのあるパスタにしましょう。ファルファッレなどの薄い繊細なショートパスタは細いパスタと同様、生クリーム入りのカルボナーラソースには不向きです。
カルボナーラに使うベーコンについて
カルボナーラに使用するベーコンは日本ではスライスしたベーコンや塊のベーコンを使用するレシピが多いものです。しかし、ベーコンには燻製の香りがついているため、生クリームの風味やカルボナーラの濃厚なチーズの香りを掻き消してしまう恐れがあります。燻製の香りが気になる場合は、ベーコンをさっと湯通しすることで、香りを取り除くことが可能です。
ただし、ベーコンをお湯でゆですぎてしまうのは禁物です。ベーコンをお湯でゆですぎてしまうと、折角のベーコンのうまみがお湯に逃げてしまうため、うまみのないベーコンになってしまいます。あくまで燻製の香りを軽減させる目的での湯通しのため、湯通しの時間は数秒にしておきましょう。
ベーコンを使った生クリームカルボナーラもおいしいものですが、もう少し本格的なカルボナーラにしたい場合は、ベーコンではなくパンチェッタやグアンチャーレなど、豚肉の塩漬けを使用することをおすすめします。本場のカルボナーラではグアンチャーレという豚の頬肉の塩漬けを使って作ります。うまみが強く、カルボナーラの濃厚な風味にも負けません。
パンチェッタも同じく豚肉の塩漬けのため、肉の部位は違うもののそのうまみはカルボナーラにぴったりです。グアンチャーレよりも比較的手に入りやすいため、ベーコン以外の肉を使ってみたい場合は、パンチェッタもおすすめです。
豚肉の塩漬けは自分で作ることも可能です。豚バラの塊肉に塩を擦り込み、一晩置くと適度に水分が抜けた豚肉の塩漬けができあがります。本格的なパンチェッタとは異なりますが、自宅で豚肉の塩漬けを作って生クリーム入りのカルボナーラに入れて食べるのもおいしいものです。
パスタの茹で加減にも注意!
パスタの茹で加減はカルボナーラ全体の味わいに大きな影響を与えるものです。茹ですぎてしまうとパスタのコシがなく、味がぼやけてしまいます。麺の固さはアルデンテを目指したいものです。カルボナーラは温かで濃厚な生クリーム入りのソースと絡めて食べるため、どうしてもパスタがふやけてしまうまでの時間が早いものです。
カルボナーラができあがったらすぐに食べるのが理想ではありますが、食事の準備をしているとどうしても時間がたってしまうものです。せっかく食べるのなら、パスタのふやけていない、しっかりとコシが残ったおいしいパスタでカルボナーラを食べたいものです。また、ソースを吸いきったパスタはベタベタになり、ひと固まりになってしまい食べづらくなることもあります。
カルボナーラが出来上がってから食べるまでに時間が空いてしまう場合は、パスタを既定の分数よりも1~2分短く茹でることをおすすめします。パスタを固めにゆで上げることで、パスタがソースを吸ってもふやけてしまう心配がありません。
パスタを固めにゆで上げたときは、カルボナーラソースも多めに作っておきましょう。時間を置くとパスタがソースを吸うため、ソースが少ないとベタベタした食べにくいパスタになってしまうことがあります。生クリーム入りのカルボナーラは特にパスタがソースを吸いやすいので、出来立ての時に少しソースが多い程度がちょうど良いです。
カルボナーラソースの火の通しすぎに注意する
カルボナーラを作るときに気を付けたい重要なポイントは火加減です。火を通しすぎてしまうと、スクランブルエッグのようなボソボソのカルボナーラになる恐れがあります。カルボナーラはトロリとした濃厚なソースが特徴のパスタのため、卵が分離してしまうのは絶対に避けたいものです。
生クリーム入りのカルボナーラは比較的火通りが穏やかなため、卵が分離してしまうことが少ないですが、フライパンの中で加熱しながらとろみをつけようとすると、分離してしまう可能性が上がります。
カルボナーラ作りに慣れてきたらフライパンで加熱してみるのも良いですが、慣れないうちは卵が分離してしまうのを防止するためにも、火を止めてからカルボナーラソースとパスタを絡めましょう。
火を消した状態で生クリーム入りのカルボナーラソースとパスタをフライパンで絡めても、フライパンの温度によっては卵が固まってしまうこともあるものです。慣れていないと作るのに慎重になってしまうため、卵が固まって失敗してしまった経験がある人も多いのではないでしょうか?
その場合はボウルの中で生クリーム入りのカルボナーラソースとパスタを絡めることをおすすめします。ボウルの中で絡めるため、余計な火が通らず、卵が固まってしまう心配がありません。ボウルでカルボナーラを作る場合は、パスタはゆでたてを入れ、カルボナーラソースは常温にしましょう。冷たいとせっかくのカルボナーラが温い温度になってしまいます。
カルボナーラを生クリーム入りで作ってみよう!
カルボナーラは作るのが難しいイメージがあるものですが、生クリームを使うことで、レストランで食べるような本格的なカルボナーラを自宅で作ることができます。生クリーム入りのカルボナーラは濃厚でコクがあり、とてもおいしいものです。動物性の生クリームを使用するとミルクの風味がプラスされ、より一層濃厚な味わいのカルボナーラを作ることができます。
また、植物性の生クリームであるフレッシュクリームは動物性の生クリームよりもあっさりとした味わいのため、卵やチーズの風味を際立たせることができます。どちらの生クリームで作ってもカルボナーラはおいしく作ることができるものです。自宅でカルボナーラを作るときは、ぜひ生クリームを入れて作ってみてください!