2018年09月01日公開
2024年07月30日更新
コレステロールを下げる飲み物は?中性脂肪を減らす正しい飲み方も紹介
コレステロール値が気になっている人は多いと思いますが、果たしてコレステロールを下げる飲み物にはどのようなものがあるでしょうか?過剰なコレステロールの病気などの原因にもなりかねないので、毎日の食生活で少しずつ改善を図りたいものですが、最近ではトクホ指定されたお茶をはじめさまざまな飲み物がコレステロールを下げるとして話題になっています。今回は、そんなコレステロールを下げる飲み物やその効果的な飲み方について具体的にチェックしていきます。
目次
コレステロールを下げる飲み物が知りたい!
コレステロールというのは人間にとって不可欠な物質であるものの、特定の種類の過剰なコレステロールは、さまざまな病気のリスクを高めることにもなりかねません。特に加齢とともにコレステロールを気にする人は多いですが、コレステロールを下げるためには実は身近なお茶などの飲み物が役立つとされており、話題となっているようです。
コレステロール対策というのは一朝一夕では達成できないものですが、身近な飲み物を活用することでコレステロールを徐々に下げることは可能なので、ぜひ毎日の生活の中でコレステロールを下げる飲み物を取り入れていきたいものです。今回は、具体的なトクホ認定の飲み物からコレステロールに効果的な飲み方までを、詳しくみていきます。
コレステロールについて知っておこう
コレステロールを下げるための飲み物というのは案外多岐に渡るものですが、そのような飲み物を生活の中に取り入れていく上では、まず正しくコレステロールについて理解しておく必要があります。絶対悪のように捉えられることも多いコレステロールですが、実は体にとって有害なのはあくまで特定のコレステロールが異常値となる状態のようです。
コレステロールの種類
コレステロールは健康問題を考える上で避けては通れないポイントですが、コレステロールと一口に言っても種類があるので注意が必要です。コレステロールと聞くと響き的に全てが悪であるような印象もありますが、脂肪分の一種であるコレステロールは人間の身体にとって不可欠な成分であり、代謝やホルモン合成にも関わっているほどです。
コレステロールの種類としては主に善玉コレステロールと悪玉コレステロールと呼ばれるものもありますが、厳密にはLDLコレステロール(低比重リポたんぱく質)とHDLコレステロール(高比重リポたんぱく質)という二種類のコレステロールが存在します。LDLはコレステロールの全身への運搬を、HDLは余分なコレステロールの回収が役割です。
そしてLDLコレステロールは増えすぎると動脈硬化などの原因になり得るものであり、悪玉コレステロールと呼ばれることが多いです。一方のHDLコレステロールは善玉コレステロールと呼ばれることがあります。コレステロールは絶対的に有害なものではないことと、コレステロールにも種類があることをまずは把握しておきましょう。
特に気を付けたい悪玉コレステロール
コレステロールの種類の中でも特に気をつけたいのは、悪玉コレステロールと呼ばれることもあるLDLコレステロールです。LDLコレステロールはあまりにも不足している場合には血管の脆弱化を招き、脳出血などの症状を引き起こすケースも少なくありません。しかし、過剰に生じている場合には血流悪化からいろいろな悪影響も及ぼします。
血流が悪くなってしまうと動脈硬化を招き、ひいては脳梗塞・心筋梗塞などの病気につながる恐れもあるものです。血管系の病気というのは多くの人を悩ませているものですが、その原因のひとつが増えすぎた悪玉コレステロールだと言えます。健康維持のためには、この悪玉コレステロールを下げるという対策が非常に重要になるのです。
中性脂肪にも気を付けよう!
コレステロールは脂肪分の一種ですが、コレステロール以外の脂肪分で基本的には体に欠かせないものの病気などの原因にもなり得るという物質としては、中性脂肪も挙げられます。中性脂肪はトリグリセライドとも呼ばれるものですが、アルコールや糖分の取りすぎが原因で増える傾向にある中性脂肪も、過剰発生は動脈硬化の原因になります。
中性脂肪が多い場合には肥満など見た目にも表れる症状が起きるケースも多いですが、中性脂肪が過多になるとLDLの値も高くなって悪玉コレステロール由来のさまざまな弊害も起こりやすくなります。悪玉コレステロールだけでなく中性脂肪も血管系のさまざまな病気に関わっていると言えますから、合わせて注意しておきたい脂肪分なのです。
脂質異常とは?
悪玉コレステロールや中性脂肪などには十分に気をつけたいものですが、これらの脂肪分が基準値を上回って多い状態が脂質異常と呼ばれる症状になります。脂質異常は悪玉コレステロールの場合も中性脂肪の場合も含めた総称だと言えますが、原因がどうであれば動脈硬化などの病気のリスクを伴っているので早めの対策が必要となります。
この脂質異常の状態を改善するためには、食生活を根本的に見直して悪玉コレステロールや中性脂肪を増やしている習慣をやめるとともに、値を下げることのできるような食べ物・お茶なども積極的に取り入れていきたいものです。さらに運動不足の解消なども実現できれば、脂質異常の状態を脂質が正常な状態へと戻すことも可能かもしれません。
コレステロールや中性脂肪は食事やお茶で改善する?
コレステロールや中性脂肪の値が基準よりも大幅に高いという状態は脂質異常と呼ばれますが、そんな脂質異常の状態を改善するためには、食事やお茶などの対策が効果的と言われることがあります。そもそも悪玉コレステロールや中性脂肪が蓄積しやすくなるのは食習慣によるところが大きいので、まずは食生活をしっかり見直すことが重要でしょう。
出典: https://serai.jp
悪玉コレステロールや中性脂肪を増やしてしまう原因としては脂肪分の多い食品を多く食べていたりスイーツなど糖分を多く含んでいるものを多く食べていたりする食習慣が挙げられます。外食が多いという人や好き嫌いが激しく偏食気味の人などもその傾向が高まりますが、それだけでなく喫煙や暴飲、運動不足も原因のひとつとなってしまいます。
このような背景を知った上で、コレステロールや中性脂肪を下げることのできる食べ物や飲み物を積極的に取り入れるとともに、原因となっている悪しき習慣をしっかりと断ち切るということが動脈硬化などの病気を予防する上でも重要です。病気になってからでは手遅れですから、できるだけ早い段階から対策を始めてみてはいかがでしょうか?
コレステロールを下げる飲み物を紹介!
コレステロールの中でも悪玉コレステロール、そして中性脂肪などには十分に注意して毎日の生活を送っていきたいものですが、大病などの予防のためにもぜひ普段の食生活から見直すのが望ましいと言えるでしょう。ここからは、身近なのにコレステロールを下げるのに役立ちぜひ活用したい飲み物を、効果的な成分なども含めみていきます。
コレステロールだけでなく体の為に必要な水分
コレステロールを下げるのに役立ちそうな飲み物というのはトクホに指定されているものを含めて多岐に渡りますが、今回まず紹介したいベーシックな飲み物は、水分です。コレステロールの対策をしっかり行っている人でも見落としがちなのがこの水分ですが、実は最も身近で何よりも効果的と言われているコレステロール対策こそが、水分補給です。
出典: https://nge.jp
血管内でコレステロールが酸化して固まるなどの減少は、血液の流れが悪いからこそ起こるものであり、コレステロールそのものへの対策が重要なのはもちろんですがまずは血流を改善することが肝要です。体内の水分の減少は血管内の水分の減少をも意味し、血が固まりやすくなって血栓などができやすくなってしまうものです。
動脈硬化などの現象というのは自覚症状があらかじめない状態から突然由々しき事態に発展することも多いため、予防対策というのが重要です。そのために、まず誰もが行う対策こそが水分補給であり、喉が渇いているか渇いていないかに関わらず、1時間ごとなどにこまめに水分補給をとり特に起床後などは意識的に水分を摂取したいものです。
それと合わせてそもそもコレステロールが多い食品の過剰摂取を控えたり運動を適度に行ったりするなどの対策も効果的とされていますが、まずは基本となる水分補給をしっかりと行うことが重要となっています。血管内の血液がドロドロになることはさまざまな意味合いから危険ですが、水分補給はそれを効率よく予防するための対策の一つです。
特に普段から水を飲む習慣があまりないという人やお酒をよく飲むという人、運動をして発汗が多い人などは人並み以上の水分補給が奨励されるものですから、ぜひまずは積極的に水分を摂取してみてはいかがでしょうか?その上でトクホ飲料などを積極的に飲むなどの対策も行って、より効率的にコレステロールを下げていきましょう。
手に入れやすく親しみやすい「緑茶」
水分補給をした上で、コレステロールを低い値で安定させるためにぜひ飲みたい飲み物としてはまず、緑茶が挙げられます。緑茶に限らずお茶類というのは全般的にコレステロールを下げるための何かしらの成分が含まれていることが多いですが、その中でも日本人にとって特に親しみやすく気軽に取り入れられる飲み物が、緑茶でしょう。
緑茶というのはペットボトル飲料も多く、時間がないようなときでも毎日身近に飲むことのできる飲み物となっています。さらに家で緑茶を自分で淹れて飲む場合にはより効果的な成分が豊富な上に味も美味しいお茶を楽しむことができるためによりおすすめとなりますが、緑茶に含まれる効果的な成分の代表格としてはまず、カテキンが挙げられます。
緑茶に含まれるカテキンは食事中のコレステロールの吸収を抑制するという働きがあり、カテキンを長期的に摂取し続けた場合には、コレステロール値が低くなったという研究結果もあるようです。このカテキンの優れた点は悪玉コレステロールのみを下げて善玉コレステロールに関しては減らさずに済むという働きでしょう。
そしてカテキンは緑茶の中でも煎茶に多く、ペットボトルなどよりもその場で淹れたお茶の方が多いとも言われています。このような点も考慮して特に効果の高い緑茶を日常生活の中で意識的に飲むようにすれば、コレステロールを低い値に安定させて、コレステロール値の異常に伴う動脈硬化などの悪しき状態に陥るのを防げるかもしれません。
尚、ポリフェノールの一種であるカテキンが含まれている緑茶はこのように健康に役立つ一方で、利尿作用もあるために水分不足を引き起こしかねません。お伝えしたように水分補給というのはコレステロール対策においてまず率先して行うたいものですが、緑茶などを飲む機会が多いという人ほどより水分補給の重要性が増すことも覚えておきましょう。
脂肪吸収をおさえる「ルイボスティー」
緑茶は日本人にとってかなり馴染み深く最近ではトクホ指定の商品も増えてきていますが、緑茶以外のお茶で脂肪吸収を抑える働きが高いとされているのが、ルイボスティーです。ルイボスティーはその独特の風味から日本人にとっては好き嫌いが分かれやすいタイプのお茶ですが、嫌いでも飲む価値があるほど健康面でよい影響をもたらしそうです。
ルイボスティーとはルイボスという針葉樹の葉を乾燥させて作ったお茶であり、南アフリカなどが特産となっています。紅茶のような赤い見た目と独特の香りや酸味などを感じますが、カフェインは含まれていないので妊婦などにも人気のお茶となっています。そして抗酸化作用などが高く、総合的に健康面に役立つ飲み物だと言われているのです。
ルイボスティーはルイボス由来のフラボノイドを豊富に含んでおり、抗酸化作用が高いために活性酸素と結びついて血管内に蓄積しているコレステロールなどを下げる働きも期待できるようです。そのため、心筋梗塞や動脈硬化などの病気の予防にも役立つお茶として人気が出てきていますが、ダイエットにもうってつけなのが魅力的でしょう。
体脂肪を全般的に減らす働きが期待できるルイボスティーは、ダイエットの目的を達成したい人でカフェインを含んでいない飲み物を探している人にはうってつけでしょう。さらに、抗酸化作用が期待できるだけでなく各種ミネラルも豊富に含んでいるので、それらの栄養の効果にも期待ができる上に、レモンなどのフルーツとの相性もよいです。
レモンをルイボスティーに入れて飲むと通常よりも飲みやすいとして話題になっていますから、ルイボスティーがあまり得意ではないけれどコレステロールを下げる飲み物として活用したい場合には、ぜひレモンの輪切りなどを落として飲んでみてはいかがでしょうか?味的にも申し分ない、ヘルシーなお茶が完成すること間違いなしです。
漢方薬としても使われた「杜仲茶」
お茶の中には飲むだけで痩せる・コレステロールが下がるとして話題になっているトクホの商品なども多いですが、あまり日本人には馴染みがないもののその効果は他のお茶以上に高いとして評判がよいのが、杜仲茶です。杜仲茶は中国が原産で杜仲という木の葉を乾燥させてお茶にしたものであり、中国では漢方薬としても活用されています。
杜仲茶はカロリーがゼロである上にカフェインも含んでいないタイプのお茶であり、妊娠中の人でも安心して飲めるというメリットがあります。そんな杜仲茶はカリウムだけでなくゲニポシド酸なども豊富に含まれているために利尿作用やデトックス作用が高いです。そしてこのゲニポシド酸は、中性脂肪を減らす効果があることも知られています。
そんなゲニポシド酸の作用もあって中性脂肪の脂質異常などに伴う病気の予防だけでなく、ダイエットなどにも役立つとされているのが杜仲茶なのです。杜仲茶のコレステロールを下げる作用はゲニポシド酸だけでなく、アディポネクチンという成分にも由来するとされ、この成分の働きも相まって効率的にコレステロールを下げられそうです。
そんな杜仲茶は国内メーカーからも最近ではさまざまな商品が登場しており、代表的なものであれば小林製薬の杜仲茶などが挙げられ、一パックあたり40円ほどで飲むことができます。飲み方は通常の紅茶のようにティーバッグにお湯を注いで一定時間が経過してから飲むというタイプですが、苦手な人はちょっと工夫をすれば飲みやすくなるようです。
それは例えばウーロン茶や紅茶などすでに味を知っており馴染み深く飲みやすいタイプのお茶で割って飲むという飲み方です。あるいは、ウーロンハイのように焼酎を割るものとして楽しむのもアリかもしれません。コレステロールだけでなく高血圧や高血糖などが気になっている人も、杜仲茶による健康への作用は期待がもてるかもしれません。
ポリフェノールも含まれる「コーヒー」
コレステロールを下げる飲み物は水やお茶などが代表的なものであり、トクホに指定されている商品も含めてうまく日々の生活の中で活用していきたいものです。そんな中で、お茶よりもコーヒーが好きだという人にはコーヒーもコレステロールを下げるための飲み物としておすすめです。コーヒーは、ポリフェノールが豊富というメリットがあります。
コーヒーに含まれるポリフェノールは、紫外線の影響によって生じてしまうシミなどの被害を最小限に食い止めるのに役立つとされていますが、それだけではなく血管内でコレステロールが酸化するのを食い止めることにも役立ちます。そのため、血管内での動脈硬化などを予防するのに役立ち、それに伴うさまざまな病気を防ぐことにつながります。
コーヒーには100mlあたり200mgほどのポリフェノールが含まれていると言われていますが、気軽に毎日飲めるコーヒーにそのような働きがあるのは嬉しいものです。さらにコーヒーに含まれるカフェインは脳の覚醒作用から集中力の維持などに役立ちそうですが、脂肪を分解して余計な脂肪分が体に蓄積してしまうのを防ぐ働きも期待できます。
さらにコーヒーに含まれるクロロゲン酸という成分は食後の血糖値の急上昇を防いだり、脂肪酸の分解や血圧の安定化などが期待できます。このように、コレステロールを下げること以外にも悪しき食習慣ややそれに伴う肥満などのトラブルへの対処という意味においてコーヒーがもたらすメリットは大きく、ぜひうまく活用したいものです。
そんなコーヒーは一日3〜4杯を目安に飲むのがよいとされていますが、ミルクと合わせて飲む飲み方を一日3〜4杯も行うのは脂肪分の過剰摂取などにもなりかねないので要注意です。朝の一杯は欠かせないという人も多いと思いますが、特に効果的な成分が多いのは浅煎りのコーヒーのため、ぜひ健康のために意識的に飲んでみてください。
健康維持に役立つ「豆乳」
コレステロールが気になっているという人は肉類だけでなくミルクなども控えているという人は多いと思いますが、ミルクの中でも牛乳ではなく豆乳はコレステロールがゼロなだけでなく、むしろコレステロールを下げる作用が期待できる飲み物として期待がもてます。豆乳の中には、トクホに指定されている商品も案外多く存在するようです。
豆乳は大豆由来のさまざまな成分を気軽に摂取できる飲み物として知られていますが、まず大豆たんぱく質にコレステロールを下げる働きが期待できるというのは嬉しいものです。大豆たんぱく質は摂取すると腸の中で胆汁酸と結合して排出されますが、この際に肝臓へのコレステロールの取り込みが増えるので、血中コレステロールが下がります。
ある研究によると国産の調製豆乳を飲み続けて4週間後からコレステロールが下がったというデータがあるようですから、ぜひ一日200mlの豆乳を一本、あるいはコップ一杯分の豆乳を食生活に取り込んでみてはいかがでしょうか?また、豆乳には大豆由来のイソフラボンなどの成分の働きも期待でき、美容・美肌にも役立つとされています。
イソフラボンは女性ホルモンであるエストロゲンに類似した働きをする成分として知られており、女性にとって美髪や美肌の強い味方となってくれるとして話題です。そんな豆乳は、そのまま飲んで美味しく食べ過ぎを防ぐのにも役立ちますが、豆乳をうまく使った鍋なども非常に楽しめますし、不足しがちなタンパク質も補給できるのです。
特にヘルシーな飲み方をしたいという人は糖分などが含まれていないプレーンなタイプであり、国産の安全性の高い原料を使用した豆乳を飲むというのがおすすめとなります。牛乳や甘いジュースを一日1〜2杯飲んでいたという人はそれを豆乳に切り替えるだけでも、コレステロールをコントロールした食生活を実践することになるでしょう。
コレステロールや中性脂肪に効果のあるトクホの商品
ここまで水からさまざまなタイプのお茶やコーヒー、豆乳などをコレステロールや中性脂肪を下げる働きが期待できる飲み物として紹介してきましたが、これらに関わらずコレステロールのコントロールにつながる飲み物としてはトクホに指定されている商品が挙げられます。トクホの表示をチェックすることが、健康への第一歩となりそうです。
コレステロールの値が異常になることはメタボや肥満など見た目にも影響する健康上の問題だけでなく、血管内で動脈硬化を引き起こすリスクからさまざまな病気・疾患の原因にもなりかねないものです。そのため、さまざまな理由からコレステロール値をコントロールすることは重要ですが、そんなケースにこそトクホ飲料は役立つでしょう。
トクホは特定保健用食品の役であり、コレステロールを下げるなど特定の働きが期待できるもので、その用途で活用することが奨励される飲み物の一群です。中でも特にコレステロールを下げる働きが期待できるトクホ飲料は増えており、青汁からヨーグルト風味の飲み物、豆乳や緑茶に至るまで、さまざまなタイプのトクホドリンクが存在します。
このようなトクホ飲料は近年特に注目度が高まっており、その認知度の上昇に伴ってスーパーなどでトクホ飲料のコーナーなどが設けられているのを見かけることも増えてきましたそしてトクホに指定されている飲み物のジャンルは多岐にわたるので、ぜひ自分に合った飲み物をみつけてコレステロールを下げる対策の一助としてみてはいかがでしょうか?
コレステロールや中性脂肪を減らす飲み物の正しい飲み方とは?
コレステロールを下げる飲み物というのは身近な緑茶やコーヒー以外にも、さまざまなお茶やトクホに指定された飲み物などが挙げられ、さまざまな選択肢があるからこそ自分の飲みやすいものをうまく取り入れてコレステロールを下げる対策を行いたいものです。そしてそのためには、お茶などの飲み物の効果的な飲み方も知っておくべきでしょう。
飲み物を飲むタイミングは?
ここまでみてきたように、シンプルな水からトクホ指定の飲み物までさまざまなドリンクを生活の中にうまく取り込んで、コレステロール対策を行っていきましょう。一つだけでは飽きてしまい長続きしないという場合でも、既述の通りコレステロール対策につながる飲み物は複数あるので、これらをうまく組み合わせるのがおすすめとなります。
そしてこれらの飲み物を飲むタイミングというのもコレステロール対策で得られる効果に関わってきますが、どのようなタイミングで効果的とされる飲み物を飲むのが望ましいのでしょうか?まず、どんな人であれしっかり行いたい水分補給に関しては、水分が不足しがちな就寝前と起床後というのは特に意識して水を飲むようにしたいものです。
水分補給はできれば一日を通してバランスよくこまめに行い、水分不足の状態が長く続くのを避けたいものですが、特に睡眠の前後というのは意識的に水分を摂取する必要がありそうです。また、他の飲み物に関しては、例えばコーヒーは朝食時など飲みやすいときに飲むのがよいですが、食事時に飲むことにはさまざまなメリットがあります。
食事によって摂取したコレステロールを毎回どれくらいコントロールできるかということの積み重ねが病気などの結果を招くために、食事によるコレステロールの抑制効果が期待できるトクホ飲料などは、食事の前後でぜひ飲むようにしたいものです。もちろん、その上で一日を通してこまめに水分を摂取することを忘れないようにしましょう。
量をたくさん飲んだら効果がある?
お伝えしたようにコレステロールを下げる効果が期待できそうな飲料というのは案外多いものですが、これらの飲み物というのは量をたくさん飲めば飲んだ分だけ効果が期待できるのでしょうか?実はコレステロールへの効果が期待できる飲料であっても、適度に飲むのが望ましく、一度に多量に飲むことは必ずしも効果につながらないものです。
水やお茶類を含めて一度に多量の飲み物を摂取すると、お腹が痛くなったり便が緩くなったりする危険性もあります。一方でその効果が長きにわたって継続するわけでもないために、あくまで一日の中で一回あたりの量は適量におさえつつ飲む回数を増やすという方が安全な上に効果的なために、朝から晩まで満遍なく水分補給をしたいものです。
また、一度に多量に飲み物を飲んでしまった場合、お茶やコーヒーなどであればそのカフェインの影響によって覚醒状態が続いてしまったり、豆乳などであればいくらヘルシーとは言っても特定の栄養素の過剰摂取にもなりかねません。特に体に合わない飲み物をコレステロールを下げるために無理に飲んだ場合、かえって健康を害することもあります。
このようなポイントもおさえた上で、あくまでコレステロール対策というのは適度に、そしてできるだけ継続的に長く行っていくというのが重要になると言えるでしょう。食事をしなければ人間が生きていけないということはつまり、一生涯にわたってコレステロールとも付き合う必要があるので、焦らずじっくりと対策を行っていきましょう。
コレステロールや中性脂肪を下げるには運動も大事
コレステロールや中性脂肪の値を下げるためには、積極的に飲んでみたい飲み物というものも存在しますが、それ以外の対策もうまく組み合わせることがより大きな効果を生み出すとされています。それ以外の対策としてまず行いたいもののひとつが運動であり、運動不足の人ほど動脈硬化などの病気のリスクも高くなるので要注意なのです。
病気のリスクを下げるためには悪玉コレステロールを減らして善玉コレステロールを増やすようにして、うまくコレステロールのバランスをとることが重要です。悪玉コレステロールの吸収を抑制する飲み物などがあるのに対して、善玉コレステロールに関しては運動をすることで増やすことが可能だと言われているのです。
そしてこの運動とは何も激しい有酸素運動やマシントレーニングではなく、ウォーキングなどでも長期的に見ると十分に効果的とも言われており、毎日少しでも歩く機会を作ることが動脈硬化などを防ぐことにつながるtと言えそうです。水泳やエアロビクス、ウォーキングやランニングなどから、向いている運動を行って少しずつ実践してみましょう。
このようにコレステロール値のバランスをとり健康増進を図るということには運動も大きく関わっていると言えますが、運動をすると発汗によって水分が失われるので既述の水分補給に関してもより一層意識的に行うことが求められます。このように運動と飲み物の対策を組み合わせて、コレステロール対策を効率よく行ってみてください。
コレステロールを下げる飲み物を上手に取り入れよう!
今回は、コレステロールを下げる飲み物について掘り下げてきましたが、いかがでしたでしょうか?コレステロールや中性脂肪というのは異常値にならないように普段から注意して生活したいものですが、気軽に飲める身近な飲み物の中にもコレステロールを下げるのに役立つものというのは多いので、ぜひそれらをうまく活用したいものです。
もちろんそのような飲み物を一度に多量に飲めばよいというわけではなく、飲むタイミングの工夫や食生活全般の見直しなども重要になります。コレステロールが絶対的に体に悪いというわけではなくむしろ必須の物質ですが、そんなコレステロールが病気の原因にならないようにうまく付き合うべく、効果的な飲み物も取り入れてみてください。