プロテインは賞味期限切れでも大丈夫?開封後・未開封でどれくらい?

プロテインの賞味期限切れを気にしたことはありませんか?プロテインは今や、筋肉トレーニングやダイエットをする人にとって欠かせないアイテムですが、なかなか量を消費できず、いつのまにか賞味期限が切れてしまったという人も多いかもしれません。プロテインの賞味期限は、開封後、あるいは未開封でどれくらいなのでしょうか?また、賞味期限切れのプロテインはもう飲めないのでしょうか?飲めるとしたらどれくらいまで大丈夫なのでしょうか?本記事ではプロテインの賞味期限について知りたかったことを詳しく調査していきます。

プロテインは賞味期限切れでも大丈夫?開封後・未開封でどれくらい?のイメージ

目次

  1. 1プロテインの大袋を買ったけど賞味期限が切れてしまった!
  2. 2プロテインは賞味期限切れでも大丈夫かを開封後と未開封で解説
  3. 3プロテインを早く消費するアイデアを紹介
  4. 4プロテインの賞味期限に気を付けて早めに飲み切ろう!

プロテインの大袋を買ったけど賞味期限が切れてしまった!

筋肉量をつけるため、また、ダイエットをするために張り切って大袋のプロテインの大袋を買ったけれど、いつのまにか賞味期限切れになってしまった!なんてことはありませんか?プロテインは賞味期限が切れるともう使えないのでしょうか?また、未開封、開封後によってプロテインの賞味期限は違ってくるのでしょうか?今回は、プロテインをどれくらいの期限で飲み切れば良いのか詳しく調査してみました。

プロテインは賞味期限切れでも大丈夫かを開封後と未開封で解説

筋トレをしている人やダイエッターにとっては欠かせないアイテム、それがプロテインです。大袋で買っていつのまにか賞味期限切れになってしまった経験をしたことがある人は多いと思います。果たしてプロテインは賞味期限切れで飲んでも大丈夫なのでしょうか?飲めるのはどれくらいまでなのでしょうか?誰もが気になるこの疑問を、開封後と未開封に分けて解説していきます。

まずは知っておこう!賞味期限と消費期限の違い

プロテインの賞味期限について解説する前に、まずは知っておきたいのが、「賞味期限」と「消費期限」の違いです。食品の期限表示には「消費期限」と「賞味期限」の2種類があるのですが、「消費期限」は品質の劣化が早く、速やかに消費すべき食品に対して使われ、「賞味期限」は「消費期限」に比べ品質が比較的劣化しにくい食品に表示されます。

プロテイン商品に表示されている賞味期限は、「定められた方法により保存した場合において、期待される全ての品質の保持が十分に可能であると認められる期限」です。期限がきれれば安全性が失われる消費期限とは異なり、プロテインの場合は賞味期限が示されているので、この期限を超えた場合でも、これらの品質が保持されていることがある、と言えるでしょう。

プロテインの賞味期限は?

品質劣化による安全性が心配な消費期限と違い、期限を過ぎてもすぐに食べられなくなるなるわけではないのが賞味期限です。では、プロテインの賞味期限は実際どれくらいの期間なのか知っていますか?当然ながら商品により様々であるというのがその答えですが、おおむね冷蔵タイプのプロテインでは製造日から10数日、粉のタイプのプロテインでは製造日から18か月から24か月(2年)というものが多いようです。

プロテインの賞味期限の多くがパッケージに製造日といっしょに印字されていますので、しっかり確認しておきましょう。注意したいのは輸入ものである外国製品のプロテインです。日本語の賞味期限や製造年月日は左から順に「年/月/日 」と表記されていますが、英語表記の場合一番右が「年」になります。米国式では「月/日/年 」、英国式では「日/月/年 」と表示されていますので確認の際は注意が必要です。

記載の賞味期限は開封後にも適用?

粉状タイプのプロテインは製造日から1年以上の賞味期限があるものが多く、賞味期限切れになるまでには比較的長い期間があります。それでは、プロテインのパッケージに記載されている賞味期限は、果たして開封後にも適用されるのでしょうか?プロテインのパッケージ開封後どれくらいまで安心して飲んでいいのか、その素朴な疑問について解説しましょう。

結論から言えば、特に表記がない限り賞味期限とは未開封で、かつ保管に適した状態にある製品に対する期限になります。開封後に適用される期限ではありませんので、この点を留意して消費しなければいけません。例えば、プロテイン・サプリメントの大手ブランド「サバス」では、開封後のプロテイン消費について公式サイトにてこのように述べています。

Q8.プロテイン製品は開封後どれくらいもちますか?

A8.開封後は3ヶ月を目安に、できるだけお早めにお召し上がりください。保存方法は、直射日光の当たらない、涼しい、湿気の少ない場所に保管するようにしてください。

プロテイン製品の開封後は、未開封の状態に比べて空気に触れる量が圧倒的に増え、賞味期限は一気に短くなってしまうということでしょう。プロテインに限らず、粉状食材は開封後、保管場所を日の当たらない乾燥した冷暗所にするほか、2~3か月を目安にできるだけ早く使い切ってしまうことがすすめられています。

プロテインの賞味期限が切れたら効果が無くなるの?

では、プロテインは賞味期限切れになってしまったら、効果が無くなってしまうのでしょうか?粉状のプロテインは未開封の状態であればその多くが長期保管することが可能です。賞味期限切れになったプロテインがそれまで、きちんと乾燥状態にあり、また冷蔵庫など冷暗所で保管されていたのであれば、その効果はしばらく続くと言えるでしょう。

ただし、もちろん開封後のプロテインについては、カビや雑菌、ダニの繁殖や、酸化による変質が考えれるため、効果の有り無しにかかわらず賞味期限切れになってしまったものは飲用を避けた方が良いでしょう。また、未開封の状態でもプロテインに添加されているビタミンやミネラル、香料、脂質などは酸化してしまうことがあります。このように添加物の多いプロテインは栄養価が下がってしまうこともあると覚えておいてください。

未開封の場合賞味期限が切れたらどれくらいまで飲める?

先に説明したとおり、賞味期限はメーカーが「おいしく食べられる」と保証した期限のことです。つまり、若干の余裕を持って設定しているため、期限が過ぎたからといってすぐ食べられなくなるわけではありません。プロテインについても同様で、未開封かつ保管状態に配慮されていたものであれば、賞味期限切れになってもしばらくは飲むことが可能です。では、一体どれくらいまで飲めるのでしょうか?

インターネット上では、未開封で保存状態が良好なら、賞味期限が切れていても数か月は飲めるというサプリメント会社のコメントや、1年くらいなら大丈夫であるとのコメントが見受けられます。しかし、いずれも賞味期限が切れてどれくらいまでなら安全に飲用できると確実に保証するものではないということに注意が必要です。

開封した後は保存状態に気を付けて早めに飲み切ろう!

プロテインを開封した後は、保存状態に気をつけて2~3か月を目安に早めに飲み切りましょう。一旦パッケージが開封されると、なかのプロテインは空気に触れる機会が増え、そこから酸化が進んでいきます。また容器や袋の口をしっかり閉めているつもりでも、わずかなすきまから雑菌やダニが入り込んでいく可能性もあります。そのようなことを避けるために、保存状態には十分気をつける必要があります。

プロテインの保存状態でもっとも気をつけなければならないのは、乾燥状態を保つということです。特に粉状になっているプロテインは湿気を吸収しやすいので気をつけましょう。また、粉のプロテインを保管する場合、ダニの侵入を阻止する工夫は必須ですが、ダニは乾燥状態に弱いため、湿気をできるだけ避けて保管するのをおすすめします。

乾燥状態を保ったままプロテインを保管するには、どこが最適なのでしょうか?保管場所としては温度3度~6度の状態を保つ冷蔵庫庫内がいちばんのおすすめです。ダニの種類によっては死滅する温度ではありませんが、少なくとも活動を停滞させる温度であるため活発な繁殖が起こることはありません。

プロテインの保管場所は冷蔵庫庫内が最適ですが、その保管方法についても一工夫しましょう。コツとしてはとにかく密閉できるよう工夫するということです。例えば袋に入ったプロテインなら、できるだけ袋内の空気を抜いた後に口をしっかりと閉じ、さらに袋に入れて保管すると酸化やダニの侵入を防ぐのに効果があるでしょう。真空パックを用いて保管するのも良いアイデアです。

水に溶かしたプロテインは早めに飲み切ろう!

多くの人が購入したプロテインを水や牛乳など飲み物に溶かして消費していると思います。では、水に溶かしたプロテインはどれくらいで飲み切ったほうがよいのでしょうか?結論から言うと、水や牛乳など飲み物に溶かしたプロテインはできるだけ早く飲み切るほうが良いと言えます。その理由は、コップやシェイカーなど容器に付着している雑菌が繁殖し変質をもたらす可能性があるからです。

そのため、あらかじめプロテインと飲料を混ぜておき、時間が経ってから飲むという行為は避けた方が無難です。雑菌がもっとも活発に繁殖するのは10から45度くらいです。常温はちょうど雑菌が活発に繁殖する温度になりますので、少なくとも常温で置いておくことは止めましょう。どうしてもすぐに飲むことができない場合は、冷蔵庫に入れておくなどの工夫が必要です。

プロテインにダニがわくことがある?

小麦粉やきな粉など、粉状食材にダニがわくことがあるというのは有名な話ですが、プロテインにもダニがわくことがあるのを知っていますか?どれくらい保存していればダニがわくのか、明確な答えはありませんが、ダニは臭いに敏感で栄養満点のプロテインの臭いを嗅ぎつければ粉ダニが寄ってくるのも珍しいことではありません。

ダニは死骸を口にしてもアレルギーの原因となるため、ダニやハウスダストなどのアレルギーを持っている人は十分に注意が必要です。東京都福祉衛生局は、開封後の粉製品に繁殖したダニで起きる即時型のアレルギーについて以下のように注意を促しています。

症状は皮膚症状(全身の紅斑こうはん、じんましん、かゆみ)、呼吸困難が主ですが、意識低下、ショックなどの全身的なアナフィラキシーが生じる場合もあります。このような症状は、摂取した直後から1時間以内に発症しているケースがほとんどです。
これらの事例はダニが混入したお好み焼き粉やミックス粉等の粉製品を使用して加熱調理した料理を食べたことが原因と考えられています。多くの例において、原因となった粉製品は、開封後に数ヶ月間から数年にわたって室温保存していたものであったことが報告1)~3)されています。

プロテインをどれくらい保存していればダニがわくかという問いには、はっきりした答えはありませんが、少なくともプロテインを保管する際に常温保管することなく、冷蔵庫保管が望ましいということがわかります。筋肉量を増やし、健康になるためにプロテインを摂取するのに、かえって不健康になってしまったということのないように十分気をつけましょう。

プロテインは摂取量に合わせて購入がベター!

健康や美容のために筋肉トレーニングを始めた人、普段から激しい運動をする人、高タンパクダイエットを始める人にとって、プロテインの摂取は欠かせないものです。まとめ買いすると経済的でもあることから、張り切って大容量のプロテインを購入したくなる人も多いでしょう。ところが、今回紹介した通りプロテインは開封後はできるだけ早く飲み切ることがおすすめです。

プロテイン製品は、具体的には開封後は2~3か月を目安に飲み切るのがベストです。自分が2~3か月で飲み切れるだけの容量を見て購入しましょう。最近は小袋に分かれたプロテインも多く販売されていますので、子袋タイプを利用するのもひとつの手ではないでしょうか?一方、未開封であれば賞味期限を多少過ぎても飲用は可能と言われていますので、冷蔵庫に保管が可能なら賞味期限を目安に買い置きすることも問題ないでしょう。

プロテインを早く消費するアイデアを紹介

手元にあるプロテインの賞味期限が近くなってきて、早く消費したい!あるいは開封してから2~3か月が経って、プロテインの保管状態が気になり始めた!そんなあなたにぴったりの、いち早くプロテインを消費できるアイデアメニューを紹介します。いずれもおいしく消費できるメニューばかりですので、消費期限に困っている人は是非一度試してみてください。

朝食代わりにおすすめ「プロテインスムージー」

朝食代わりにプロテインを摂取できる「プロテインスムージー」は手軽に消費できるメニューです。レシピはとても簡単で、野菜やくだもの、水や牛乳などといっしょにプロテインを混ぜブレンダーやミキサーでスムージーにするだけです。最近は一人分のスムージーを作るのにぴったりの小型のブレンダーが販売されていますので、そういったものを利用するとより手軽に作ることが可能です。

フルーツや野菜をいっしょに混ぜて作るプロテインスムージーは、ビタミン、ミネラルなども同時に摂取で気、カラダづくりにもとても良い効果をもたらすこと間違いなしです。

タンパク質たっぷり!「プロテインで作るスイーツ」

プロテインがたくさん消費できるメニューとして、タンパク質がたっぷりのプロテインで作るスイーツはいかがですか?インターネット上で公開されている人気のプロテインスイーツを紹介します。

上の写真は「プロテイン・ケーキ」です。作った方の言葉によれば、外出先でもスマートにプロテインを摂取できるようパウンドケーキ風に焼き上げたそうです。朝食やおやつにミルクといっしょに食べると腹持ちも良いそうです。

こちらはプロテインケーキよりもさらに簡単に作れるプロテインスイーツ、プロテインバーです。オートミールやグラノーラ、ナッツ類などといっしょにプロテインをいれ、チョコレートやハチミツ、ピーナツバターで固めた棒状のお菓子です。焼く工程がなく、冷蔵庫で冷やし固めるだけなので料理初心者の方にもおすすめのレシピです。

プロテインの賞味期限に気を付けて早めに飲み切ろう!

本記事ではプロテインの賞味期限について特集しました。プロテインは未開封、開封後によって賞味期限は異なること、また、保管方法が重要であることなどが分かりました。筋トレやダイエット目的に大袋でプロテインを購入したのに、いつのまにか賞味期限切れになって使えなくなってしまった!ということにならないように、プロテインは自分の消費頻度を考慮したうえで適切な量を買い、開封後は早めに飲み切るように注意しましょう。

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