プロテインの摂取量と一回の適切量は?目安量など基礎知識まとめ!

食事の摂取量を減らしてみたり、エクササイズをしてみたり、ダイエットに効果がある食べ物があると聞けば試してみたりと、大変な想いをして減らした体重もあっという間にリバウンドしてしまった人は少なくないと思います。そんなあなたに朗報です。プロテインを上手に活用すれば綺麗にダイエットが出来ることを知っていますか?正しい摂取量や取り入れ方などプロテインの基礎知識を知って、基礎代謝の高いリバウンドしにくくメリハリのある女性らしい身体を手にいれてみませんか?

プロテインの摂取量と一回の適切量は?目安量など基礎知識まとめ!のイメージ

目次

  1. 1プロテインの摂取量はどれくらい?
  2. 2プロテインとは?
  3. 3女性に嬉しいプロテインの効果
  4. 4プロテインの摂取量
  5. 5プロテインのおすすめ人気厳選
  6. 6プロテインの適切な摂取量を確認して正しく取り入れよう!

プロテインの摂取量はどれくらい?

筋肉トレーニングと言えば、ひと昔前までは男性が行うもというイメージが強かったのですが、近年では美腹筋などと多くの芸能人や有名人の女性が筋肉を鍛えるようになりました。また筋肉を付けることでリバウンドしにくい基礎代謝の高い肉体にすることで、身体を引き締めるダイエットに注目が集まっています。

筋肉トレーニングをする際に、ジムなどで推奨されているのがプロテインをサプリメントで摂取することです。実際にプロテインはどれくらい飲めばいいのか?一日に飲む回数やタイミングはどうすればいいのか?など、同じ摂取するのならば効果的に飲んで筋肉を増やしたいものです。

そこで、プロテインを飲めば本当に筋肉が増えるのか?、プロテインの摂取量や回数とタイミングはどうなのか?、女性の場合の摂取量の目安はどのくらいなのか?プロテインは飲んでも大丈夫なのか?など、プロテインについての基礎知識を詳しく説明したいと思います。

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プロテインとは?

プロテインは必要?

プロテインは、筋肉増強の為だけでなく、皮膚や髪の毛、内蔵、ヘモグロビン、ホルモンなどあらゆる臓器や器官に様々な形で存在しています。プロテイン(タンパク質)が不足すると、筋肉が衰え、筋肉の衰えにより代謝量も減ってしまいます。代謝量が減るとエネルギーの燃焼率が悪くなり、ダイエット効果も得にくい身体になります

また、集中力もなくなったり、肌に艶がなくなったり髪の毛も艶が無くなりコシもない髪の毛になります。ダイエット中にカロリーを気にし過ぎたために、気付かないうちにプロテイン不足になっていることも少なくないのです。また、人体は約10満種類ものタンパク質から構成されており、これらのタンパク質は、20種類のアミノ酸として鎖状に繋がっています。

20種類のアミノ酸のうち9種類は、体内で作ることの出来ないアミノ酸ですので、食物などから摂取しなければいけません。人体の約7割は水分が占めていますが、次に多いのはタンパク質で全体の約20%です。水分を除いた残り30%のうち20%がタンパク質とすると、人の身体を形成する組織のほとんどがタンパク質ということになります。

プロテインは筋肉や臓器、爪や髪の毛などを作っているだけではなく、エネルギーやホルモン、ヘモグロビン、また免疫抗体の原料にもなりますので、人が生きていくうえでなくてはならない栄養素なのです。

プロテインを構成するアミノ酸

プロテインが多く含まれる食材として代表的なものは魚、肉、卵、大豆製品、乳製品などですが、これらのプロテインは分子は大きく、そのままでは吸収できません。先程、プロテインは20種類のアミノ酸が結合した鎖状で存在していることを説明しました。人体を構成する約10万種類のタンパク質と20種のアミノ酸は複雑に結合されています。

口から摂取されたプロテインは、これ以上分解できないほど細かく分解されますが、これがアミノ酸であり、この状態で体内に吸収されていきます。このアミノ酸の結合している数によってペプチドや、テトラペプチドなどというように名前が変わります。また20個のアミノ酸が結合したものをオリゴペプチドと言います。

50個以上のアミノ酸を素に構成された集合体をタンパク質(プロテイン)と言い、50個以下で構成されたものをペプチドと呼んでいます。このことから解るのは、同じプロテインでも結合している分子の数が少ない方が分子が小さいので、吸収速度も速くなります。これらのことから、アミノ酸を多く含むプロテインを摂取することを心掛けることが重要と言えます。

プロテインの消化吸収

ここまでで説明した通り、50個以上のアミノ酸が鎖状に繋がったプロテインですが、その形は折りたたまれていたり、らせん状になっていたりします。胃の中で胃酸によりプロテインの立体構造を変性させ、この酸性状態に活発に作用する消化酵素であるペプシンの作用を受け、十二指腸に送られます。

十二指腸の贈られた酸性化したプロテインは、膵液と混ざることで中和されます。そしてトリプシン・ペプチターゼ・キモトリプシンなどの膵臓から出る中性下で作用するプロテイン分解酵素によって消化されます。その後、回腸を進む工程でアミノ酸へと分解され、空腸に到着するころには完全にアミノ酸に分解され、小腸上皮粘膜から血液へと吸収され肝臓へ送られます。

肝臓に送られたアミノ酸は、約2000種類の酵素によって、500種類の化学反応を瞬時に起こしプロテインが生産されます。そして肝臓から全身の組織へと送られていきます。

プロテインの役割

口から入ったプロテインが分解されて吸収されていく過程で、アミノ酸の中でもグルタミンとグルタミン酸の殆どは腸粘膜組織で代謝され、残ったグルタミンは腎臓で代謝する過程でグルタミン酸とアンモニアが生成されます。このアンモニアは、血中のpH調整します。余ったアンモニアは尿として排泄されます。

その他にも、肝臓では分岐鎖アミノ酸以外のアミノ酸が代謝され、腎臓ではグルタミン、筋肉では分岐アミノ酸・アラニン・アスパラギン酸・グルタミン酸などが代謝されます。良質のプロテインを摂取していれば、血中のアミノ酸濃度が高くなりますので、濃度を保つ為に体内ではアミノ酸濃度を下げる為のプロテインの合成が促されます。

起床時は、絶食時間が長くなっているので、血中のアミノ酸濃度は低下しており、体内では濃度を高めようとして、プロテインの分解が促されます。このことから解るように、プロテインが分解されて出来たアミノ酸の濃度が低いままトレーニングをしても、筋肉は増強されるどころか、プロテインの分解が促進されてしまうのです。

トレーニング中にアミノ酸の濃度を下げない為には、トレーニング前にプロテインを摂取することと、トレーニング終了後に損傷した筋肉を修復・増強する為に、トレーニング直後にもプロテインを摂取して、アミノ酸濃度を上げることで効率的に筋肉が増強されるのです。

プロテインの種類

プロテインにはどのような物があるのでしょうか?様々なメーカーから販売されていますが、いったいどれが良いのか?どう違うのか?なかなか自分にピッタリのプロテインが分かりにくいのではないでしょうか?まず、プロテインの種類はおおきく分けて三つあります。大豆に含まれているソイプロテインと、牛乳に含まれているホエイプロテインにカゼインプロテインです。

まず大豆に含まれているソイプロテインですが、このプロテインは摂取してから吸収されるまでの時間が長く5~6時間かかると言われています。ゆっくりと吸収されるので、即効性の面では少し問題があります。しかし、ソイプロテインであっても大豆ペプチドまで分解をすすめた成分を使用したプロテインであれば、即効性の期待ができます。

大豆が原料であるソイプロテインは、植物性のプロテインで飽和脂肪酸の含有率が低く、アミノ酸のスコアも高率も優れておりヘルシーであることから、ダイエット中の人にも向いているプロテインといえます。ソイプロテインは体内で大豆ペプチドに分解されますが、この大豆ペプチドはトレーニング後の傷ついた筋肉を修復し増強してくれます。

また集中力や記憶機能での効果もありますので、トレーニング時に集中して効果的なトレーニングを行うことが出来ます。仕事や学習などの後に、脳が疲れている時やトレーニング後にも大豆ペプチドは素早く脳と筋肉お疲労回復に働きかけてくれます。また、筋肉増強の他にも、免疫力の向上や肝機能の向上による美肌効果も期待できます。

更に女性ホルモンであるエストロゲンと同じような作用もあるので、更年期症状の緩和も期待できます。肝機能の代謝を向上させることによって二日酔いの症状を改善する効果もあります。ソイプロテインは腹持ちが良いプロテインで、ダイエットにも向いていると言えるでしょう。

次に牛乳を原料としているホエイプロテインは、母乳の成分に近いプロテインで、カロリーが低く栄養が凝縮されており、吸収するまでの時間が早いプロテインです。牛乳からカゼインや脂肪分を取り除いたものがホエイプロテインであり、熱に弱いのが特徴です。ホエイプロテインは、他のプロテインよりも必須アミノ酸のバランスに優れ、多くのロイシンを含有しています。

研究結果からもホエイプロテインが最も筋肥大に効果があることも報告されています。しかし、これは男性を対象とした研究であり、2018年に報告された結果では、ホエイプロテインを女性が摂取した場合、他のプロテインと比べて、体重や脂肪を増やさずに筋肉量だけを中等度増加させるとの報告がありました。

女性に限っては、ホエイプロテインによる筋肉増加の効果は過度なものでなく、ダイエット時にホエイプロテインを摂取すると、筋肉量を維持しながら体重を減らすことが出来るようです。この様に、ホエイプロテインによる筋肉増強を目的とした筋トレでは、男性と女性に差が出るそうです。

そして三つ目のプロテインの種類がカゼイプロテインです。このプロテインはチーズやヨーグルトを固める乳固形分と呼ばれる成分の一つであり、不溶性の固まりやすいプロテインです。この特徴の為に、身体に吸収されたからゆっくりと持続的に蓄えることの出来るプロテインです。またカルシウムと結びつき、ゆっくりと吸収させる作用もあるプロテインの一種です。

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女性に嬉しいプロテインの効果

ダイエット効果

女性に嬉しいプロテインのダイエット効果ですが、ダイエット中に食事の一部をプロテインに置き換えて摂取すると、プロテインは低カロリーで高タンパクですので、カロリーを抑えることでダイエット効果を得やすくなります。またカロリーを抑えながらも、人体に必要不可欠な栄養素であるタンパク質を摂取できるので健康的なダイエットが出来ます。

簡単に言うならば、タンパク質を摂取しながらカロリーの摂取量を抑えることが出来るのがプロテインです。プロテインを飲むことで直接ダイエットできるというものではなく、筋肉量を維持もしくは増やしながら体重を落とせるので、基礎代謝が上がりリバウンドのしにくいダイエット効果が得られ、理想的なダイエットが出来るのです。

ただ筋トレをするだけよりも、プロテインを摂取しながら筋トレをすることで、効率的に筋肉量を増やし、脂肪の量を減らすことが可能となります。また筋肉と言ってもボディービルダーのようにムキムキとした筋肉でなく、女性的なしなやかな筋肉を手に入れる為に、ストレッチなども取り入れるといいでしょう。

美髪や美肌効果

プロテインは人間のあらゆる器官に含まれており、爪や肌、髪の毛もプロテインから作られています。プロテインが不足すると、肌のハリも悪くなり艶も失われます。また髪の毛も同じです。美髪や美肌の為に必要なことは栄養バランスの取れた食生活や、ホルモンが多く分泌される時間帯にきちんと寝ていることなどです。

栄養バランスのとれた食事を心がけていても、ミネラルやビタミンやタンパク質は不足しがちな栄養素です。特にアミノ酸の中でも体内で作ることの出来ない必須アミノ酸が重要な役割を果たしてくれますので、アミノ酸を多く含んだプロテインを必要な摂取量をとることで、健康で綺麗な肌や髪を手に入れることが出来ます。これは男性も女性も嬉しい効果です。

食事の補食や置き換えにプロテインを飲むことで美しい肌と髪が生まれますが、就寝中に分泌される成長ホルモンにより、身体の中で回復や修復が行われている時にタンパク質も作れていますので、この時に必要なタンパク質を体内に溜めておくことが重要でもあります。ですから就寝前1~2時間にプロテインを摂取することも、美肌や美髪に役立ちます。

プロテインを飲むと太るは本当?

そもそもプロテインは必須アミノ酸を含んだタンパク質やミネラルにビタミンと栄養バランスの良いサプリで、低カロリー・高タンパク・低脂肪ですから太りやすいとは言えません。しかし、どんなものでも大量に摂取すればカロリーオーバーとなり太ることとなります。正しい摂取量の目安と飲み方やタイミングが間違っていなければ、太ることはありません。

ちなみに、メーカーによって多少の差はありますがプロテインのカロリーは20gで74kcalです。白米を茶わんに1杯で252kcal、食パン6枚切りを一枚で158kcal、ミルクチョコレート1枚で391kcalですから、これらを目安としてみると決してカロリーの高いものではありません。筋肉増強時に60gのプロテインをプラスしたとしても222kcalです。

ここで警告しておきたいのは、プロテインを飲むことで筋肉がつくという間違った情報で飲んでいたら太ってしまうかもしれないということです。プロテインはトレーニングと合わせて摂取するものであり、筋肉増強の魔法の薬ではありません。適切な飲み方とバランスの取れた食事を心がけ、充分な睡眠と休養も取りましょう。

プロテインに副作用はある?

プロテインを摂取することで副作用はあるのか?ということの答えとしては、実際に最悪のケースでは死に至ったというものもあります。まずプロテインによる副作用が必ず起きるとも言えませんが、程度に差があるものの副作用が起きたケースもありますので、酷いケースから紹介しておきます。

2児の出産経験のある25歳の女性は、産後のスタイルを維持するために筋トレをすることが趣味でした。トレーナーのアドバイスでタンパク質中心の食生活や野菜と一緒に高タンパクの食事を摂り、一日に数回プロテインを飲むという生活を続けたところ、40日ほど経過したころに意識不明で倒れてしまいました。すでに脳死状態に陥っていたそうです。

たった40日プロテインを飲んで脳死になるのか?というとそういう訳ではなく、彼女は尿素サイクル異常症という遺伝性の疾患を持っていたけれど、自覚していなかったことから脳死に至ってしまった例です。この疾患は、体内でタンパク質が分解・吸収される時に発生するアンモニアを肝臓で解毒するのですが、これが上手く出来ない疾患なのです。

この尿素サイクル異常症が軽い人は、通常の食事では問題なく自覚していない場合も少なくありません。日本では難病に指定されている疾患ですが、プロテインを摂取して体調不良が起きた場合は、念のため医師の診断を受けることをおすすめします。また、ここまで酷い副作用ではありませんが、肝臓や腎臓の機能に負担が増えることは否定できません。

それからプロテインを飲み続けると、尿結石が出来るリスクが上がるという研究結果もあります。医師によっては人口的に作られたタンパク質を摂取すること自体を強く否定する意見もあります。肝臓や腎臓に問題を抱えている人は特に、プロテインの摂取を安易に行わない方がいいでしょう。

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プロテインの摂取量

一日のプロテインの摂取量目安

プロテインの摂取量は多い方が効果を得やすいのでしょうか?効果をより早く得たい為に、沢山飲んでしまいそうですが、人によってのプロテインの摂取量の目安が違いますので、自分に適した摂取量の目安を把握しておきましょう。

プロテインの摂取量の目安は、男性であれば体重1キロにつき1gが目安ですから、体重が60kgの男性であれば一日の摂取量の目安は60gということにないます。体重での計算ですので男性と女性の差は特にないようです。

これは通常生活している場合でのプロテインの摂取量の目安ですから、筋肉を増強したいのであれば、これの2倍以上のプロテインの摂取量である2~3gが目安となります。通常3食の食事から一日に必要なプロテインは摂取できていますので、筋トレをすることでプラスしなければならない60gのプロテインを粉末のものなどで、摂取すれば目安の摂取量が摂れます。

ただしトレーニング量や内容によっても必要なプロテインの摂取量は変わってきます。先ほど2倍のプロテインが目安という説明をしましたが、これは筋肉の増強時や高強度のトレーニング中の量であり、週に4~5回30分程度のトレーニングであれば1.1倍、筋力維持のトレーニング中であれば1.2~1.4倍、持久性のトレーニングであれば1.2~1.4倍などとなります。

プロテインを使用したダイエットであれば、置き換えるわけですから減らしたタンパク質の量ほどプロテインを飲めばいいわけです。例えば体重70キロの男性と体重50キロの女性で分かりやすく説明をするならば、運動をしていない人の場合、男性は70gで女性は50gのプロテインの摂取量が目安です。フィットネスをしているなら男性105gで女性75gとなります。

スポーツ選手であれば男性が140gで、女性が100gが摂取量の目安となります。例えば食品で105gのプロテインを摂取しようとしたなら、鶏ささみなら中くらいのサイズを4.5本程度の450g、たまごは一個50gのものを17個、木綿豆腐は約5丁で1500g、マグロの赤身は460gも食べなければいけません。

プロテインの一回の適切量

一日に必要なプロテインの摂取量の目安が分かったら、いつ飲んでもいい訳ではなく、数回に分けて飲むことをおすすめします。最低でも3回に分けて飲む方がより効果的に筋肉を増やすことが出来ます。プロテインをどのタイミングで飲めばよいかは、この後のプロテインのこうかてきな飲み方で説明をしたいと思います。

プロテインの効果的な飲み方

プロテインをどのたいみんぐで飲めばいいのかは、目的によっても変わってきます。ダイエットを目的とした場合は、カロリーが高くなりがちなメインのおかずを少な目にしてプロテインに置き換えます。バランスの取れたメニューにプロテインを上手く置き換えるという方法で、あくまでもプロテインは、補助食であるということを認識しましょう。

例えば、朝食にパンだけしか食べないならプロテインをプラスすることで、タンパク質とミネラルやビタミンも摂取できます。昼食や晩ご飯のメイン料理は脂質が多くなりがちですので、プロテインに置き換えるのもいいでしょう。またダイエットの為に運動をしている人は、目安として運動後30分くらいに、吸収率のいいプロテインを摂取するといいでしょう。

筋肉量を増強したい場合には、トレーニングを行う前にプロテインを摂取していないと、血中のアミノ酸の濃度が低いままですので、筋肉の中からアミノ酸を消費して筋肉を減らしてしまいますので、事前にプロテインを摂取しておく必要があります。ダイエット中と同じく、トレーニング後にも傷ついた筋肉の修復の為にプロテインを摂取する必要があります。

またもう一つプロテインを摂取するタイミングがあります。実は就寝中にも筋肉の修復が行われ成長しているのです。筋トレと睡眠で筋肉を飛躍的に回復させることはスポーツ医学では常識となっています。筋トレの効果は、重量×回数×セット数×頻度という総負荷量により決まってきます。しかし、身体的にも精神的にもコンディションが整っていることが重要です。

目的ごとのプロテインを飲むおおまかなタイミングは、筋肉増強したいならば運動後30分以内で、ダイエット目的であれば食事前後や食事との一部置き換えや就寝前、ウエイトアップが目的であれば食後や補食として摂取することを、おすすめします。

睡眠不足は筋トレ効果を低下させる

睡眠がいかに筋肉増強に大事であるかということを紹介しますが、睡眠不足は筋トレの効果を低下させるだけでなく、心臓病・脳卒中・糖尿病・肥満・癌など様々なリスクをも増加させることも忘れてはならない現実です。では、睡眠不足が何故、筋トレの効果を低下させるのかですが、筋肉を収縮する為のエネルギー源である筋グリコーゲンの量がキーポイントとなります。

この筋グリコーゲンは筋肉に蓄えられている糖の一種で、有酸素運動は酸素と筋グリコーゲンをエネルギー源として筋肉を動かせますが、筋トレのような無酸素運動では筋グリコーゲンのみがエネルギー源となります。この筋グリコーゲンは睡眠不足の状態では減少することが解っています。

チャールズ・ストラート大学で2011年にアスリートを対象に行われた検証では、通常の睡眠時と睡眠不足の時の筋グリコーゲン量は、睡眠不足の時の方が明らかに減少していました。これは、睡眠不足は血中の糖を臓器に取りこむ機能が低下しますが、糖を取り込む役割をしているインスリンの機能が低下するから起こる現象です。

多くの筋肉を使う筋トレでは、エネルギーの消費量が多く、筋グリコーゲンの量も沢山必要となります。睡眠不足によりインスリンの抵抗性が増加することで筋グリコーゲンの量の減少を招き、筋肉のパフォーマンスが低下することから、筋トレ効果が低下するというメカニズムとなっています。

また睡眠不足は身体面だけでなく、精神面にも影響を及ぼします。睡眠不足の状態で筋トレを行うと、集中力も持続せずモチベーションの維持が出来ません。またこのことからイライラ状態となり、過度なトレーニングに繋がることも示唆されています。日々の規則正しい生活リズムは健康面だけでなく、筋トレにも必要なことなのです。

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プロテインのおすすめ人気厳選

プロテインの選び方のポイント

男性は比較的プロテインに馴染みがあり、知識もそれなりにありますが、近年急激に増えてきた筋トレをする女性にとってプロテインは、男性に比べるとまだまだ馴染みが無いサプリメントの一つと言えるでしょう。そこで、筋トレ初心者がプロテインを選ぶ時の目安としては、ホエイとカゼイが配合されているプロテインを選ぶといいでしょう。

ホエイプロテインは吸収が早い為、筋トレ後に素早くタンパク質を吸収しアミノ酸として筋肉の補修に使われます。そしてカゼインプロテインはゆっくりと持久性のある供給によって、体内の必要なところにタンパク質を補給し続けてくれます。知識が浅いうちはこういった一つで二つの効果が得られるようなプロテインがおすすめかもしれません。

また味が飲み続けられるかも選ぶうえで重要なポイントとなります。口に合わない味のものを、一日に何度も飲むのはストレスになってしまい、続けることが出来ません。また価格の面でも続けられるものを選ぶといいでしょう。それから、筋トレ・体力作り・ダイエット・美容などと用途に合わせて選ぶことも効果が得やすいので、おすすめします。

更には、日ごろの食生活の中で不足しがちな成分が一緒に配合されているプロテインを選ぶのもいいでしょう。例えばビタミンCやカルシウム、鉄分などが配合されているプロテインも販売されていますので、自分に足りない栄養素が配合されているプロテインに目を向けてみるのもよいでしょう。

低価格と飲みやすさが人気の「ザバスホエイプロテインココア味」

株式会社明治から発売されている、ザバス ホエイプロテイン100ココア味1050g(約50食分)は、ホエイプロテインを100%使用した商品で、7種類のビタミンB群とビタミンCが配合されています。パウダー状でココア味にすることで、飲みやすくしています。希望小売価格が5500円ですので、一食分21gが約110円と低価格なのもおすすめです。

アミノ酸スコアは100ですし、1食分(21g)あたりのエネルギーは83kcal、タンパク質は15g、ししつ1.3g、炭水化物2.7g、ナトリウム100mg、ビタミンB1が0.87mg、ビタミンB2が0.93 mg、ナイアシン6.3mg、ビタミンB6が0.64mg、葉酸84~220μg、ビタミンB12が0.8 ~3.1μg、パントテン酸0.62mg、ビタミンC88mgです。

付属のスプーン3杯を牛乳か水など200~300mLで溶かして飲みます。一日に2回42gを目安として、運動後・朝食時・就寝前などに飲むように推奨されています。ネットショップですと3900円前後から購入できます。

タンパク質含有量ではダンドツの「ニトロテックパワー」

マッスルテック社から製造販売されているニトロテックパワーは、ホエイプロテインのシリーズのうちの一つです。スタンダードなニトロテックは、タンパク質30g・クレアチン30g・BCCA6.9g・グルタミン5.3g、ロイシン3.2gなどが主成分となっていますが、ニトロテックパワーは、これに無水ペタインとタルトチュリ―濃縮物が追加されています。

無水ペタインは筋繊維と体力を増加させることが、様々な研究の実験結果から明らかとなっています。味は鶏ブルチョコレートシュプリームとフレンチバニラソフトクリームの2種類があります。価格は4ポンドのものが6500円前後で購入できます。ユーザーの口コミでは、甘目の味付けなので、多めの水で溶かして起床時や間食としても飲んでいるそうです。

かなり甘目の味付けであることが口コミから分かりますが、薄める量で調整できるので問題はないようです。ただ牛乳には溶けにくいので少量の水で溶かしてから、牛乳と混ぜるといいそうです。効果は今まで飲んだものより良いという意見が多数みられます。またタンパク質の含有量も多いようです。

アルプロン「WPC ホエイプロテイン 無添加ナチュラル 」

アルプロンから発売されているWPCナチュラルホエイプロテイン無添加1kg(50食分)は、2160円と低価格でありながら無添加、無着色、保存料、増粘剤、消泡剤不使用で、タンパク質含有量が約80%のプロテインです。ホエイプロテイン100%使用ですので、素早い吸収力がありトレーニング後のタンパク質補給として優れています。

また添加物不使用のうえ砂糖も使用していないので、溶けやすさにバラつきがあるとのことですが、タンパク質含有量や品質、アミノ酸スコアに問題はないそうです。また一般的なプロテインの半分の水で溶かすことが出来るので、濃いめから薄めまで好みの味に調整できます。ユーザーの口コミではリピート購入されている人が多いようです。

以前はドイツ産だったものが、アメリカ産に変わったようで、味や風味が変わったようです。コストパフォーマンスに優れていて人気のようです。無添加というところが、健康志向の女性にも人気のようです。

高品質で味も良くコスパのいいプロテイン「オプティマムニュートリション ゴールドスタンダード」

世界中で人気のプロテイン定番ブランドのオプティマムニュートリションから発売されているゴールドスタンダード ダブルリッチチョコレート味は、低価格で高品質なタンパク質が主成分のプロテインです。溶けやすさと味も良く、純粋にタンパク質を摂取することを目的に作られたプロテインで、ミネラルやビタミンなどの配合はありません。

909g入りで3518円ですが、ネットショップによっては高くなっていることが多いようです。iHerbで購入するのがおすすめのようです。ユーザーの口コミでは、ボトルの大きさが難点のようですが、それ以外は味や効果など満足のようです。またタンパク質含有量が高いのに手頃な価格と全体的に評価が高いプロテインのようです。

ヨーロッパで一番売れている「IMPACT ホエイプロテイン」

イギリスのサプリブランドMYPROTEINから発売されているホエイプロテインは、添加物を使用しておらず、84%と高純度のプロテインです。またフレーバー53種類もあり、飽きることなく飲めるでしょう。初心者や女性でも使いやすい小袋入りで持ち運びも便利です。価格も2490円とコスパも良くおすすめします。

ラテや抹茶味など美味しいと口コミにあります。また最強のコスパで価格以上の働きをしてくれ、プロテインを飲んでいると思えないほど美味しいそうです。

大容量でレベルの高いプロテイン「バルクスポーツ ビッグホエイ」

日本のサプリブランドであるBULKSPORTSのビッグホエイは1キロ入り、2.3キロ入り、5キロ入りと、日本では珍しい大容量の5キロ入りがあります。味は11種類ありやや薄めの味付けです。またアンチ・ドーピング栄養分析結果証明書が発行されているプロテインですので、アスリートも愛用しています。

コストパフォーマンスを追求しながらも品質を落とさず飲みやすいプロテインとなっています。また、マルトデキストリンやデキストリンなどで増量していないので、多くのタンパク質を摂取できます。5キロ入りは11,381円、1キロ入りは2,772円です。

日本ではじめてプロテインを発売したKentaiの「BIG100%ホエイプロテイン」

ケンタイは、日本で初めてプロテインを発売した会社として知られています。ここのおすすめのプロテインは、3キロ入りで10,669円でタンパク質の含有量は約83%です。また11種のビタミンと3種のミネラルが配合されており、水でも簡単に溶けます。添加物がほぼゼロというところもおすすめします。

ユーザーの口コミでは、1キロ当たり3100円でタンパク質の含有量が高いので、質とコストからすると最高のプロテインですが、味がプレーンしかないので美味しくないが味が美味しくて80%以上のタンパク質を含んでいる他のプロテインと混ぜて飲む合わせ飲みで、上手に使っておられるユーザーもいます。

プロテインの適切な摂取量を確認して正しく取り入れよう!

プロテインの摂取量や回数の目安やタイミング、またプロテインの効果と副作用など詳しく紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか?無添加のプロテインが多く販売されていることも分かりました。また副作用があることにも気を付けなければいけません。正しい摂取量や取り入れ方をきちんと守って、美しい身体を手に入れましょう。

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