食洗機の電気代と水道代は高い?パナソニック・三菱・リンナイなど比較!

食洗機の電気代って一体いくらくらいかかるのでしょうか。水道代が安くなる分、電気代が高くなりそうなどと考えてしまう人もいるかもしれません。主婦をしていると料理の後・食事の後と常々、洗い物をしている気がしてそれだけで疲れてしまいます。そんな主婦に救世主の食洗機、トータルで光熱費が安くなるのなら欲しいものです。今回は、食洗機にかかる電気代・水道代をメーカー別に徹底分析し紹介します。食洗機の購入をお考えの方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

食洗機の電気代と水道代は高い?パナソニック・三菱・リンナイなど比較!のイメージ

目次

  1. 1食洗機の電気代と水道代が知りたい!
  2. 2食洗機を知ろう!
  3. 3食洗機の電気代や水道代をメーカー別に紹介
  4. 4食洗機の電気代や水道代を知って賢く使おう!

食洗機の電気代と水道代が知りたい!

まず、食洗機をキッチンに取り入れたいと思った時に気になるのが、電気代と水道代などの光熱費です。電化製品には光熱費はつきものです。ここが高くなるのならためらってしまいますが、安くなるのならばすぐにでも購入したいものです。一体、平均的にな金額はどのくらいなのでしょうか。手洗いで洗う方が高いのでしょうか。食洗機の電気代と水道代について知っていきましょう。

一般的なビルトインタイプの食洗機で、平均的な4人家族の場合を紹介します。電気代は約20.8円、水道代は約10.7L使用して約2.7円です。電気代は手洗いの場合にはかからない費用となります。その他、洗剤代が約3.2円かかり1回あたりの食洗機使用料金は、約26.7円程かかります。1日3回食洗機を回すとしたら約80円程の料金がかかるようです。1ヶ月にして約2400円、年間で計算すると約28800円です。

ちなみに手洗いの場合は、電気代がかからない代わりにお湯を使用してガス代が30.2円かかります。水道代が約75L使用して約18.9円、洗剤代が約6.5円かかり1回あたり約55.6円かかります。1日3回手洗いする場合は、約166.8円の料金がかかるようです。1ヶ月にして約5000円、年間で計算すると約60000円食洗機と比較すると、倍の料金高いことが分かります。1年で計算してみると、手洗いの方が約30000円も高いです。

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食洗機を知ろう!

電化製品は安い買い物ではないので、食洗機を購入する前には商品についてじっくり知る必要があると思います。そもそも食洗機とは何なのか、メリットデメリットは何か、食洗機を使用する上で注意する点は何か、などしっかり理解した上で購入することをおすすめします。買ってから後悔しないためにも、よく知ることが大切です。

食洗機とは?

まず、食洗機とは食器洗い乾燥器の略語で、その名の通り食器を洗い乾燥するための機械です。今までは手洗いしていた食器を機械が自動で洗ってくれ、尚且つ乾燥までしてくれます。1日かけて水切りかごで乾燥させたり、お皿を拭いたりしてから食器棚に戻すのも面倒かと思います。仕事や育児などで忙しく家事の時間がグンと減らしたい方、手の肌荒れがひどい方など主婦のお助けアイテムです。

昔は据え置きタイプの食洗機が主に使われておりましたが、今は、建売のお家を購入する際には食洗機が付いていることが多くなってきました。現在は、据え置きタイプの食洗機の取り扱いはほとんどなく、メーカーとしてはパナソニックのみとなりました。そのためビルトインタイプの食洗機がメインで取り扱われています。ご家庭にに食洗機を取り入れる際には、部分的にキッチンの簡単な工事が必要となるということです。

ビルトインを取り入れる際の工事費は、商品代に含まれていることも多くなっています。なのでかなり高いのではないか、と踏み出せずにいる方も多いかもしれませんが、今では案外ビルトイン食洗機が主流となっています。もちろん、据え置きタイプの食洗機を後から入れることもできますが、今回は現在多く取り扱われているビルトインタイプを前提として紹介します。

食洗機のメリットやデメリットは?

電化製品にはメリットデメリットが付き物です。食洗機は、果たしていいことだらけなのでしょうか。きちんとメリットデメリットを知った上で購入する方が、後悔しないためでもあります。メリットばかりを見ていて買ってから違かった、なんてならないようにしっかり確認しておきましょう。

まずはメリットから紹介します。一番に思い浮かべるのは、恐らく家事時間の短縮。料理中に出てしまう洗い物、食事が終わった後に出る洗い物、朝から晩まで洗い物は欠かせません。食洗機に食器をそのまま入れていくだけなので、その時間を他のことに費やせるので忙しい方にはありがたいものです。また、洗った食器を置く水切りカゴが不要になるので、調理スペースが広がりすっきりとしたキッチンになります(ビルトインの場合)。

また、食洗機は洗浄だけではなく乾燥までを行ってくれるので、終わったらすぐに食器棚へ片付けることができるので、効率的です。食器を拭くという作業がなくなるだけでも、時間短縮になるので忙しい主婦にはかなりありがたいです。水筒やマグなどの底が深い食器類なども、綺麗に乾かすことができるので悪臭・カビ菌防止にもなります。

他にも、手洗いよりもっと綺麗に洗えるメリットがあります。食洗機ってしっかりと洗えるのか不安と思う方もいるかもしれませんが、実は洗浄液を強力に噴射することができ、高温で油分を溶かし頑固な油汚れもすっきり綺麗に洗い上げることができます。高温の洗浄液により、雑菌なんかも吹き飛ばし除菌効果もあります。この効果はベビー食器などにはありがたく、小さなお子様がいるご家庭にも安心して使用することができます。

そして、食洗機は経済的にもメリットがあります。手洗いよりも節約的で、年間で約21000円程の節約になるというデータが出ています。食洗機は、庫内で少ない水量を効率的に循環させることにより使用水量を減らしています。その結果、手洗いと比べると大幅な節約に繋がっています。他にも、主婦の悩みに多い手の肌荒れ。水に触れる時間が短くなるため肌荒れの悩みも減ります。食洗機には、これらのメリットがあります。

反対にデメリットはあるのでしょうか?サイズが大きい食器、例えば大きめの鍋などが入らない場合があったりするので完全に洗い物がなくなるわけではないことが挙げられます。また、食洗機に対応していない食器もあったりするので前もって確認しておく必要があります。漆器やクリスタルガラスなど、高い食器などは食洗機には向いていません。こういった食器は、今まで通り手洗いをする必要があります。

他には、食洗機を利用しているときの音が気になる方がいるかもしれません。中ではしっかり洗浄、そして乾燥までを行うのでもちろん多少の音が出ます。騒音レベルの音ではありませんが、気になる人にとってはデメリットでしょう。また、食器を中に入れていく際に重なり合わないいうに置いていくのが面倒と思う方もいるかもしれません。重なりあってしまうとしっかり汚れが落ちなかったり、乾燥が行き届かない場合もあります。

あとは、食洗機の定期的な掃除もデメリットに挙げられます。食後の食器をそのまま入れるわけなので、食べカスなどが底に溜まってしまします。それらを定期的に掃除してあげる必要があります。とはいっても、庫内は常に食器と一緒に洗浄されていますので、カスを取り除くことがメインで、全体の掃除はそこまで頻繁に行わなくてもよいでしょう。

こういった点が、少しでも面倒と思ってしまう場合はデメリットに感じてしまうかもしれません。とはいえ、食洗機はデメリット以上にメリットの方が多いかもしれません。メリットと思う点、デメリットと思う点は人それぞれかと思います。上記では、代表的なメリットデメリットをあげました。

食洗機使用時の注意点

食洗機の注意点は、いくつかあります。まず、上記にも挙げたように食洗機対応ではない食器を入れてしまわないように気をつけることです。食器が対応しているかチェックしてから食洗機の中に入れるようにしましょう。あとは、必ず食洗機専用の洗剤を使用することです。普通の食器用洗剤を入れてしまうと、大量に泡が発生して洗うことができなくなってしまいます。しっかりと説明書を読んだ上で使用することが大切です。

食洗機の平均的な水の使用料は?

食洗機の平均的な水の使用量は、一般的な4人家族の場合で1回あたり11L程です。料金は約2.8円です。ちなみに手洗いの場合は、1回あたり84Lで料金は約21.2円と言われています。

食洗機は、手洗いの約1/7Lで済むということです。食洗機の場合は、少量の水を効率的に噴水のように循環させて洗浄します。また、泡立ちが少ない洗剤なので早くすすげるので、小量の水で洗浄ができます。結果、手洗いより節水ができ水道使用料も高いのではなく安くなります。

食洗機の平均的な電気の使用量は?

食洗機の電気使用量は、約780Whで約21.1円程かかります。1日3回回すと約63.3円と思うと、無駄にお金がかかっているように高いと感じるかもしれません。ですが食洗機の場合の水道代は約2.8円で高いわけではないので、かなり節約されています。手洗いの場合は、水道代が1回約21.1円かかっており、さらにガス代も約33.8円かかるので電気代が高い上に無駄なお金には感じません。

食洗機の電気代や水道代をメーカー別に紹介

食洗機にも様々なメーカーがあります。電気屋さんへ行ってもパナソニック、三菱、リンナイ、ミーレ、リクシル、クリナップなどと食洗機の大手メーカーがずらりと並んでいます。どれを選んでいいか悩んでしまうと思います。メーカーにはそれぞれ、機能などの強みがありますが、一つの選ぶ基準として光熱費で選ぶのもアリでしょう。

食洗機の電気代や水道代:パナソニック

主流であるファミリー向けの機種「NP-TR8 」の電気代と水道代を紹介します。標準コースで洗浄が約54分、乾燥が約30分、所要時間が1回あたり約84分かかります。電気使用量が約780Whで、『約21.1円』となります。洗浄時に約1.58円、乾燥時に約14.85円と乾燥時の方がワット数高いので料金も高くなります。水道代は、約10.5L使用で約『2.7円』です。1回あたりの金額は、『約23.8円』です。

食洗機の電気代や水道代:三菱

三菱の「EW-45L1SM」の機種で紹介します。こちらは、5人用の食器が入るタイプの食洗機です。標準コースで洗浄が約51分、乾燥が約40分、所要時間が1回あたり約91分かかります。電気使用量が約838Whで、『約21.0円』となります。水道代は、約10L使用で約『2.6円』です。1回あたりの金額は、『約23.6円』です。
 

食洗機の電気代や水道代:リンナイ

リンナイの食洗機は、プラズマクラスター機能搭載で浮遊カビなどを除去してくれるので人気が高いです。人気のフロントオープンタイプは大容量型で人数の多い家庭におすすめの機種です。電気代は、『約23.3円』で水道代は約10L使用で『約2.6円』です。1回あたりにかかる金額は、『約25.9円』です。

食洗機の電気代や水道代:ミーレ

ドイツの老舗メーカーのミーレの食洗機は、大容量かつ高い洗浄力、それに加えて省エネ性もあるのが特徴です。ミーレの「G6824 SC」の機種で、水道代は約9.7L使用で『約2.44円』です。電気代は『約20.2円』で、1回あたりにかかる金額は、『24.6円』です。

食洗機の電気代や水道代:リクシル

住宅設備メーカーのリクシルは、キッチン設備の取り扱いが多いメーカーです。標準コースで電気代は、885Wh使用で『約27円』、水道代は10L使用で『約2.6円』です。1回あたりにかかる金額は、『約29.6円』です。

食洗機の電気代や水道代:クリナップ

省エネナビ付きをうたっているクリナップの食洗機。標準コースで、電気代は『約25.1円』、水道代は約9L使用で『約2.4円』です。1回あたりにかかる金額は、『約27.5円』です。

食洗機の有名メーカーで電気代が安い食洗器

上記にあげたメーカーの中で一番安いのは、ミーレの食洗機です。1回あたり約20.2円とのことでしたが、他のメーカーもだいたい22〜27円の間で大差はありません。省エネモード利用で金額は変わってくることもあります。また、乾燥の時により電力を使うので金額の差は、ここの時間での差かもしれません。

食洗機の有名メーカーで水道代が安い食洗器

上記にあげたメーカーの中で一番水道代が安いのは、クリナップの食洗機です。ですが、ほとんどのメーカーが一回あたりの水量が10Lと大差がないので、ほぼ変わらないと言っていいでしょう。また、容量や回すモードによっても変わってくるので、一概にここのメーカーが一番安いということも難しいです。

食洗機の電気代や水道代を知って賢く使おう!

ビルトインタイプの食洗機の標準コースの場合、各メーカーで電気代や水道代の差はあまりありません。どのメーカーも僅差ということが分かります。どのメーカーもエコモード、省エネモードなどのコースがあるのでそういったものを状況によって使い分けることでさらに節約になることもあるでしょう。家族の人数や、1回あたりの量などによっても異なってきます。

食洗機を選ぶ際には、家族の人数や1回あたりの容量など、ご家庭に合ったものも選ぶようにしましょう。少しでも節約ができるよう、下調べをしてから購入することをおすすめします。ご家庭に合う食洗機を選んで賢く使いましょう!食洗機を力を借りて、少しでも家事が軽減され、自分の時間が増えますように。電化製品に頼ることも一つの手です。
 

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