2018年08月06日公開
2024年07月28日更新
食洗機の取り付けは自分で出来る?分岐水栓や設置の方法を解説!
みなさんは、食洗器の購入を考えたことがありますか?食洗器は家事を楽にしてくれるだけでなく、水道代の節約にもなる嬉しい家電のひとつです。食洗器自体も結構値が張るものなのですが、取り付け工事費などを考えると購入を戸惑ってしまう、という方も居るかもしれません。自分で食洗器の取り付けが出来たら、少しは初期費用を抑えることが出来ます。食洗器の取り付けとは、果たして自分でできるものなのでしょうか?早速方法をチェックしてみましょう。
目次
食洗機の取り付け方法が知りたい!
食洗器は自動でお皿を洗ってくれる、忙しい方々の味方の家電の一つです。導入を迷っているという方も居るのではないでしょうか?最近の食洗器はただ自動で洗ってくれるというメリットだけでなく、手洗いよりも節水になったり、フライパンなどの大き目の物も洗えたりしてますます便利な物となっています。しかし、食洗器は購入すると結構値が張るものです。工事費などを考えると購入を迷っている方も居るのではないでしょうか?
せっかく購入するのだから良い物を、と少し高いものを購入した場合などは、工事費などはなるべく抑えていきたいのが本音です。そこで、今回は食洗器を自分で取り付けする方法を紹介していきたいと思います。食洗器の取り付けというと難しそうにも感じますが、大掛かりな作業などは要らず、賃貸でも取り付けが可能です。それでは、食洗器を自分で取り付けする方法をチェックしていきましょう!
食洗機を自分で取り付ける方法:分岐水栓の取り付け
それでは、早速食洗器を自分で取り付けする方法を見ていきましょう。食洗器を取り付けるには、まず分岐水栓とうものを取り付ける必要があります。分岐水栓とはいったい何なのかというと、今使っている水栓に、水の出る箇所をもう一つ取り付けるための部品の事です。普通の水道と食洗器とで両方水道を使用する必要があるため、食洗器を取り付ける際には分岐水栓が必要になってきます。自分でも取り付けることが出来ます。
分岐水栓の設置に必要なもの
それでは、分岐水栓の設置に必要な物を見ていきましょう。まず、第一に必要な物としては分岐水栓そのものです。どれを選べばよいかについては下の項目で紹介しますので、ここでは引き続き分岐水栓の設置に必要な物を見ていきましょう。他には、この分岐水栓を設置するために、モンキーレンチという物も必要になってきます。それほど工具などは必要ありませんので、早速取り付けにとりかかってみましょう!
必要な分岐水栓を特定する
それでは、続いて必要な分岐水栓を特定する方法をチェックしていきましょう!必要な分岐水栓を特定するのは、それほど難しくはありません。まずは、自分が今使っている水栓の型番をチェックしましょう。自分が今使っている水栓の型番が分かったら、続いてパナソニックの「分岐水栓ガイド」からその水栓の型番を有力すれば、その水栓に合う分岐水栓が分かります。その型番をアマゾンなどで入力すれば、その商品が出てくると思います。
型番によってはもう少しお手頃に購入できる完全互換タイプの分岐水栓もあるそうなので、探してみても良いと思います。あくまで互換タイプのものですので、きちんと使えるものなのかどうかきちんと確認してから購入するようにしましょう。必要な分岐水栓を特定出来たら、分岐水栓を早速設置していきましょう。分岐水栓の設置は難しい物ではありませんので、手順を順番にチェックしてみましょう。
分岐水栓の型番についてなのですが、見てわかる場合は良いのですが、家にある水道を見てみても品番や、メーカーが分からない場合もあるかと思います。古い水道になればなるほど分からない可能性が高くなります。家の水道を見てもメーカーや品番が分からない場合、一体どうすれば良いのでしょうか?こういった場合は、メールで蛇口の写真を送れば、分岐水栓の種類を教えてくれるそうなのでこちらのサービスを利用しましょう。
水道の元栓を閉じる
それでは、分岐水栓を取り付ける準備をしましょう。まず最初にしておくことは、水道の元栓を閉じておくことです。これを忘れてしまうと、水栓を外した時にキッチンで水があふれてしまうので必ず行うようにしましょう。水道の元栓は、基本的には水道メーターの隣に設置されているようです。水道の元栓を発見したら、右に回すと栓が閉まるので閉まるまで回していきましょう。作業中は水道が使えなくなってしまうので注意しましょう。
マンションやアパートの場合ですと、玄関横にパイプシャフトがあると思うのですが、その中に水道メーターがあり、そのそばに水道の元栓もあるかと思います。小規模のアパートですと、建物の外の地面に埋め込まれている場合もあります。自分の部屋番号の元栓を確認し、閉めましょう。元栓の中には、ハンドルの付いていない場合もありますので、そんな場合にはモンキーレンチを利用して栓を閉めていきます。
水道の元栓を止めたら、続いて止水栓を止めましょう。止水栓を止めるだけでも水は止まるのですが、分岐水栓を取り付けるなどの麹をする際には必ず元栓の方も閉めておきましょう。この止水栓も元栓と同じように、左に回すと開き、右に回すと閉まるので右に回して止水栓を閉めましょう。これで分岐水栓を取り付けるための準備は完了です。続いて、水道の蛇口を取り外していきましょう。
水道の蛇口を取り外す
それでは、水道の蛇口を取り外していきましょう。お湯と水が出るタイプの、混合栓タイプの水道に分岐水栓を取り付ける方法を紹介します。まず、モンキーレンチを使用して菜っと部分を回していきましょう。水道を外すのは大変そうにも思えますが挟んで回すだけで簡単に取り外すことが出来ます。両方のナットを緩めたら、水栓を両手で外しましょう。水栓を外したら、いよいよ分岐水栓を取り付けていきましょう。
分岐水栓を取り付ける
それでは、分岐水栓を取り付けていきましょう。分岐水栓を取り付ける時に、1つ気を付けてほしいことがあります。それは、冷水が出る方ではなく、温水が出る水道配管側に水道分岐栓を取り付ける、ということです。冷水の方をつないでも、電気を使って食洗器の中で水をお湯にしてくれるので同じことなのですが、最初からお湯を食洗器に入れた方が温める必要もなく、光熱費の節水になります。
多くの場合、水道配管は右側が冷水、左側が温水となっていますので、分岐水栓は左側に取り付けていきましょう。水栓の取り外しも簡単でしたが、分岐水栓の取り付けも全く難しいことは無く、簡単に取り付けることが出来ます。取り付けたい分岐水栓を取り付けたら、分岐の方の穴の向きに注意してモンキーレンチなどでナットを占めていきます。食洗器を置きたい方向に分岐栓をむけて設置するようにしましょう。
蛇口をもとに戻す
分岐水栓を取り付けることが出来たら、最初に取り外した水栓本体を繋げましょう。取り外した水栓本体を繋げることも、それほど難しい作業ではありません。こちらの作業も取り外した時と同じように、モンキーレンチを使用してナットを締めるだけで終了です。水栓の交換というと難しそうに聞こえますが、基本的にはナットを緩めたり締めたりするだけという簡単な作業で終了します。早速行っていきましょう。
分岐部分を締める
最後に、分岐部分を締めていきましょう。しっかりと締めたら、元栓を開けてみて水漏れが無いことを確認したら分岐水栓の取り付けは完了となります。まだ食洗器を取り付けていないのに元栓を開けてしまって大丈夫かと思われるかもしれませんが、分岐水栓には水漏れ防止弁が付いており、水が出ないようになっているので大丈夫です。念のため、水漏れ防止弁が付いていることを確認してから行うようにしてください。
食洗機を自分で取り付ける方法:食洗機の設置
家の水栓に分岐水栓をしっかりと取り付けることが出来たら、いよいよ食洗器の設置を行っていきましょう!食洗器の設置を行う前に、食洗器の置く場所などをしっかりと決めておくことも大切です。食洗器を置くようになってから食洗器を置く場所が見つからない、とういうことにならないように、しっかりチェックしておきましょう。それでは、どのような場所が食洗器を置く場所にふさわしいのか、チェックしてみましょう。
食洗機の設置場所を決める
食洗器を設置する方法を紹介する前に、食洗器を設置する場所を決めましょう。食洗器を設置する場所は、お皿を洗った後にしまいやすい場所を選択するのが良いと思います。他にも、台所で動くときに邪魔にならない場所に置いた方が良いです。あと、食洗器のドアの開け方にもいろいろなものがあり、上にはね上げる方式のものや、手前に引いてあけるタイプのものがあります。
上にはね上げるものか手前に引き出すタイプなのかなどのドアの開け方によってどこのスペースを開けるのかも変わってきます。ドアの開け方のタイプによって開けるべきスペースも変わってきますし、事前に広さをチェックして、置く場所を決めてから購入するようにしましょう。食洗器を置く場所を決めたら、実際にキッチンに立ってみて調理の邪魔などにならないかチェックしてみましょう。
まず、シンクの上に渡しておく場合を考えてみましょう。シンクが広くてスペースに余裕のある場合なら、シンクの上に台を渡して、その上に食洗器を置いてみましょう。この場合の利点は、シンクの上に置いているので排水などがしやすいという点です。その代わりに、シンクが狭くなってしまいますので多少不便を感じるかも知れません。予洗いをする場所が狭くなるのも少しデメリットかもしれません。
続いて、窓前のスペースに置く場合を考えてみましょう。キッチンにある窓の、外に飛び出した造りになっている場合はそのスペースに食洗器を置くことが可能です。手前のスペースを広く使えるというメリットはありますが、その分食洗器が窓をふさいでしまうため、キッチンが少し暗くなってしまうデメリットもあります。自分のキッチンのスタイルに合わせて、置き場所を色々と考えてみましょう。
続いては、ラックなどを使用して食洗器を乗せるという方法を考えてみましょう。シンクのわきにラックなどを置き、その上に食洗器を乗せるという方法です。シンク脇にスペースがある場合にはこの方法がおすすめです。食洗器の純正の台もある場合があるので、ラックを購入する際は色々とリサーチしてみましょう。DIYが好きだという人の中には、自分で作るという方も居るそうです。
食洗機の給水ホースと分岐水栓を接続する
分岐水栓の取り付けが出来て食洗器の置く場所が決まったら、続いて食洗器の給水ホースと、分岐水栓を接続する方法をチェックしてみましょう。食洗器の給水ホースと分岐水栓を接続する方法は、まず給水ホースの向きを決めましょう。給水ホースの向きを決めたら、本体の接続部分に給水ホースを合わせます。次に、ナットを本体の接続部分にあてて、強く締めましょう。ナットなきちんと水平に、まっすぐになるように締めてください。
ナットを水平に締めたら、給水ホースを保持部に挿入し、固定しましょう。固定したら、給水ホースの接続部分、そしてレバーの両方に指をかけて、押し下げてください。この時、銀色のボールが見える状態になるまで押し下げましょう。出っ張った部分とレバーとを押し下げたままにして、水栓側に音がするまでしっかりと差し込みましょう。この時、引っ張っても抜けないことを確認してください。
水漏れ確認や稼働テストを行う
給水ホースを取り付けたら、水漏れ確認や稼働のテストを行っていきましょう。分岐水栓のコックを開いて、水漏れが無いかをしっかりと確認します。最終的に稼働テストも行い、問題が無ければ食洗器の設置は終了です。思っていたよりも簡単だと思った方も多いのではないでしょうか?詳細な取り付け方はメーカーなどによって多少異なる場合がありますので、購入された食洗器の説明書などもよく目を通しておいて下さい。
食洗機の設置場所のポイントや狭いスペースに役立つアイテム
それでは、続いて食洗器の設置場所のポイントや、狭いスペースに役立つアイテムなどを紹介していきたいと思います。食洗器を置く際に、調理場に直置きしようと考えている方も居るでしょう。しかし、どうしても食洗器を置いてしまうと、調理場が狭くなったり後ろのコード類がごちゃごちゃとなってしまったり、といった問題もあるかと思います。そう言った場合には、食洗器専用の置台もおすすめです。
例えばパナソニックの食器洗い機専用置台ですと、1つの規格しかないのでこれ一つでパナソニック製の食洗器の最大サイズの物まできちんと対応してくれます。足の方は数種類あるそうですので、自分の台所にあった長さの物を選びましょう。高さの調節についてなのですが、足の先の方を回すと長さが変えられるようになっていますので、誰でも簡単に高さ調節が出来るようになっています。
ただ、こちらの食洗器用の棚代は前足しか発売されていないようですので、後ろの方は天窓などに引っ掛けるようにして設置するようにして下さい。台として独立したものというよりは、補助の台のようなイメージで使用するもののようです。棚代を使用して設置すれば、調理場に食洗器を設置した場合でもそのまま置くより多くのスペースを確保することが可能です。有効にスペースを使いたい方におすすめです。
食洗機の取り付けに関するよくある疑問
それでは、続いて食洗器の取り付けに関する、よくある疑問について紹介していきたいと思います。最初に食洗器を取り付ける時は、色々と疑問に思う事もあるかと思います。初めて購入するものは、食洗器に関わらず色々な疑問がわいてくるものです。最後に、そんな食洗器の取り付けに関して生じる疑問の代表的な物について、いつくか説明していきたいと思います。
給水ホースや排水ホースの長さが足りない場合は?
まず、給水ホースや排水ホースの長さが足りない場合はどうすれば良いかについてです。給水ホースや排水ホースの長さが足りないという場合は、別売りの排水ホースや給水ホースを購入し、接続するようにして下さい。いまある給水ホースや排水ホースに、足りない分を接続するという事は出来ないようですので、今あるものを延長するのではなく、新しいホースに変えるという対処法を取ってください。
蛇口は元に戻せる?
続きまして、分岐水栓を付けた蛇口は元に戻せるのか?という疑問についてです。分岐水栓が不要になった際や賃貸などで部屋を出る時などの場合など、分岐水栓をとって元の蛇口に戻したいという場合もあるかと思います。分岐水栓は、一度取りつけた後もまた取り外すことが可能です。自分で取り付けたときの逆の方法で行っていけばまた元通りに戻すことが出来ますので、元に戻せないのではという心配は要りません。
食洗機の取り付けを業者に頼むと費用はどれくらい?
一通り自分で食洗器を取り付ける方法を紹介してきましたが、自分でつけるのはやはり面倒くさいとか、取り付けできる自信が無かったり、業者に頼んだ方が楽なのではないかという方も居るでしょう。多少の差額ならば自分でつけるよりも業者に頼んだ方が良いかなという方も居るかと思います。それでは、食洗器の取り付けを業者に頼むとどれくらいの費用がかかるのかチェックしてみましょう。
それでは、食洗器の取り付けを業者に頼むとどれくらいの費用が掛かるのかチェックしてみましょう。会社によって値段は違ってきますので、今回はとある家電量販店の工事費用を紹介していきます。まず、とある家電量販店の場合、食洗器を取り付ける前に下見に来てもらえるのですが、この下見代は無料のようです。下見の後に工事日を決めるのですが、工事の時間指定は有料となっていたそうです。
会社によってこの辺りは異なってきますので、参考程度にして下さい。そして、食洗器の取り付け工事費は4000円となっていました。しかし、前述の通り食洗器の取り付けは食洗器だけでは使用することが出来ません。食洗器の取り付けには分岐水栓という物が要りますので、分岐水栓を自分で用意されていない限りは業者の方に用意してもらう必要があります。
業者の方に分岐水栓を用意してもらうよりも、自分で通販などで用意した方が安く抑えられるとは思われますが、とある例ですと業者の方に分岐水栓を用意してもらったところ、15000円ほどかかったそうです。そして、置台を用意してもらうのに9000円ほどかかったそうで、トータルですと27000円ほどかかったそうです。食洗器自体もかなりの費用が掛かりますので、この金額は大きいですね。
この金額はあくまで一例ですし、分岐水栓を自分で用意したり、置台が要るか要らないかによっても金額が変わってきますが、自分でモンキーレンチなどを用意して工事をした方がはるかに安いといえるでしょう。自分で行うので業者に頼む場合よりも安いのは当たり前と言えば当たり前なのですが、よほど取り付けに自信がないという方でない限りは、食洗器は自分で取り付けをするのをおすすめします。
食洗機の取り付け方法を学んで自分で取り付けてみよう!
いかがでしたでしょうか?食洗器の取り付けは一見難しそうに見えますが、手順をしっかりと押さえれば自分でも食洗器の取り付けを行う事が出来ます。食洗器は業者に頼めばすべてやってくれるので正確ですし早くて楽なのがメリットですが、やはり食洗器自体が高価な買い物なので取り付け工事費などは出来るだけ抑えたいという方は多いと思います。食洗器を購入した時に予算を超えてしまった、などという事は避けたいものです。
食洗器の取り付けというと大掛かりな物なのでは無いかと思ってしまいがちなのですが、食洗器の取り付けは思っているほど難しい物ではなく、手順を間違わなければ、初めての方でも意外と簡単に設置できると思います。
場所が狭くて食洗器の導入を迷っているという方でも、専用の台を使用することにより、食洗器を置いてもスペースをある程度確保することも可能です。DIYが好きだという方の中には、台を自作する方もいるようですので、アイデア次第で色々な置き方が出来るかと思います。皆さんも、食洗器を取り付ける時には自分でチャレンジしてみてはいかがでしょうか?