蒸籠を使った蒸し料理を紹介!手入れの方法やカビ取りについても解説!

蒸籠を使った美味しい蒸し料理を知っていますか?小籠包や茶碗蒸しなど蒸籠蒸しによって美味しい料理をたくさん作ることが出来ますが、手入れの方法が難しそうでなかなか家庭にはない調理道具です。蒸籠を使う事によって旨味を閉じ込めることが出来る為、中華料理以外にも様々な料理を作ることが出来ます。今回はそんな蒸籠を使った蒸し料理や手入れの方法、気になるカビ取りについて紹介します。参考にしてみてください。

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目次

  1. 1蒸籠を使った蒸し料理とは?
  2. 2たくさんある蒸籠の種類
  3. 3蒸籠の正しい使い方
  4. 4蒸籠の手入れの方法
  5. 5蒸籠蒸しの美味しい料理:エビ蒸し餃子
  6. 6蒸籠蒸しの美味しい料理:豚もやし蒸し
  7. 7蒸籠蒸しの美味しい料理:蒸し里芋
  8. 8蒸籠蒸しの美味しい料理:蒸し鶏
  9. 9蒸籠蒸しの美味しい料理:蒸しパン
  10. 10蒸籠蒸しの美味しい料理:白身魚の香草蒸し
  11. 11蒸籠を使って美味しい料理を食べよう!

蒸籠を使った蒸し料理とは?

小籠包や焼売、温野菜まで蒸籠を使って蒸籠蒸しにする料理は実は数多くあり、直接的に加熱を行わない調理方法なので、料理の旨味を逃がすことなく閉じ込める事が出来るので美味しい料理がたくさんあります。水蒸気によって食材がふっくらとし、肉や魚の余計な脂を落とすことが出来るのでヘルシーな料理を作ることが出来ます。

蒸籠蒸しの料理といえば中華料理ばかりが思い浮かびますが、蒸籠蒸しは中国や日本などのアジアだけでなく世界的にもたくさんの種類がある調理方法で、思いもよらなかった美味しい料理も数多いです。家庭でも簡単に作ることのできる蒸籠蒸しの料理のレシピや、使用前後の手入れの方法、また、カビが生えてしまった時のカビ取りの方法を紹介していきます。

たくさんある蒸籠の種類

まず一般的に使用されている蒸籠は中華蒸籠と呼ばれるもので、小籠包や焼売、中華まんなどを蒸籠蒸ししている丸い形のものです。大きさは直径が15cm~30cmぐらいまであり、2人分ぐらいで使用するのであれば15cm~20cmぐらいの物で十分ですが、家族が4人以上になってくると25cm以上のものが好ましいです。蒸籠には、3段ぐらいまで重ねて使用することが出来るものもあるので、使い分けが出来て便利です。

中華蒸籠の種類の中には蒸籠の素材が違うものもあります。ヒノキ、杉、竹で作られているものが普段使われているもので、素材によって蒸籠蒸し料理の味や香りが異なってきます。ヒノキはヒノキ特有の柔らかいながらも爽やかな香りが特徴なので、好きな人もたくさんいる素材の一つです。丈夫という点も蒸籠に使う素材として人気の部分です。

杉の蒸籠は香りが一番強いので、普段から小籠包や蒸し料理が好きな方にはおすすめの素材です。耐久性にも優れている杉の蒸籠ですが、あまり香りが得意ではない方はヒノキや竹を選んだ方が良いです。竹は、値段が安いものが多いので、初めて蒸籠を買う時にはおすすめです。香りもあまり無いので、食材の香りを味わいたい方や、蒸籠蒸しの木の香りが苦手な方にはおすすめです。

和蒸籠と呼ばれる蒸籠は、蓋に隙間が無いのが特徴で蒸気が抜けにくい為高温になるのでおこわや根野菜などを蒸すのに適しています。他にも、ステンレス製や金属の蒸籠もあります。カビが付きにくいのでカビ取りをする手間は無くなりますが、表面の温度が高くなりすぎる点と水滴が蒸籠の中にたまりやすいという欠点もあります。

蒸籠の正しい使い方

蒸籠を使う時には、使用前の手入れと使用後の手入れがあり、正しい使い方をしないとすぐにカビ取りをするようになってしまうので気を付けてください。まず、蒸籠を使う前に蒸籠全体を軽く水で濡らします。蒸籠は蒸気を使って蒸籠蒸しにするので、蒸籠とセットの鍋か、蒸籠が落ちてしまわないような同じ大きさぐらいの鍋でお湯を沸かします。

ずっとお湯を沸騰させ続けて調理するためすぐにお湯は無くなってしまうので、お鍋の9割目ぐらいまで水を入れて沸騰させてください。お湯が沸騰してきたら、食材を入れた蒸籠を鍋の上に置きます。お湯は沸騰させ続けて水蒸気が上がり続けるようにして調理してください。蓋の隙間から余分な水蒸気は抜けていくので蒸籠の中が水滴だらけにならず、ふっくらと仕上げることが出来ます。

蒸籠は重ねて使う事も出来ます。重ねて使う場合は下の段と上の段では水蒸気の温度が違う為同じ時間調理しても出来上がりが違ってきます。その為時間差にして食材を入れるか、火の通りが遅い食材を下の段に、また蒸籠蒸し中にアクや脂が出るものは下の段にして使用するようにしてください。

蒸籠に直接食材を入れて蒸すと、蒸籠にくっついてしまい手入れが大変になってしまう事や、カビの発生によりカビ取りをする必要が出てきます。それを防ぐためにクッキングシートを蒸籠の中に敷きその上に食材を置くことに手入れを簡単にし、カビ取りなどの面倒なことを防ぐことが出来ます。

また、クッキングシートの代わりにキャベツやレタスのような葉野菜を敷き詰める方法もあります。こうすることにより、食材のくっつきを防ぐだけでなく野菜も美味しく食べる事が出来るのでおすすめです。使用時に気を付けたいこととして、空焚きがあります。お鍋の中のお湯はなかなか見えづらいのでいつの間にか無くなってしまい思わぬ事故につながることがあるので、お湯を足しながら蒸してください。

蒸籠の手入れの方法

蒸籠の手入れの方法について説明します。蒸籠は使用方法よりも使用後の手入れの方法に難しいイメージがありますが、注意する点は少しだけで蒸籠の変形やカビ取りを防ぐことが出来ます。まず、蒸籠を使用後は洗剤を使わずに洗うようにしてください。洗剤を使用して洗うと、カビの予防が出来るのでカビ取りの必要はなくなりますが、蒸籠は木製なので洗剤が中まで染み込んでしまい洗剤の匂いがついてしまいます。

洗剤の匂いがついてしまうと蒸籠蒸しをした際に食材に洗剤の匂いがついてしまうようになります。また、洗剤を使う事により、蒸籠の素材の木が含んでいる油を落としてしまい、乾燥しすぎるようになってしまったりし、それにより変形や破損に繋がってしまいます。また、お皿などのように長時間水に漬けておくとカビの発生や歪みの原因になってしまうので気を付けてください。

使用後の手入れは、布巾を濡らして全体を軽く拭くか洗わなくても大丈夫です。使用中は熱湯により殺菌消毒されているので、洗う必要はないと言われていますが、やはり気になるところなので流水で軽く全体を洗い落とすのがおすすめです。

洗い終わった後は、よく乾燥させてください。カビ予防のために日向に干したくなりますが、乾燥しすぎて変形や破損の原因になってしまうので日陰で干します。蒸籠同士を重ね合わせて乾燥させたり、他の食器とくっつけて乾燥させてしまうと接触している部分にだけカビが生えてしまう事があります。乾燥させる時は風通しのいい場所に立てかけたり、吊るしたりして乾燥させてください。

蒸籠のカビ取りの方法

蒸籠は丁寧に手入れをしていても、常に蒸気を受けながら湿気ている状態が続き、洗う時も洗剤が使いづらい為カビが生えることがあります。カビが生え始めの表面にふわふわしているような状態であれば、そのまま柔らかいスポンジなどで洗えばカビ取りをすることが出来ますが、蒸籠の内部まで根付いてしまってシミになっているカビは洗うだけではカビ取りが出来ません。

シミになってしまった時にカビ取りをする方法は、まず洗い落とせるカビは洗い落とした後で水分をよく拭き取り、日陰でよく乾燥させます。乾燥したら、紙やすりでカビが生えてシミになっているところを削り落とします。削り落としても、見えない菌が残っている可能性もあるので薄めたお酢を付けて殺菌させることがおすすめです。水で薄めたお酢に蒸籠全体を短い時間漬けて殺菌させてから、水で洗い流しまた日陰で乾燥させます。

洗剤が使えない為、殺菌と防菌がしづらいのでカビが生えやすいので衛生面からもカビが生えた場合はそのままにせず、すぐに紙やすりで削り落としてください。全体に広がると蒸し料理に影響が出ることになります。また、カビが生えてしまった場合は、無理してカビ取りをしたりせず、安価なものであれば買い替える気持ちも必要です。カビは蒸籠の中の見えない部分にも繁殖して場合があるので気を付けてください。

蒸籠蒸しの美味しい料理:エビ蒸し餃子

蒸籠を使った美味しい料理といえばやっぱり点心を作りたくなります。小籠包は材料も多くて上手に作るのは少し難しいので、まずは蒸し餃子を作ってみましょう。エビ蒸し餃子の為の透けた皮が必要なので、16個のエビ蒸し餃子を作るために浮き粉100g、片栗粉10gを準備し、餃子のアンの材料に、むきエビ150g、玉ねぎ1/2個、細ネギ10本、ショウガ1/2個、顆粒の鶏がらスープ小さじ1、片栗粉大さじ1と塩コショウを準備します。

まずは皮から作ります。ボウルに浮き粉、片栗粉を入れて沸騰したお湯を150cc入れて箸で良くかき混ぜます。粘り気が出てきて手で触れそうになってきたら手でこねて耳たぶぐらいの硬さにします。まとまった皮を16等分し伸ばし棒で円形の餃子の皮を作ります。中のアンはむきエビをぷりぷりとした食感が残る程度に小さく切り、みじん切りにした玉ねぎ、小口切りにした細ネギと一緒に練り合わせます。

アン練り合わせているボウルに鶏がらスープ、ショウガ、片栗粉、塩コショウを加えて味付けをしながらまとめます。皮の中にアンを入れて包めばエビ蒸し餃子の準備が完成です。蒸籠にクッキングシートを敷きくっつかないようにし、餃子を並べ強火の蒸気で5分間蒸籠蒸しします。皮が透明になれば完成なので熱いうちに食べてください。焼き餃子とは違った味わいを楽しめます。

蒸籠蒸しの美味しい料理:豚もやし蒸し

蒸籠に豚肉ともやしを重ねて入れて蒸すだけで簡単にできる蒸し料理を紹介します。豚肉の余計な脂が落ちる為カロリーを抑えたヘルシーな蒸し料理になります。2人分の材料は、豚肉350g、もやし2袋、にんじん1本を準備します。まずはにんじんの下ごしらえとして薄くスライスします。ピーラーでスライスすると簡単で安全なのでおすすめです。

蒸籠の上に、もやし、豚肉、にんじんを順番よく重ねていきミルフィーユ状にします。蓋は締まりませんが、蒸し始めると野菜が縮むので蓋を上にのせておくだけで問題ありません。そのまま強火で蒸気を出しながら蒸籠をのせて蒸し始めれば、15分で完成します。ポン酢やごまだれを付けて食べればしゃぶしゃぶのような味わいで美味しいです。

蒸籠蒸しにより豚肉の旨味を閉じ込めて美味しくなり、柔らかいまま食べることが出来ます。野菜の種類を増やすこともできるので、何回でも食べられるヘルシー料理です。

蒸籠蒸しの美味しい料理:蒸し里芋

里芋は蒸すことにふっくらと柔らかく美味しくなります。里芋を蒸籠蒸しするだけですが、皮を剥きやすくするために里芋をきれいに洗った後、里芋の皮を一周するように包丁で切れ目を入れておきます。そのまま蒸籠に入れて中火で15分程度蒸していきます。里芋に竹串を刺して柔らかくなっていれば出来上がりです。

皮に切れ目を入れている為、簡単に皮を剥く事が出来るのですぐに食べることが出来ます。お好みで塩を付けて食べてください。

蒸籠蒸しの美味しい料理:蒸し鶏

定番の蒸し鶏も蒸籠を使えば美味しく仕上げることが出来ます。塩こうじを使って柔らかい蒸し鶏を作りましょう。材料は、鶏むね肉1枚に対して、塩こうじ大さじ1、オレガノやローズマリーなどのハーブ類を準備します。鶏むね肉に塩こうじをつけてハーブ類と一緒に揉みこみます。鶏肉をクッキングシートに包んで蒸籠に入れて強火で15分ほど蒸します。

15分後に火を止めて20分ほど待てば完成です。手作りの蒸し鶏はパサつきが無くジューシーで美味しいです。そのまま食べても良いですが、サラダや冷やし中華の具として食べるのもおすすめです。

蒸籠蒸しの美味しい料理:蒸しパン

蒸籠があれば懐かしい味の蒸しパンも作ることが出来ます。材料は、蒸籠の大きさにより変わりますが、13㎝の小さめの蒸籠を使う場合は、小麦粉70g、豆乳50cc、卵1個、砂糖30g、バター小さじ1、酢小さじ1、ベーキングパウダー小さじ1/3、重曹小さじ1/3、塩少々を準備します。まず、小麦粉、重曹、ベーキングパウダーをふるっておきます。別のボウルに卵、豆乳、塩、砂糖、酢を入れてよく混ぜ合わせます。

卵などを混ぜたボウルにバターとふるった粉を入れて混ぜ合わせ、蒸籠に布巾をクッキングシートをのせ、その上に流し込みます。後は蒸籠の蓋をして中火で15分蒸せば完成です。ちぎって食べるとほのかな甘みがあるのでおやつにも良いです。

蒸籠蒸しの美味しい料理:白身魚の香草蒸し

蒸籠で蒸すと魚もふっくらとして美味しいです。蒸籠に入るぐらいの白身魚と、レモングラス3本、ショウガ1片、長ネギ1本、塩コショウを準備します。白身魚の下ごしらえととして鱗と内臓は取って塩コショウで軽く下味を付けます。ショウガは薄切り、長ねぎは太めの斜め切りにレモングラスと一緒に、蒸籠に入れた魚の周りに散らします。魚のお腹の中にも1/3程度入れておいてください。

中火にして20分程度蒸せば中まで火が通って完成です。香草の香りが程よく良いのと魚の形をきれいに残したまま調理が出来るので、見た目も華やかです。塩コショウだけの味でも美味しいですがしょうゆなどもよく合います。

Thumbせいろ蒸し器を使ったレシピを紹介!蒸篭で食材がふんわり美味しくなる | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

蒸籠を使って美味しい料理を食べよう!

蒸籠の使い方、手入れやカビ取りの方法、また美味しい蒸籠料理について紹介してきました。使ってみると意外と簡単で乾燥さえ気にしながら扱えば美味しい料理の幅が広がります。ぜひ蒸籠を使って美味しい料理を食べてください。

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