2018年08月15日公開
2024年07月25日更新
虫除けアロマオイルの作り方と効果は?部屋や玄関用など紹介!
みなさんのなかには癒しのためにアロマを使っているというかたも多いのではないでしょうか?しかしながらアロマの中には虫除けになるものもあるのを知っていますか。市販でもたくさんの虫除けがありますが、どれがいいのかなと迷ったり、虫除けの匂いがいやとか、赤ちゃんにも安心な自然素材の虫除けアロマの作り方を教えて欲しい。そんな願いにおこたえして、虫除けアロマの作り方と効果を詳しく解説します。お部屋や玄関用なども紹介しますので最後まで必見です。
目次
アロマとは?
そもそもアロマとはどういったものなんでしょうか。アロマということば自体はは香りのことをいいます。よく聞くアロマオイルとは植物から抽出した香り成分のエッセンスです。またアロマテラピーというのは、精油(アロマオイル)を用いてホリスティックな観点から行う自然療法です。
最近ではストレスや心を落ち着けるために、またさまざまな症状の改善を期待してアロマを用いることが多いです。市販品でも玄関先やお部屋の芳香剤にアロマを使用したものがよく見かけられるようになりました。
植物から抽出したアロマですが、もともと植物は自ら動くことが出来ないために、虫の嫌うにおいを発したというころから、虫除け効果のあるアロマオイルがあります。ペットや赤ちゃんがいる家庭では殺虫剤の使用はちょっと。と思われる方が多いという事もあげられます。
虫除けアロマは殺虫剤ではないので、虫を殺すのではありません。虫が嫌がるにおいを出すことによって、虫を寄せ付けないという効果があります。
虫除けに効果的なアロマ
虫除けに効果的なアロマにはいくつか種類がありますので、代表的なものを紹介します。アロマの種類によってはさまざまな効果があります。
和種ハッカ
和種ハッカは日本ハッカとも言われるハーブの一種です。またハッカ油にも用いられています。よくハッカ飴なども聞いたことがあることでしょう。
ハッカに含まれるメントール成分は、清涼感をあたえて、スッとした感覚をくれます。わたしたちにはおいしい成分ですが、虫はハッカの匂いがきらいなので、天然の虫除けにはぴったりです。
ハッカ油はゴキブリにも効果があるほど虫除け効果はあります。また消臭や殺菌効果も期待できる万能アロマです。
レモングラス
レモングラスというこのハーブはレモンと同じ香りのする成分シトラールにより、レモンのようなさわやかな香りがあるため、この名前がつけられました。
レモングラスは抗菌殺菌作用があり、水虫の薬や抗菌スプレーなどにも用いられています。またこの匂いは虫除けにも効果的です。レモングラスの葉っぱをタンスに入れておけば虫がつかないといわれています。
またレモングラスはすっきりとした香りで眠気覚ましの効果があります。気持ちもすっきりリフレッシュさせてくれます。
シトロネラ
シトロネラはイネ科の植物で虫を寄せ付けないという成分があるため、古くは蚊帳に編み込んで虫除けとして使われていました。昔から虫除けに効果があるのは知られていたようです。
またシトロネラのすっきりとした香りは、すがすがしい気持ちになり落ち込んだ気分を前向きにさせてくれます。またこのシトロネラには消臭効果もあり、体臭などのデオドラント効果があります。
ペパーミント
シソ科ハッカ属の多年草で、ハーブの一種です。よくアイスクリームの上などにちょこんとのっていますから知っている方が多いのではないでしょうか?ペパーミントはメントールの匂いが強いです。乗り物酔いや吐き気の予防に使われますが、母乳の抑制作用もあるため授乳中は気を付けましょう。
ペパーミントの香りも虫除けには効果的です。しかし人にはやさしくペパーミントは不眠にも良いとされ、その香りで深い眠りにさそってくれます。
レモンユーカリ
レモンユーカリはユーカリレモンとも呼ばれ、虫除けには抜群の効果が期待できるハーブです。ユーカリの仲間です。ユーカリは喉にもよくのど飴などにも使われていますがレモンユーカリは刺激が強く飲用にはきわめて注意が必要です。
レモンユーカリはレモンの成分リモネンを多く含むので、レモンの香りがします。美容効果が高く、入浴剤などに使われます。血圧と関りがあるため使用には専門的な知識が必要です。
さわやかなレモンの香りは、虫たちには苦手な香りで虫除けにはぴったりですが、私たちにはイライラした気分をを沈めてくれたりする効果があります。
ラベンダー
ラベンダーといえば北海道のラベンダー畑を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。リラックス効果が有名ですが、意外にも日焼け後の肌を鎮静したりする効果もあります。
またかなり昔から虫除けとして使われていて、中性のローマではハエや蚊よけに部屋の中につるして使っていました。
ラベンダーはラテン語の洗うを意味するラワーレから来ています。古代ローマ時代には入浴に使われていたことから由来しています。
虫除けアロマをつくるために準備するもの
虫除けに効果的なお部屋や玄関で使えるアロマの作り方を紹介します。まずは材料を準備していきましょう。
お部屋や玄関などで使える虫除けアロマの作り方ですが、まず準備するものは、アロマオイル、無水エタノール、精製水、スプレー容器です。虫除け効果をしっかりと発揮したいので、ここでは100パーセント天然の精油を使うことをおすすめします。
アロマオイル
まずなくてはならないアロマオイルですが、香りの好みによって選んでください。お店によっては香りのサンプルなどもあるのでじっくり選んでみてはいかがでしょうか。成分によっては100パーセントでないものもありますので、成分表示をよくみてください。
無水エタノール
虫除けアロマの作り方としては、アロマオイルは水に溶けないのでまず無水エタノールなどに溶かします。無水エタノールはアマゾンなどの通販でも購入できます。もしアルコールに弱い場合はホホバオイルなどでも代用はできます。
精製水
精製水もアマゾンなどの通販でも購入できますし、ミネラルウォーターがお家にあればそれでも大丈夫です。
虫除けに効果的なアロマを入れる容器
作ったアロマを入れる容器はスプレー式がおすすめです。注意点としては、プラスチックの容器は成分によって変質の可能性もあるためガラス製のものをおすすめします。香水のアトマイザータイプのものであればデザインもおしゃれです。
スプレーの容器は出来れば透明ではなく黒や茶色など遮光性のあるものがおすすめです。
虫除けアロマの作り方
すべての材料がそろったらいよいよお部屋や玄関で使える天然で安全な虫除けアロマの作り方を説明します。ただしハッカ油のみ配合がちがうため注意してください。
アロマオイルですが、何種類か混ぜてブレンドすると香りにも深みがでます。まずは1種類から始めてみましょう。
50mlの容器に(スプレータイプのものであればなおよい)無水エタノール5mlを入れます。次にアロマオイルのお好みのものを10滴入れます。蓋をして軽く振って混ぜたら精製水をおよそ45ml容器の9分目くらいまで注ぎます。再び蓋をしてよくふって混ぜ合わせます。これで出来上がりです。ボトルには必ず中身のわかるシールなどをはってください。
作った虫除けアロマの注意点
せっかく作ったアロマを安全に保管するにはどうすればよいのでしょうか。無添加のものなので、出来れば2週間ほどで使い切ってください。また直接肌につけるのはおすすめできません。特に赤ちゃんなど3歳以下のお子様には直接スプレーしないでタオルや布団などにスプレーするようにご注意ください。
ハッカ油を使った虫除けアロマの作り方
ハッカ油を使った虫除けアロマの作り方は少し手順が違うので説明します。準備するものは変わりませんが濃度が変わります。虫除けをする場合ハッカ油は20滴以上60滴未満で配合してください。
虫除けアロマをお部屋で使う
アロマディフューザーをお部屋に
お部屋で虫除けアロマを使う場合ですが、アロマディフューザーをごぞんじでしょうか。アロマを超音波で細かいミスト状にしてくれるものです。水や火を使わずコンセントに差し込むだけなので、手軽に使えます。
スプレーの場合は、何時間か置きに撒かないといけませんが、このディフューザーをつかえば、就寝中でも安心して休めます。
虫除けアロマを玄関に
虫除けアロマですが、では玄関ではどのように使うのが効果的でしょうか?玄関ではアロマストーンなどにしみ込ませて使うのもおしゃれです。玄関では靴の匂いが気になったりしますが、それらの匂いにも効果的です。
アロマディフューザーを玄関に
玄関にコンセントがあるお家でしたら、アロマディフューザーもおすすめです。いつもお出かけやお帰りのときには大好きな香りにつつまれることが出来て幸せな気持ちになります。
虫除けアロマの作り方まとめ
虫除けアロマの作り方とアロマについて詳しく解説してきましたが、いかがでしたか。安心して使えるアロマを手作りしてみてはいかがでしょうか。いろいろな香りや効果を見つけて自分だけのオリジナル虫除けをつくってみましょう。