布団乾燥機を比較！ダニ対策・価格などメーカー別に比較表で紹介！

家電量販店やネット通販サイトの家電カテゴリーで最近人気なのが、布団乾燥機です。梅雨時に活躍するイメージがありますが、実はそれだけではありません。最近ゲリラ豪雨や台風の異常発生などで洗濯物を安心して外に干すことが年間を通して難しくなったと感じませんか？布団乾燥機はそんな時に大活躍します。布団だけにとどまらないその威力を、色んな角度から比較して検討してみましょう！

皆さんは普段、布団をどのように乾燥させていますか？天気のいい日に気持ちよく外に干すことができれば最高ですが、こまめに、また昨今の異常気象が続く中だと継続的に外に干すことは結構難しかったりします。そんな中今注目を集めているのが、布団乾燥機です。花粉やダニ、ハウスダストなどの防止や嫌な臭いの防止など嬉しい機能も満載で、家族の人数が多い家庭でも効率的に布団を乾燥させることが可能です！

布団乾燥機とは、文字通り布団を乾燥させることが基本的な用途になるわけですが、そもそもは布団を外に干すことが難しいマンション住まいの消費者に向けて「ダニ対策」としての機能を売りにしてきたものです。それが今となっては、私たちのライフスタイルに合わせた様々な機能が搭載されたものに変化していて、私たちが想像するよりもはるかに便利な機能満載の専用家電として、大変人気を集めているのです。

布団乾燥機がいくら高機能で便利だといっても、人数の多い家庭で布団乾燥機を使おうとすると大変気になるのがその電気代です。電子レンジやドライヤーなどのように、使い過ぎてしまうとちょっと電気代が嵩んでしまうようなものでは、ただ布団乾燥機を使うだけでもそれ自体が億劫になってしまいます。実際は具体的にどのくらいの電気代がかかるのでしょうか？シミュレーションして計算してみましょう。

布団乾燥機の1回あたりにかかる電気代と、1組の布団に毎日布団乾燥機をかけ、そのうち週に1回ダニ退治を行った場合を想定して、電気代を計算してみます。布団乾燥1回あたりが約14.58円、ダニ退治が1回あたり72.9円で、これがひと月あたりになると729円、年間あたりの電気代は8,748円となります。家族の人数が多ければこれ以上になるので、使う時間帯や電気の契約プランなどを確認して、上手に使うようにしましょう。

布団乾燥機には、「ダニ対策モード」が付いていることが多く、一番メジャーで人気の機能です。小さい子どもがいる家庭など、布団を特に清潔に保ちたい場合はぜひおすすめしたい機能です。ですが、ここで覚えておきたいのはダニ対策モードは一般的に通常の乾燥モードよりも時間がかかります。乾燥させたい布団の枚数が多い場合などは、乾燥時間がどのくらいかかるかも考慮して布団乾燥機を選ぶようにしましょう。

ここで、各メーカーから出ている布団乾燥機を選ぶ際に、注目して欲しい表記を下の比較表で見てみましょう。「ダニ退治」と「ダニ抑制」では少しニュアンスが違いますので、その点に留意して布団乾燥機をうまく使ってみましょう。ダニ対策モードで運転する際の目安の時間もきちんと説明書等に書いてありますので、しっかり確認しましょう。下の比較表を見れば分かる通り、温度と湿度がポイントになってきます。

布団乾燥機は温風で一気に衣類や布団を乾かしますが、除湿機とはまた違います。除湿機は湿気を取り除きながら温風で乾燥させますが、布団乾燥機は温風のみで乾燥させていきます。大量の衣類や靴などをサンルームなどで部屋干しする際はやはり除湿機のほうが効率的ですが、小物や少ない量の乾燥だけなら除湿機の代用として布団乾燥機を使うのもおすすめです。付属のアタッチメントを上手に使えば簡単に乾燥させることができます。

慢性的な冷え性に悩む女性の間で密かに人気を集めている使い方が、布団乾燥機を寝る前に寝具にセットし、温めてから就寝するというもの。冬場は特に、冷たいシーツに足を滑り込ませるとせっかくの眠気も吹き飛んでしまい、温まるまで寝付けないことも多々ありますが、こうやって布団乾燥機を上手に使うと、快適に眠りにつくことができます。電気毛布を使うよりも安全でエコなので、電気代の節約にもなりおすすめです。

毎日使う布団は、季節や年齢によっては匂いも結構気になります。メーカーや商品によって脱臭機能の有無や度合いは異なってきますが、乾燥と同時に脱臭機能も使える商品が多くなってきました。またアロマ機能付きのものもあり、寝具などをより快適にケアし、保つために商品を選ぶ際のポイントとして注目しても面白いですね！特に布団乾燥機には靴の乾燥もできるものが多く、脱臭機能は今や欠かせないポイントです。

布団乾燥機を選ぶ先に意外と見落としがちなのが、その電源方式と可動時間です。電源方式には充電タイプとコードタイプがあります。一人暮らしであれば充電式でもそこまで不便ではありませんが、家族が増えてくるとやはりコードタイプがおすすめです。それでも充電タイプが都合がいいのであれば、充電満タンの状態で連続使用がどれだけ可能なのかしっかりチェックしてから商品を選び、最低でも20分以上のものを選びましょう。

そして、布団乾燥機を選ぶ際に重要なポイントとなるのが対応サイズと対応素材です。シングルサイズの布団を普段使っている家庭でも、布団乾燥機を選ぶ際はダブルサイズ対応が可能な商品を選んでおくのが無難です。そしてデリケートな羽毛布団にも対応できる商品を選んでおくと、たとえ過程で羽毛布団を使っていなくても、幅広い布団の素材に対応できるのです。商品に明記してなければ購入の際に店員さんに聞くようにしましょう。

布団乾燥機の基本的な用途や嬉しい機能、選ぶ際の基本的なポイントを知ったところで、いよいよ具体的に、布団乾燥機を価格やメーカー別、またタイプ別に比較表を使って見ていきましょう。これから布団乾燥機の購入を考えている人は是非この比較表を参考に商品を選んでみてください。自分が優先したいポイントを絞って見ていくと選びやすくなります。そして気になる点は、実際に家電量販店などで店員さんに質問してみましょう。

布団乾燥機には比較表のように3つのタイプがあります。まずは乾燥マット付きのタイプ。布団全体に満遍なく温風を当てることができるので、セットする手間はかかりますがダニ退治の効果は抜群。次にホースとアタッチメントが付いているマット無しのタイプ。準備も片付けも楽な上に、アイディア次第で幅広い用途に使えて便利です。そしてダイレクトに温風をあてるタイプですが、温風に偏りが出るのであまりおすすめできません。

ご覧のように、比較表のマット付きのタイプは掛け布団と敷布団の間に付属のマットをセットして使います。面倒ですがメリットもあり、温風が届きにくい布団の端の部分まで満遍なく乾燥させることができます。とにかくダニ対策などをきちんと布団全体までしたい場合は、面倒でもマット付きのタイプをおすすめします。その場合は布団乾燥機の対応サイズを確認しましょう。手持ちの布団のサイズに合ったものを選ぶようにしましょう。

こちらが比較表にあるマット無し（ノズル）タイプのイメージです。ノズルを掛け布団と敷布団の間に差し込むだけで使うことができるので楽な上、布団だけでなくアイディア次第で様々な用途で使い道も広がります。デメリットと言えば布団全体に温風を行き渡らせることが難しい点です。布団のサイズによっては差し込む位置を変えて2度乾燥をかけることも。このタイプは布団の対応サイズもきちんと確認して選びましょう。

布団乾燥機も、きちんとお手入れしておかないとその効果が半減してしまいます。前述した比較表にあるような仕様の違いも大事ですが、どのタイプの集塵方法なのかきちんと確認して比較した上で選ぶようにしましょう。紙パックタイプは、ごみが舞いにくく、そのまま捨てて取り換えるだけなので手間いらずです。ただ頻繁に使用する場合はランニングコストがかかりがちで、コストよりもお手入れの簡単さで選びたい人にはおすすめです。

フィルタータイプのものは、吸引力の高さが魅力です。ごみは本体内部のダストボックスに溜まっていくので、そのごみを捨てるだけでお手入れ完了できるので簡単です。なんといってもランニングコストがかからないので、こまめにごみ捨てのお手入れが苦にならないのであれば一番おすすめのタイプです。吸引力が落ちてしまうとせっかく時間をかけてダニ対策モードで使っても意味がありませんのでお手入れはきちんとしましょう。

こちらは布団乾燥機ではなく布団掃除機になりますが、集塵方法にはもう一つ「サイクロン」方式というものがあります。これは紙パックタイプとフィルタータイプの両方のメリットを併せ持っていて、ごみ捨てが非常に簡単で手間いらずな上に吸引力が落ちないという嬉しいメリットを持っています。ただ、ごみ捨ての際に紙パックタイプと比較してごみが舞いやすくなってしまいがちなので、その際はマスクをするなど注意しましょう。

ここからはメーカー別におすすめの布団乾燥機を比較していきます。この日立の最新布団乾燥機「アッとドライ」は、布団を両面から挟み込むようなノズルが特徴です。オリジナルの布団乾燥用アタッチメントを利用すると、敷き布団の下と上から温風を当てることができるので、効率良く布団全体を乾燥させることができます。布団乾燥時間は30分、ダニ対策時間は120分、ダブルサイズまでの対応で、価格は9,480円（税込）です。

日立の布団乾燥機は、年間を通しての布団乾燥機のおすすめの使い分けも紹介されています。気温や湿度によって、布団だけでなく通常の洗濯物や靴などの小物にもうまく布団乾燥機を使えば、一年中快適に過ごすことができます。特に今はダニだけでなく花粉やホコリ、PM2.5など気になるアレルゲン物質がたくさんあって話題となっています。家庭に1台は布団乾燥機を持つことを是非おすすめします！

パナソニックのふとん暖め乾燥機（マット無しタイプ）は、ノズルとホースが一体型になっていて、セットがとても簡単な嬉しい商品。脱臭機能が優れていて、ナノイーと温風で、気になる枕や枕カバーの嫌な臭い、頭皮臭を脱臭してくれるのです。布団乾燥時間は標準で60分、ダニ対策時間は布団1組あたり6時間、シングルサイズまでの対応で、価格は24,624円（税込）です。脱臭機能を重視するならパワーもあり十分おすすめです。

ただのノズルではなく、ノズルとホースを一体化した上記画像のような「すぐぽかノズル」といのが売りになっています。このノズルで布団を持ち上げて中に広い空間を作り上げ、温風を下向きで広範囲に吹き出すことで、比較表にあるマット無しタイプでも布団全体に温風を効率良く満遍なく行き渡らせてくれるので、脱臭機能だけでなくやはり満遍なく温風を当てることを重視したいなら是非おすすめの商品です。

こちらは山善の布団乾燥機です。対応する布団のサイズは、シングルまでですが、標準乾燥時間は38分とかなり短めです。ダニ対策時間は3時間。付属品は、靴用の乾燥アタッチメントが付いています。非常にコンパクトで持ち運びしやすい機種になります。ただ、こちらは他メーカーの商品と比較すると電力のパワーが少し弱めです。価格は5,912円（税込）なので、一人暮らし用で入門的に購入する分には良いかもしれません。

象印からは、ダブルファンと大きな吹出口からの大風量でパワフルに布団を乾燥してくれるスマートドライを紹介。布団以外のちょっとした小物の乾燥等にも便利なマニュアル運転の3段階の温風コースがあります。掛け布団が本体にかぶさった際には、音とランプ表示でお知らせし運転を停止してくれる機能があります。布団乾燥時間は標準120分、ダニ対策時間6時間、シングルサイズ対応で、価格は11,105円 (税込)です。

この商品は、他の商品と比較しても少し変わった形をしていて、比較表にあるようなマットどころかノズルもなく、フタを開いたらそのまま倒して上記の画像のように布団にセットして使用するタイプの布団乾燥機なのです。温風の吹き出し口の角度を自由にセットできるので、布団以外のものを乾燥させる際もとてもパワフルにこなしてくれて非常におすすめです。お手入れが楽なのも嬉しいポイントです。

三菱からはフトンクリニックという商品を紹介します。高機能なマットレスタイプより高額で、さらには面倒なマット付きですが、それでも人気の理由は「ダニ対策」です。専用の「ヒートパンチマット」を使ってダニ対策モードで運転すれば、高温でダニをしっかり退治してくれます。マット付きでも買ってよかったと大人気です。布団乾燥時間は標準で45分、ダニ対策時間は3時間、ダブルサイズまでの対応で価格は15,680（税込）です。

図のように、マットに布団をセットした上で乾燥させる手間がありますが、比較表にあるように本格的なダニ対策を自宅でできることを考えると、そんなに高い買い物ではありませんし、非常に効果があります。いちいち家族全員分の布団をクリーニングに頼んでいてはそれこそお金がかかってしまいます。ダニ対策に重点を置いてしっかりケアしたいのであればこの商品は是非おすすめです。

三菱からもう一つおすすめしたいのが、このブーツクリニックふとん乾燥機です。対応する布団のサイズはダブルまでで、布団乾燥時間は標準で45分と比較的に早めの機種です。ブーツ対応の靴乾燥アタッチメントが付いていて、熱で皮を痛めないブーツ（革靴）モードがあるのです。また、この機種は、ふとん乾燥袋が衣類乾燥袋にもなる仕様で、服の乾燥もしっかり可能です。ダニ対策時間は90分、価格は9,394円（税込）です。

この商品は、上記の画像のようにハンガーラックにその乾燥袋をセットして、ラック丸ごとすっぽりと覆った上で乾燥をかけることができます。これであれば、子どもの体育着や給食着、習い事のユニフォームなど、急ぎで乾燥させたい衣類などでいつも悩んでいる人にとっては心強い味方になる商品でおすすめです。梅雨の時期にも大活躍しそうですね！

シャープのプラズマクラスター布団乾燥機は、空気清浄機と布団乾燥機が1つになった人気の商品です。カビ菌の除去やウイルスの付着を防止するプラズマクラスターを搭載し、本来の機能だけでなく空気まで清潔にしてくれるので、子どもやペットがいる家庭にもおすすめ。キノコ型のホースアタッチメントにより布団全体に温風が届きます。乾燥時間は標準で60分、ダニ対策時間は90分、ダブルサイズ対応で価格は10,880円（税込）です。

部屋干しする際にこの商品を使うのはもちろんですが、おすすめの使い方は、クローゼットや押し入れの中にセットしてクローゼットなどの収納部屋をまるごとケアしてしまう方法です。日当たりも悪くつい湿度が高くなりがちなクローゼットも、これがあれば適度に乾燥も空気清浄もしてくれるので、１年を通して大活躍してくれること間違いありません。

アイリスオーヤマからは、コンパクトで持ち運びに便利なカラリエを紹介します。高温モードで使用すると最大65℃の温風でダニ対策にも効果を発揮してくれます。高温以外にも低温・送風の3つのモードを使い分けることが可能です。布団乾燥時間は標準で60分、ダニ対策時間は100分、ダブルサイズまで対応していて、価格は8,586（税込）です。対応サイズが大きく、ダニ対策もばっちりな点で言えばコスパも抜群でおすすめです。

このカラリエも、布団乾燥だけではなく様々な用途で大活躍してくれます。画像のように靴専用の乾燥アタッチメントも付いているので、湿度や臭いが気になる時には是非使ってみてください。そして、こちらもクローゼットや押し入れにセットして収納まるごと快適にケアすることができます。梅雨時や衣替えの時期など、効率よく衣類のケアができます。

布団乾燥機を選ぶ上で前述した比較表以外に重要なポイントは、安全機能が付いているかどうかです。小さい子どもがいる家庭、ペットがいる家庭であれば必ず確認しましょう。温度の上がり過ぎを防止してくれるものや、一定時間で電源が自動的にオフになるものなどを選ぶようにしましょう。最近のものはほとんどがタイマー式になっていますが、ダニ対策モードの際は通常モードよりも時間もかかるため、使用する際は注意が必要です。

そして、布団乾燥機を選ぶ際は収納する時のことも考えて選びましょう。自宅の収納スペースがどれくらい余裕があるか、また持ち運びすることを考えるなら重さも重要です。通販サイトで選ぶのももちろん良いのですが、実際に店頭などで手に取って、隅々までチェックして購入するようにしましょう。

いかがでしたか？今回は布団乾燥機について、比較表を使いながら各メーカーのイチオシの商品を価格なども含めて紹介してみました。乾燥時間やダニ対策モードの程度、価格など選ぶポイントが多くこれから購入を考えている人は迷うかもしれませんが、是非家電量販店などで店員さんにおすすめを聞きながら、自分に合った機種を選んでみましょう。そして一つの機種だけでなく、是非色んなメーカーの機種を見比べてみましょう。

布団乾燥機があるだけで、日頃の家事の負担もぐんと減らすことができます。自分に一体どんなタイプの布団乾燥機が合っているのかじっくりチェックして買うようにしましょう。これがあれば、年間どの季節でも快適に暮らすことができます。みなさんも是非この機会に購入を考えてみてはいかがでしょうか？