GABAというチョコの効果とは?食べ過ぎるとどうなるかも調査!
ストレスを低減する効果のあるチョコGABAを知っていますか?ストレス社会で生き抜くにはいかにストレスとうまく付き合うか?ということが重要となる現代。スポーツや趣味などで上手にストレスを発散させることができる人もいますが、中にはストレスをうまく発散できず精神的に病んでしまう場合も。そんな時代に発見されたGABAという成分を配合したストレスと戦う人におすすめのチョコがあります。そんなチョコGABAについて食べ方や効果など調査しました。
GABAチョコレートはストレスを感じる人におすすめ!
GABAというチョコレートを知っていますか?パッケージには、ストレス社会で闘うあなたにという強烈なキャッチコピーのような記載があり、発売当初は衝撃的なチョコレートでした。
ストレスは誰しもが受けているものですが、うまく発散することができず精神的に病んでしまう人が増加し、うつ状態になって会社に行くことすらできなくなったり、最悪の場合ストレスが原因で自殺してしまう人が増加し社会問題になっています。そんなストレスと戦う人たちのためのサプリメントとなる救世主として登場したのがこのGABAです。
GABAを摂取していれば完全にストレスがなくなるというわけではありませんが、ストレスを抑制する効果が確認されている成分ですので、ストレスをちょっとでも感じている人なら毎日のちょっとした合間のおやつ代わりに食べてみることをおすすめします。GABAを食べながらチョコレートの甘さと香りでほっとしたひと時を過ごすことができます。
GABAというチョコの効果を解説
GABAとは?
GABAとはGamma-Amino Butryic Acidのことで、正式にはγ(ガンマ)-アミノ酪酸というアミノ酸の一種のことで、主に哺乳類の脳の神経伝達物質の働きをする成分です。このGABAを含むチョコレートは「機能性表示食品」として販売されています。機能性表示食品とは企業が独自の研究結果によりその根拠を基に効果や安全を確認し、消費者庁長官へ届け出たもののことで、トクホ「特定保健用食品」とは異なります。
GABAの歴史
1950年に哺乳類の脳からGABAが抽出されたことによりGABAの研究が進みました。そしてGABAには神経の中でも抑制する働きのある神経伝達物質であることがわかりました。1961年にはGABAが主成分の医療用医薬品が承認され、1979年以降体内のいたるところで存在する成分であることがわかりました。GABAが一般的に知られるようになったのは1984年ごろからでテレビや雑誌などでも取り上げられるようになりました。
GABAが含まれている食品は?
私たちが普段食べているものにもGABAを多く含むものが多数あります。GABAはユーグレナ(ミドリムシ)に含まれる成分として有名ですが、ユーグレナを配合したサプリメントは高価なものが多く、長期に摂取することを考えると少し大変です。
しかし、GABAはチョコレートの原料になっているカカオや発芽玄米にも多く含まれています。特に発芽玄米は白米のおよそ4倍ものGABAを含んでいます。ほかにもかぼちゃやナスなどの野菜、キムチ・きのこ・私たち日本人がよく食べる漬物や味噌などにも含まれていることから、GABAは決して新しい特別なものではなく身近な食品成分であることがわかります。
GABAの効果:リラックス効果
人間は自律神経によって意識することなく内蔵が動き、呼吸したり食べ物を消化したりしています。この自律神経には交感神経と副交換神経があり、交感神経は興奮したり運動したり緊張したりした時などにストレスがかかると働く神経で、反対に副交感神経は心身を休め安定させる働きのある神経です。GABAはこの副交換神経を活性化させる働きがあるため、ストレスの多い現代人にとっては必要な成分の一つです。
GABAの効果:睡眠の質を上げる効果
GABAの特徴でもあるリラックス効果により睡眠の質を向上させることができます。GABAは睡眠中に脳内で生成されます。そのためGABA(チョコ)やサプリメントなどを摂取せずに自然に増やすのであれば、しっかりと睡眠をとる必要があります。しかしGABAはストレスに弱いため、日頃ストレスを強く感じている人などは睡眠中にGABAの生成があまりできず、これが積み重なることで不眠症となる可能性があります。
GABAの効果:血圧・血糖値を下げる効果
血圧が高い人がGABAを摂取すると、血圧を下げる効果があります。しかし血圧が低い人が摂取しても下がりすすぎることはありません。血圧が高い人は年々増加傾向にあり、原因としては睡眠不足や塩分の摂り過ぎ、遺伝などがあげられます。GABAは血管の収縮を短期的に抑制して血圧を降下させたり、長期的に腎臓の機能を活性化させることによる血圧の降下作用があることが確認されています。
またGABAには糖尿病患者や予備軍の人にとってうれしい「血糖値を下げる」効果があります。糖尿病患者の多くは睡眠障害を持つ人が多いことが分かっています。つまり睡眠障害こそが血糖値の異常につながる原因ということです。GABAは熟睡することで血糖値の上昇を抑える働きをみせます。このため血糖値の高い人がGABAを摂取し、睡眠をしっかりとり熟睡することで血糖値を上昇させないようにすることができるのです。
GABAの効果:美肌効果
GABAには美肌効果もあります。クラシエホールディングスの発表では、GABAには肌のターンオーバー(肌の生まれ変わり)を促進させる効果について検証し、さらに表皮では肌の水分を保持するなど肌をバリアする(守る)効果に関係していることをつきとめ、GABAを使った美肌のための商品を販売しています。この商品でのGABAは浸透うるおい成分として配合されています。
GABAを効果的に摂取するには?
GABAは体内に入ってから30分から2時間ほどで効果が現れると言われています。つまりストレスを感じそうな直前に食べるのではなく、少し早めに食べておくようにするとよいようです。またGABAは効果が現れてから2時間ほど続きますが持続はしません。そのため一日にどれくらい食べたか?というよりは適量をこまめに摂取する方が安定して効果を得られます。
グリコGABAとはどんなチョコレート?
グリコのGABAを開発することになったのは、チョコレートを食べるとほっとするという方のために、チョコレートにさらなる機能性をプラスできないか?という思いからです。GABAは2005年に発売されてからストレス社会で頑張る人や学生、主婦にまで愛され続けて現在に至ります。主に事務的な作業をする人のストレスを低減させる機能があります。そしてこの商品にはオフィスで働く人のために様々な工夫がなされています。
例えば形状は、オフィスで仕事中に口に入れている時に急に電話がかかってきた時のことなども考慮されていて、頬の奥にやっても話がしやすいように、小粒で角のない丸みを帯びた形状になりました。また机の上に落ちた時に転がってしまわないように丸ではなくサイコロのような形状にするなど細かいところまで計算されているのです。
さらにチョコレートだけではなく、机の上に置いても目立たないコンパクトなパッケージサイズや、購入しやすい値段設定など様々な点で「メンタルバランスチョコレートGABA」にはうれしい工夫がたくさん詰め込まれています。
グリコGABAのカロリーは?
グリコのGABAにはミルクとビター、期間限定(夏季)の塩ミルクがあります。いずれも1袋51g入りで、1袋に23粒(目安)入っています。1袋あたりのカロリーはミルクが290キロカロリー、ビターが289キロカロリー、塩ミルクが239キロカロリーですので、1粒あたり約12キロカロリーほどになります。ただし、このカロリーはGABAという成分のカロリーではなくほぼチョコレートのカロリーになります。
GABA自体のカロリーはDHCが販売しているサプリメントを参考にすると、1日分の目安である1粒397mgあたりのカロリーが1.3キロカロリーであることから、1日の摂取量の目安の100mgで計算するとカロリーはその半分の0.65キロカロリーになります。このサプリメントにはほかにも数種類の成分が配合されていますので、GABAだけのカロリーはもう少し低い計算になります。
グリコGABAの販売店と値段について
グリコのGABAを販売している店は多く、コンビニやスーパー、ドラッグストアやインターネットでも購入することができます。1袋51gの袋入りタイプの値段は、メーカー希望小売価格税込162円ですが、九州を中心に店舗を拡大しているドラッグストア「コスモス」では税込で158円というお得な値段で販売されています。さらに全国に約750店舗ある「マックスバリュ」では税込159円でコスモスより1円高い値段で販売されています。
ネットで販売されている値段を調べてみると、送料の問題からセット販売が目立ち、20袋セットでの値段は安いところで税込3,564円ですが、送料(地域により異なる)がかかってしまうため、商品自体の値段ではお得になっていますが、送料込の値段で計算するとやはり店頭で直接購入する方がお得です。しかし長期的に摂取する場合はまとめての購入で送料無料になるショップもありますので検討する余地はありそうです。
値段はここで調べた以外にもセールや特価販売されている場合がありますので、あくまでも平均的に販売されている値段と考えておいてください。毎日が安心価格の値札のあるスーパーでは税込み127円という低価格で販売されているという写真をアップされている方もいらっしゃいます。みなさんの近所のお店ではもっと安い値段で販売しているかもしれませんので探してみてください。
GABAチョコレートを食べすぎるとどうなる?
グリコGABAの摂取量の目安は?
GABAの1日あたりの摂取量の目安は30mg~100mgです。公式サイトによると100gあたり280mgのGABAが配合されているとのことですので、1粒あたり約6mgのGABAを摂取することができます。商品の裏側には1日の摂取量の目安は5粒(約30mg)と記載されています。
GABAに副作用はある?
GABAを食べ過ぎた場合、動悸や息切れなど呼吸の乱れが怒ったり、体中にピリピリとした痛みを感じるといった副作用が報告されています。また唇に痙攣が起きたり、顔が紅潮するなどの症状もあるそうです。人によっては食べ過ぎていなくてもこれらの症状が現れる場合もありますので、1日の摂取量を守るようにしましょう。
グリコGABAの食べすぎは糖と脂肪の過剰摂取になる
GABAの食べ過ぎによる問題は副作用だけではなく、チョコレートを食べ過ぎたときと同様にカロリーや脂質、糖質の摂り過ぎになってしまう問題もあります。チョコレートを食べ過ぎると血糖値が不安定になりチョコレート依存症になる可能性があります。チョコレートなど糖質を多く含むものを食べ過ぎると血糖値が上昇しますがすぐに急降下するため血糖値をあげようと再び食べてしまうようになり、中毒性がある食べ物でもあります。
またチョコレートの原料でもあるカカオ豆のココアバターは適量を摂取する分には健康に良い食品ですが、あくまでも脂質ですので、カロリーも高く食べ過ぎはよくありません。脂質を食べ過ぎている日本人は年々増えていてメタボリックシンドロームの原因となっているという報告もあります。
GABAはストレスに効果的だが食べすぎには注意しよう
ストレス社会を生き抜くアイテム
最近あちこちで目にするようになった成分GABAは、脳内で生成され睡眠の質を上げる効果があります。普段からストレスにさらされている人で特にデスクワークの人で寝つきの悪い人は、積極的にGABAチョコレートやサプリメントでGABAを摂取するよう心がけましょう。そのためにもグリコのGABAは食べやすくおすすめのアイテムです。
GABA=睡眠といっても過言でないほどGABAと睡眠の関係は深く、睡眠で悩んでいる人や眠りの浅い人、しっかり寝たと思っているのに疲れが取れない人などはぜひ日々の生活に取り入れてみてください。ストレスや睡眠についての効果や口コミは多数のサイトでも取り上げられています。
食べ過ぎは注意!
グリコのGABAは成分にばかり注目してしまいがちですが、チョコであることに違いはありません。チョコの食べ過ぎはダイエット中や糖尿病など糖質を制限している人は注意が必要です。またGABAの食べ過ぎは副作用が確認されていますので、1日の摂取量の目安を守って食べるようにします。またGABAはほかの食べ物にも含まれている成分ですので、GABAだけを食べ過ぎるのではなく、ほかの食品からの摂取も心がけましょう。
グリコのGABAは127円(ここで分かっている範囲の最安値)~とお手頃な値段で販売されています。1日に目安の5粒で計算すると月曜~金曜までの5日分(1日4~5粒)です。平日勤務されている場合だと5日分が158円~162円(メーカー希望小売価格税込)という値段で購入できるためお求めやすく、目安を守って食べるようにすれば食べ過ぎの予防にもつながります。
適量の摂取でGABAの力を活かす
トップアスリートも最高のパフォーマンスのために摂取している成分であるGABAを、不足しないように日々の食事やグリコのGABAなどGABAを配合した食品を適量摂取してしっかりと睡眠をとる習慣をつけ、GABAのストレスに負けない身体づくりを心がけましょう。GABAは日常的なストレスからあなたを守ります。