2018年06月29日公開
2024年07月21日更新
紅茶の種類一覧!人気フレーバーの特徴や味の違い・選び方を紹介
紅茶はコーヒー同様に多くの人に楽しまれている飲み物で、日本でも多くの種類の紅茶を楽しむことが出来ます。紅茶は多くの種類がありますが、一体紅茶にはどのような種類があるのか知っていますか?今回の記事では、紅茶の種類一覧と人気フレーバーの特徴、味の違いや選び方について詳しく紹介していきます。お気に入りの紅茶について知りたいという人も、新たなお気に入りの紅茶を探したいという人も紅茶の種類一覧を参考にしてみてください。
目次
紅茶の種類に詳しくなろう!
皆さんは、紅茶は好きでしょうか?最近では、コンビニでも気軽に挽きたてのコーヒーが買えるようになり、ますます身近となったコーヒーですが、銅茶も同様に気軽に買えるようになり、手軽に楽しみたい、という方から本格的に紅茶を味わいたい、という方まで様々な人に愛され続けています。
紅茶はコーヒー同様に多くの人に愛されている飲み物で、とても身近な飲み物の一つでもあります。この記事を読んでいる方の中にも、お気に入りノン紅茶の種類があるという方はきっと多いのではないでしょうか?コーヒーにもキリマンジャロやモカなど、たくさんの種類がありますが同じく紅茶にも沢山の種類がありそれぞれに異なった味わいや特徴を味わうことが出来ます。
紅茶の種類は数え切れないほどある!
ダージリンティーやセイロンティーなど、あまり紅茶を飲まないという人でもこれらの紅茶の種類の名前を聞いたことはあるでしょう。紅茶に種類がたくさんあるという事は何となく知っていても、どれくらい多くの種類があるか考えたことはあるでしょうか。実は紅茶の種類はとても多くの数があり、数えきれないほどの種類があるのです。産地も色々な国があり、それぞれに異なった特徴を持っています。
そして、その種類が持つ特徴によってレモンティー向きの物であったり、ミルクティー向きの紅茶の種類であったりするのです。それでは、種類によって味わいも全く違う、紅茶の種類にはどのような物があるのか、一覧で見ていきましょう。
世界三大紅茶について
紅茶の種類を一覧で紹介する前に、世界三大紅茶について紹介していきましょう。沢山の種類がある紅茶ですが、その中でも特に世界三大紅茶と呼ばれる紅茶の種類が存在します。その世界三大紅茶とは、インドのダージリン、スリランカのウバ、そして中国のキーマンとなっています。この世界三大紅茶と呼ばれる紅茶は一体どのような特徴を持った種類の紅茶なのか、順番に見ていきましょう。
まずは、インドの紅茶であるダージリンについて紹介します。ダージリンの原産地はインド北東部にある、ダージリン地方という場所です。ダージリンという紅茶は有名な種類であり、目にする機会も多い紅茶なので名前を聞いたことがある方や、飲んだことがあるという人は多いかと思います。ダージリンという種類は、香りを楽しむという楽しみ方がある紅茶の中でも特に香りが重視される紅茶であるとされています。
ダージリンティーは、その良い香りという特徴を楽しむため、ミルクなどを入れずにストレートティーとして楽しまれる場合が多いようです。ダージリンティーの水色は薄めなのですが、格別に良い香りを楽しむことが出来、「紅茶のシャンパン」とも称されています。ダージリンの独特で良い香りが生まれるのは、産地である高地の、昼夜の寒暖差で発生する霧が条件であるそうです。
生産期は3月から11月となっていますが、シーズンによって味も香りも大きく異なったダージリンとなるそうです。さらに、ダージリンは収穫時期によって違った名前を持ち、3月~4月に摘まれたものをファーストフラッシュ、5月~6月に摘まれたものをセカンドフラッシュ、10月~11月に摘まれたものをオータムナルと呼ぶそうです。最も耳にする機会が多いのが、セカンドフラッシュではないでしょうか。
ファーストフラッシュは茶樹が柔らかい新芽で一斉に覆われた時期の茶葉であり、この時期の収穫量は少ないために価格はとても高くなっています。カップの水色は薄いオレンジ色となっており、新芽らしい若々しい風味を味わうことが出来るのですが、ただ若々しいだけではなく力強い香味も感じることが出来ます。その香味を味わうために、ファーストフラッシュはストレートティーで味わうことが多いようです。
続いてセカンドフラッシュは、ファーストフラッシュの後に収穫される茶花だけあって、ファーストフラッシュよりはしっかりとした茶葉となり、加工されると色も茶褐色となります。味や香りが最も充実している時期であり、最高級品とされています。カップの水色は明るめのオレンジとなっており、ほどよいコクを感じることも出来るという特徴を持っています。
ダージリンティーのセカンドフラッシュは、マスカットのような香りを感じることから、「マスカット・フレーバー」とも呼ばれ爽やかな香りを楽しめます。セカンドフラッシュを楽しむときには、ストレートティーでダージリンの香りを十分に味わいましょう。
オータムナルはセカンドフラッシュよりもまだ後に摘まれるダージリンの事を指します。オータムナルともなると味は渋みも加わり、茶葉も厚くしっかりとして来るという特徴を持っています。カップの水色も濃いめの物になり、オータムナルを楽しむときはミルクティーで味わうのが良いでしょう。
続いては、スリランカのウバについて紹介していきましょう。ウバはスリランカのセイロン島南東部が原産地となっている種類の紅茶です。乳母のカップの水色はオレンジ系の深い赤色となっており、薔薇やすずらんなどの花にも似たはなやかで、甘い香りを楽しむことが出来る種類です。甘い香りの紅茶となっているのですが、タンニンの含有量がやや多めとなっており、強い渋みを感じるという特徴もあります。
ウバ茶をカップに注いだ時、水色が美しいためにカップの内側に出来る金色の光は、「ゴールデンリング」とも呼ばれています。ゴールデンリングを楽しむためにストレートティーで飲むことが勧められていますが、強い渋みがあるという特徴を持つ紅茶の種類なので、ウバ茶はミルクティーで楽しむのも良いでしょう。
続いては、中国のキーマンについて紹介していきます。キーマンという紅茶の種類は発酵度数がとても高くなっており、蘭やばらにも例えれるほど甘い香りを楽しむことが出来る紅茶です。キームンや、キー門とも呼ばれたりしています。キーマンという紅茶は、ダージリンやウバに比べてそれほど馴染みがある紅茶では無いかもしれません。生産時期が4ヶ月ほど短く、摘まれる量もごく少量となっています。
中でも8月に摘まれるものは最高級品と呼ばれるものがあり、おどろくほどの高値が付くこともあるそうです。蘭やバラなどの花のような香りを楽しむことが出来る他、独特のスモーキーフレーバーを楽しむことが出来るのもキーマンの特徴の一つでしょう。葉の色は黒っぽいのですが、カップの水色は明るい色で、ストレートで飲むのがおすすめだそうです。
紅茶の種類を一覧紹介
それでは、世界三大紅茶を紹介したところで、紅茶の種類を一覧で紹介していきましょう。数がたくさんあるので、全てを紹介しきるのは無理ですが、いくつかをジャンルに分けて一覧で紹介していきます。まずは、インドが産地である紅茶から一覧で紹介していきます。インドが産地である紅茶は、ドアーズ、アッサム、オレンジペコ、ニルギリ、ダージリン、シッキムなどです。
聞いたことのない種類も多いかと思いますが、ダージリンを始めとしてアッサム、オレンジペコなどは聞いたことがある人も多いでしょう。オレンジペコとは、オレンジと名についていますがオレンジ味のフレーバーティーの事ではありません。
オレンジペコとは紅茶の等級の名前であり、喫茶店などで「オレンジペコを下さい」と言ってもお店の人が困ってしまうので気を付けましょう。オレンジについてもペコについても、用語の起源となる決定的な説は無いのですが、リプトンの創始者であるトーマス・リプトンが考案させたと言われています。
続いては、セイロンが産地の紅茶一覧です。セイロンが産地の紅茶は、イングリッシュブレンド、オレンジペコ、ルフナ、ディンブラ、ウバ、ヌワラエリヤなどです。ルフナティーなどは最近日本でも見かける機会が増えてきたので、目にしたことがあるという人もいるでしょう。ディンブラやヌワラエリヤは実はとても身近な紅茶の種類であり、午後の紅茶のストレートティーや、レモンティーにも使用されている種類です。
続いては、ケニアが産地となっている紅茶の一覧を見ていきましょう。ケニアが産地の紅茶の種類は、ケニア、イングリッシュブレンドなどです。ケニア紅茶は、適度なコクと香りを楽しむことが出来る紅茶となっており、バランスの良い紅茶です。
渋みは強めという特徴を持っているのですが、飲みやすい紅茶の種類となっています。生産されたケニア紅茶のほとんどがティーバッグ用の茶葉として使用されているようなので、もしかすると、知らないうちにケニア紅茶を飲んでいるのかもしれません。
紅茶の人気フレーバーと特徴を調査
紅茶の種類を一覧で紹介しましたが、続いて紅茶の人気フレーバーと特徴を調査していきましょう。フレーバーティーもとても種類が多く、お店などに行くとティーバッグなどでも多くの種類が並んでいるのを目にしたことがあるかと思います。それでは、人気のフレーバーティーについて詳しく見ていきましょう!
フレーバーティーとは?
まず最初にフレーバーティーとは何なのか、について改めて説明します。フレーバーティーとは、別名着紅茶とも呼ばれ、産地などで分類した紅茶の種類ではなく、その字の通り紅茶や緑茶などに、香料や花びらなどの香りをつけた飲み物の事です。最近では、花などだけではなくキャラメルフレーバーなども人気です。
1番人気はアールグレイ
フレーバーティーの中でも一番人気となっているのが、やはりアールグレイでしょう。アールグレイは紅茶にベルモットの香りをつけた紅茶の事を指します。アールグレイはあまりに有名ですし、ダージリンやアッサムなどと並んで売られている場合も多いので紅茶の産地の名前であると思ってしまう方も多いのですが、アールグレイとは種類ではなく風味を付けた紅茶の事なので、これは間違いなのです。
産地で無いのなら、アールグレイという名前は一体何なのかというと、これは人名です。アールという単語には「伯爵」という意味があり、グレイというのはそのまま人の名前です。アールグレイとは、グレイ伯爵の名前がそのまま付けられて名前なのです。なおベルモットを付ける紅茶の種類には、タンニンが少ない種類である中国茶や、セイロンティーが良く使われるようです。
フルーツフレーバーならアップルやオレンジ
フレーバーティーの中でもフルーツフレーバーなら、アップルやオレンジがおすすめです。一番人気があるのは、やはりアップルティーでしょうか。紅茶の渋みと、アップルの酸味とが調和した人気の高いフレーバーティーです。癖もなく、爽やかな香りから誰からも好まれるところも人気の理由でしょう。そしてフレーバーティーと言えば、アップルティーと並んでオレンジティーも人気の種類です。
オレンジティーはオレンジの香料を付けて売られている物もありますが、好きな紅茶にオレンジの輪切りを浮かべて楽しむ、という方も多いのではないでしょうか。オレンジのフレッシュ感が楽しめる上に、レモンほど酸味が強くなく、アップル同様にオレンジの酸味が紅茶との渋みと相性抜群で香りが更に良くなり美味しく頂けるフレーバーティーとなっています。
アジアン系ならローズやジャスミン
アジアン系のフレーバーティーを楽しむのなら、花の香りが楽しめる、ローズティーやジャスミンティーもおすすめです。ローズティはバラの上品な香りが楽しめるフレーバーティーで、香りをかいでいるだけでも気持ちが落ち着いてきます。見た目もまるで薔薇の様に赤く、美しい色を楽しむことが出来ます。さらに、ローズティは香りや見た目が良いだけでなく、解毒作用や、美白、美肌効果もあるようで体にも良いそうです。
ジャスミンティーは、ペットボトル飲料でも売られている割と身近なフレーバーティーです。ジャスミンティーも香りがよく、色は紅茶としては薄めで落ち着いた印象を与えてくれます。ジャスミン茶にも体に嬉しい作用があり、口臭の改善効果や胃腸を整えてくれる効果が期待出来るそうです。香り成分にはリラック効果のある成分が含まれているので、リラックスしたい時の一杯におすすめのフレーバーティーです。
甘いキャラメルやバニラフレーバーも人気
甘い香りを楽しみたいのなら、キャラメルフレーバーやバニラフレーバーの紅茶を楽しんでみましょう。キャラメルティーはそのままでも甘い香りを楽しむことが出来、ストレートティーでも十分にキャラメル感を楽しむことが出来ます。ミルクと砂糖をたっぷり入れて、ミルクティーで楽しむのも更に甘さが楽しめておすすめで、ホイップクリームとも相性は抜群です。
バニラティーも甘い香りを楽しむことが出来るフレーバーティーで、チャイティーなどにすると本格的な味わいを楽しむことが出来そうです。バニラティーとして発売されている物ではなく、自分の好きな紅茶の茶葉でバニラティーを楽しみたいという場合にも、バニラエッセンスを加えれば簡単に作ることが出来るという点も魅力です。
知ると楽しい紅茶の選び方
ミルクティーを楽しむならこの紅茶
先ほども少し紹介しましたが、紅茶にはたくさんの種類があり、ストレートティーが向いている種類やミルクティーが向いている種類など様々です。ミルクティーを楽しむのに向いているとされている茶葉を一覧にすると、アッサム、ディンブラ、ウバ、キャラメルティー、アールグレイなどです。甘さを求めるのならキャラメルティー、オリエンタルな香りを楽しみたいのならアールグレイ、と同じミルクティーでも味わいは様々です。
レモンティーを楽しむならこの紅茶
レモンティーを楽しむのに適しているとされている紅茶の一覧は、ディンブラ、ニルギリ、ケニア紅茶などです。癖も少なく、口当たりも良いニルギリは、レモンティーとして楽しむときの種類として向いているそうです。
ストレートで楽しむならこの紅茶
そしてストレートティーを楽しむのに適しているとされている紅茶の一覧は、ダージリン、ウバ、ディンブラ、ピュアダージリンなどです。ストレートは紅茶の香りをそのまま楽しむスタイルなので、香りのよいダージリンなどが適しているという訳です。
贈り物にもぴったりな人気の紅茶ブランド
優雅な時間を楽しむことが出来、おしゃれな缶などに入っている事も多い人気ブランドの紅茶は、贈り物としてもピッタリです。お世話になった人などへのプレゼントに、美味しい紅茶を贈ってみてはいかがでしょうか?
イギリス随一のブランド「ハロッズ」
まず最初に紹介するのは、イギリス随一のブランドとされる、「ハロッズ」です。ハロッズとは紅茶商からスタートした、イギリスの高級百貨店の事です。高級百貨店として有名なハロッズですが、始まりが紅茶であったため今でも紅茶はハロッズのとても重要な商品となっています。おすすめは「イングリッシュブレックファスト」で、「ナンバーフォーティーン」といえば通じてしまうそうです。
なぜナンバーフォーティーンなのかというと、ハロッズの前を通るバスの番号が14だったからだそうで、現在でも14番のバスはハロッズの前と通っていくそうです。発売当初から受け継がれているブレンドを楽しむことができ、パンチの強い味わいはミルクティーで味わうのがおすすめです。
フランスの高級紅茶「ダマンフレール」
続いて紹介するのは、フランスの高級紅茶であるダマンフレールです。フランスの紅茶の老舗ブランドであるダマンフレールは、大阪の高島屋などでティーサロンを開設しているそうです。
ダマンフレールでの人気の定番紅茶は、イギリス紅茶として有名なアールグレイティーをフランス風にアレンジした、「グールース」という紅茶なのだそうです。柔らかい柑橘系のフレーバーが楽しめる、爽やかで飲みやすい紅茶になっています。ホットはもちろん、アイスで楽しんでも美味しくいただけるそうです。
イギリス王室御用達「フォートナム & メイソン」
続いて紹介する紅茶は、イギリス王室も御用達という紅茶、「フォートナム&メイソン」です。英国王室だけでなく、英国軍の御用達でもあるフォートナム&メイソンは、旅行者用のメニューに、とスコッチエッグを考案したメーカーとしても有名です。フォートナム&メイソンの紅茶の茶葉はグリーンカラーの可愛らしい資格の箱に入っており、プレゼントとして贈ると喜ばれそうです。
茶葉だけでなくティーバッグタイプの物も発売しているので、少し面倒くさがりだけど紅茶が好きだ、という方に贈る時はこちらも良いかもしれません。焼き菓子やジャム、ギフトタイプの詰め合わせも発売されていますので、焼き菓子と茶葉、というようにしてセットで贈るのも喜んでもらえそうです。
美味しい紅茶でリッチな気分になろう!
いかがでしょうか?紅茶にはたくさんの種類があり、その種類の一覧と、それぞれに異なった特徴があるという事を紹介してきました。それぞれ特徴によってストレートティーで楽しむのに向いていたり、ミルクティーで楽しむのが向いていたり、と味わい方も様々です。新しい紅茶の茶葉に挑戦する際は、どういった味わい方が向いているのか調べてみるとより楽しめるのではないでしょうか。
フレーバーティーにも様々な種類があり、落ち着いた気分になりたい時や、甘い香り、華やかな雰囲気を楽しみたい時などにも最適です。お世話になった方に紅茶を送ってみるのもおしゃれで喜ばれる事でしょう。紅茶の種類を知って、美味しい紅茶をより楽しんでみてください。