柿酢の効能効果と飲み方は?作り方や使い方・おすすめ商品も紹介

近年、柿酢の効果効能の優秀さが各メディアで取り上げられてから、家庭でも柿酢を作る人が増えているようです。柿酢には、大きく分けて2種類の製法があり、きちんと見分けなければ柿酢の効果効能が得られないものもあります。そんな柿酢の上手な使い方や飲み方、料理としての柿酢の使い方、またその効果効能や、市販の柿酢でおすすめの商品など、柿酢商品の見分け方も含め、柿酢について掘り下げて紹介したいと思います。

柿酢の効能効果と飲み方は?作り方や使い方・おすすめ商品も紹介のイメージ

目次

  1. 1柿酢の効果がすごい!
  2. 2柿酢とは
  3. 3柿酢の効果や効能
  4. 4柿酢の作り方
  5. 5柿酢の飲み方や使い方
  6. 6柿酢を市販で買う場合のおすすめ商品
  7. 7柿酢を飲んで健康をサポートしよう!

柿酢の効果がすごい!

柿の栄養成分と、酢の栄養成分の二つの健康効果が得られる柿酢は、大変優秀な栄養の宝庫と言えます。柿は古くから実だけでなく、ヘタも葉も全てを薬としても利用されてきました。柿が赤くなれば医者が青くなるという言葉もあるように、柿の効果効能は大変優れれているのです。

柿には、ビタミンCやポリフェノール、シブオールなど豊富な栄養素が含まれています。特に、ポリフェノールはブドウの5倍も含まれ、ビタミンCはミカンの2倍含まれています。近年では、柿酢の健康効果や美容効果に注目が集まり、家庭でも手作りの柿酢が作られているようです。

柿の効果効能

柿の栄養素であるカリウムは、塩分の排泄に効果がることから多くの効能があります。また、ビタミンAとCですが、ビタミンCに関しては柿一個で一日分の量を賄えるほど含まれており、老化防止などの効能があります。そして二日酔いにも効果があるとして知られている柿は、お酒の席で出されることが良くあります。

驚くことに柿の葉には、ビタミンCがみかんの30倍も含まれているそうで、日本では柿の葉寿司や柿の葉茶として利用されていることで有名です。

酢の効果効能

酢には、食欲増進・殺菌効果・ストレスの緩和・疲労回復・高血圧の改善効果・血液をサラサラにする効果・ダイエット効果・便秘解消の効果・美肌効果など、酢だけでもこれだけの効果があります。細かく説明すればもっと多くの効果効能があるのです。そんな酢と、効果効能の多い柿のダブルパワーを持つ柿酢が、どれほどの健康食品か想像がつくことでしょう。

見直されてきた手作り無添加食品

酢は買うものだという感覚の人が多いことと思いますが、昔は家庭で様々な果物をアルコールに浸けて、果実酒にしたり、果実酢にしたりしていました。一度に沢山採れてしまい保存が利かな果物を一年中食べられるようにした知恵なのです。梅干しも昔は各家庭で漬けられていましたし、漬物も家庭で漬けられていました。

高度成長期のころから日本が裕福になり、輸入食品も沢山入ってくるようになり、飽食の状態が長く続いています。更に女性の社会進出により、家庭で手作りする時間が減っているのも事実です。しかし、近年では食事の改善により健康維持をしようという志向が徐々に広がり、添加物の無い食材選びや、手作りできるものは作りたい人が増えてきているようです。

食生活の大切さを知り、旬の野菜や果物を旬の安くて栄養価の高い時期に購入し、果実酒や果実酢、野菜のピクルスなど沢山の手作りの保存食が見直されてきています。

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柿酢とは

天然の恵みの果物と呼ばれてきた柿を使って、作られるお酢のことを柿酢と言いますが、中でも渋柿の効果が非常に大きいそうです。昔ながらの柿酢の醸造方法は、水も使わず柿の水分だけで醸造されます。ゆっくりと時間と手間をかけ、熟成された柿酢には驚くほどの効果効能があります。柿酢のカリウムは、他の酢と比べ何倍も多く含まれているのも特徴の一つです。

柿酢の効果効能の代表的な成分は、タンニンです。ポリフェノールの一種であるタンニンの効果は心臓病にも効能があり、期待されている成分です。料理などにも使えますが、健康効果を得るために毎日飲む栄養ドリンクと言えます。

柿酢には、酢の柿の実を浸けたものと、柿の実そのものを醸造して酢に変化させたものの2種類があります。両方とも栄養価は高いですが、醸造・熟成された方の柿酢はかなり栄養価の高い酢です。柿の甘味があるため普通の酢よりも甘くて飲みやすくなっています。

柿酢の効果や効能

強力な抗酸化作用でアンチエイジング効果

アンチエイジング効果を得るのに良いとされるものが、カラフルな野菜や果物・ナッツなどの種子・発酵食品・酸っぱいものという4つのキーワードがポイントとなります。このうちの、カラフルな野菜や果物である柿と、すっぱいものである酢、そして柿酢は発酵食品でもあり4つのうち3つを満たしています。

柿にはビタミンC、βカロチン、βクリプトキサンチン、タンニンと抗酸化作用のある栄養素が多く含まれています。これらの栄養素は活性酸素を除去する働きがあり、体が錆びつく原因を取り除いてくれる優秀なアンチエイジング食材です。さらに、柿の食物繊維であるペクチンに、整腸作用があり腸内環境が整うことでもアンチエイジング効果が得られます。

酢のクエン酸により、体内の酸性物質が分解され体をアルカリ性に傾けてくれることにより、体の調子を整えてくれます。また酢の血流を良くする作用により、毛細血管にまで栄養素が十分に運ばれ、肌や髪の毛まで栄養が行き渡ったり、冷えの解消や体温の上昇によりアンチエイジング効果を得ることができます。

カリウムはむくみや二日酔いに効果的

柿酢に含まれるカリウムは、黒酢の3倍ほどあります。カリウムの効能を得たい場合は、黒酢を飲むよりも柿酢を飲むことをおすすめします。カリウムは、人の体内の細胞内に200gほど含まれています。細胞外液に塩分が含まれており、細胞の浸透圧により水分と塩分の濃度を調整しています。

このカリウムとナトリウム(塩分)の相互に働く浸透圧によって、余分な水分が体外に排出されるので、むくみの解消に役立ちます。また体内に吸収されたカリウムが、全身の組織に運ばれ、余分なカリウムは腎臓の働きにより体外に排泄されます。血中のカリウムの濃度が低いと腎臓でカリウムが再吸収され調節されます。

腎臓にあるカリウムは、ナトリウム(塩分)の再吸収を抑えてくれ、尿として排泄することを促してくれます。その作用により、血圧を下げる効能があるのです。

柿酢の二日酔い防止の効果に働きかける成分は、シブオール(タンニン)・カタラーゼ・ビタミンCなどで、シブオールはアルコールの吸収を阻害する役割をします。カタラーゼは二日酔いの原因の一つであるアセトアルデヒドを分解する作用があります。また、柿酢のクエン酸は弱った胃の保護をします。

そしてビタミンCがアセトアルデヒドを分解する酵素であるカタラーゼを活性化する働きをすることにより、それぞれの相乗効果が働き、強力な二日酔い防止の効果を発揮してくれるのです。

ワインの60倍のポリフェノールで血液サラサラ

柿酢のポリフェノールは、実にワインの60倍も含まれており血液をサラサラにする効果や、コレステロールを分解することにより、動脈硬化や脳梗塞の予防の効能があります。

フラボノイドの肥満防止効果

フラボノイドとは野菜や果物など植物が含む色素成分のことです。別名ビタミンPとも呼ばれます。このフラボノイドは抗酸化作用が強く血管を強くする効果もあります。フラボノイドにはいくつか種類があり、果物の皮などに含まれるフラボノールやアントシアニン・玉ねぎやパセリに含まれるケルセチン・ブロッコリーに含まれるカテキン・大豆イソフラボンなどです。

脂肪過多の食事が多いフランス人に動脈硬化や心臓病の人が少ない要因は、赤ワインのアントシアニンの効果だと考えられています。日本人は、味噌や豆腐などの大豆食品を多く摂取していますし、緑茶を飲む習慣もあります。フラボノイドは水溶性ですので、短時間しか体内に留まっておらず、毎食摂取するのが好ましいとされています。

毎食野菜を食べるのが難しい状況においては、柿酢を一日3回飲むことで、フラボノイドが常に体内にある状況を作ることが可能です。フラボノイドの効果は、肥満の予防に限らず生活習慣病を予防する作用があり、心血管疾患やがんの発症も減少させてくれます。

食後の血糖値の上昇を緩やかにし糖尿病の改善のための飲み方

食事の初めに柿酢を食前酒などとしての使い方をすると、食欲増進になりますが、それ以上に効果が高いのが、食後の血糖値の上昇を抑えてくれる働きがあるのです。血糖値の急激な上昇は、肥満の原因となるだけではすまず、糖尿病のリスクを高めてしまいます。食前もしくは食事中に柿酢を取り入れると、糖尿病の改善と予防に効果がみられます。

高血圧の改善を目的とした飲み方

血圧を上昇させるホルモンを抑制する作用のある酢酸が、柿酢には含まれています。ですから高血圧の改善を柿酢を飲むことで出来るのです。飲み方は、大さじ1杯~2杯の柿酢を毎日飲むだけです。勿論、原液ではなく何かで割った飲み方をしてください。飲み始めて2週間ほどで血圧が下がり始めます。そして6週目には正常値くらいの血圧にまで改善するそうです。

この研究結果では、最大血圧も最小血圧も同様に下がり、正常な血圧になったようです。そこで、疑問になるのが血圧の低い人が柿酢を飲むと更に低くなるのでは?という心配です。血圧の正常な人も血圧の低い人も、柿酢を飲んで血圧が下がり過ぎたという結果にはならないそうですので、安心して使ってください。

ただし、高血圧の改善を目的とした飲み方で効果を得たい場合は、柿酢を飲み続けなければいけません。柿酢は飲み方をきちんと守っていれば、毎日飲んでも害になることはありません。柿酢を飲むことを習慣にできるような飲み方さえできれば、持続して健康効果が得続けられるのです。

それから、高血圧の人は比較的塩分を採り過ぎている傾向にあります。塩分の取り過ぎから高血圧を招くことは、広く知られていることでしょう。料理をする際の減塩に、酢は効果的な使い方と言えます。あらゆる料理に柿酢をプラスして、塩分控えめの食事でも物足りなさを感じないので、ストレスなく続けられる減塩としての使い方です。

毎日同じ飲み方で柿酢を取り入れるのが難しい人には、料理に使うのも一つの方法です。また、柿酢は水で割るだけでなく、色々な飲み方がありますので、この後に柿酢の様々な飲み方も紹介をしておきますので、自分に合った飲み方を見つける参考にしてみてください。

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柿酢の作り方

柿酢の作り方は、比較的簡単で早くできます。プロが作る醸造タイプの柿酢は、手間と技術がいりますが、家庭でも簡単に作れる方の作り方を紹介したいと思います。まず柿を漬ける容器は、煮沸消毒しておいてください。もしくは、アルコールで綺麗に拭いて消毒してください。柿3㎏は出来れば無農薬の物を購入しましょう。

折角手作りで柿酢を作るのですから、添加物が入りません。ここで農薬の使われた柿を使ってしまっては、非常に勿体ないです。完全無農薬・無添加の柿酢を作りましょう。次に水0.7~1.4L、ドライイースト小さじ1、米酢40~45mL、目の細かいネットを用意します。柿は軽く洗う程度でかまいません。

柿の表面には酢酸が付いているので、この酢酸によって発酵がすすみます。酢酸が落ちない程度洗ってください。ヘタは、切り落としておいてください。容器に柿を入れていきますが、熟していれば、ざっくりと切って入れればいいですが、まだ固めの柿の時にはミキサーなどで軽く潰してから入れてください。

柿を入れたら水を入れましょう。そして、ドライイーストを加えて全体が混ざり合うように、ゆっくりとかき混ぜます。混ざったら容器の口に、用意したネットを虫よけの為に被せます。25~28℃くらいの涼しい場所で直射日光の当たらない場所に置いて発酵させます。一日くらいで泡が出てきます。1週間もすれば泡が少なくなってきますので、ザルで濾してください。

細かい目のザルで濾し、原液は瓶の容器に戻します。そこへ、米酢を加えて再度ネットを被せます。次は2回目の発酵です。35~40度の場所に置き発酵させます。20日~1ヵ月くらいしたら柿酢の完成です。柿酢の表面に膜ができますが、その膜が薄ければ成功している証拠です。もし厚い場合は失敗しているかもしれません。臭いをかいで、腐敗臭がしたら捨てましょう。

発酵が上手くいき柿酢が出来たら、さらし布で濾します。濾したら柿酢を容器に戻し、70℃くらいのお湯で10分間容器ごと湯せんします。終わったら冷まして、蓋をしてから1週間~1ヵ月熟成させます。

柿酢を上手に作るポイント

柿を仕込んで発酵が進み、柿が柔らかくなったら潰しましょう。潰すことにより、酵母菌と触れる面が大きくなるのでより良い発酵状態になりやすいでしょう。また、注意点としてむやみに蓋を開けないことです。意図せずカビ菌や虫、ゴミなどが入ってしまい腐敗の原因となってしまいます。

発酵が進んでくると、二酸化炭素が発生します。たまにガス抜きのために少しだけ蓋を開けてガスを抜きましょう。発酵させる段階での温度は、カビなどの菌にとっても環境のよい状態になりますので、白カビが生えるのは良く見られることです。この白カビを過剰に気にしてラップで密閉してしまったりすると、上手く発酵が進みません。

柿酢作り時に多いトラブルと解消法

柿酢は、発酵させて作りますので普段あまり経験のないことでしょう。ですから、想像できない状況が起こっても、どう対処したらいいかわからず、捨ててしまうこともあるでしょう。捨てなければいけない状況なのか、もしくは対処すれば問題がない状況なのかを判断できるために、最低限の知識を持っておきましょう。

柿酢の製造工程ではカビが生えたり、膜が生えてしまったり、ゼリー状のものが出来たりと様々なトラブルが起きる可能性があります。それぞれの理由と対処法を説明したいと思います。

柿酢に白い膜が生える

柿酢を作る過程で、醗酵中に柿酢の表面に白い膜のようなものが発生することがあります。カビが生えたのかと思ってしまうでしょうが、これはカビではなく発酵菌というものです。発酵を促すのに大切な酵母菌ですので、柿酢に混ぜても大丈夫です。

柿酢に赤・青・黒のカビが生える

このような色のカビは残念ながら、全て腐敗菌です。柿酢の中にカビ菌が入り込んで出来てしまったとても繁殖力の強い腐敗菌ですので、柿酢は処分するしかありません。もう一度、作り直しましょう。

柿酢の発酵中ゼリー状のものが出来た

このゼリー状のものは、酢酸菌と呼ばれるもので、柿酢として完成した証です。きちんとろ過をして、柿酢を味わってみてください。

柿酢の飲み方や使い方

柿酢は原液で飲まない

柿酢を健康に取り入れる為に、注意点があります。柿酢の原液をそのまま飲んでしまう使い方は、絶対に止めましょう。酸の強い柿酢は、食道や胃など内蔵の粘膜を傷めてしまいます。原液を飲んだから高い効能が得られるわけではありません。また、沢山飲んでも効果効能を得られるどころか、逆に副作用となってしまいます。正しい使い方をして効果を得ましょう。

また、柿酢は血糖値を下げる効果があり健康に役立つ反面、糖尿病患者などは注意が必要であることを、国立栄養研究所の安全性・有効性データで注意喚起されています。それから、柿には身体を冷やす効能がありますので、ホルモンバランスの変化で冷えやすい体に変化する妊婦は、柿酢の大量摂取は大変危険ですので気を付けましょう。

糖尿病患者や妊婦の方は、柿酢の使い方を医師に相談してから使うか、使用を控えた方がよいでしょう。更に、使い方の注意点として、加熱していない柿酢は出来るだけ空腹時には飲まないようにしましょう。柿酢を飲んだあとは、歯のエナメル質を溶かす恐れがあるので、水で口をゆすぐか歯磨きをしましょう。

柿酢をドレッシングに活用する

普段ドレッシングに使っている酢を柿酢に変えて作ってみましょう。柿酢50㏄とサラダ油100㏄に塩小さじ1、胡椒少々を全部混ぜてたら完成です。サラダ油をオリーブオイルにしたり、亜麻仁油にしたりすると、さらに健康的なドレッシングになります。おろしにんにく1片やおろし玉ねぎをプラスしても、美味しいドレッシングになります。

また、梅肉を2個分混ぜたり、アンチョビ2枚を混ぜたり、大葉の刻んだものを混ぜたりと混ぜる具材を変えるだけで、何通りものドレッシングが作れます。作ったドレッシングは、半日ほど冷蔵庫でなじませてから使うようにしましょう。料理での柿酢の使い方としては、ドレッシングが最もシンプルで簡単な使い方かと思います。

蜂蜜の効果も取り入れた柿酢ドリンク

2016年にマレーシアサインズ大学の研究によって発表された、蜂蜜の摂取により酸化ストレスによって引き起こされる記憶力の低下を防止する効果は、記憶に新しいことかと思います。その他にも疲労回復の効果・血圧を下げる効果・咳止め効果・抗菌抗炎症効果に抗酸化作用と多くの効果がある蜂蜜をプラスして、柿酢との相乗効果を得る飲み方をしましょう。

作り方は、柿酢大さじ1、ハチミツ大さじ1、水(又は炭酸水)150mLをグラスに注いで混ぜるだけです。水よりも炭酸水の方がおすすめの飲み方です。なぜならば、炭酸水には消費エネルギーを増やす・胃腸の調子を整える・疲労回復の効果など多くの効果があるからです。

この3つの組合せは、どれも疲労回復に効果があるので疲れた時の疲労回復ドリンクとしての飲み方には、大変効果がみられることでしょう。

少し贅沢にカラフルフルーツ柿酢ドリンク

お客さんにも出せる、見た目も華やかでちょっと贅沢なフレッシュフルーツを使った柿酢のドリンクです。フルーツは、旬のものを使うようにすると栄養価も高く、価格も安いのでおすすめします。水または炭酸水150㏄に柿酢大さじ1を入れて、カットしたフルーツを数種類浮かべます。お好みで甘い方が好きな人は、蜂蜜やシロップで甘味をつけましょう。

混ぜるだけの簡単疲労回復ドリンク

疲労回復に効果的な飲み方を紹介します。牛乳150㏄に大さじ1杯の柿酢を加えて混ぜると、ヨーグルトドリンクのような味で、飲みやすい柿酢ドリンクができます。酢のパワーで筋肉疲労を予防することができるので、スポーツの前に飲むと効果が得やすいでしょう。もちろんスポーツ中や、スポーツ後に飲んでも効果があるので、おすすめの飲み方と言えるでしょう。

このドリンクをベースにして、バナナやブルーベリーなど好みのフルーツや野菜を入れて、ミキサーにかければ柿酢の健康スムージーとしての飲み方もおすすめします。

色も鮮やか柿酢で柿のなます

柿の旬に安くて美味しい柿が手に入ったら、柿酢を使って是非作ってもらいたいのが、この柿のなますです。抗酸化作用と抗菌作用にストレスの緩和、胃腸の調子を整え肌まで綺麗になる柿と柿酢をシンプルにいただけます。

柿は表面を水洗いしたら、皮は残したまま千切りにします。柿の皮には栄養素がたっぷり含まれているので、捨ててしまっては勿体ないことです。大根も千切りにします。柿と大根は同量にすると、綺麗に紅白になって彩りのバランスも良いでしょう。すりごま適量に柿酢大さじ1、酢大さじ2、砂糖大さじ2を加えて混ぜ合わせ、材料と混ぜたら完成です。

食物繊維たっぷりサツマイモの柿酢煮

柿酢を常備しておけば、お買い得のサツマイモ1本買ってくるだけで、ささっと自然の甘味で口に残らないやみつきのおやつが作れます。サツマイモは食べやすい大きさに切ります。フライパンにサツマイモを入れて、ひたひたに浸かる程度まで水を入れて煮ます。ある程度火が通ったら、塩少々と柿酢大さじ1を入れて蓋をし更に煮ます。

サツマイモに串をさしてすっと入るくらいに火が通ったら、蓋をあげ水気が無くなるまで煮て完成です。お好みでレーズンを仕上げに混ぜても良く合います。

柿酢の上手な使い方と注意すべき使い方

柿酢の使い方で上手な使い方は、他の項目でも説明しましたが、毎日の習慣にできる使い方をすることでしょう。毎食サラダを食べる人ならドレッシングにしておく使い方、朝に時間の余裕がある人なら毎朝のドリンクを柿酢ドリンクに置き換える使い方、仕事が遅くて夕飯が遅くなりがちな人は食事前に柿酢ドリンクを飲む使い方など、生活スタイルに合わせましょう。

また料理が好きな人なら毎回の料理の隠し味として柿酢を少量入れる使い方も大変おすすめできます。ラーメンが好きでラーメンを食べる回数が多い人は、柿酢を飲んでからラーメンを食べるようにする使い方をすると、血糖値の急上昇を抑えてくれるので、柿酢を飲まないよりは健康効果が得られるはずです。しかし、柿酢を飲んだからと沢山食べないようにしましょう。

柿酢の効果に頼り切った使い方は、本末転倒となってしまいます。普段の食生活の中に柿酢を取り入れる使い方をしなければ、折角の効果も台無しとなってしまいます。勿論、飲む量も回数やタイミングも使い方の重要なポイントとなります。一回に飲む量は大さじ1杯までを、一日3回までと決めた使い方を徹底しましょう。

特に柿酢の成分の中には水溶性の物も含まれていますので、一日分を一回で飲んでしまうような使い方をすると、長時間体内に留まることができない成分は十分に効能を発揮できないまま、対外に排泄されることとなってしまいます。

柿酢を市販で買う場合のおすすめ商品

柿酢を購入する際の選び方

一般的に柿酢に限らず、酢には二種類あり、穀物や果実をアルコール発酵させ酢酸菌によって酢酸発酵させた醸造酢と、酢酸を薄めて味を人工的につけた合成酢です。健康効果が得たいために、毎日摂取するものならば醸造酢を選ぶといいでしょう。柿酢の原材料の部分に、合成酢と書いていないものが醸造酢です。

更に、拘って質のいい柿酢を飲みたいという人は、原材料が天然素材のものを使っているかを確認してみましょう。化学肥料や化学薬品などを一切使用せず、醸造にも拘って柿酢を作っている製造元は、必ずと言っていいほど完全無添加の醸造純柿酢などとアピールされているので、そういう柿酢を選ぶと間違いないでしょう。

また原材料が柿100%かも重要なポイントであり、柿そのものをじっくりと発酵させ醸造させて作る方法と、柿に氷砂糖や酢を加え発酵させて作る方法とがあります。柿酢の健康効果や効能を得たいなら、醸造酢であることが条件です。柿が含んでいる酵母菌により発酵させた柿酢ならば、柿の栄養素と酵素の効果効能がしっかりと得られます。

つまり、一番健康効果が得られるのが、柿100%使用の醸造酢の純柿酢ですが、価格面でコストパフォーマンスが気になる場合は、氷砂糖を使用した柿酢でも醸造酢を使用した柿酢かどうかを確認して、加工酢でないものを買いましょう。

それから、使用している柿の種類によって栄養価や効果効能に大きい差はありませんが、糖度の高い柿を使った柿酢の方が、風味豊かで美味しい柿酢が出来上がります。柿の品種は約1000種類と非常に多く、ほとんどが渋柿です。この柿の渋みはタンニンであり、タンニンの健康効果は優れた効能を発揮してくれます。

柿の種類までも決めて拘った製法をしているメーカーは、柿の品種も記載している場合があります。これも柿の糖度の目安となり、美味しい柿酢を見分ける判断材料となるでしょう。また、原材料だけでなく柿の原産地や醸造の工程や場所など、柿の収穫から柿酢が醸造されて製品になるまでの詳細を記載しているメーカーであれば、安心して購入できるでしょう。

柿酢の熟成期間によっても味が変わってきます。長く熟成された柿酢は琥珀色で透明度が高く、独特の酸味も抜け柔らかく深みのある口当たりとなります。醸造期間が記載されているかも、確認してみましょう。そして最後に買い続けられる価格かどうかも重要です。柿酢は、毎日続けることで、効果効能が得られます。

一日大さじ1~3杯が目安ですから、1週間に100~300mL必要となります。自分の経済事情に合った価格の柿酢を選ぶことが、続けるために必要な条件となるでしょう。

醤油の蔵元で作る本格派の「純柿酢」

水を一切使わずに長期静置醸造で作られた純柿酢は、クセのないまろやかな味わいで、どんな料理にも相性のいい柿酢です。ドレッシングやレモンの代わりに使っても美味しいですし、ソースや醤油に少し入れるだけで、塩分控えめで栄養価の高い調味料に早変わりします。醤油の蔵元で作られているので、長年住みついた良質の酵母菌で熟成されます。

フルーツ王国和歌山が生んだ「まるごと柿酢

フルーツ王国和歌山県の世界遺産の高野山の麓に位置するJA紀北かわかみから、たねなし柿を原料にし、一滴も水を使用せずに独自の醸造製法により、柿の選別から最終の厳しいチェックまで全てを管理し製造された柿酢がまるごと柿酢です。新鮮なたねなし柿を手作業で手間暇をかけ、ゆっくりと熟成されており、栄養素と旨味が濃縮された風味豊かな柿酢となっています。

醸造期間2年以上の100%無添加柿酢「ミヨノハナ柿酢」

和歌山の紀の川流域で収穫された平たねなし柿100%の、一滴も水を使用していない純柿酢です。創業文化5年で200年以上もの歴史ある老舗、田村造酢の昔ながらの醸造法に、最新の技術も取り入れて作られているそうです。2年以上熟成されているので良質で風味豊かな柿酢となっています。

新柿酢の無添加原酢 10年熟成

山形県の厳選した庄内柿を100%使用して、一滴も水を使わずに作られた柿酢です。庄内柿は硬さが程よく、口の中でとろけるような食感のまろやかな甘さの柿です。そんな美味しい柿のみを使用し、自然の力を時間をかけて醸造された無添加の柿酢を10年の歳月をかけて熟成しているので、必ず満足のいく柿酢です。

この柿酢には、同じもので2年熟成と5年熟成のものも販売されています。どれも無添加の庄内柿100%使用の柿酢です。

柿酢を飲んで健康をサポートしよう!

柿酢について、栄養素やその効果効能の優れていることが分かりました。また、柿酢の製法に違いがあり、製法によって柿酢の効果が得られるものと、そうでないものがあることも分かりました。今回紹介した家庭での作り方でも全く効果がないわけではないですが、本醸造の純柿酢のパワーがいかに凄いかも、作る工程を知れば納得できることでした。

野菜や果物の酵素パワーの素晴らしさをそのままに、発酵させることによりそのパワーが増幅する柿酢の効果を実感してみたくなったことでしょう。また柿酢だけでなくあらゆる果実酢を試してみたくなったのではないでしょうか?

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