コーヒー豆の挽き方と豆の粗さの違いを解説!ミルがないときは?

コーヒーは、リラックスタイムに欠かせない飲み物です。カフェなどのお店でまったりしながら飲んだり、自宅で手軽にドリップして飲んだりと、簡単に楽しめるのも魅力的です。今回は、コーヒー豆の挽き方について紹介します。コーヒーが大好きな人は、ぜひ自宅で、自分でコーヒー豆を挽いて、好みの味を楽しんでみてください。挽き方のポイントを抑えれば、市販のものと同じぐらい、もしくはそれ以上に、美味しくて特別なコーヒーが味わえます。

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目次

  1. 1コーヒー豆の挽き方を知りたい!
  2. 2コーヒー豆の挽き方と粗さの違いを覚えよう
  3. 3コーヒー豆の美味しい挽き方のポイント
  4. 4ミルがない場合の挽き方は?
  5. 5コーヒーミルの選び方
  6. 6挽き方を覚えたら美味しいコーヒーを淹れよう
  7. 7コーヒー豆の挽き方をマスターして至福の時間を!

コーヒー豆の挽き方を知りたい!

ちょっとブレイクしよう、というとき、コーヒーを淹れる方は多いのではないでしょうか?使いきりタイプのドリップコーヒーで手軽に淹れたり、お好みの粉コーヒーにこだわってドリップしたり、中にはコーヒー豆を挽いて、本格的にコーヒーを楽しむ方もいらっしゃるでしょう。コーヒーはとても奥が深く、ただ淹れるだけよりも、ちょっとしたポイントを抑えるだけで、格段に美味しくなります。

今回は、自宅でのコーヒー豆の挽き方や、コーヒー豆の粗さの細かい違い、美味しいコーヒーの淹れ方などを紹介します。また、自宅にミルがない場合の代用品についても紹介していますので、専用ミルがなくてもご安心ください。それでは早速、コーヒー豆の挽き方について見ていきましょう!

コーヒー豆の挽き方と粗さの違いを覚えよう

挽き方による味の違い

コーヒー豆は、細かく挽くほど成分が抽出されて、苦くて濃い味になります。反対に、粗めに挽けば薄くて苦味の少ない、酸味の加わった味わいになります。とにかく濃いコーヒーが好きな人は細挽き、苦いのが苦手でさっぱりしたコーヒーが好きな人は粗挽き、丁度バランスの良い味が好みなら中挽きと、自分の好みによって挽き方を変えることで、味も変わります。

コーヒー豆の粗さのタイプを見てみよう

挽き方には細かく分けて5つあります。好みに合わせた挽き方で、同じコーヒー豆でも違う味わいが楽しめます。極細挽きは白砂糖ほどの粒の大きさで、1番味が濃くでる挽き方です。苦味が非常に強く、エスプレッソコーヒーに適しています。マキネッタ、エスプレッソマシンなどで、苦味の濃さを楽しむための挽き方です。

細挽きは、白砂糖とグラニュー糖の中間ぐらいの大きさで、苦味だけでなくコクも生み出します。ウォータードリップで淹れるのに適した挽き方です。苦味とコクをより楽しみたいなら、ペーパードリップもおすすめです。

中細挽きは、グラニュー糖ほどの大きさで、1番一般的でバランスの良い挽き方です。初心者の方には、まずはこの挽き方がおすすめです。コーヒーメーカーなどを使って淹れる際に適しています。

中挽きは、ザラメとグラニュー糖の中間ほどの大きさです。むだな味がなく、クリアな味わいが楽しめ、飲みやすいコーヒーになります。サイフォンやネルドリップに適した挽き方です。クセがなく、すっきりと飲みたい人におすすめです。

粗挽きは、ザラメほどの大きさで、苦味が少なく酸味が強めの味わいになります。フレンチプレスなど、直接お湯で煮出す淹れ方に適しています。1番さっぱりしているので、普段あまりコーヒーを飲まない人やコーヒーが苦手な人でも飲みやすいでしょう。

いかがでしょうか?コーヒー豆の粗さには、こうした細かい違いがあります。コーヒーの味を左右するため、美味しい豆を挽くときにはこの粗さをしっかり覚えて、上手にコーヒーを淹れましょう。器具にあった挽き方にすることで、より美味しいコーヒーになります。

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コーヒー豆の美味しい挽き方のポイント

香り高く、風味の良い美味しいコーヒーにするために、コーヒー豆の挽き方にはいくつかのポイントがあります。この挽き方のポイントを抑えて、プロ顔負けの絶品のコーヒーを淹れられるようになりましょう。

コーヒー豆を挽く際の熱に注意

コーヒー豆を挽く際には、コーヒー豆とミルの刃との間に、どうしても摩擦熱が生じます。このコーヒー豆を挽くときの熱が、コーヒーの風味を損なわせてしまいます。コーヒー豆をすり潰すようにするのではなく、細かく切っていくカッティングミルという道具を使えば、通常のミルと比べて熱が発生しにくいため、より風味の良いコーヒー豆を挽くことができます。

コーヒー豆の微粉と渋皮を取り除こう

コーヒー豆を挽いたときには、微粉と渋皮が出てきます。細かい挽きカスは、必要以上にコーヒーの成分を抽出してしまい、苦味や渋みの原因となります。コーヒー粉の大きさに合わせて、ふるいにかけて取り除いたり、目に見えるものは手で丁寧に取り除くなどの作業を行うと、美味しいコーヒーになります。

コーヒー豆の粉の均一さが重要

コーヒーを挽いたあとの粒の大きさがばらばらだと、抽出されるコーヒー液の成分もばらばらになり、風味がぼやけてイマイチです。できる限り、均等な大きさで挽いた豆のほうが、美味しいコーヒーになります。

ミルがない場合の挽き方は?

せっかく本格的にコーヒーを楽しみたくても、家にミルがない!という場合があります。そんなときは、家庭にあるもので代用が可能です。ミルがないからと、自宅でのコーヒー挽きをあきらめないでください。お金をかけなくても、美味しいコーヒー豆が挽けるのでご安心ください。

ミルがないならフードプロセッサーで

ミルがない場合、フードプロセッサーでコーヒー豆を挽くことができます。ただし、製品によってはコーヒー豆を挽くのに適さないものもありますので、取扱説明書をよく読んでから使用しましょう。刃の破損やモーターの故障に繋がり、大変危険なので、必ずコーヒー豆を挽くのに適しているかどうかを見ておきましょう。ミキサーも同様で、使用する場合は必ず取扱い説明書を確認しましょう。

すり鉢とすりこぎでの挽き方

手作業なので労力はかかりますが、コーヒー豆の香りを損ねずに挽くことができるのが、すり鉢とすりこぎでの挽き方です。すり鉢にコーヒー豆10グラムを入れ、すりこぎで押し付けて潰すようにすります。コーヒー豆がすべて割れるよう、丁寧に潰しましょう。すりこぎを回しながら、豆を砕いて粉状にしていきます。

中挽きくらいにするまでに25分程度かかります。時間はかかり、大変ではありますが、この方法だと、コーヒー豆の敵である摩擦熱が発生しにくく、香り豊かなコーヒーにすることができます。手作業ならではの味わいも楽しめる挽き方ですので、1度試してみてください。

コーヒーミルの選び方

コーヒーミルは実はそんなに高くはなく、割と手頃に手に入れることができます。フードプロセッサーなどを使うのも1つの手ですが、コーヒーの挽き方に興味を持ったり、これからこだわりのコーヒーを楽しみたい、という方は、コーヒーミルを手元に置いてみるのも良いでしょう。手動と電動の2パターンがあるので、好みに合わせて選びましょう。

手動式コーヒーミルのメリット

手動式ミルは、なんと言ってもレトロな見た目が雰囲気抜群です。手動のため、たくさん挽くのはなかなか大変で、時間と労力はかかります。しかし、ゆっくりとコーヒーの香りを楽しみながら、自分の手の感覚でコーヒー豆を挽けるので、コーヒーのツウにはたまらないでしょう。電動式より摩擦もおきにくく、1~2人分のコーヒー豆を挽く程度であれば、手動式がおすすめです。

電動式コーヒーミルのメリット

電動式は、1度にたくさんのコーヒー豆を挽けるので、家族で飲む場合やお客様のもてなしなどに向いています。スイッチ1つであっという間に挽いてくれるので、手間も労力もかかりません。製品によっては挽くときの音に驚いてしまうほど大きな音がするものもあり、大きいものだと場所をとられる可能性もあります。家族揃ってコーヒーを飲むご家庭には、電動式がおすすめです。

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挽き方を覚えたら美味しいコーヒーを淹れよう

コーヒー豆の挽き方や豆の粗さの違いなど、基本を覚えたら、自分の挽いた豆でコーヒーを淹れてみましょう。準備するものは、注ぎ口の細いポット、計量スプーン、ドリッパー、ペーパーフィルター、サーバー、コーヒーカップです。まずはポットでお湯を沸かします。沸かしている間に、ドリッパー、サーバー、コーヒーカップにもお湯を入れて、温めておきましょう。このひと手間が、美味しいコーヒーに繋がります。

フィルターをセットしてお湯の温度を確認する

次に、ペーパーフィルターをドリッパーに密着させるようにセットします。ここでお湯の温度を確認します。抽出温度は85~90度位がおすすめなので、沸騰する直前で火を止めましょう。コーヒー豆の種類や焙煎の度合いなどで、適した温度は違います。何度も淹れて好みにあった温度を探しましょう。

人数に合わせたコーヒー粉を入れる

挽いたコーヒー豆の粉を、ドリッパーに入れます。表面をならし、真ん中を少し窪ませるのがポイントです。コーヒーの粉の分量の目安としては、1人分あたり水の量を120ccとした場合で、1人分15グラム、 2人分20グラム、3人分25グラム、4人分30グラムです。

コーヒー粉を蒸らす

ここで大切なのが、一気にお湯を注がないことです。しっかりとコーヒーの成分を抽出するために、まずはコーヒー粉を蒸らします。先ほど作ったコーヒー粉のくぼみに、ポットからそっとお湯を注ぎます。お湯が細くなるように、少しずつ優しく注ぎ、30秒程待ちます。細い注ぎ口のポットを使うのはこのためです。コーヒーの粉が水分を含み、ふっくらと膨らみます。

じっくり抽出する

蒸らしが終わったら、粉の中心から外側に向かって、のの字を描くように細くお湯を注ぎます。外側を一周したら、逆に中心に戻り、量を見ながらこれを繰り返して抽出していきます。フィルタをはずし、温めておいたコーヒーカップに注いで完成です。コーヒー粉の表面の泡には、余分な成分が含まれているため、最後まで抽出しきらないようにしましょう。苦味や酸味などの雑味が加わってしまいます。

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コーヒー豆の挽き方をマスターして至福の時間を!

コーヒー豆の挽き方について紹介してきましたが、いかがでしたか?コーヒー豆には、それぞれの種類に合った挽き方があり、挽き方1つで味にも違いが出てきます。コーヒー豆を挽くことは、実はとても奥が深く、豆の粗さにはタイプがあります。この粗さの違いを知っておくと、家でコーヒー豆を挽くときにも、自分好みの粗さにすることができ、好きな味を楽しめるようになります。

コーヒー豆の挽き方でもう1つ重要なのがコーヒーミルですが、ミルがない場合も、家庭にあるもので代用することができます。これまで、コーヒーはお店で買っていた、粉のコーヒーを買って飲んでいた、という方も、ぜひ自宅で、自分でコーヒー豆を挽いてみてください。ポイントを掴んだ挽き方で、美味しくコーヒーが淹れられたら、きっとコーヒー大好きになるでしょう。

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