紹興酒の度数は種類で違うのか調査!カロリーと糖質も比較!
中国の代表的なお酒、紹興酒。日本でも大変人気なお酒で古くから飲まれているお酒です。しかし近年では健康志向が高まり、アルコールを飲む際にカロリーや糖質をチェックして飲む人も多くなっています。紹興酒には種類がいくつかあり、度数やカロリー、糖質が違い、飲み方を誤らなければ健康に良い要素を含んでいるお酒です。本項では紹興酒の度数や健康志向のひとは気になるカロリー、糖質についてまとめました。
目次
種類によって違う紹興酒の度数・カロリー・糖質を紹介!
中国を代表する紹興酒。実は1種類だけでなく、何種類も存在することをご存知でしたか?それぞれ作り方やお酒を寝かせる年数によって度数やカロリー、糖質も違います。そこで本記事では、健康的に紹興酒を楽しんでいただくために、紹興酒の種類によって異なる度数、カロリー、糖質について紹介していきます。
紹興酒はどの部類?中国の代表的なお酒
度数にばらつきがある中国酒
中国で古くから伝わるお酒の作り方で作られているお酒、中国で作られているお酒を中国酒と言います。中国酒の定義はおおまかなので、度数も種類によって全く違います。1ケタのアルコール度数が少ないものから、2-30度くらいのやや高めのアルコール度数のお酒も含まれます。糖質、カロリーも度数同様、ばらつきがあります。
紹興酒は黄酒(ホアンチュウ)の一種
紹興酒は黄酒(ホアンチュウ)のお酒の部類に入ります。黄酒の定義は、醸造酒であること・中国の米を使っていることの2点です。アルコール度数はそこまで高くない14-18度くらいです。紹興酒を料理酒として使うことがありますが、紹興酒以外の黄酒も料理酒として使ったり、そのままお酒として飲むこともあります。
厳密にいうと紹興酒は黄酒ではない
紹興酒は黄酒の一種だと説明しましたが、厳密に言うと違います。紹興酒は中国の浙江省紹興市で作られたお酒のみを紹興酒と呼びます。よって、紹興酒はおおまかに言うと黄酒なのですが、紹興市で作られたもののみが紹興酒と呼べるので、厳密に言うと黄酒ではありません。
老酒(ラオチュウ)は寝かせる期間が長い
老酒(ラオチュウ)は黄酒と同じく醸造酒であり、中国の米を使っているのですがお酒を寝かせる期間が黄酒よりも長いです。その期間はおおよそ3年以上はお酒を寝かせなければいけません。3年寝かせたものもあれば5年、8年や20年以上も寝かせる老酒もあります。長く寝かせるほど、味がまろやかになっていきます。
度数が違う4種類の紹興酒と度数の比較
度数の異なる4種類の紹興酒
紹興酒は種類が1つだけではなく、4種類あります。それぞれアルコール度数、味、香りが異なっています。4種類の特徴を把握しておくと、それぞれの紹興酒ごとで料理を決めたり、おつまみを変えられます。それでは4種類の紹興酒について紹介しますので、早速見ていきましょう。
度数はそこまで高くない元紅酒
元紅酒は他3種類の紹興酒の作り方の基礎となる紹興酒です。おおよその元紅酒が3ヶ月ほどで作られ販売されます。元紅酒のアルコール度数はそこまで高くなく15%です。一般的な日本酒と同じくらいの度数です。味は4種類の紹興酒の中で一番辛く、味がとがっています。
度数少なめの善醸酒
善醸酒は原料として、元紅酒を入れて紹興酒を作ります。水を入れて作らない理由は、アルコール分を高くするためです。アルコール度数に関しては元紅酒と同じ15%ほど、とそこまで高くないアルコール度数です。味は元紅酒よりもまろやかで飲みやすく、芳醇な香りがします。
日本で親しまれている加飯酒
加飯酒は4種類の紹興酒の中で一番日本で流通が多い紹興酒です。そのためたくさんの日本人は加飯酒の味で紹興酒の味をイメージするひとが大半です。加飯酒は元紅酒よりもコウジと米がそれぞれ1割多く、3年以上お酒を寝かせて完成させるので老酒の1つです。アルコール度数は18%ほどで、元紅酒と善醸酒より少し高めになります。
紹興酒で一番度数が高い香雪酒
アルコール度数が4種類の紹興酒の中で一番高いのが香雪酒です。アルコール度数は20%ですが、甘みが紹興酒の中で一番甘く、まろやかな味わいをしています。20%のアルコール度数を超えると、糖化だけがおこなわれるようになるので甘みが強くなります。味が尖っていないため大変飲みやすい紹興酒です。
紹興酒と他のお酒のカロリー比較
紹興酒と他3種類のお酒のカロリーを紹介
こちらでは、紹興酒のカロリーと他のお酒のカロリーを比較して見ていきたいと思います。日本で消費量が高い、ビール、日本酒、赤ワインの3種類のお酒と比べてます。紹興酒と比べてどれくらいかカロリーがあるのかを参考にし、健康的にお酒を飲めるようにしましょう。
紹興酒は100gで127カロリー
就航酒はアルコール度数こそ14-20%ほどでそこまで高くありませんが、カロリーが高めのお酒です。紹興酒のカロリーは100mlあたり127カロリーと言われています。少し飲みすぎるだけで、かなりのカロリーを摂取してしまいます。アルコール度数もそこまで高くなく油断すれば飲み過ぎてしまうので、注意が必要です。
ビールと紹興酒のカロリー比較
紹興酒に比べてビールはどれくらいカロリーがあると思いますか?ビールは100mlあたり40カロリーです。以外と少なく感じませんか?紹興酒の100mlあたりのカロリーの約三分の一しかありません。しかし、ビールは1缶300mlを超えるものがほとんどなので、2缶以上飲むと紹興酒よりもカロリー摂取が多くなるので注意が必要です。
日本酒と紹興酒のカロリー比較
日本を代表するお酒、日本酒。紹興酒と比べるとカロリーは肉薄したものになります。100mlあたり127カロリーの紹興酒に対して日本酒は107カロリーと13カロリーしか低くありません。紹興酒よりも日本酒の方がヘルシーなお酒だと言えますが、こちらも飲み過ぎると紹興酒以上のカロリーになるので注意しましょう。
赤ワインと紹興酒のカロリー比較
日本で非常に人気な赤ワイン。アンチエイジングに効果のあるポリフェノールが多く含まれており、健康目的で飲むひとも多いです。カロリーは100mlあたり73カロリーと紹興酒より低く、ヘルシーなお酒です。少量であればカロリーを気にすることなく、また健康にも気を使える便利なお酒です。
紹興酒の中で一番糖質が多いのは?
香雪酒の糖質は侮れない!
善醸酒は糖質8%、元紅酒は糖質0.5%、加飯酒は2%の糖質で3種類とも1桁台のパーセンテージですが、香雪酒は4種類の紹興酒の中で一番糖質が高い20%です。先述した通り、度数が20%を超えると糖化だけがおこなわれるようになるので、糖質が高くなります。低糖質の紹興酒を飲みたい場合は、香雪酒だけはなるべく避けるようにしましょう。
カラメルが入っている
香雪酒は糖質が高いと説明しましたが、実は他の紹興酒も注意が必要です。紹興酒にはカラメルが入っています。なぜカラメルが含まれているかと言うと、色付けのために入れています。カラメルによって色鮮やかな紹興酒になりますが、中身には多くの砂糖が入っているので香雪酒以外も飲み過ぎはあまり良くありません。
紹興酒はプリン体が多い
紹興酒には、痛風の原因になるプリン体もたくさん含まれています。100mlあたり8-11mgほどのプリン体があり、日本酒の1.2mg、ビールの3.3mg、ワインの1.4mgに比べて群を抜いて高い数値です。痛風になると関節に激痛が走り、日常生活が困難になるので、紹興酒を飲む場合は少なめに飲むようにしましょう。
ストレートだけじゃない!紹興酒のおいしい飲み方
紹興酒はストレートが一般的
紹興酒の飲み方はそのまま飲むストレートが基本的な飲み方です。しかし、お酒に慣れていないひとやアルコール度数がきつく感じるひとは、レモンを1欠けグラスの中に入っている紹興酒に入れましょう。すると味がまろやかになり、飲みやすくなります。善醸酒と香雪酒は甘くて口当たりも良いので飲みやすいです。
ロック
紹興酒の入れたグラスに氷を入れてロックで飲むスタイルもおすすめの飲み方です。味が締まり、ストレートとはまた違った味わいを楽しめます。またロックで飲むと、氷が溶けてストレートより味が薄まるので、ストレートが強すぎると感じるひとはロックで紹興酒を飲めば多少は飲みやすくなります。
ソーダ割り
ソーダで紹興酒を割ってソーダ割りにするのもおいしく紹興酒を飲めます。そのまま飲むことに飽きたり、他の飲み方を試したいひとはソーダ割りをおすすめします。普通のソーダを入れれば、甘みが増して紹興酒が飲みにくいひとでも飲みやすくなります。ただ、紹興酒は糖質が高いのでソーダの入れすぎには注意しましょう。
ホット
日本酒や焼酎でホットで飲むことがありますが、紹興酒でもホットで美味しいお酒を飲むことができます。ホットで飲めば芳醇な紹興酒の香りが一段と際立ち、ストレートとはまた違った味わいを楽しめます。適切な温度は人肌ぐらいです。熱すぎると味も香りも落ちてしまうので、人肌ぐらいを目安にして温めて飲みましょう。
量を守れば美容・健康維持に良い紹興酒
紹興酒はカロリーや糖質が高い不健康そうなお酒ですが、飲み方を間違わなければ健康に良いお酒です。必須アミノ酸が豊富に含まれており、美肌や美髪効果があります。さらにミネラルも多く含んでいるのでカルシウムを取り込みやすくし骨を丈夫にします。目安としては1日150mlと言われているので、量を守って飲みましょう。