2018年06月07日公開
2024年07月16日更新
サルサソースの使い方とは?市販をソース使ったアレンジレシピも!
みなさんはサルサソースを知っていますか?名前は聞いたことがあるけど、使ったことがない人、使い方が分からない方も多いと思います。サルサソースは日本ではあまりなじみがないソースですが、アメリカやラテンアメリカではよく使われる調味料の1つです。海外ではいろいろな料理にアレンジされて用いられています。日本でも市販のソースは最近スーパーなどでもよく見かけるようになってきました。今回はサルサソースの使い方や作り方、市販のサルサソースを使ったお勧めのアレンジメニューを紹介したいと思います。
目次
サルサソースって?
サルサソースの「サルサ」はスペインやラテンアメリカで料理に利用される液状の調味料の総称だそうで、日本でいう「ソース」の意味だそうです。実際、海外ではサルサソースという名称で呼ばずに、サルサ・デ~と呼んでいます。そういうわけでサルサソースを直訳すれば、「ソース・ソース」という意味になってしまいます。サルサソースと呼んでいるのは日本を始め、いくつかの国だけです。
サルサソースには決まった型や定義というものがありません。それというのもサルサソースは家庭でも千差万別なので、これがサルサソースと呼べるものがないです。トマトを主体に様々な香辛料を入れる家庭もあれば、少し甘い目に作る家庭もあります。また、レシピによって使い方を変えたり、味付けをアレンジしたり、まったく別の使い方をしたり様々です。
サルサソースの種類
主なサルサソースは、「サルサ・ロハ」はトマトを主体に辛トウガラシ、コリアンダーから作られるサルサソースです。「サルサ・ベルデ」は、トマティーヨと呼ばれるオオブドウホウズキのサルサで全体的に緑色をしています。「サルサ・クルダ」は、生のトマト、玉ねぎ、トウガラシとコリアンダーを細かく刻んでソースに混ぜたソースです。
「サルサ・ブラバ」はカタルーナ州のジャガイモ料理である、パタタス・ブラバスを作る時に使われるソースで、その使い方からワイルドなサルサと名付けられています。「ワカモレ」はアボガド入りのサルサです。メジャーなサルサソースであり、色々なレシピで使われています。「モーレ」は、メキシコでも多種多様に用いられるソースです。チョコレート味にアレンジされた「モーレ・ポブラーノ」が特に有名です。
サルサソースの使い方は?
サルサソースがよく使われるのは、ラテンアメリカの料理やメキシコ料理でよく使われます。色んな種類のサルサソースがありますが、ベースはトマトです。トマトの甘みや酸味、独特の風味を活かし、その中にからトウガラシや様々な香辛料を用いるので、レシピに合わせて様々なアレンジが可能です。最近では市販のサルサソースでもアレンジが加えられた商品が多く出ているので、選択肢が広がっています。
一般的には、市販のサルサソースはピリッとスパイシーなものが多いので、アクセントの強い食材と合わしたり、逆に風味をつけるためにシンプルな食材と合わしたり、使い方は様々です。よく用いられる定番のレシピとしては、タコライスやトルティーヤ、チリコンカンなどですが、ポテトチップスにサルサソースをかけ、上からサワークリームをかけて食べると美味しいです。ポテトチップスの代わりにドンタコスを使う方がお勧めです。
サルサソースってどんな料理に合うの?
サルサソースは様々な料理にアレンジして合わすことができます。また、サルサソースの種類を変えれば、同じ料理でもレパートリーが広がります。いくつか使い方の例を紹介しますが、この他にもいろいろなレシピに使えます。最適な使い方を見つけて、ご自分のアレンジレシピを見つけてみましょう。
サルサソースをサラダのドレッシングとして使う
いつも使っているドレッシングの代わりにサルサソースを使ってみましょう。それだけでエスニックのサラダになります。ピリッと辛いソースはどんな野菜とも会います。ちょっと辛味が強いと思う方はごく少量のオリーブオイルと水を混ぜると辛さがマイルドになります。アンチョビやカリカリに火を通したベーコンを入れるとコクが出ます。
サルサソースをピザのソースに使う
家庭で作る場合は、ピザソースの代わりにサルサソースを使ってみましょう。市販のサルサソースにはトマトや玉ねぎがいっぱい入っているのでそのまま使ってもいいです。ズッキーニを細かく刻んでサルサソースに加えるようなアレンジを加えても美味しいです。市販や宅配のピザにサルサソースをかけると辛味とコクが付け加えられて1ランクアップしたピザの味になります。もちろんピザトーストにも合います。
サルサソースをパスタのソースとして活用する
茹でたパスタに熱しておいたサルサソースを絡めるだけでも美味しいです。サルサソースにひき肉を加えて炒め、パスタのゆで汁を加えて伸ばすと即席のミートソースに早変わりです。ちょっとピリッとするアクセントも加わって食欲が倍増します。お好みで塩コショウを加えたり、オリーブオイルを加えるとさらに味が引き締まります。
サルサソースをデイップとして使う
お勧めの使い方として、バゲットのようなハード系のパンのディップとしても美味しいです。それだけでワインやお酒のおつまみになります。もちろん野菜スティックにつけて食べても美味しいです。個人的なお勧めはせろりスティックです。トマトとセロリはよく合いますし、ちょっとピリッとした辛味とセロリの香味が合わさって贅沢な味に変わります。
サルサソースをホットドッグのソースとして使う
ホットドッグのケチャップの代わりにサルサソースをかけます。サルサソースに独特の酸味と辛味があるので、マスタードがなくても美味しいです。少しエキゾチックなホットドッグになります。サルサソースに入っているみじん切りの玉ねぎの新たな食感を楽しめます。
サルサソースをオムライスのケチャップ代わりに使う
オムライスのケチャップの代わりにサルサソースをかけてみるのはいかがでしょうか?スパイシーなオムライスになりそうです。オムライスの中のチキンライスをサルサソースで作ってみるとどうなるでしょう?新たなレシピができそうです。
サルサソースの作り方は?
次に実際にサルサソースを作ってみましょう。最近では市販でも美味しいサルサソースがありますが、自分の好みや様々な料理のレシピにあった使い方をしようと思ったらやっぱり自分でアレンジしながら作ってみるのが一番です。代表的なサルサソースのサルサ・メヒカーナのレシピと、サルサ・ワカモーレのレシピを紹介します。
サルサ・メヒカーナのレシピ
サルサ・メヒカーナはメキシコのソースという意味でサルサソースと聞くとこれというくらい代表的なソースです。赤のトマト、白い玉ねぎ、緑の辛トウガラシの3つの材料を使ったソースで、その3食がメキシコの国旗と同じ色で構成されているので、メヒカーナと名付けられたとも言われています。新鮮な辛とうがらしを手に入れたらぜひ作ってほしいソースです。青唐辛子の香りが心地よいです。
2人分の材料は、トマト中2個、玉ねぎ1/4個、青唐辛子1本、香菜大さじ1~2、ピーマン1個、ニンニク1片、ライム果汁大さじ1、塩少々です。作り方は、トマトは湯剥きをし、芯をとってみじん切りにします。青唐辛子は種と軸をとってみじん切りにします。紫玉ねぎ、香菜、ピーマン、ニンニクは全てみじん切りにします。ボウルに全ての材料を入れて混ぜ合わせます。塩は最後に味の調節をする際に使用します。
お好みでオリーブオイルを入れると味に深みが出ますし、オレガノやパセリを加えると香りが華やかになります。冷蔵庫で冷やす前に最後に軽く混ぜ合わせます。冷蔵庫で2時間くらい置き、全体的に味を馴染ませていきます。次の日に食べるともっと味が馴染んでおり、美味しくいただけます。
サルサ・ワカモーレのレシピ
今度はサルサ・ワカモーレのレシピを紹介します。サルサ・メヒカーナな情熱の赤がベースなのに対して、ワカモーレはさわやかな緑色です。サルサ・ワカモーレはアボガドを中心に味の骨格を作っていきます。使い方はトルティーヤやバゲットにディップして食べるのが一般的ですが、先日「男子ごはん」でポテトにかけて食べており、大好評でした。アボガドがベースなので女子受けしそうです。
材料はアボガド1個、レモンもしくはライムのしぼり汁1/2個分、青唐辛子1本、玉ねぎのみじん切り大さじ1、コリアンダーの根と茎1株分、にんにくのすりおろし1/2かけ分です。作り方は、アボガドの皮と種を取り、身を粗くつぶしていきます。青唐辛子は種と軸を取ってみじん切りにします。コリアンダーの根は叩き潰し刻みます。コリアンダーの茎はみじん切りにします。
ボウルにアボガドと青唐辛子、コリアンダーの根と茎、ニンニクを入れて全体をよく混ぜます。レモンもしくはライムのしぼり汁を入れ、さらに混ぜていきます。アボガドは変色しやすいので、作ったらあまり長く置かないように気をつけましょう。
市販のサルサソースは美味しいの?
市販のサルサソースは今や輸入ショップだけではなく、一般のスーパーでも購入することができます。最近では市販のサルサソースも種類が増え、販売する企業によってそれぞれ特徴のあるサルサソースを販売しています。市販のサルサソースは瓶詰にして売られていることがほとんどですが、賞味期限は気にした方がいいと思います。ただし、いくら賞味期限が十分にあるといっても一度開けたら1週間以内には食べきってください。
市販のサルサソースを購入するときに注意してもらいたいことは、辛さの度合いがメーカーによって違うことです。辛さのレベルは瓶もしくは表記してあることが大半ですが、その辛さの基準は全国一律ではなく、メーカーの裁量によるものなので、同じ辛さを選んでも、メーカごとに辛さの度合いが違うことは覚えておいてください。次に市販のおすすめのサルサソースを紹介していきます。
ダニエルズファイアローストサルサ
全米で今までに27回以上の賞を獲得している老舗「ダニエルズ」のサルサソースです。一度炙ったトマトペーストにチポトレペーストを加えた本格的なサルサソースです。ダニエルズ独自のアレンジで使われるハーブや香辛料は味に深みとさわやかな辛味が感じられます。野菜の旨味や絶妙な塩加減が後をひく味わいとなっています。あまりにソースが美味しいので、主役が変わってしまいそうです。
エイミーズキッチンサルサソース
エイミーの母親が妊婦の頃、お腹の子供を気にしないで安心して食べられる食品づくりをモットーに作られた食品メーカーの作るサルサソースです。市販のソースにしては少しお値段は高いですが、ベジタリアンの彼女のこだわりで、肉、魚介類、化学調味料、保存料、添加物を一切使用していません。また、有機食材がふんだんに使われており、健康にこだわり抜いたサルサソースです。トマトベースの優しい味付けが人気の商品です。
色んな食材と合わせたり、用途に合わせた色々な使い方や、アレンジもしやすい商品と思います。市販のソースの中では一番手作りに近い味がするのではないかと思います。
ハインツチャンキーサルサ
ケチャップソースで有名なハインツが提供するサルサソースです。香辛料を使わず新鮮なハラペーニョという唐辛子で辛味付けをしたシンプルなレシピで作られるサルサソースです。新鮮なトマトの旨味とトウガラシの辛味がくせになる味です。値段も510円とお買い得です。
トスティートス サルサソース ミディアム
市販のサルサソースとして全国中に有名なトスティートスのサルサソースです。ゴロゴロと大きめの野菜をふんだんに使い、ソースとしても料理のアクセントとしても使えます。自然の素材だけを厳選して使用し、添加物が入っていないのは嬉しいところです。万人受けするマイルドな辛さと旨味で人気が高いサルサソースです。
サルサソースを使ったアレンジレシピ
サルサソースを使った料理は、タコライスやトルティーヤに限ったものばかりではありません。アレンジ次第で様々な料理に返信します。ここでは、サルサソースの使い方やサルサソースを使ったアレンジレシピを紹介したいと思います。
サルサソースアレンジレシピ:タコライス
忙しくて料理する時間がゆっくりとれない、でもタコライスが食べたいって時に市販のサルサソースを使えば、短時間で美味しいタコライスを作ることができます。美味しいタコライスのレシピを紹介します。2人分の材料は、サルサソース大さじ6、トマト1/4個、レタス1枚、ピーマン1個、卵2個、合い挽きひき肉200g、塩コショウ少々、オリーブオイル大さじ1、ニンニクみじん切り1個、ご飯1~2合です。
作り方は、まずご飯を炊いておきます。お好みの市販のサルサソースを用意します。トマトは1~2cm幅に切ります。ピーマンはみじん切りにして、レタスは千切りにします。フライパンにサラダ油をひき中火にし、卵を割り入れ蓋をして、目玉焼きを作ります。目玉焼きができれば、フライパンから皿に移しておきます。
オリーブオイルにニンニクを入れて香りが出るまで弱火~中火で炒めていきます。ニンニクの香りが出てきたら、ひき肉を加え塩コショウで味を調えながら炒めます。市販のサルサソースとトマト、ピーマンを加えさらに炒めます。ご飯の上にレタス、炒めた具材、目玉焼きの乗せて出来上がりです。お好みでサルサソースのt量を調整したり、チーズをのせるのもお勧めの食べ方です。
サルサソースアレンジレシピ:サルサと新じゃがのホットサンド
サルサソースはジャガイモとよく合います。サルサソースのピリッとした辛味とジャガイモの素朴な感じがお互いの個性を高めます。酸味も丁度よく食欲をそそります。市販のサルサソースを使うと野菜も一緒に入っているので野菜を切る手間が省けます。
2人分の材料は、サルサソース大さじ3、新じゃが1個、ソーセージ2本、シイタケ1枚、6枚切り食パン2枚、とろけるスライスチーズ2枚、塩コショウ、クレイジ―ソルト少々、マヨネーズ適宜、粒マスタード適宜です。作り方は、ジャガイモはきれいにこすり洗いをして、電子レンジで柔らかくなるまで加熱します。熱いうちに粗く潰します。ジャガイモにサルサソースを混ぜ、塩コショウで味を調整します。
ソーセージとシイタケを薄くスライスし、フライパンで軽く炒めます。クレイジーソルトで軽く味付けをします。2枚の食パンの各片面に薄くマヨネーズと粒マスタードを塗っておきます。2枚の食パンのうち1枚に具材とスライスチーズを乗せ、もう1枚で挟みます。
フライパンを弱火から中火で熱し、食パンを両面焼きます。この時、ソーセージを焼いたときに出た油が多いようであれば、余分な分はふき取っておきます。食パンに焼き色がついてきたら半分に切って完成です。出来てすぐはとても熱くなっているのでご注意ください。具材をソーセージからサラミに、シイタケからマッシュルームに変えても美味しいです。
サルサソースアレンジレシピ:サルサ・ツナビーンズ
ポーク・ビーンズのポークをツナに変えることでローカロリーのレシピになっています。お手軽レシピなので、簡単に短時間で作れます。4~5人分の材料は、冷凍のミックスベジタブル300g1袋、大豆の水煮1袋、素材そのままシーチキンをスープごと1缶、水ツナ缶1缶分、サルサソース1瓶、クレイジークレイジーソルト少々、ブラックペッパー少々です。
作り方は、ミックスベジタブル、大豆の水煮、シーチキン、サルサソースを全てフライパンか鍋に入れます。サルサソースの瓶に残ったソースももったいないので瓶の中に水を少し入れてから瓶を振り、瓶の中にのこったソースも鍋の中に入れます。中火で時々混ぜながら6~8分ほど煮ます。クレイジーソルトやブラックペッパーで味を調整します。
煮汁が全部なくなる前に火を止めて完成です。簡単でローカロリーなメニューです。もう少し香りがほしいという方はハーブを足すと香りが豊かになります。コンソメなどでだしを取らなくてもサルサで十分な味がつきます。
サルサソースアレンジレシピ:鶏肉チーズサルサ
サルサソースはメインのソースとしても力を発揮します。市販のサルサソースを使うことで、簡単で本格的な料理になります。エスニックな食事にはやはり赤ワイン、グルナッシュやシラー系のワインが合うと思います。3人分の材料は、皮なしの鶏むね肉1枚、サルサソースお好きな分量、目安は1人大さじ2程度、とろけるチーズ3~6枚、塩コショウ小さじ1/2、小麦粉適宜、カロリーを減らしたい人はなくてもいいです。
付け合わせの塩レモンキャベツの材料は、キャベツの千切りおおよそ5枚分、ポッカレモン約15振り、塩小さじ1/3、オリーブオイル小さじ1、あらびき黒コショウ適宜です。あっさりと仕上げますので鶏もも肉よりは鶏むね肉の方が合うと思います。作り方は、鶏むね肉は薄めにそぎ切りにして、塩・コショウを両面まんべんなくまぶしておきます。
塩・コショウをまぶした鶏肉に、ごく薄く少量に小麦粉をまぶします。フライパンにオリーブオイルを熱します。オリーブオイルが無ければサラダ油でも可能ですが、オリーブオイルの方がより風味が出ます。また、サルサソースはオリーブオイルと非常によく合いますので、オリーブオイルを使うことをお勧めします。熱したオリーブオイルの上に鶏むね肉を置き、裏表をこんがりと焼き目をつけるように焼きます。
とろけるチーズを小さく割いて鶏むね肉に乗せ、溶けるまで弱火にかけます。塩レモンキャベツが出来るまではフライパンの上で保温しておきます。千切りしたキャベツは深めのボウルに入れ、塩、レモン汁、オリーブオイルを入れ混ぜていきます。味見をしながら塩コショウで微調整します。お皿に鶏肉をチーズを落とさないように注意して乗せ、サルサソースをかけます。隣にキャベツを盛り付けて完成です。
サルサソースの使い方を覚えて美味しく料理を食べよう!
サルサソースについてお話をしてきました。サルサソースは日本ではあまりなじみのない調味料・ソースですが、海外では日本の醤油に匹敵する国民的大人気のソースです。特にメキシコやメキシコ近辺の諸国では、家庭によってサルサソースの味が違い、それぞれ独自のサルサソースのレシピを持っています。
サルサソースと言っても一種類ではなく、一番代表的なサルサ・メヒカーナやアボガド入りのサルサ・ワカモレ、チョコレート味のサルサソースまであります。料理によってサルサ・ソースは色々な使い方ができ、ピザやパスタのソース、ディップ、サラダ、オムライスなどアイデア次第でいろいろな料理にアレンジが出来ます。市販のサルサソースもたくさん種類があり、高品質なものが多いです。
海外の料理だけでなく、日本人の舌にもよく合う万能調味ソースのサルサソースで、いろいろな料理に挑戦してみてください。きっと美味しい発見が出来ると思います。