2018年06月05日公開
2024年07月16日更新
サルサヴェルデソースはメキシコ料理の調味料!ソースレシピも紹介!
みなさんは、サルサヴェルデという調味料を聞いたことがありますか?サルサヴェルデとは、パセリやミント、バジルなどをベースに作った、メキシコ料理の調味料です。サルサヴェルデとはあまり聞きなれない調味料ですが、簡単に作ることが出来、シンプルな食材に合わせるだけで美味しい一品を作ることが出来る万能調味料です。サルサヴェルデとはどのようなどのような調味料なのか、そしてレシピも併せて紹介します。
目次
サルサヴェルデとは?
みなさんは、サルサヴェルデというメキシコの調味料を知っていますか?サルサヴェルデとはまだ日本ではあまり聞かない名前のソースですが、果たしてどのようなソースなのでしょうか。この記事ではサルサヴェルデとはどのような特徴を持ったソースなのかについて紹介し、併せてサルサヴェルデを活用したレシピについて紹介していきます!
サルサヴェルデとはメキシコ料理の調味料
サルサヴェルデとは、メキシコの調味料の一つです。サルサとはソースを意味し、ベルデとは緑色という意味です。メキシコ料理ではサルサの出来で料理の味が決まるとも言われており、サルサヴェルデの作り方は簡単ではありますが、メキシコ料理では非常に重要な調味料です。
サルサヴェルデはその名の通り緑色をしたソースなのですが、この色は「トマティージョ」と呼ばれる緑色のトマトの様な野菜を使用しているからです。トマティージョはトマテ・ベルデとも呼ばれており、これは緑色のトマトという意味なのですが、同じナス科の野菜ではありますがトマトの一種ではありません。実は頬付きの仲間なのですが、これは殻が付いた状態を見ると納得です。
トマトによく似たトマティージョと呼ばれる野菜は、とても酸味が強いという特徴を持っています。ですので、このトマティージョを使用したサルサヴェルデは少し酸味が効いたサッパリとしたソースになります。酸味が効いたソースであるサルサヴェルデとはどのように使用すれば良いのかというと、トルティーヤチップスに付けたり、タコスのソースにしたり、パスタのソースに使用したりと様々な使い方が出来ます。
サルサヴェルデの作り方
それでは、サルサヴェルデの作り方をチェックしてみましょう。サルサヴェルデと言っても、これと言った決まったレシピは無く、辛い物から辛くないものまでさまざまな種類があるようです。今回の記事では、辛いサルサヴェルデのレシピと、辛くないサルサヴェルデのレシピの両方を紹介していきます。
辛いサルサヴェルデのレシピ
それでは、まずは辛いサルサヴェルデのレシピから紹介していきます。まず材料は、トマティージョ1キロ、小さい玉ねぎ1つ、にんにく2片、コリアンダーの葉1束、チレ・セラーノと呼ばれるトウガラシかバラペーニョ4本、水150㏄、塩小さじ2となっています。あまり辛くない方が良いという方は、トウガラシの本数は2本にしてみましょう。辛い方が好きだという方は、10本ほど入れて作ってみてください。
それでは、サルサヴェルデの作り方を見ていきましょう。まず、材料を良く洗います。次に、トマティージョを半分、もしくは1/4にカットします。そして、玉ねぎを3cm大位にカットします。そして、にんにく2片の皮をむき、芽を取りましょう。次にトウガラシの柄をとり、半分に切ります。塩小さじ2以外のすべての材料を、ミキサーにかけます。塩は入れてしまわないように気を付けてください。
スムージー状になるまでミキサーにかけましょう。粘度が強いようでしたら、少し水を足して粘度を弱めましょう。ミキサーにかけてスムージー状になったら、全てを鍋に入れて、火にかけて沸騰させましょう。火にかけて沸騰したら、そこから中火で20分ほど煮ます。
焦げ付かないように混ぜながら煮ましょう。だんだんと緑色が濃くなってきて、とろっとしてくるはずです。20分ほど加熱して、とろみがついてきたら完成です火が付いているうちに塩小さじ2を入れて混ぜたら美味しいサルサヴェルデの完成です。温かいうちは酸味の強いサルサで、冷たくなると酸味のマイルドなサルサヴェルデとなります。用途に合わせて使い分けてください。
辛くないサルサヴェルデのレシピ
続いては、辛さの苦手な人でも楽しめる、辛くないサルサヴェルデのレシピをチェックしていきましょう。まずは材料を見てみましょう。材料は、イタリアンパセリ25g、ローズマリー2g、にんにく1/2片、レモン汁小さじ2、ケイパー約20粒、アンチョビ1切れ、白ワインビネガー小さじ1、オリーブオイル大さじ3、塩コショウ少々となっています。
ケイパーというのは、地中海沿岸産の木の花のつぼみを酢漬けにした物です。刻んでタルタルソースに使用したりします。それでは、作り方を見てみましょう。まず、イタリアンパセリ25gとローズマリーの葉をみじん切りにします。にんにく1/2片とアンチョビ1切れも同様にみじん切りにしましょう。
フードプロセッサーに、みじんぎりにしたイタリアンパセリ、ローズマリーの葉、にんにく、アンチョビ、そしてレモン汁小さじ2、ケイパー約20粒、白ワインビネガー小さじ1、オリーブオイル大さじ3、塩コショウ少々を全て入れ、攪拌したら出来上がりです。
サルサヴェルデを活用したレシピ
続いては、サルサヴェルデを活用したレシピをいくつか紹介します。ディップソースの様に付けるだけでも美味しいのですが、様々なレシピに活用することが出来ます。まずは、サルサヴェルデとツナのパスタのレシピから見ていきましょう。
サルサヴェルデとツナのパスタのレシピ
まずは、サルサヴェルデとツナのパスタのレシピから見ていきましょう。材料は、スパゲティ200g、ツナ缶1缶、玉ねぎ1/2個、トマト1/2個、サルサヴェルデ100ml、オリーブオイル大さじ1、パルミジャーノレッジャーノ大さじ3、塩適量、ブラックペッパー少々となっています。
それでは、続いて作り方を見てみましょう。まず、鍋にたっぷりのお湯を沸かします。塩少々を加えて、スパゲッティを茹でます。ゆで時間は、スパゲッティの袋に表記してある時間よりも1分少なく茹でます。玉ねぎ1/2個、ツナ1缶は汁気を良く切り、トマト1/2個は1cm角に切っておきましょう。続いて、熱したフライパンにオリーブオイルをひいておき、先ほど薄切りにした玉ねぎを中火で炒めます。
玉ねぎをしんなりとするまで炒めたら、汁気を切ったツナを加えてサッと炒め、ボウルに入れます。ボウルにサルサヴェルデ100mlとパルミジャーノレッジャノ大さじ2も加え、先ほどの茹で上がったスパゲッティの水気を良く切って加えます。全体を良くまぜ、塩適量とブラックペッパーで味を整えて皿に盛りましょう。皿に盛ったスパゲッティの上にトマト1/2個を盛り付け、残りのパルミジャーノレッジャーノを振りかけたら完成です。
サルサヴェルデが美味しいエンチラーダスのレシピ
続いては、サルサヴェルデが美味しいエンチラーダスのレシピを紹介します。エンチラーダスとは、トルティーヤを巻いて具材を詰め、トウガラシのソースをかけたものです。それでは、まずは材料をチェックしていきましょう。
材料は鶏むね肉100g、サルサヴェルデ100g、モッツァレラチーズ40g、パクチー少々、赤玉ねぎ少々、粉チーズ少々、トルティーヤ3枚、サラダ油適量、黒インゲン豆100g、粗みじん切りにした玉ねぎ1/4個、ジャスミンライス適量、サラダ油、塩適量となっています。
続いて、作り方を見ていきましょう。まず、黒インゲン豆は洗って一晩水に浸しておきましょう。鍋に、一晩水に浸して置いた黒インゲン豆と水500㏄、塩適量を入れて豆が柔らかくなるまで約2時間ほど煮ます。続いてフライパンを熱し、サラダ油適量をひいて玉ねぎを炒めていきます。玉ねぎが透明になったら、茹でた黒インゲン豆を加えて軽く炒めましょう。
玉ねぎと黒インゲン豆を炒め終わったら、塩適量を入れて味を調節します。この時、豆の煮汁を足しても良いでしょう。鶏むね肉100gは皮を外して、茹でます。茹でた鶏むね肉は細く割いておきましょう。熱したフライパンに多めにサラダ油を入れ、トルティーヤを油通しします。トルティーヤに3等分にした鶏肉と、細かくした10gのモッツァレラチーズを巻いたものを、皿に3本並べましょう。
あつあつのサルサヴェルデをかけ、残りのモッツァレラチーズをトッピングしたら200℃のオーブンで1分ほど焼きましょう。焼けたら、赤玉ねぎ少々とパクチー、粉チーズをトッピングします。ジャスミンライスを炊いておき、トマトのみじん切りを少々和えましょう。お皿にエンチラーダスと黒インゲン豆の炒め、ジャスミンライスを盛り付けたら完成です。
サルサヴェルデを作って味わってみよう!
いかがでしょうか?サルサヴェルデとはまだ聞きなれない調味料かもしれませんが、メキシコの調味料で、作り方次第で辛くすることも辛みを抜いて作ることも可能なので、自分好みにソースを作りたい人にもピッタリです。
そのままディップソースの様に楽しんでも良いですし、パスタソースのように使用したりしても美味しく頂けます。「このように作る」という決まりがなく家庭ごとに違った味が楽しめるソースなので、皆さんも自分好みのサルサヴェルデを作って色々な料理で味わってみましょう!