うなぎが美味しい横浜の有名店は？老舗から持ち帰りまで人気店を紹介

土用の丑の日になると無性にうなぎを食べたくなりませんか？うなぎを焼いたあの煙の匂いは多くの人をうなぎ屋へと魅きつけます。疲れた体にパワーをつけようと、土用の丑の日には鰻を食べられる人も多いのではないでしょうか？港町の歴史を持つ横浜はさまざまなジャンルのレストランがたくさんありますが、意外にもうなぎ屋が多い事実を知っていますか？横浜には古くからある老舗のうなぎ店が多く、昔から鰻を食べる習慣があったようです。

横浜には文明開化の歴史とともに100年以上も続いている名店や、安いコストパフォーマンスが評判のうなぎ屋などバラエティに富んでいます。また横浜の有名店の中にはうなぎのテイクアウトができる店もあるので、自宅美味しいうなぎが手軽にいつでも食べられます。そこで今回は横浜で楽しむことができる絶品の人気うなぎ有名店を紹介します。栄養価がとても高いといわれているうなぎでしっかりパワーをつけて暑い夏を元気に乗り切りましょう！

美味しいうなぎが食べられる横浜の人気有名店は古くからある老舗も多く、それぞれのお店が伝統やしっかりとしたこだわりを持っているいます。どのお店も機会があれば一度は訪れたくなるような横浜では評判のうなぎ屋です。横浜に遊びに来たら定番の中華街もいいですが、たまには美味しいうなぎを食べられる有名店に行ってみるのはいかがでしょうか？今回紹介する横浜の名店の中に、きっとお気に入りのうなぎ屋が見つかるはずです。
 

天然うなぎしま村は2011年のミシュラン横浜鎌倉版で一つ星を獲得した横浜ではかなりの有名店です。しま村本店である高田本店は味はもちろん、店内のつくりにもこだわりを持っています。特にこだわっているところは心地よく食事ができるように従来のうなぎ屋のイメージを変え、スペースを生かしたゆったりとした空間となっています。また部屋からは庭園を眺められ、居心地が雰囲気の中でうなぎを楽しめるようお店が工夫をしています。

しま村では選び抜いた新鮮な国産うなぎだけを使っています。うな重ももちろんですが、こちらのお店の特におすすめのメニューは「鰻釜」です。鰻釜はひつまぶしとやや似た食べ方ではありますが、四膳目はとろろをかけてうなとろで楽しむところが少し違います。またお米にも強いこだわりがあり、鰻にあったお米を厳選して使用しています。しま村はこだわりの美味しいうなぎが食べられる横浜のおすすめ有名店です。

野田岩は麻布に本店を構えるうなぎやで、その歴史は古く江戸幕末から続く老舗有名店です。野田岩は横浜駅に店舗が二つあります。一つは横浜駅前の百貨店である横浜高島屋の中に、もう一つは横浜駅から少し離れた徒歩8分ほどのところにあります。横浜駅から離れた方の店舗は路面店で、老舗店らしい落ち着いた店構えの格調があるお店です。備長炭で焼き上げた野田岩のうなぎの蒲焼きは、焼き加減が絶妙でとても美味しいと評判です。

うなぎに使われている野田岩の伝統のたれは、醤油とみりんのみで作られています。そのためシンプルで上品な味わいが特徴です。またうな重に付いてくる肝吸いは丁寧に焼き上げられた肝が入っていて、口に入れると香ばしい香りが広がります。野田岩は白焼きも人気で蒲焼きと一緒に注文するという方も多いです。うなぎそのものの味を楽しめる白焼きは山葵とよく合います。200年以上の歴史を持つ野田岩は一度は絶対に訪れたい横浜の有名店です。

御食事処スズキは極上のブランド養殖うなぎ「坂東太郎」が食べられるうなぎ屋です。お店は横浜アリーナの最寄駅でもある新横浜駅から徒歩5分ほどのところにあります。御食事処スズキは昭和のノスタルジックな雰囲気が魅力的なお店です。こちらのお店ではうな重が2570円からと比較的安い値段でうなぎが楽しめます。

御食事処スズキは注文してから鰻をさばきます。そのため注文したものが出てくるまでに少なくても40分くらいかかります。お店に伺うときは時間には余裕を持って行くことをおすすめします。御食事処スズキではうなぎ以外に刺身や野菜サラダなどの居酒屋的な一品料理もたくさんあります。うなぎを待っている時間は一品料理をつまみながら過ごしましょう。

丁寧に焼かれたうなぎは、皮がカリッとしていますが身はふっくらとして美味しいです。さらに安くうなぎを楽しみたい人には御食事処スズキのランチタイムが特におすすめです。ランチタイムのうなぎは坂東太郎ではないですが、値段が千円台というかなりお安い価格のうな丼が楽しめます。御食事処スズキは地元新横浜の人に愛される庶民的な美味しいうなぎ屋です。

創業1942年の老舗である梅林は、横浜ではとても有名な高級日本料理店です。こちらのお店では夏は「天然うなぎ」、冬になると「天然とらふぐ」が楽しめます。お店は横浜の中心街である伊勢佐木町や文明開化の雰囲気が漂う馬車道の近くにあります。梅林は完全個室もあるので、接待や会食、家族や親戚のお祝いなど大切な席でもよく利用されます。

梅林は4月から11月にかけて天然うなぎが入荷されますので、その期間は旬のうなぎを楽しめます。夜はコース料理がメインですが、昼は「うなぎ定食」などコースではないメニューもあります。コースだと量が多くて心配な人はランチがおすすめかもしれません。さらにうなぎ定食では自分の好みに合わせてうなぎの調理法を選べるところも魅力です。梅林名物の「うなぎの朴葉蒸し」は宅配できますので、ぜひご自宅で有名店の味をお楽しみください。

割烹蒲焼八十八は創業明治43年の横浜では老舗うなぎ店です。八十八は横浜に二店舗あり、一つは伊勢佐木町の近くにある吉田町店、もう一つは横浜元町近くの石川町店です。お店の名前の由来はもともとは米屋だったそうで、そこから「八十八」という名前になったとのことです。吉田町店の建物は元銀行だったので、金庫室が個室になっていたりと思わず写真を撮りたくなるような店内です。また常連だった著名な芸術家の油絵なども飾られています。

割烹蒲焼八十八のうなぎは季節によって産地が変わりますが、特に国産にはこだわって提供しています。出されたうなぎの蒲焼きは皮がパリッとして、たれも甘味がしつこくなくさっぱりした味わいです。またこだわりの山椒はとても香りが良く、うなぎの味を引き立ててくれます。割烹蒲焼八十八は文明開化の雰囲気を感じさせてくれるおすすめなお店です。まるで美術館のような八十八で横浜の歴史に思いを馳せながらうなぎを楽しみませんか？

隅田川は海の公園や八景島シーパラダイスなどがある金沢八景エリアにある老舗のうなぎ屋です。もともとこちらのお店は隅田川のほとりにあり、明治維新のころに東京の隅田川から横浜へ移転してきたとのことです。隅田川は紀州備長炭で焼かれた美味しいうなぎが食べられると、特に地元の人から人気があります。さらにうなぎはもちろん、てんぷらや旬の魚料理もとても美味しいと評判です。

隅田川のうなぎはたれが少し甘めの味付けですが、上品でしつこくありません。うな重の種類は上、松、竹とあります。特に上はうなぎが二段がさねになっていてとてもボリュームがあります。一緒に付いてくる骨せんべいも人気で、塩っけがありお酒のつまみにぴったりです。この骨せんべいはおみやげとして買って帰ることもできます。横浜八景島シーパラダイスに遊び行った帰りにぜひ立ち寄ってみてください。

割烹蒲焼わかなは明治5年創業の老舗うなぎ屋で、横浜ではかなりの有名店です。わかなの前身は意外にも江戸から続いていた煎餅屋だったそうです。お店の場所は横浜スタジアムや伊勢佐木町の近くの関内吉田橋にあります。店内は2階がテーブル席、3階は貴重な掛け軸が飾られた格式高いお座敷で食事が楽しめます。日本料理を楽しむのにふさわしいお座敷は、お祝いの会席や接待などに最適と大変喜ばれています。

わかなのおすすめはあつあつで香ばしい香りが食欲をそそる「うな丼」です。ごはんの量は多めで男性でも十分お腹いっぱいになります。またわかなのうな丼はほかほかの状態で提供できるように、うなぎを裂き始めてから30分後にご飯を炊いたりなど職人が緻密な計算しています。このようなところにも伝統の味を守ろうとするお店の心意気を感じます。

わかなはうなぎ以外にもお刺身、やきとりなどの一品料理もとても美味しいと評判です。横浜駅から2駅のJR関内駅から徒歩2、3分と交通の便もいいお店です。伝統的で格調ある落ち着いた雰囲気の有名店で絶品のうな丼をぜひお楽しみください。

うな清は京急線の子安にある知る人ぞ知る隠れた名店です。こちらは値段が安いのに美味しいうなぎが手軽に食べられると評判です。うな清のうなぎは「大井川・共水うなぎ」というブランド養殖うなぎを使用しています。このうなぎは大井川の豊かな自然環境の中で育てられたうなぎで、まるで天然うなぎのような味わいです。共水うなぎは栄養分もとても豊富です。このうなぎは数を制限して育てているため、貴重なうなぎとされています。

うな清ではオーソドックスなうな重の他に横浜では珍しい「ひつまぶし」や「うな茶漬け」も楽しめます。また蒲焼きと白焼きの両方が楽しめる「白蒲重」という珍しいお重があります。このうな重はうな清の人気メニューの一つでとてもおすすめです。山葵と醤油をつけていただく脂ののった白焼きは、蒲焼きとは一味違ってとても美味しいです。蒲焼きと白焼きの両方食べたい人にはうれしいお重です。

新横浜にある大黒屋は、江戸前職人が伝統の技で焼き上げる美味しいうなぎ屋です。東京の目黒八雲にもお店があります。こちらのお店では主に宮崎県のうなぎを生きたまま空輸しています。天然地下水で職人によって育てられた一級品のうなぎは、臭みが少なくてしっかりとした旨味を楽しめます。大黒屋は常に鮮度のいいうなぎを提供しています。

大黒屋ではうなぎの焼き方にもこだわりを持っています。旨味を閉じ込めるために備長炭を使って高温短時間で焼き上げています。また大黒屋創業以来から受け継がれている秘伝のたれは、うなぎ本来の旨味を引き出すために甘さ控えめになっています。メニューはうな重の他にうな丼もあり、こちらは比較的安いうなぎが食べられます。

天然のうなぎも提供していますが、入荷時のみに限られます。運がよければ利根川流域の天然うなぎが楽しめるかもしれません。江戸前職人のこだわりがつまった大黒屋のうなぎを食べてパワーをもらいましょう！

昭和レトロな店構えの菊屋は東急東横線反町駅にある明治23年創業の老舗です。昔はうなぎ割烹だった菊屋はところどころに当時の料理屋の面影が残っています。店内はまるでタイムスリップをしたような雰囲気のある佇まいです。値段はとても良心的で、鰻重定食はうなぎの大きさによって4段階から選べます。一番安い鰻重定食は1000円台からあり、この値段で肝吸いと香の物も付いています。菊屋では三河産の国産うなぎを使用しています。

菊屋のうなぎは身はしっとりとしていてジューシーです。また表面の皮はパリッとしていて香ばしい香りが口の中に広がります。たれは創業当時からずっと継ぎ足された100年以上の年代ものを使用しています。菊屋は味はもちろん店の雰囲気もよく、比較的値段も安い素晴らしい横浜のうなぎ屋です。

大きな赤い提灯が目を引く七福は、路地にたくさんの飲み屋が立ち並ぶ横浜野毛界隈にあるお店です。お店は日本家屋風でこじんまりとした造りとなっています。こちらのお店は居酒屋風の飲み処でうなぎ以外にも一品料理も多くあり、冬にはふぐも提供しています。創業50年の七福は丁寧に焼き上げられたうなぎ料理を手頃な値段で楽しめるお店です。

七福の人気のうなぎ料理は定番の蒲焼き、うな重、白焼きの他にお酒のつまみにぴったりなうなぎの串焼きがあります。うなぎの注文の仕方もグループで1つという頼み方もできますので、一品料理を楽しんだ後にシメ料理としてうなぎを注文することもできます。またうな重では量が多いけど、それでもやはりうなぎが食べたいという方向けにミニうな丼もあります。先代の出身である新潟の酒もありますので、日本酒好きにおすすめなお店です。

浜茂は東急東横線の白楽駅から徒歩5分ほどのところにある下町のうなぎ屋です。こちらは横浜にある他のうなぎ店と比較しても、全体的にかなり安いです。うな重の松でも2300円、うな丼であれば1300円で食べられます。かなり安い美味しいうなぎが食べられる有名店です。浜茂では注文を受けてから焼き上げるので、品物が提供するまでに45分くらいはかかりますが、その分美味しいうなぎがいただけます。もちろん肝吸いと香の物も付いています。

浜茂のうなぎは浜名湖産の養殖うなぎを使用しています。たれは少し甘めで皮はパリッとしていて香ばしく、身には弾力があります。またこちらのお店ではうなぎ以外にししゃもや厚揚げなどちょっとしたサイドメニューもあります。浜茂はもしかしたら日本一安いうなぎが楽しめるお店かもしれません。普段使いに気軽に立ち寄れる横浜では特に値段が安いうなぎ屋です。

お店で食べるうなぎはもちろん美味しいですが、自宅に持ち帰って食べるうなぎも、お店と一味違ったうなぎの楽しみ方です。横浜には美味しいうなぎがテイクアウトできるお店もたくさんあります。周りに気を遣うことなく自分のペースでゆっくり自宅でうなぎを楽しみたいという方のために、美味しいうなぎがテイクアウトできる有名店から安いうなぎが気軽に購入できる庶民的なお店など、横浜でうなぎが持ち帰れるお店を紹介していきます。

横浜高島屋の地下1階はいわゆるデパ地下の食品街で、いつ行っても多くの人で賑わっています。様々なジャンルの名店が並ぶ横浜高島屋のデパ地下に、うなぎ老舗店である野田岩お持ち帰り店があるのは知っていますか？こちらは蒲焼きが1串3240円で、さすが有名店のうなぎという感じです。野田岩のうなぎは皮はやわらかく身もふんわりとしています。たれはあっさりし過ぎでもなく、かといって濃すぎるということもなく丁度いい味わいです。

テイクアウトしたうなぎはしっかりとフィルムで丁寧に保護されています。こういうところがさすが老舗店という感じです。野田岩で買ってきた蒲焼きは温め直してあつあつでいただきましょう。また炊きたてご飯の上にのせてうな丼にして食べてもとても美味しいです。横浜高島屋に行った際は、老舗有名店のうなぎをお土産にしてみてはいかがですか？

横浜駅の東口にある百貨店横浜そごうの地下2階にはいわゆるデパ地下という光景が目に入ります。横浜そごうのデパ地下の和惣菜エリアに「なかお」といううなぎを中心に販売しているお店があります。ガラスケースの中には串に刺さったうなぎ、ケースの上にはお弁当が並んでいます。閉店間近になるとタイムサービスをやっているかもしれません。割引になっているのでおすすめです。

なかおのうなぎは国産のものを使用しています。身はふっくらとしていてたれも甘さ控えめでしつこくなくスッキリとしています。なかおはうなぎ以外にふぐ刺し、刻んだアナゴなども販売しています。横浜そごうに来たときにお土産としてうなぎを買いたいときは、なかおはおすすめです。

鰻鰻亭はチェーン店でそのうちの2店舗は横浜にあり、リーズナブルな安いうなぎが食べられる人気店です。こちらでは毎日直送される国産うなぎをその日のうちにさばいて提供しています。店内で食べることもできますが、カウンター席のみとなっていて、あとはテイクアウトが中心です。お店で食べる場合はうな丼やうな重があり、シングル、タブルとうなぎの大きさから選べます。鰻鰻亭のうなぎはふっくらとして柔らかく香りがとてもいいです。

鰻鰻亭は全品お持ち帰りが可能で、蒲焼きは1280円から、お弁当はシングル弁当1530円から購入することができます。その他白焼きや、きも焼き、真空パックになったものも販売してます。安い手頃なうなぎがテイクアウトできる鰻鰻亭は庶民の味方です。

正直屋はうなぎ、ふぐ、どじょうを専門としたテイクアウトのお店です。横浜の台所と言われている横浜橋商店街で60年ほど続いています。正直屋では職人が店内で調理しています。鮮度のいい浜名湖産の鰻を直接仕入れ、できる限り安い値段でうなぎを提供している良心的なお店です。数限定のうなぎ弁当は注文してから15分くらいで温かいものを出してくれます。横浜橋の正直屋のうなぎは旨味や歯ごたえが豊かでとても美味しいです。

正直屋で買って来たうなぎを食べるときはオーブントースターや電子レンジ、またフライパンで温め直しましょう。アツアツになったうなぎはできたての味へと蘇ります。一緒に付いてくる旨味のあるたれをつけて食べると思わず笑顔がこぼれます。またお中元やお歳暮などのギフトとして正直屋の蒲焼きや白焼きを贈ることもできます。日頃の感謝の気持ちを伝えるのにこちらのギフトもおすすめです。

横浜にあるうなぎ屋の名店を紹介してきました。紹介したどのお店もそれぞれの良さがあって、どこに行こうか迷ってしまうのではないでしょうか？夏バテや疲労回復に効果があると言われているうなぎ。土用の丑の日はぜひ横浜の名店で美味しいうなぎを食べませんか？また土用の丑の日に限らず日頃の頑張っている自分へのご褒美として絶品のうなぎ料理を堪能しませんか？ぜひ横浜散策の帰りに立ち寄ってみてください。