金沢のカフェで穴場の店は?おしゃれで人気のおすすめメニューも紹介

金沢は加賀100万石の城下町として観光名所もたくさんありますし、美味しいものもたくさんあります。そんな素敵な街に色々なパターンのカフェが増えてきています。その背景には北陸新幹線が開通し、東京からのアクセスもよくなり、観光客が増えたことがあると思います。そんな金沢の穴場カフェについて今回は調べて見ました。また、カフェで食べられるおしゃれなメニュー、金沢らしいメニューなども調べて見ました。

金沢のカフェで穴場の店は?おしゃれで人気のおすすめメニューも紹介のイメージ

目次

  1. 1金沢ってどんな街?
  2. 2金沢の穴場カフェ:オマンジュウカフェSouan
  3. 3金沢の穴場カフェ:土家(つちや)
  4. 4金沢の穴場カフェ:凛凛
  5. 5金沢の穴場カフェ:野田屋茶店
  6. 6金沢の穴場カフェ:茶寮不室屋
  7. 7金沢の穴場カフェ:安江町ジャルダン
  8. 8金沢の穴場カフェ:おいしいいっぷく鏑木
  9. 9金沢の穴場カフェ:ニワトコ
  10. 10まとめ:金沢のカフェとは?

金沢ってどんな街?

金沢は加100万石の城下町で、今もその面影を残した古都です。金沢城の周りには兼六園があったり、美術館があったり、当時を彷彿とさせる風情のある街並みも残されていて大変人気があります。また、漆塗りや金箔などを代表とする伝統工芸や伝統芸能が残っていることも観光客には魅力的です。また、金沢は季節によって見せる顔の違う街で、特に雪の降る季節は木を守るための雪吊りが見れておすすめのシーズンになります。

金沢の穴場カフェ:オマンジュウカフェSouan

兼六園や金沢21世紀美術館のある広坂界隈から徒歩5分という好立地にあるカフェがここ、オマンジュウカフェ Souanです。おまんじゅうというと和菓子のイメージですが、こちらのもの甘い餡の入ったスイーツ系のものが常時10種類ほど、ハンバーグなどのお惣菜を挟んだバーガー系のものが5種類あります。おまんじゅう生地はオリジナルブレンドの小麦粉で、丁寧に手作りし、プレーン、黒糖、抹茶など中身によって変えています。

これらのおまんじゅうは注文を受けてから目の前で蒸しあげます。これはほかのどこにもないオンリーワンのカフェで憩いの空間を提供したいというオーナーの想いから始められたそうです。この他にもパスタやピザのメニューもあります。内装は淡いグリーンを基調にしていておしゃれで、カウンター席とテーブル席のほか、小上がりもあって、のんびりとくつろげる空間になっています。

店内ではかわいい手作りキャンドルの販売のほか、季節ごとにキャンドル作りのワークショップも行っているそうですおしゃれなカフェでキャンドル作りも素敵ですね。営業時間は11:30〜15:00 ディナー17:00〜20:00(L.O.19:30)月曜日が定休日です。

金沢の穴場カフェ:サンニコラ

金沢の大繁華街香林坊の大通りから、一本入ったところにあるせせらぎ通り商店街は、鞍月用水のせせらぎの音をかすかに聴きながら、ゆったりと散策できる街で、人気観光スポットの武家屋敷にも近いところです。ここにあるのがサンニコラで、用水の上にかかる階段を渡ったところにあるブルーのおしゃれな扉が目印です。ここはピエール・マルコリーニのオープニングスタッフに招聘された藤田雅秋さんがオーナーのカフェです。

サンニコラではカカオ豆を輸入し、板チョコレートに加工するところまでの全工程を野々市市にある本店で行っています。ボンボンショコラ1個205円は、こだわりのチョコレートに、能登の天然塩や石川の清酒など地元の食材を使ったものまであります。ケーキも常時20種類以上が並び、中でもひときわ目を引くのが、チョコレート色に綺麗にコーティングされたケーキ、ラファロ496円です。

外見の美しさだけでなく、ムースショコラにオレンジのクリームブリュレ、サクサクしたフィテーユと呼ばれる土台と、3層の食感が口の中で融合します。また、注文を受けてから焼き上げるワッフルが香林坊店では限定で食べられます。チョコレートのソースや生クリームのトッピングもたまりません。中はふわっと、外はサクッとしてほかほかです。営業時間は11:00〜19:00で、水曜日が定休日です。

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金沢の穴場カフェ:土家(つちや)

金沢の3大茶屋街のひとつ主計町にあるカフェが「土家」です。ここは金沢駅からバスで10分ほどの場所で観光地として賑わうひがし茶屋街とは、浅野川を挟んだ対岸にある落ち着いた雰囲気の茶屋街で金沢の穴場のスポットです。浅野川大橋と中の橋の中ほどにある、白いのれんが目印です。こちらの建物は大正2年に建てられた典型的な茶屋形式で、金沢市の指定伝統建築物に指定されています。
 

中に入ると町家らしい急勾配の階段があり、金沢の町家の特徴である、紅殻(べんがら)塗りと呼ばれる朱色の壁が印象的な、情緒たっぷりの空間が広がります。床の間には季節の掛け軸や工芸品が飾られていて、おもてなしの気持ちが伝わってきます。これだけでも来てよかったと思わせてくれますが、席につくとまず、お茶と季節の和菓子が運ばれてきます。まだ注文してないけどと思ってしまいますが、これはウェルカムサービスです。

注文の品が出てくるまでの時間もゆっくりと楽しんでほしいという、ご主人のあたたかな心遣いです。そしてメニューには、スペシャルコーヒー500円をはじめ、ご主人こだわりのコーヒーが並んでいます。砂糖が入っている器やソーサーは輪島塗、金沢らしさ満喫でおすすめのカフェです。その他にも夏には和三盆アイスコーヒー、冬にはぜんざいが人気のメニューです。営業時間は10:00〜17:00、月曜、火曜が定休日です。

金沢の穴場カフェ:凛凛

金沢3大茶屋街の1つのにし茶屋街の路地裏にある、アンティーク着物ショップ併設の和カフェが「凛凛」です。築100年の町家を生かし、趣のあるおしゃれなタイルや格子戸をそのまま残した建物です。小さな白い看板が目印です。ここでは和菓子の人気店月天心の季節のお菓子を楽しめます。金沢情緒あふれるおしゃれなカフェ空間で、古くて新しい金沢の魅力を発見できます。

メニューは加賀棒茶と和菓子のセット500円~や、ほうじ茶ラテ小菓子付き500円など、6種類のドリンクが楽しめます。加賀棒茶は、石川県特産のほうじ茶で、新茶の茎を浅く焙じたもので、香ばしく上品な味わいが、繊細な金沢の和菓子にぴったりです。事前予約すれば、人気和菓子店月天心の生菓子も用意してもらえます。

1階ではおしゃれなリサイクル着物や和小物を売っています。和たんすの中にびっしり着物が入っており3000円から5000円が売れ筋で、帯や小物と合わせても10000円以内のコーディネートも可能です。これなら自分用のお土産に買える許容範囲です。金沢の伝統工芸である加賀繍の帯留めや、つまみ細工のかんざしは、お店のオリジナルの商品です。営業時間は11:00~18:00、月、火、土、日、祝日は休みです。

金沢の穴場カフェ:野田屋茶店

野田屋茶店は、安政6年に金沢に創業した老舗の日本茶専門店野田屋が営む甘味処です。兼六園や金沢城から歩いて約10分ほどの場所にあり、観光の途中に立ち寄れそうです。自家焙煎の加賀棒茶が香るまかないパフェ700円や抹茶アフォガード400円など、お茶の香り豊かな和風スイーツが楽しめておすすめです。

人気のまかないパフェはコーンフレーク、コーヒーゼリー、寒天、フルーツ、白玉などの上に、バニラソフトがたっぷり乗っており、最後に振りかけるほうじ茶パウダーが香ばしくてほろ苦く、アクセントになっています。抹茶アフォガードはアイスとチョコレートに、濃い目に点てたほろ苦い抹茶をかけ、アイスとチョコレートのとろける甘さがとびきりの和製アフォガードです。営業時間は9:30~19:00、無休で営業しています。

金沢の穴場カフェ:茶寮不室屋

創業慶応元年の加賀麩の老舗、不室屋本店の経営している店舗です。近江町市場のある武蔵が辻交差点から尾張町方面へ3分ほど行ったところにあるのがこちらのお店です。およそ100種類の麩商品が販売されており、飲食店も併設しています。蔵を改装したという店内は、落ち着いた雰囲気で、テーブル席とお座敷席があります。
 

ここのランチは、麩と旬の食材を使った加賀料理が楽しめる麩久箱膳(ふくばこぜん)2592円です。箱膳の中に麩の使われた料理が数種類並んでおり、治部煮、ご飯、味噌汁、漬物などが付いています。デザートも充実しており、カフェの利用もしていただけます。

一番人気は不室屋パフェ843円で、さっぱりとした豆乳アイスとコクのある黒蜜ゼリー、もちもちの三色生麩にサクッとした豆乳マフィンなど異なる食感が楽しく、また生麩も美味しいおすすめのデザートです。この他、生麩ぜんざい778円もあります。営業は11:30~18:00で火曜定休です。
 

金沢の穴場カフェ:安江町ジャルダン

金沢駅の東口からほど近くの、駅前別院通り商店街の路地裏にあるのがこの穴場カフェです。安江町ジャルダンは古い民家をリノベーションした複合施設「Machiya5」の中にあります。格子戸を開けて中を覗くと、手前にあるのは雑貨店。中庭に面した細長い通路のさらに奥に店の入り口はあります。店内はシンプルですが、古民家の天井の梁が見えておりおしゃれで、日本家屋の面影も残った居心地のいいカフェ空間になっています、

 

人気メニューは、じっくりと焼き上げた厚焼きパンケーキ600円で表面はサクっと香ばしく、中はふんわりとして優しい味わい。バター、生クリーム、メープルシロップをたっぷり絡めていただくと極上の味わいです。こちらでは金沢のオリジナル食材の加賀野菜を使ったメニューもあり、ランチに加賀レンコンとズッキーニのえびドリア800円を提供しています。なかなか食べられない味わいでおすすめです。

このカフェでは居心地の良さを追求するために、大阪の人気家具メーカーTRUCKの家具を使っています。木やファブリックの素材感をいかした、飾り気はないけれどどこから見てもおしゃれで美しいデザインと、コンパクトながらも抜群の座り心地です。これがまた、築120余年の金沢町家に見事にマッチしています。営業時間は月・水・木が11:30〜19:00、金〜日が11:30〜22:00です。火曜日が定休日です。

金沢の穴場カフェ:甘味カフェ 茶ゆ

金沢の観光地として人気のひがし茶屋街にあるカフェが茶ゆです。ここは1階が金沢ご当地素材を使ったアイスクリーム専門店、2階は落ち着いた和空間のカフェになっています。ここでは抹茶や棒茶、醤油、甘酒、きな粉、塩など金沢と能登の素材を使ったアイスクリームが味わえます。竹炭入りのもなかの皮にアイスが挟まれている東山もなかは人気の商品で、パリパリで食感が美味しいです。値段は330円です。

2階のカフェではアイスも食べることができます。それ以外に2階だけで注文することができる上生菓子や人気の厳選素材の和スイーツもあります。東山あんトリュフと抹茶生チョコアイス600円はその1つで棒茶と抹茶を使った2種類の上生菓子の練り切りあんを、棒茶味、抹茶味のミルクショコラでコーティングしたトリュフチョコレートと、濃厚な抹茶チョコのアイスをさらに抹茶でコーティングしたアイスクリームです。

この他にも1階では金沢カレーぱん350円が2種類あります。生地に抹茶が入って中身がバターチキンと抹茶のものと、竹炭入りの生地でカレーもスパイシーなビーフと黒こしょうです。注文を受けてから揚げるので、アツアツ、サクサクの出来たてをいただくことができておすすめです。営業時間は10:00〜夕暮れ時で休みは不定休です。

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金沢の穴場カフェ:おいしいいっぷく鏑木

ここのカフェは金沢の人気観光名所の長町武家屋敷跡の一角にある、創業190年以上の歴史をもつ九谷焼の老舗、鏑木商舗(かぶらきしょうほ)の中に併設されています。この店舗は和風建築を改装した、風情ある門構えの中に入ると庭があり、それを望むような形で立っています。この庭に面した長いカウンター席と、グループでゆっくりできるテーブル席があります。人気のお店なので、訪れる際には事前予約がおすすめです。

ここでは平日限定のランチメニュー和御前で近江町市場で仕入れた旬の海鮮丼が食べられます。丼の他にも金沢らしく、2~3品の加賀野菜の煮物などの小鉢とデザートに葛切りが付いています。これらを提供している器が全て鏑木商舗の九谷焼になります。繊細な絵付けが美しく、思わす金沢土産に買って帰りたくなります。

もちろんカフェとしても気軽に利用することができ、九谷焼のうつわでいただくお茶やコーヒーは、ランクアップした気分にしてくれそうです。お茶請けは、金沢の老舗菓子店小出の和菓子がいただけます。お抹茶お菓子付きで1000円です。営業は9:00~22:00、日祝は18:00までです。 ランチは11:30~15:00の提供です。不定休になります。

金沢の穴場カフェ:ニワトコ

金沢の人気観光地・近江町市場から徒歩3分距離にあるのが、隠れ家的レストラン「ニワトコ」です。近江町市場などから仕入れた季節の食材を、丁寧に料理されたランチが人気のお店です。古い長屋を改装した店内は、道路側の窓を大きく取り、外の光が差し込まれ、明るくて居心地のいいカフェ空間になっています。白とテーブルの木目が基調となった店内は、まるで自宅のリビングにいるようです。

ここのおすすめのランチは週替わりお昼ごはんでメイン料理、小鉢2種、ごはん、味噌汁にニワトコジュースが付きます。“ごはんに合うこと” “満たされること” “身近な旬を美味しく食べられること”の3つにこだわって、心を込めて手作りしています。この日のメインは白菜と豚肉のロール煮、小鉢は赤キャベツの甘酢和えに、こんにゃくとエリンギの味噌炒めの2種類です。金沢の地場野菜もよく使われます。

カフェメニューもオリジナリティーのあるメニューで充実しています。米粉のパンケーキ フルーツ添え600円には季節の手作りジャムが添えられています。カフェタイムも地元客で賑わうという人気のお店で、素朴な中にアイディアと手作りのおいしさと季節がぎっしりつまっていて、心まで癒されるおすすめのお店です。営業時間はランチ11:30〜15:00、喫茶15:00〜17:00、休みは木曜と不定休です。

まとめ:金沢のカフェとは?

金沢にはいろんなタイプのおしゃれなカフェが次々にできていて、観光客にとっても地元客にとっても嬉しいことです。特に金沢をブランドにしたカフェが多く、それは建物、食材、食器と3パターンあったように思います。建物の場合は町屋だったり、元お茶屋だったりしたものを生かしてリノベーションし、カフェにしているものです。

食材の場合は、金沢のオリジナル食材の加賀野菜や能登食材を積極的に使っているところも多かったです。観光客にとっては、金沢に来たからには金沢らしいものを食べたいという気持ちが強い人が大多数ではないでしょうか。それをうまく掴んでいると感じました。最後に器が九谷焼や漆塗りを用いていて、これもまた、金沢ならではのブランド力を感じました。

金沢のそんなおしゃれで素敵なカフェ、ぜひ体験してみたい気持ちになりました。お気に入りの店が旅先にできることは、またその街に行きたくなりますし、旅先ではなく、また戻って来た気持ちにさせてくれるものです。皆さんもそんなお店を見つけてみてください。

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