パンケーキのカロリーはどれくらい?気になる人気店の数字を比較調査
近年、爆発的ブームで、一気に人気急上昇したパンケーキ。ふわふわで美味しいパンケーキを店で食べたことがある人も多いと思います。このブームは今もなお、冷めやらない勢いで、もはや人気スイーツの代表的存在になっています。そんなパンケーキは、軽い食感で、2~3枚ぺろりと食べれる勢いですが、はたしてパンケーキのカロリーはどのくらいなのでしょうか?そこで、気になる人気店の数字を比較調査してみました。カロリーを事前に知っておくと、1日のカロリー調整もしやすくなります。
目次
- 1パンケーキの発祥
- 2パンケーキとホットケーキの違いについて
- 3パンケーキが近年ブームになった理由とは?
- 4パンケーキのカロリー:話題のパンケーキ1枚何キロカロリー?
- 5パンケーキのカロリー:フリッパーズ
- 6パンケーキのカロリー:ロイヤルホスト
- 7パンケーキのカロリー:j.s.パンケーキカフェ
- 8パンケーキのカロリー:食事系パンケーキ
- 9パンケーキのカロリー:マカダミアンナッツクリーム
- 10パンケーキのカロリー:リコッタチーズのパンケーキ
- 11パンケーキのカロリー:エッグスンシングスのパンケーキ
- 12パンケーキのカロリー:ビルズのパンケーキ
- 13パンケーキのカロリー:カフェ・カイラのパンケーキ
- 14パンケーキのカロリー:幸せのパンケーキ
- 15パンケーキのカロリー:ブルックリン パンケーキハウス
- 16パンケーキのカロリーのまとめ
パンケーキの発祥
パンケーキの発祥は正確な記録はありませんが、分かっているのは古代ギリシャまで遡ります。当時は小麦粉と水を合わせた生地を熱した石で両面焼いていました。そして、文献で登場するのは16世紀に入ってからで、18世紀頃になると、料理書に頻繁にパンケーキが登場するようになり、19世紀にはあらゆる階級の人が食べるようになります。19世紀の終わり頃はアメリカでパンケーキ粉が発売され気軽に食べれるようになりました。
日本では明治30年代に雑誌で「パンケーキとはどんなものか」と紹介されました。その後、大正12年に東京のデパートの食堂で「ハットケーキ」という名前で出されたのが始まりと言われています。そして、昭和6には「温かいケーキだからホットケーキ」と名付けられ、ホーム食品から「ホットケーキの素」が発売されましたが売り上げは芳しくなく、その後昭和32年に森永の砂糖を加えたホットケーキの素がヒットしました。
甘くて温かいホットケーキはたちまち子供も大人も大好きなおやつになりました。お母さんが作るホットケーキはいつの時代でも子供にとって憧れで、そんなホットケーキが子供でも作れるということで、アサヒ玩具が昭和43年に発売した「ママレンジ」が爆発的大ブームとなり、この頃になると「ホットケーキミックス」の名前だけでも17社が販売し、ますますホットケーキが日本の代表的おやつとして浸透していきました。
パンケーキとホットケーキの違いについて
ここまで見ると、日本はパンケーキの呼び名よりもホットケーキの呼び名の方が浸透していったのが分かります。そうなると、ホットケーキとパンケーキの違いについて疑問が上がりますが、ホットケーキはパンケーキの一種であるという説や、生地に厚みのあるものがホットケーキで、薄めのものがパンケーキと呼ぶなど、諸説があるようです。しかし、明確に定義があるわけではありません。
それでも、ホットケーキでお馴染みの森永製菓を例に挙げると、ホットケーキは甘いもの、パンケーキは甘さ控えめで食事にも合うといったように、しっかり区別して販売しています。市販のミックス粉に関しては、用途に合わせて使い分けするのが良いでしょう。買う時のポイントとして、個包装タイプのものを買いましょう。使いかけの粉を保管するのは湿気を伴い、ダニが侵入する恐れがあり、不衛生になります。
パンケーキが近年ブームになった理由とは?
平成22年頃、原宿にハワイ発祥のパンケーキのカフェが次々とオープンしたのがきっかけで、ブームになりました。粉もので原宿と言えばクレープでしたが、クレープは立って食べる印象があるのに対し、パンケーキは座ってナイフとフォークでゆっくり味わうのが一般的で、見た目の良さとインスタ映えのしやすさからみても、話題と人気が衰えない理由の1つになっています。
アメリカでは60年の歴史がある老舗パンケーキカフェ「オリジナルパンケーキハウス」が吉祥寺に日本出店したように、アメリカのパンケーキは他国もさることながら日本人受けし、長蛇の列を作るほどの人気が定着しました。今もその人気は衰えることがありません。今やパンケーキ1つにとっても生地の配合やトッピングも色々で、それによってカロリーもさまざまです。そこで人気カフェのパンケーキのカロリーを比較調査しました。
パンケーキのカロリー:話題のパンケーキ1枚何キロカロリー?
ふわふわの食感が美味しいパンケーキのカロリーは薄めのもので1枚約250キロカロリー、厚めのもので約350キロカロリーだと言われています。これはトッピングやクリームなどがない、パンケーキそのもののカロリーなので、予想以上に高いことが分かります。そして、パンケーキの枚数が増えるほど、幸せな気持ちと共にカロリーも倍増します。何とパンケーキ3枚になると約750~1050キロカロリーにもなり、白米お茶碗3~5杯分にもなります。
パンケーキのカロリー:フリッパーズ
こちらは、自由が丘にある「フリッパーズ」という話題カフェでの人気メニュー「奇跡のパンケーキ」です。スフレタイプのパンケーキは柔らかくて食感も軽やかですが、このパンケーキに生クリームをトッピングすると高カロリーに。通常、生クリーム100gにつき420キロカロリーにもなります。数字で表すと大変なカロリーです。しかし、フリッパーズのトッピングにある生クリームは量的にみて、およそ280キロカロリーです。
パンケーキ1枚約175キロカロリーで3枚提供されるので505キロカロリーになります。上にある生クリームのトッピングは「フリッパーズオリジナルのメープルバタークリーム」です。生クリーム280キロカロリーにメープルシロップ大さじ2で100キロカロリー、バター1かけら75キロカロリーを合わせると、メープルバタークリームは455キロカロリーになります。よって、パンケーキの総カロリーは980キロカロリーです。
パンケーキのカロリー:ロイヤルホスト
こちらはロイヤルホストのパンケーキです。注文してから1枚ずつ焼いていく人気のメニューですが、3枚で467キロカロリーです。これにメープルシロップをかけると100gで248キロカロリーになりますから、合わせると715キロカロリーにもなります。数字的にはホイップクリームよりは低カロリーで、メープルシロップにはポリフェノールやカルシウム、カリウムなどの栄養素も豊富なので、美容や健康に気を遣う方にはおすすめです。
パンケーキのカロリー:j.s.パンケーキカフェ
パンケーキにベリーとアイスがトッピングした、j.s.パンケーキカフェの人気メニューです。パンケーキが美味しいカフェでいつも賑わってます。バニラアイスのトッピングは夏に特に人気がありますが、温かいパンケーキにバニラアイスクリームがちょうどよく溶けていき、絶妙です。ただしカロリーは高く、バニラアイスクリーム100gで約207キロカロリーになりますが、ホイップクリームやメープルシロップよりは低めです。
J.S.パンケーキカフェの話題沸騰人気メニュー「ストロベリーカスタードパンケーキ」は、パンケーキが小ぶりなのでカロリーは控えめですが、カスタードクリームを使用していたり、イチゴをふんだんに使用しています。イチゴのカロリーは100gでおよそ34キロカロリーになります。小ぶりなパンケーキでもトッピングの内容でカロリーが変わっていくので、カロリーオーバーにならないパンケーキ選びも大事です。
パンケーキのカロリー:食事系パンケーキ
最近では甘いパンケーキの他、食事系パンケーキも話題を集めています。それと同時に、市販の甘くない食事用パンケーキミックスもよく見かけるようになりました。食事系パンケーキの中でも人気のトッピングは「ベーコンチーズ」です。これらを100gトッピングすると、約380キロカロリーになります。さらに卵をトッピングしたい場合は約130キロカロリー上乗せになります。栄養たっぷりなので、朝食からランチにぴったりです。
パンケーキのカロリー:マカダミアンナッツクリーム
ハワイではお馴染みで話題のマカダミアンナッツパンケーキです。積み重なったパンケーキを覆いつくし、まさに存在感たっぷりですが、気になるのはカロリーです。数字にすると1000キロカロリーと高めです。とは言っても、疲れた時など、この甘さが濃厚で美味しく感じますが、くれぐれも食べ過ぎに注意が必要です。友人や家族とシェアしても良いでしょう。
パンケーキのカロリー:リコッタチーズのパンケーキ
リコッターチーズのパンケーキは、約500~600キロカロリーと言われています。程よい酸味とパンケーキの甘さがバランスが良いです。リコッタチーズは普通のチーズより低カロリーなのも話題の1つです。トッピングはシンプルにするとリコッタチーズの味を損なわず美味しく食べれます。
パンケーキのカロリー:エッグスンシングスのパンケーキ
パンケーキブームの火付け役でもある、話題のカフェ「エッグスンシングス」。行列が絶えないここのパンケーキの人気メニューは生クリームたっぷりの「ストロベリーホイップクリームとマカデミアナッツ」です。何とこのパンケーキ、1食で約2075キロカロリーあると言われています。これは日本の成人女性の1日平均摂取カロリー1800~2200キロカロリーに迫ります。
パンケーキは70gで薄く175キロカロリーですが、5枚で約875キロカロリーになります。これに250gの生クリームが約1000キロカロリー、イチゴとマカデミアナッツで100キロカロリー、大さじ2杯のメープルシロップが100キロカロリーで計算すると、2075キロカロリーという驚きの数字になります。ベリーソースがかかるとさらに70キロカロリー多くなります。1人で食べるとカロリーオーバーになるのでシェアしましょう。
パンケーキのカロリー:ビルズのパンケーキ
世界1の朝食と言われ、ハリウッドセレブにも愛される話題カフェ「ビルズ」は、日本でも店舗数を増やし、今もなお大人気です。このカフェの定番メニューと言えば「リコッタパンケーキ」です。気になるカロリーは1食当り690キロカロリーで、なんとパンケーキ3枚にカットバナナ、バターやメープルシロップを含んだカロリーなので、数字的にも低いです。先程紹介したエッグスンシングスと比べると、随分とカロリー控えめです。
ビルズで使われているリコッタチーズは、低糖質な上にたんぱく質やビタミンが豊富でダイエットにもおすすめのチーズです。さらに、ビルズで提供されているパンケーキはトッピングが他店よりも非常にシンプルなところから、低カロリーで素材の味が引き立ち、さらに美味しいのでファンが多いのも分かります。リコッタパンケーキなら1人で3枚食べても、他の食事をヘルシーにすれば気兼ねなく食べれるので、大変おすすめです。
パンケーキのカロリー:カフェ・カイラのパンケーキ
カフェ・カイラはハワイからきたフルーツたっぷりのパンケーキ店です。ホノルル・マガジンが主催するグルメ賞、ベスト朝食賞など、数々の金賞を受賞している話題の人気店です。ふわふわで程よい甘さが大満足なその味は、幅広い年齢層から親しまれています。ボリュームも満点なので、友人や家族とシェアするのもコストパフォーマンス的に良いでしょう。カイラ・オリジナル・パンケーキは553キロカロリーと意外に低カロリーです。
パンケーキが低カロリーなのは、フルーツの割合が多いからでは?と言われています。ちなみに、パンケーキよりもカロリーが高いのは「カイラ・フレンチ・トースト」で655キロカロリー、さらに「カイラ・オリジナル・ワッフル」は753キロカロリーと数字的にも高いので、パンケーキが一番ヘルシーなのが分かります。フルーツが好きな人やカロリーを気にしている人はぜひおすすめします。
パンケーキのカロリー:幸せのパンケーキ
「幸せのパンケーキ」も負けずと知れた話題のお店です。人気のスフレパンケーキは、シンプルなものからトッピング付きまで、約590~620キロカロリーあります。ニュージーランドから取り寄せた高級マヌカハニーや発酵バターが存分に使われており、食材にもこだわったお店です。またトッピングに美味しい「ホイップバター」をプラスすると800~830キロカロリーと数字も高くなりますが、パンケーキとの相性抜群で絶品です。
パンケーキのカロリー:ブルックリン パンケーキハウス
ブルックリンパンケーキハウスは、パンケーキ激戦区・原宿エリアにある話題の隠れ家的カフェです。ウッド調のアメリカンな店内で注目なのは、プラス100円で全てのパンケーキを全粒粉に変更できます。薄い生地が3枚重なって、塩気のある生地はしっとり・もっちりしています。パンケーキのカロリーも3枚で300キロカロリーほどで、数字的にも驚きの低カロリーなので、ダイエットしている方にも朗報です。
アメリカンな店内と塩気のあるパンケーキは女性はもちろん、男性も入りやすいお店です。全粒粉にすることで、低カロリーなパンケーキになり、もちもちした食感なので、薄いパンケーキでも満足できます。パンケーキは好きだけど、カロリーが気になる方は、ぜひ全粒粉のパンケーキがあるこのお店で食べてみて下さい。全粒粉は栄養価も高く、薄力粉の3倍の食物繊維や鉄分、ビタミンB1が含まれています。
パンケーキのカロリーのまとめ
今回は、怖いけど知っておきたいパンケーキのカロリーはどれくらい?なのか、気になる人気店の「カロリー数字」を比較調査しました。何のトッピングでカロリー数字が跳ね上がるのか、また、意外に低カロリーなパンケーキを発見し、比較することができました。皆さんも参考にして、好きな人気店のパンケーキを探してみて下さい。