うなぎのカロリーは高い?糖質は?うな重や蒲焼・白焼きを徹底比較

日本で昔から栄養価が高く精がつくと、特に暑い時期には夏バテ防止として食べられてきたうなぎ。美味しいスタミナ食として愛され続けていますが、そのカロリーや糖質は一体どれくらいなのでしょうか。土用の丑の日にはうなぎを食べることを楽しみにしている人も大勢いますが、うなぎが食べたいと思っても特にダイエット中だとそのカロリーや糖質が気になります。今回はうなぎの食べ方で一番人気のあるうな重から、蒲焼や白焼きなどのカロリーを徹底比較します!

うなぎのカロリーは高い?糖質は?うな重や蒲焼・白焼きを徹底比較のイメージ

目次

  1. 1うなぎは古来から愛され続けている
  2. 2うなぎの蒲焼とうな重のカロリー
  3. 3うなぎの蒲焼やうな重の糖質量
  4. 4うなぎの蒲焼と比べて白焼きのカロリーは?
  5. 5うな丼と比べて他の丼もののカロリーは低い?
  6. 6うなぎとあなごのカロリーに差はあるのか
  7. 7うなぎを食べる時にカロリーや糖質を低くするまとめ

うなぎは古来から愛され続けている

うなぎには魚の中でも長い歴史がある

うなぎは日本では古来から食べられてきた魚です。そのジューシーでふわふわとした食感と、程よい皮の歯ごたえがとても美味しく愛され続けてきました。古くからの歴史があり、現在も多少値段が高くても無性に食べたくなってしまうことがある魚、それがうなぎです。

うなぎの食べ方としては、一番人気があるのがうなぎの蒲焼をごはんに乗せて食べるうな重やうな丼です。お店によっては、秘伝のタレが昔から受け継がれていたり、注文が入ってから生きたうなぎをさばいて提供してくれるところもあります。魚はいかに新鮮かでより美味しく食べられるので、贅沢な気分も味わえます。

うなぎは五千年も前から、栄養価が高く夏バテに効果のある魚として食べられてきました。古くから七月の終わりには毎年、暑い時期を乗り切るために土用の丑の日にはうなぎを食べようと言われてきたようです。今は各地で土用の丑の日のイベントが行われています。この時期は、特にうなぎと書かれたのぼりなどが目に入り、ついついうなぎが食べたくなります。

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うなぎの蒲焼とうな重のカロリー

うなぎはカロリーの高い魚なのか?

うなぎは栄養価が高く精がつくと人気の魚ですが、それではカロリーが高く特にダイエット中には避けた方がいいのではないかと考える人も多いでしょう。そこでうなぎの蒲焼のカロリーを調べてみたところ、100gあたり290kcal~300kcalほどであることがわかりました。やはりスタミナ食と言われるだけあって、少し高めです。

うなぎの蒲焼は甘辛いタレをつけて焼くので、ごはんとの相性がとても良く、いつもより多いごはんを食べてしまいます。ごはんのカロリーは一善150gで252kcalですが、うな重やうな丼だと200g~250g位食べられてしまうのです。そうすると、ごはんだけでカロリーが336kcal~420kcalとなります。

魚介類の100gの平均のカロリーは116kcalほどなので、うなぎは魚の中ではカロリーは少し高めです。うなぎは一匹だと約150g~200gなので、カロリーは400kcalを超える場合もあります。うな重の場合は、蒲焼のカロリーにごはんのカロリーも加わるため一人前が約700kcal位になります。

うなぎの蒲焼やうな重の糖質量

うなぎは糖質の高い魚なのか?

他の魚と比べてカロリーは若干高めのうなぎですが、では糖質はどれくらいなのでしょうか。魚介類の糖質の平均は100gあたり1.5gです。そして食品全体の平均は18.5gとなっています。それと比較して、うなぎ100gあたりの糖質は0.3gとなっていて、魚の中でも食品全体の中でも、うなぎの糖質は少ないことがわかります。

うなぎは一匹分でも糖質は0.45~0.6gで、魚の中では低いことがわかります。ただし、甘いタレをつけるうなぎの蒲焼の場合は、そのタレの糖質も加わるので十倍ほど上がると言われています。しかし、それでもうなぎの蒲焼一匹の糖質は4.5g~6gなので、全食品の平均糖質量と比較すると大きく下回っています。

うなぎは魚一匹の中ではカロリーは高めなものの、糖質はかなり低いことがわかりました。でもやはり美味しいうなぎの蒲焼と相性抜群のごはんを一緒に、うな重やうな丼を食べたいものです。ごはんの糖質は一善150gで55gです。200g~250gのうな丼やうな重だと74g~92.5gほどになります。

うなぎは蒲焼一匹分でも糖質は低い魚だと言えますが、うな重やうな丼にするとごはんの糖質で一気に上がり、78.5g~98.5g位になります。糖質を取り過ぎないように注意している人は、うなぎの蒲焼の量に対して一緒に食べるごはんの量をを減らすことが最善の策でしょう。

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うなぎの蒲焼と比べて白焼きのカロリーは?

魚の食べ方でカロリーは変わる

うなぎの蒲焼と共に人気なうなぎの白焼きですが、甘いタレがついていないのでカロリーは蒲焼より低いと思われがちです。しかし、実はうなぎの白焼きのカロリーは100gあたり331kcalあり、一匹だと500kcal近くになります。これは意外ですが白焼きの方が蒲焼よりもカロリーは高いです。

なぜ甘いタレがついている蒲焼より、見た目もあっさりしている白焼きの方がカロリーが高いのでしょうか。それは焼き方の違いによる差です。うなぎの白焼きは一度しか焼かないのに対して、蒲焼は一度焼いた後にタレをつけてまた焼くため、魚の脂が落ちてカロリーも下がるのです。カロリーが気になる時は、白焼きより蒲焼を選びましょう。

カロリーは気になるけれど、好みや気分では白焼きがいいこともあります。うな重やうな丼のカロリーが高めな理由は、ごはんを多く食べてしまうことも大きいので、白焼きを食べる時はあっさりとわさび醤油などで食べるといいでしょう。そうすることで糖質量も上げずに食べることができます。

うな丼と比べて他の丼もののカロリーは低い?

うなぎ以外の食材の丼もののカロリー

うなぎの食べ方としてダントツ人気のあるうな重やうな丼、そのカロリーはわかりましたが他の食材の丼もののカロリーと比較するとどうなのでしょうか。例えば、かつ丼は受験など何か勝負に挑む際に縁担ぎとしても食べられます。かつ丼の気になるカロリーはというと900kcal位になっていて、やはりかなり高カロリーです。

かつ丼は、魚ではなく肉だし揚げ物だしカロリーが高くて当然だと思われるかもしれません。それでは魚を使ったネギトロ丼のカロリーはというと、量にもよりますが780kcal位となっています。ネギトロも魚でヘルシーな食材である印象ですが、うな丼やもっとごはんの量が多いうな重のカロリーも上回っています。

では魚卵であるいくらがたっぷりと乗ったいくら丼はどうでしょうか。365gのいくら丼だと701kcalです。ちょうど、うな重と同じくらいのカロリーです。いくらもそこそこのカロリーがあり、そしてうなぎの蒲焼と同様にごはんがいつもより進むので、納得な数値といったところです。

親子丼も食材は魚ではありませんが、鶏肉を使っていて丼ものの中ではカロリーが低いヘルシーなイメージです。しかし、そのカロリーは680~720kcal位になります。こうして比べてみると、うな重やうな丼が他の食材の丼ものよりカロリーが特に高いわけではないことがわかります。

うなぎとあなごのカロリーに差はあるのか

うなぎに似た魚あなごのカロリー

うなぎより値段が安く、うなぎの代わりに食べられることもある魚があなごですが、ではそのカロリーはうなぎと比較してどうなのでしょうか。あなごのカロリーは100gで161kcal、一匹で365kcalとありました。うなぎより少しカロリーは低いです。ただし、うなぎよりもあなごは一匹がこぶりな魚です。

うなぎと似た魚ではありますが、寿司のネタとしても食べられるのがあなごです。あなごの握り寿司は一貫のカロリーが65~70kcalほどです。十貫食べると650~700kcalになりうな丼やうな重に匹敵するカロリーですが、寿司で食べる場合は少量であったり、他のネタも食べるので特にあなごだけのカロリーを気にすることもなさそうです。

では、うな重と見た目もそっくりなあなご重のカロリーはどれくらいなのでなのでしょうか。甘いタレやごはんは同じですが、あなご丼は600kcalほどなので、あなご重でもうな重より少しカロリーは低めです。また脂質があなごの方が低いなどヘルシーな一面もあります。しかし、そこまでうなぎとあなごのカロリーに大きな差はありません。

うなぎを食べる時にカロリーや糖質を低くするまとめ

土用の丑の日に食べたい魚はやっぱりうなぎ

あなごや他の食材の丼ものもいいけれど、やはりたまには食べたい魚がうなぎです。最近は一匹ずつ真空パックのうなぎが通販でも手に入り、自宅でも美味しいうなぎが食べられます。カロリーや糖質が気になる時は、一緒に食べるごはんの量を減らしましょう。

土用の丑の日には、近所のスーパーでもうなぎが気軽に買えます。ダイエット中の人も時には気分転換に、また少し贅沢をして美味しいうなぎを食べるというのもいいものです。少しでも摂取カロリーを減らすためには、意外にもカロリーの高い白焼きではなく、蒲焼を食べましょう。

万葉集にもうなぎにまつわる歌があり、暑い時期にはうなぎを食べて栄養を摂り夏バテを防ごうという考えがその時代からあったようです。現代でも土用の丑の日にうなぎを食べるのは、暑さだけでなく不安定な気候で体調を崩さないようにという願いがこめられています。無性にうなぎが食べたくなったら、思い切って美味しいうなぎを食べて夏を乗り切りましょう。

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