熱海のお土産で迷ったらコレ!温泉街の名物から干物までおすすめ品まとめ
日本有数の湯量を誇る温泉地・熱海ですが、みなさんお土産には何を買いますか?温泉街の定番であるお饅頭や、海が近い熱海ならではの海産物など、何を買おうか迷ってしまうこともあると思います。今回は、数あるお土産の中からいくつかピックアップして紹介します。熱海には、子どもも喜ぶ人気のお菓子やお酒の肴にぴったりな海産物までたくさんの魅力的なお土産があります。ぜひ、熱海旅行の参考にしてみてください。
目次
日本屈指の温泉街「熱海」
かつて昭和の一頃は観光地として人気を博していた熱海ですが、1991年をピークに客足は低迷し一時は250万人を下回るまでに減少しました。しかしここ数年は、熱海を盛り上げようと地元住民が奮起し、様々な取り組みで宿泊客数は右肩上がり、観光地としての復活を印象付けています。まずは、そんな日本屈指の温泉街である熱海の基本情報からみていきましょう。熱海は何県にあるのか、どんな場所なのか、紹介します。
熱海ってどこ?
言わずと知れた静岡県の温泉街である熱海は、伊豆半島の東側に位置しています。熱海には、海があり山がありそして温泉があります。大変自然に恵まれた場所ではありますが、熱海駅には東海道新幹線のひかりとこだまが発着しているため都心からのアクセスが非常に良く、老若男女問わず人気の観光地となっています。都内からでも日帰り旅行を楽しむことができるおすすめの場所です。
熱海は坂の街
熱海は、坂の街と言われています。海から山までの距離が短く、斜面を開拓した街であるため、必然的に坂や階段が多くなっています。徒歩での移動は体力が必要になりますが、坂の街ならではの特権といえば景観で、高台から眺める海はとてもきれいです。温泉が有名な熱海には60軒を越える温泉施設があり、多くの施設で温泉に入りながら海を望むことができます。
熱海は日本の中でも湯量が多い温泉として知られ、その量はなんと総湧出量毎分約16,600リットルと言われています。熱海温泉では、塩化物戦と硫酸塩泉を楽しむことができ、湯あたりが良くそれぞれ冷え性や皮膚疾患に効果があります。また、温度が高いのも熱海温泉の特徴で、平均温度は約63度です。
温泉といえばお土産
温泉と言えば、風情漂う温泉街をイメージされるのではないでしょうか?ご多分に漏れず、熱海も非常に魅力的な街です。入浴後の散策、帰り際のお土産探しなど、温泉街の楽しみ方はいろいろですが、今回はお土産にスポットを当てていきます。駅周辺の情報や商店街で買える定番のお土産から今話題のお土産まで、名物とおすすめを幅広く紹介します。
駅前商店街を散策しよう
熱海駅を出たところに2つの商店街があります。昭和の趣を感じさせる商店街は、どちらを通っても最終的には同じ場所に出ます。どちらにもいろいろなお店が入っていますので、お時間がある方は両方見てみると良いでしょう。創業60年以上の老舗もありますので、ぜひ足を運んでください。
熱海駅前平和通り商店街
熱海駅を出て右側へ進むと、手前にある商店街が「平和通り商店街」です。小田原かまぼこ、やまじょうの看板が目印です。リーズナブルに海鮮がいただける和食処・こばやしや、高級温泉旅館であるATAMI・海峯楼、その他お土産店などが軒を連ねます。カフェでゆっくりしたり、名物の練り物やお饅頭の食べ歩きを楽しむことができます。
熱海駅前仲見世通り商店街
熱海駅を出て右側に進み、平和通り商店街を右に見ながら20~30mほど歩くとあるのが「仲見世通り商店街」です。こちらもノスタルジックな雰囲気が漂う商店街です。熱海での一幕が有名な「金色夜叉」の作者である尾崎紅葉の筆塚の碑があります。こちらの商店街でもお土産の買い物や食べ歩きができ、一部の店は平和通り商店街と通じています。
熱海のおすすめお土産:温泉延命饅頭
温泉へ行ったら甘味処の定番と言えば和菓子ですが、中でも温泉饅頭は外せません。日本各地、温泉のあるところには必ず温泉饅頭がありますが、高温の蒸気で蒸されるこの饅頭の元祖は、ここ延命堂です。大正より営まれている名店には、多くの旅行者が足を運びます。老舗ならではの雰囲気の中、店内でお饅頭を楽しむこともできます。
こちらの名物である温泉延命饅頭は、その名の通り利用者および住人の延命長寿を祈って名付けられました。添加物を一切使っていないお饅頭は、昔から変わらぬ素朴な味わいが人気の一品です。隙間なく詰められた甘さ控えめのあんこがポイントです。白色はこしあん、茶色はつぶあんとなっています。
熱海のおすすめお土産:ネコの舌
三木製菓の人気商品ネコの舌を紹介します。昭和20年代より営まれているこの製菓店は、ネコの舌という洋菓子が名物です。食べた際の舌ざわりがネコのそれに似ていることから命名されました。口に入れた瞬間、たっぷり使われたバターの香りが鼻を抜けます。サクサクと軽い口当たりで、思わず止まらなくなってしまうお菓子です。
こちらのお店では、ネコの舌の他にバームクーヘンなども人気です。レモンパイやアイスクリームなども販売していますので、ぜひ食べてみてください。お土産にも、道中のおやつにもピッタリの一品です。
熱海のおすすめお土産:吉祥
明治5年創業の老舗和菓子店・間瀬より、まろやかな甘さと味わいが名物の吉祥です。サツマイモで作られた黄色い餡からは適度にバターが香り、外側はこしあんで包んでいます。蒸して仕上げていますので、しっとりでありながら程よく崩れていく触感もまた一興です。源頼朝と北条政子が逢ったとされる逢初橋にちなみ、伊豆逢初の名でも販売されています。気に入った場合には、通信販売でも購入できます。
吉祥の他にはいくつか通年販売の和菓子に、季節限定商品などのお土産もあります。原材料や水にこだわって作られた和菓子は、どれも食べてみる価値ありです。熱海に行かれた際は、購入をおすすめします。
静岡に何度も足を運びますが、お土産で一番喜ばれているお菓子。程よい甘さがお好きな方に。伊豆 逢初(あいぞめ) https://t.co/rCPnzZqhrL
— 亜星成美 (@mimi84207365) November 5, 2015
熱海のおすすめお土産:釜鶴ひもの店
熱海と言えば海の幸がおすすめです。熱海には熱海港と網代港、2つの港があり、各宿泊施設では新鮮な魚介類を楽しむことができます。お土産としては干物や加工品が多く、中でも干物といえば有名なのが、150年続く伝統の味が美味しい釜鶴ひもの店です。無添加で作られた干物は、食通もうなること間違いなしの名物です。
金目鯛の干物
伊豆は、金目鯛の水揚げが有名です。真っ赤な見た目とは裏腹にその身にはクセがなく、しつこくない上品な甘みが人気の魚です。料亭では、1匹丸ごと煮付けで出されることも多い高級魚です。名物である釜鶴ひもの店の金目鯛は骨の処理をしてありますので、そのまま焼いてすべて食べることができます。ふっくらとした白い身はもちろんのこと、パリパリと焼かれた皮まで美味しい逸品です。
頭はそのまま食べることもできますが、残しておいて出汁をとると2度楽しむことができます。味噌をといて、いつもとは違った1ランク上の味噌汁でご飯を食べてみるのもいいでしょう。
干物の定番アジ
干物で定番の魚と言えばアジです。アジの干物は多くのスーパーでも販売されていますが、ぜひ一度こちらのアジを食べてみてください。駿河湾・相模湾で獲れたアジはあっさりとした脂が美味しく、どんどんご飯がすすみます。お酒のアテにもなりますので、食べ盛りの学生も、お酒を楽しみたい大人にもおすすめのお土産です。
熱海のおすすめお土産:とろけるちーずケーキ
老若男女幅広い層からの支持を集めるチーズケーキですが、熱海にもぜひ食べて欲しい逸品があります。それがこちら、住吉屋のとろけるちーずケーキです。年間にしておよそ22万個も製造されていることからも、その人気の高さが伺えます。他とは一線を画すその魅力は、材料から作り方まで随所にみられるこだわりから生まれています。
出典: http://lade.jp
使用されているクリームチーズはフランスのキリー社に限定し、上品なクセのない味が人気のチーズケーキです。搾りたての新鮮な牛乳に毎朝生まれた卵だけを使う、こだわりがあふれた一品です。半熟状態で焼き工程を終えるため、冷やされているのにトロトロとしていて、口どけまろやかに仕上がっています。同店で販売されているとろける・デ・シューもまた熱海名物となっていますので、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
出典: http://lade.jp
熱海のおすすめお土産:みかんの花咲く丘
お菓子処・石舟庵の名物は、伊豆の特産品ニューサマーオレンジを使ったチーズケーキです。こちらはベイクドタイプです。ベイクドチーズケーキならではのしっかりした濃厚なチーズの味に加え、ニューサマーオレンジの酸味がアクセントになっており、非常に風味が豊かなお菓子です。伊東に本店を構える名店ですが、熱海にも出店しています。
熱海のおすすめお土産:蒸しパン
今や熱海のソウルフードとなっているのが、熱海ほていやの蒸しパンです。昭和22年創業のこちらで作られる蒸しパンが、地域の人々を育んできました。手の込んだ製法で作られた蒸しパンは、昔懐かしの素朴な味わいが売りです。レンジで温めて食べるとまるで出来立てのようにほわほわになります。
当初のお店は閉店になっていますので、現在は伝統の製法を受け継いだマックスバリュ熱海店にて購入することができます。蒸しパンと言っても種類は多く、かぼちゃやメロン、イチゴなど季節ものもあります。中でも一番の人気は栗の蒸しパンで、1個128円で販売されています。お土産も良いですが、食べ歩きにもおすすめの一品です。
熱海のおすすめお土産:梅酒「熱海っ娘」
おいしいのはご飯だけではありません。おいしいお酒も温泉旅行の醍醐味です。宿でいただいた地酒に惚れ、リピーターになった経験がある人も多いのではないでしょうか?熱海からは、熱海で採れた梅のみを使用した名物の梅酒をおすすめします。
その名も熱海っ娘と名付けられた梅酒は、熱海梅園で獲れた青梅だけを使用しています。熱海は梅の街としても有名で、日本一早咲きと言われる熱海梅園では、毎年1月~3月にかけて名物の梅まつりが行われます。50品種以上の梅が堪能できる熱海梅園で獲れた青梅の中でも、傷のないものだけを厳選して作られたのが熱海っ娘です。
そのままロックで飲むことでも、フルーティーですっきりとした味わいを楽しむことができますが、サワーも人気です。自宅で割って飲んでもいいですが、あらかじめサワーとして販売しているものもありますので、お好みで購入してください。熱海っ子の販売は熱海市内のみとなっていますので、購入の際はあらかじめ販売店を調べておきましょう。女性にも喜ばれるお土産です。
熱海のおすすめお土産:七尾たくあん
熱海に限らずですが、観光地には地域特産の漬物が多くあります。熱海でおすすめしたい漬物は、岸浅次郎商店の七尾たくあんです。天然塩と糠のみで漬け込まれたこのたくあんは、余計な雑味のない上品な味わいを楽しむことができます。酸味の具合がちょうどよく、たくあん特有のこりこりとした食感と塩気が食欲をかきたてます。和食が注目されている昨今、日本で古くから食べられている発酵食品の漬物にも目を向けてみてください。
漬け方によっていくつか商品が展開されており、三年物が最も人気です。その他、七年物や一味を効かせたものも販売していますので、気になるものを購入して食べ比べるもの楽しいでしょう。和食処の経営も行っているので、そこで漬物を堪能することも可能です。
熱海のおすすめお土産:山田屋のかまぼこ
熱海唯一のかまぼこ屋が送り出す、至極の練り物土産を紹介します。こちらのお店では、一風変わったユニークなかまぼこが販売されています。お土産によし、食べ歩きもよしの魅力的なかまぼこ屋です。
しいたけ坊っちゃん丸
熱海ブランドA-PLUSにも認定されている人気商品がこちら、しいたけ坊っちゃん丸です。紙面にて紹介されるや否や注文が殺到、そのあまりの人気ぶりは商品が品薄になってしまうほどです。エビやニンジンを練りこんだすり身をしいたけ1個と合わせた豪快な一品です。職人によって手作りされたこのかまぼこは、すり身の深い味わいとしいたけの旨みが絶妙です。この珍しい見た目も、お土産におすすめできるポイントです。
しいたけ坊っちゃん丸はヤバいw
— ぽい太 (@_poita_) April 2, 2013
しいたけ好きにはたまらん逸品だ。しいたけの持つとこまであってそれが美味しかった。
熱海ブランド「A-PLUS」をチェックしよう
熱海ブランド「A-PLUS」を知っていますか?熱海で作られている各種製品の普及・販売促進を目的として、熱海商工会議所が運営する地域ブランドです。保養地として名高かった熱海で古くから人々に愛されてきた逸品や、新たに作られた熱海こだわりの商品を認定しています。認定発表会は、現在までに6度行われています。
特別招聘審査員は田崎真也氏
熱海ブランド「A-PLUS」として認定するにあたり、その審査会には熱海市在住で世界的に活躍している田崎正也氏が特別招聘審査員として参加しています。その他、有識者も含めた審査会を経て認定されたものはどれも秀逸なものばかりです。今回、紹介したものも含まれていますので、ぜひそちらも参考にしてみてください。公式サイトでは、第1回~6回まで、またはカテゴリー別に認定品を一覧することができます。
熱海に行ったらお土産を買って帰ろう
今回の熱海お土産特集、いかがでしたか?熱海は、海も山もある豊かな風土に恵まれた地域です。そこで作られる海産物・菓子など食品の数々は、どれも各店のこだわりが詰まったものばかりです。今回、紹介しきれていないものがまだまだたくさんありますので、ぜひ潮風を感じて散策しながら探してみてください。きっとお気に入りの一品が見つかるはずです。