ハッカ油の効果効能が凄い!正しいハッカ油スプレーの使い方も!

ハッカ油って知っていますか?薬局などに売っているミントの香りの天然オイルなのですが、夏を前にしたこの時期に、いろんな効果効能があり料理や風邪予防、胃腸薬の代わりにも使えてとても便利と評判です。その他どんな効果効能があるのか、どうしたら使い勝手がいいのか、ハッカ油とは何なのか、ハッカ油スプレーの作り方まで調べてみました。小さなお子さんのいるうちでは特に便利なハッカ油、今年の夏はハッカ油を取り入れて爽やかに快適に過ごしてみませんか?

ハッカ油の効果効能が凄い!正しいハッカ油スプレーの使い方も!のイメージ

目次

  1. 1ハッカってどんな植物?
  2. 2ハッカの品種
  3. 3ハッカの歴史
  4. 4ハッカ油とは?
  5. 5ハッカ油に含まれる代表的な3つの成分
  6. 6ハッカ油の効果・効能:リフレッシュ編
  7. 7ハッカ油の効果・効能:快適生活編
  8. 8ハッカ油の効果・効能:ヘルスケア編
  9. 9ハッカ油の効果・効能:体調管理編
  10. 10ハッカ油の効果・効能:防虫編
  11. 11ハッカ油の効果・効能:お掃除編
  12. 12ハッカ油の効果・効能:飲用する場合
  13. 13ハッカ油の効果・効能:料理の風味付け
  14. 14まとめ:ハッカ油の効果効能がいっぱい

ハッカってどんな植物?

ハッカとは薄荷と感じでは書き、シソ科ハッカ属に属するハーブの総称です。英語ではミント、イタリア語スペイン語ではメンタと言います。ミントと同じものだったのです。ハッカの大きな特徴として、シソ科特有の正方形の茎形と、葉をもむだけでスーッとする清涼感のある香りがあります。これは、ハッカを代表としたハーブ類やその他植物に含まれる特にハッカ草に含有するハッカ油と言う精油によって出されるものです。

ハッカ油の含有量は品種によっても異なリますが、一番多い和種ハッカでも、1~2%ほどしか含まれておらず、約10kgのハッカ油を得るのに、最低でも一反(300坪)近くの畑が必要です。

ハッカの品種

ハッカの品種は何百種類もありますので、代表的な品種をいくつかご紹介します。パッと見ただけでも随分外見も違いますし、含まれている成分も違います。

和種ハッカ

和種ハッカはインド、北米、ブラジル、ヨーロッパ、日本が原産の品種で、ハッカ脳という成分が一番多いハッカ草で、「あかまる」や「ほくしん」「ほくしん・まんよう・わせなみ」などの品種改良し作られました。現在は洋種ハッカがオイルや加工品の原料として使われ、和種ハッカの栽培はごくわずかになってしまいました。

洋種ハッカ

アメリカ・インド・地中海沿岸・ヨーロッパ・ロシアが原産の品種でミントの代名詞となった代表種です。洋種ハッカも品種改良が進み、オイルに加工するだけでなく、乾燥葉の粉砕をお茶や料理にも利用する目的の品種なども多数存在します。

スペアミント

アメリカ・インド・ヨーロッパ・ロシアが原産の品種です。欧米で料理に使うハッカといえばこれをさすほど一般的な品種です。日本には19世紀初めに、オランダ船から伝えられ、「オランダハッカ」や「ちりめんハッカ」、「緑ハッカ」と呼ばれましたが、独特な匂いが好まれませんでした。

ウォーターミント

和名では「水ハッカ」と言われ、湿地を好み、繁殖力の強い品種です。ペパーミントはこれとスペアミントの交配によって生まれました。

ヒメハッカ

開拓時代に発見された北海道の在来種で、全体的に小柄ながら比較的精油量も多い品種です。可愛らしい薄紫色の花が咲きます。主成分はメントールになります。

ボウルズミント

ミントの中で最も大きな品種。丸い葉は柔らかく繊毛に覆われ、1.5m程の大きさに成長します。

カーリーミント

和名は「ちりめんハッカ」と言います。名前の通り縮れた葉が特徴のミントです。スペアミントの仲間です。

ホースミント

和名は「馬ハッカ」といい、スペアミントの原種と言われ、古くからアジアに自生していた品種です。この葉には独特の苦味があります。

コルシカミント

地中海西部コルシカ島に分布し、2~3㎝程の草丈で一番小さなミントです。ペパーミント系の香りを漂わせ、藤色の花を咲かせて可愛らしい品種です。

キャットニップ

和名はなぜか「犬ハッカ」と言います。猫が好物のうっとりする香りと言う意味がこの名の由来です。西洋マタタビとも言われ、マタタビと同じような効果効能があるそうです。

ベルガモットミント

別名「オーデコロンミント」と言われ、赤い茎と葉には赤い脈があります。ベルガモットに似た柑橘系の香りをさせるため、「オレンジミント」とも言われます。

アップルミント

和名は「まる葉ハッカ」と言います。パイナップルミントに似た葉の形ですが葉に紋様はなく、リンゴの様な甘い香りがするミントです。

ハッカの歴史

ハッカは今から3500年前、古代ギリシャで生薬として使われており、歴史上最も古い栽培植物の一つと言われています。日本には今から2000年以上前に中国から伝わりました。 10世紀には、山菜として平安貴族の食事用に料理され、室町時代には薬として用いられたという記録があります。京都宇治近辺では、お茶よりも早く栽培が行われていたとも言われています。ハッカは薬として、食料として料理され使われた便利な植物でした。

ハッカ油とは?

「ハッカ油」は、ハッカ草というミントを乾燥させて抽出した植物油のことを言います。ハッカ油には、ミント特有のスーッとした清涼感があって歯磨き粉の中に使われていたりします。

春先に植えたハッカを9月下旬頃、刈り取って1.2週間陰干しし、乾燥させます。乾燥が終わったハッカ草は、蒸留釜に入れられ、一昼夜かけて水蒸気蒸留により抽出させます。蒸留の終わったハッカ草のカスは家畜の飼料として利用されます。これによって家畜に病気が非常に少なくなると言われています。

蒸留されてできたハッカ油の原油(取卸油)は次に精製工場へ運ばれます。ここでその取卸油から「精製ハッカ脳(L-メントール)」と「精製ハッカ油」を分離する作業をし、製品化されます。

ハッカ油に含まれる代表的な3つの成分

L-メントール

ハッカ油の70%から90%を占める代表的な成分がL-メントールです。スーッとした感覚を呼び起こす成分ですが、実際に温度を下げてくれる訳ではなく、身体の冷感を引き起こすスイッチを刺激する効果のあるものです。

メントン

ハッカ油の21%ほどを占めている成分です。L-メントールと同じく清涼感を誘発します。メントンは普通に使用する分には心配の必要のある物質ではありません。

リモネン

柑橘類の芳香を出す成分で、ハッカ油にはごく少量含まれています。これもまた、通常使用の範囲では心配のいらない物質です。

ハッカ油の効果・効能:リフレッシュ編

ハッカ油の効果・効能は防虫効果、消臭効果、除菌効果、リラックス効果、風邪予防などさまざまな効果があるとされています。

ハッカ油の鼻や口から入った香りの信号が、視床下部などに直接作用し気分をリフレッシュさせてくれます。

ハッカ油の入眠効果

気持ちをすっきり引き立たせてくれるハッカ油の香りは、よく眠気覚ましの効果があると言われているのですが、使い方によっては気持ち良い眠りに誘ってくれる効果・効能も期待できるのです。ハッカの量を控えめにしてほのかに香る程度にし、枕元などにハッカ油スプレーを数プッシュ噴きかけます。そうすればさわやかな香りの効果で、いつの間にかリラックスしてきます。
 

ハッカ油で集中力のアップ

出典:

勉強や仕事などで一日中机に向かっていると、疲れて集中力が低下しがちです。そんなときにはハッカ油の匂いを嗅いでみてください。気分が一瞬にしてリフレッシュします。また、ハッカ油を湿らせたコットンをティッシュでくるみ胸ポケットに入れておけば、長時間にわたり香りを楽しむこともできます。ただし、ハッカ油の原液が直接肌に触れると刺激が強過ぎるのと、洋服についてしまうとシミになることもあるため注意してください。

ハッカ油の効果・効能:快適生活編

ハッカ油で洗濯物の臭い消し

ハッカ油のさっぱりとした香りにもっと包まれたいなら、シーツや枕カバーを洗濯する際、脱水時に1滴ハッカ油を入れておく方法もあります。こうするとハッカ油のほのかな香りをもっと楽しむことができます。特にこれからのじめじめした梅雨時や熱帯夜が続く季節などは、入眠に効果抜群です。部屋干し臭にも効果が期待できます。

ハッカ油をアイロンがけのリネンウォーターに

ハッカ油入りのリネンウォーターをアイロがけに使うとハッカ油のいい香りいっぱいの中でアイロンがけができます。その上、防虫・除菌の効果効能もあって衣類がさっぱりします。スチームアイロンを使うときには、水を入れる部分に水と数滴のハッカ油を入れると蒸気が上がるたびにさわやかな香りが部屋にたちこめます。リネンウォーターの作り方は霧吹き用のボトルに水を入れて、ハッカ油を数滴垂らしてよく混ぜるだけです。

ハッカ油で衣類の防虫

ハッカ油には防虫の効果効能もあります。それをより実感したいなら、衣装箱やタンスにハッカ油で作った匂い袋をしのばせておいてください。コットンにハッカ油を湿らせたものを小さなガーゼのハンカチなどで包んで、タンスの角に置いておくだけです。香りがしなくなると効果がなくなるので、ときどきコットンを新しいものに変えてください。市販の防虫剤のような強い香りではなく、体にも優しいので人を不快にさせません。
 

タンス1段に1個だと弱いので、できれば2.3個作ってあちこちにしのばせてみてください。小さい子のいる家庭なら、もう履けなくなった幼児用靴下などをガーゼ替わりにするとリサイクルにもなります。

ハッカ油で車内の臭い消し

ハッカ油の最大の武器の爽やかな香りが車内の臭いを消して、その空間を一瞬にリフレッシュさせてくれます。たとえば、駐車場に長時間停めておいた車の中は車の匂いが気になる時があります。しかし芳香剤は香りがキツイし、かえって車内にその臭いが染み付くような気がする。そんな場合はハッカ油スプレーを取り出して、シュッと車内の空気に振りかけてみましょう。嫌味のない自然の香りが、こもった空気を変えてくれます。

ハッカ油の除菌効果

手軽に洗顔や手洗いができない時におしぼりがあると便利です。そのおしぼりにハッカ油を染み込ませておけば除菌効果の成分が手を清潔にしてくれます。手を清潔にすることで風邪予防やあらゆる感染症の予防になると言われています。遠足やピクニックに行く際、お弁当にハッカ油おしぼりを一緒につけておけば、さっと取り出して一拭きできて重宝します。

ハッカ油のおしぼりは、半カップの水に植物性のグリセリン(小さじ1弱)を混ぜ、そこにハッカ油を数滴加えて良く混ぜます。キッチンペーパーをその液につけて全体に染み込ませたら、密封できるビニール袋に入れれば出来上がりです。

ハッカ油の消臭効果

洋服や髪の毛についたタバコの匂いや、焼肉や焼き鳥などの油臭い匂い、野焼きやたき火などの焦げた匂いなども、ハッカ油スプレーをシュッと振りかけるだけであっという間に消臭できます。カバンの中にハッカ油スプレーを持っていれば、こんな時にすぐに使えます。

ハッカ油の効果・効能:ヘルスケア編

ハッカ油の冷却効果

ハッカ油は、蒸発する際に周囲の熱を奪う効能を持っています。この冷却パワーを使うと、体に熱がこもりがちな暑苦しい季節でも、少しは快適に過ごすことができます。

汗が出て、なんとか体感温度を下げて汗が引く方法がないかなと思ったら、ハッカ油の清涼スプレーを首筋、腕、わきなど、涼しくなってほしいところにシュッと一噴きしてください。スーッと熱が引いて涼しさがやってきます。このとき顔にもスプレーをかけてはいけません。これは目や鼻などの粘膜に直接スプレーがかかるとヒリヒリとした痛みを感じてしまうからです。

この場合、手に一度振りかけてからほほや額をなでるようにしてみてください。スプレーで湿らせたおしぼりを首にかけてみても涼しくなる効果が得られます。帽子のふちにスプレーをかけてもひんやりとした涼しさがやってきます。このハッカ油の清涼スプレーの作り方はいスプレーボトルに水を入れて、そこに数滴ハッカ油を入れてよく混ぜるだけです。

ハッカ油で足の蒸れ、臭いの防止

暑い季節には、足も汗をかいてしまって靴の中が蒸れてしまいがちですが、そんなときにもこの清涼スプレーは使えます。素足に直接スプレーしてから靴下を履けば、熱のこもりを防いでくれるだけでなく、菌の繁殖や匂いまで防いでくれます。外出先で素足になれないときには、靴の中にスプレーしておくだけでも、効果があります。なお、足に傷があるときは傷口がしみてしまうので、スプレー傷口にかからないように注意してください。

足湯にもハッカ油を活用することができます。一日中革靴やブーツを履いていたときは特にオススメです。靴の中で蒸れてしまった足を、ハッカ油入りのお湯の中でのびのびと伸ばすと血行も良くなり、ハッカのさわやかな香りが気になる足の匂いを消してくれ、その上、除菌効果で足を清潔に保つことができます。

ハッカ油の制汗効果

真夏は、風呂上りに汗だくになることがありますが、そんな時は風呂上がりに、足にハッカ油の清涼スプレーをかけると、吹き出してくる汗を抑えることができます。体感温度を下げてくれるため暑さを感じにくくなります。ただし、お風呂で汗はかいているので、熱中症を防ぐためにも水分補給はしっかりしてください。

入浴剤としてハッカ油を使うこともできます。1滴、ハッカ油を湯船に垂らして、よくかき混ぜてください。さわやかな香りが湯船から立ち上ってくるのと同時に、ハッカ油の成分が肌にこもりがちな熱を下げてくれます。特に熱帯夜続きで眠りが浅くなってしまう真夏には、体感温度を下げてくれるので寝つきもよくなります。でもハッカ油を入れ過ぎには注意してください。逆に熱を奪い過ぎて寒くなってしまうこともあります。

ハッカ油で体臭防止

じめじめした季節に頭の臭いが気になることはありませんか?そんな時には、ハッカ油入りのシャンプーが効果を発揮してくれます。作り方はお好みのシャンプーにハッカ油を数滴混ぜて使うだけです。頭皮をしゃきっとさせてくれるだけでなく、ハッカ油の持つ除菌効果が、頭皮と髪を清潔に保ってくれます。なお、ハッカ油の原液が目に入らないよう、ハッカ油をシャンプーによく混ぜてから使ってください。

ハッカ油をボディーソープに数滴入れても消臭の効能が期待できます。洗い流したとき、爽快感があるだけでなく、消臭効果もあり、汗臭さや加齢臭にも効果大です。

ハッカ油の効果・効能:体調管理編

喉が痛い、鼻がつまってムズムズするなど、なんとなく体が不調な日もあります。 そんな時にもハッカ油が役立ちます。ハッカ油は、風邪予防やアレルギーなどで、体の調子がおかしいとき、乾燥やウイルスからも身を守ってくれるのです。
 

ハッカ油でウイルスから体を守る

冷たく乾いた風が吹き荒れる季節は、空気が乾燥して喉や鼻の粘膜を痛めがちです。マスクは風邪のウイルスやホコリ、黄砂やPM2.5などを防ぎたいときに効果があると言われています。そんな時こそ、除菌効果が期待できるハッカ油でさらに効果効能が期待できるマスクを作ってみましょう。通勤通学などの際や風邪予防、感染症予防のために活用できます。

ハッカ油のマスクはハッカ油スプレーをマスクに噴きかけるだけで簡単にできます。またはジッパーのついたビニール袋の中にハッカ油で湿らせたコットンを入れて、市販のマスクを入れてしばらく置いておくと、ハッカ油のマスクができます。 こんなに簡単にできるハッカ油のマスクで風邪予防の効果があるのなら、すぐに取り入れたいです。なお、マスクにハッカ油を垂らす場合には目や鼻の粘膜に触れないように注意してください。

お風呂で風邪予防

お風呂の中でハッカ飴を舐めることで風邪予防に効果があります。湯船の中でゆっくり深呼吸すると、肺の容積が増え、心肺機能を高めることができます。その効果をより高めるために有効なのがハッカ飴です。ハッカに含まれるメントールには、殺菌採用、抗ウイルス作用などがあり、痰を出しやすくする効果や鼻づまりを解消する効果もあります。疫力低下で、最も影響を受ける臓器は肺です。肺を強くして風邪予防に役立ててください。

鼻詰まりにもハッカ油は効果あり

鼻の通りが悪くなったときぜひ使っていただきたいのがハッカ油です。洗面器に熱湯を入れ、そこにハッカ油を数滴垂らしてみてください。洗面器から立ち上がる湯気をゆっくり吸い込むと、ハッカ油のスーッとした香りとメントールの成分が蒸気と一緒になって、荒れた鼻の粘膜をやさしく包みこんでくれます。また外出時にはハンカチにハッカ油を垂らしたものを持っていくと、鼻がつまったときに匂いを嗅ぐと少し症状を和らぎます。

花粉症にも効果ありのハッカ油

花粉やアレルギーによる鼻の不快感にもハッカ油は使えます。使い方は風邪予防のときと同じで、ハッカ油マスクやハッカ油を湿らせたハンカチ、ハッカ油入りの蒸気を上手に使って不快な症状を緩和しましょう。花粉で鼻がつまっているときには頭もぼんやりして重く感じることも多いと思いますが、ハッカの香りはさわやかな気分にしてくれます。

インフルエンザや風邪予防は寝ている間に

手軽にできるインフルエンザや風邪予防の方法が「ハッカ油を含ませた濡れタオルを寝室にかけておく」ことです。寝ている間に、ハッカ油のメントール成分が揮発され、ウイルスなどの異物を排出する線毛の働き活発にし、体内へのウイルスの侵入を防御してくれるのでインフルエンザや風邪予防にもなります。そして部屋の乾燥対策にもなる上に、ハッカ油のさわやかな香りが安眠を誘います。

ハッカ油マスクも寝ている間の風邪予防に効果的です。マスクの保湿効果に加えてハッカ油に含まれるメントール成分が線毛の働きを刺激するので効果は倍増します。特に家族に風邪をひいている人がいる時は、ハッカ油マスクをかけて寝るだけで心強い風邪予防法になります。

ハッカ油は乗り物酔いにも効果的

乗り物酔いになりやすい人にはハッカ油が効果的かもしれません。ハッカ油スプレーを噴きかけたハンカチなどを気持ちが悪くなったときに匂いを嗅いでみると気分よくなります。特にバス独特の匂いが苦手という人には効果的な方法です。

ハッカ油の効果・効能:防虫編

夏が近づくと虫に刺されることも増えてきます。虫除けスプレーをしたいけど、できるだけ体に負担の少ないものを使いたい。そんな人にお勧めなのが、ハッカ油で作る手作りの虫除けスプレーです。ハッカ油の香りは人間にとって清涼感を感じるいい香りですが、多くの害虫は苦手な香りでその場から逃げてしまいます。

虫除けスプレーの作り方は、無水エタノール10mlにハッカ油を5~10滴ほど垂らし混ぜます。ハッカ油の量は、刺激が強過ぎないかどうかを確認し、少なめから試してください。水を90ml入れて混ぜ合わせ、スプレーボトルに入れたらできあがりです。なお、ハッカ油はポリスチレンを溶かしてしまうので、PSの表記のあるポリスチレン製のスプレーボトル以外を使いましょう。わからないときには、ガラス製のものにすれば安全です。

ハッカ油の香りに防虫効果があるため、香りが弱くなったと感じたら、再度スプレーをしてみてください。外出中はスプレーボトルを持ち歩き、こまめにスプレーをすると効果的です。また家の中にいるときにも部屋の中に害虫が入ってこないよう出入り口や窓付近にさっとスプレーをしておくと虫が入りにくくなります。網戸にスプレーをしておくのも効果的です。風が吹くと、清涼感たっぷりの香りと一緒に害虫を撃退してくれます。

キッチンなどに出現してギョッとさせる害虫に対してもハッカ油は効果を発揮します。害虫の通り道にハッカ油を小皿に数滴垂らしたものを置いてください。香りがなくなったら新しいものに取り換えてください。ハッカ油の香りが苦手な方は、ハッカ油にゼラニウムのアロマオイルを混ぜてみましょう。ゼラニウムはハッカ油と同様、害虫除けに効果を発揮するだけでなくハッカ油の香りを和らげてくれます。

Thumbハッカ油の使い方と注意点は?虫除けから制汗まで効果バツグン! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

ハッカ油の効果・効能:お掃除編

窓ガラスについた汚れが気になるけど、 市販のガラスクリーナーはその成分が気になる。そんな場合、試していただきたいのが手作りのハッカ油のガラスクリーナーです。炭酸水とハッカ油だけで簡単に作れるハッカ油のガラスクリーナーを、気になる箇所にシュッと噴きかけてみてください。炭酸水が汚れを浮かせてくれるので、サッと拭くだけで指紋などの汚れは落ちます。
 

ハッカ油クリーナーは天然素材なので、ガラスの食器やガラスのダイニングテーブル、食器棚のガラス面など、食事をする場でも安心して使えます。その上、除菌・防カビ・消臭効果も期待できます。ハッカ油クリーナーはスプレーボトルに、炭酸水を2分の1カップ入れて、そこにハッカ油を3滴入れ、よくかき混ぜればできあがりです。使い残しはせずに一度に使ってください。

ハッカ油の効果・効能:飲用する場合

食欲がないときの胃腸薬として

ハッカは漢方で健胃腸薬としても用いられています。そういえば、市販の胃腸薬でも飲むとスーッっしますがこれがハッカの成分です。コップに炭酸水をいれて、ハッカ油を1滴。それをぐいぐい飲むと暑さで食欲がなくなった胃腸も、スキッとして元気になります。ハッカには胃腸の緊張を和らげて、機能を整える効果があると言われているからです。

飲み物に入れてを胃腸の機能の促進

紅茶に1.2滴入れればハッカティーになりますし、炭酸水に入れても爽やかで夏にはぴったりの飲み物になります。ハッカには消化器官に蓄積されたガスを排除してくれる働きがあるため、胃腸が弱い方にもおすすめです。ハッカには甘い香りもあるので、飲み物にハッカの葉が添えられてあったり、デザートの上にのっていたりすることもあります。食欲を増進させ、胃腸の疲れを解消する効果もあります。

 

暴飲暴食後の胃腸薬代わりに

ハッカ油には、胃腸の消化を促進する効果があると言われており、その清涼感によっても胃腸のムカムカが抑えられます。脂っこい料理のあとや、食べ過ぎで胃もたれしているときにも胸やけを防いで消化を促進します効果があるハッカ油は胃腸薬代わりにオススメです。また、消化液の分泌を促して胃腸を健康に保つことも期待できます。

ハッカ油の効果・効能:料理の風味付け

ハッカ油は食品添加物として認められているので、安心して使用できます。ミントチョコレートやミントの爽やかな風味を活かしたい料理に積極的に使ってみましょう。クッキー、焼き菓子やアイスクリーム、肉料理の臭み消しにも重宝します。ハッカを使った料理で胃腸の働きを助け、爽やかな風味が心も癒してくれるはずです。

ハッカは肉などの臭みを消す他、食べ物が痛むのを防止する効果もあるので、ハッカが使われる料理は暑い国のものが多いように感じます。例えば、ベトナム料理の生春巻きやフォーの中にもハッカの葉は使われていますし、アラブ料理やインド料理にもよく使われています。暑い日の食欲のない時にぜひ料理にハッカを取り入れてみてください。

まとめ:ハッカ油の効果効能がいっぱい

ハッカは古くから重宝されてきたようですが、毎日の生活に取り入れられるいいことがたくさんありました。防虫に消臭、除菌、防カビ、眠気覚し、風邪予防に胃腸の働きの促進、冷却効果、アレルギーやウイルス対策など、万能ハーブと言えるほど効果効能が多くありました。また、料理や飲み物にも入れて爽やかな香りを楽しむこともできます。ぜひ日々の生活に活用して、これから始まる暑い夏を賢く快適に過ごしていただきたいです。

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