2018年05月13日公開
2024年07月11日更新
マッシュルームの黒い部分は食べられるか調査!断面や黒い点は大丈夫?
スーパーで買ってきたマッシュルームを使おうとある日冷蔵庫から出してみればひだの部分が黒い部分ができていることに驚いたことがありませんか?ホワイトマッシュルームだと特にその黒い部分が目立ってしまい、食べられるのか分かりません。そこでこの黒い部分は食べることが出来るのか、そして断面や黒い点もあったけど、身体にとって大丈夫なのだろうか?腐ったの?という不安を解消すべく、細かく調べてきましたのでご紹介します。
目次
マッシュルームのひだに黒い部分がある!
久しぶりにマッシュルームを使った料理をしようと冷蔵庫を開けたら、ホワイトマッシュルームの襞に黒い部分が出ていると困惑したことがありませんか?特に襞の部分は最初見た時は白かったらこそ、黒い部分は余計に目立って見えてきます。また黒いもの=カビという認知もあって、「腐ったのではないだろうか?」と思う人もいるでしょう。そこで今回この黒い部分の正体を始めいろんなことについて調べてきたのでご紹介します。
マッシュルームの黒い部分は食べられる
そもそもマッシュルームに出来た黒い部分はいったいなんなのでしょうか?そもそもマッシュルームをしばらく使わないからと置いて置いたことで出来る黒い部分ですが、どうしてこうなったのか不思議です。実はその黒い部分はカビではないのです。マッシュルームの腐るタイミングや腐る時の症状はまた別にあります。それについては後でご紹介しますが、この黒い部分はカビではないのです。では正体について次に紹介します。
この襞に出来た黒い部分は、マッシュルームが成熟した証なのです。ホワイトマッシュルームやブラウンマッシュルームみたいな時が成熟しているんじゃないの!?と思われますが、実際マッシュルームを使う諸外国では黒い部分があるマッシュルームは成熟した証である事は認知されています。しかしどうして日本では認知がされていないのでしょうか。それにはちゃんと理由があります。そこで次の断面にもある話をしながら紹介します。
マッシュルームの黒い部分は断面にもある
この黒い部分はマッシュルームを包丁で入れると断面にあることもあります。そもそもどうして日本で黒い部分や黒い点が襞や断面にあるとカビだと思いがちなのでしょうか。そもそも日本はマッシュルームの消費が少ないのです。またマッシュルームといえば缶詰や水煮のイメージがある方が多く、生鮮のマッシュルームはあまり見かけないのです。同時に日本は梅雨があり、カビが生えやすい環境もあることも関係しています。
上の画像を見て頂くと分かりますが、断面でも切れば黒い部分がはっきり見えるのが分かると思います。しかしこの黒い部分や黒い点が断面やひだにあっても捨てることはありません。マッシュルームにとって成熟した状態であり、断面にあっても気にすることはありません。しかし断面にあるのも気になるのであれば隠せる料理を後で紹介します。断面とがであれば料理をしてしまえば分からないです。断面でも気になる人は切り落とします。
マッシュルームの黒い部分は完熟以外にも腐ることもある
所でマッシュルームの黒い部分は食べられるのかという質問があると思います。もちろん成熟しているだけなので食べることはできますが、たまに黒い部分や黒い点を見間違えてしまうと、大変な事になります。それは腐るマッシュルームなのかも見極めなければいけません。たまに黒い部分が成熟していると思って食べたら、実際は腐っていた。つまりマッシュルームが腐るという状況だったこともあります。
そこでマッシュルームが腐るという状況がどんな状況なのかを教えましょう。成熟と見間違えない為にもしっかり知ってください。マッシュルームが腐るのは3つのパターンがあります。そのうちの2つは、マッシュルームのかさの色が褐色になっている事、そして画像のように包丁がすっと入らずに、べしゃっと崩れたようになっているときはほぼマッシュルームが腐る、腐っている状況であると判断してもいいです。また場所も大事です。
マッシュルームの黒い部分が出来ている場所にもよる
特に勘違いしやすいのが襞以外に黒い部分や黒い点が出ているけど「これは完熟している」と勘違いする場合です。完熟の証は襞にしか出てきません。なのでそれ以外の場所に出てきている場合マッシュルームは腐っていると思っていいでしょう。特に軸の中心に黒い部分があり、亀裂が入っている場合はほぼ腐っているとみてもいいです。うっかりそれを食べてしまわないようにしてください。マッシュルームも腐る時は腐ります。
マッシュルームの黒い部分は保存しても出る
マッシュルームにおすすめな保存は冷凍保存
ではマッシュルームの黒い部分が成熟していて食べられると分かった所で、保存方法についてご紹介します。やはり買ってきてもすぐに使う予定がない場合、保存をしておくのが一番です。特に腐る、痛めやすいこともあるマッシュルームなので、やはり保存の仕方は腐るのを防ぐためにも大事です。腐るこもなく、上手に保存する方法は何かないのでしょうか?次にそのおすすめな保存方法と腐る防止もできる方法をご紹介します。
マッシュルームの保存方法として一番おすすめが冷凍保存です。その冷凍保存をマッシュルームにするのはいいのですが、その前に一工夫をしておくとさらに腐る心配もなくなります。それは保存するときにマッシュルームを4等分に切ってジッパーに入れます。その時にレモン汁をかけるといいです。レモン汁をかけておくと参加で変色を防ぐことが出来るのです。つまり腐る心配もなくなってくるということです。
後は使う料理の形や冷凍室のスペースなどを考えて自由に切っていれるといいです。必ずレモン汁をかけるのを忘れないでください。また料理に使う時は解凍せずに、冷凍の状態で使う方が、マッシュルームの栄養価を考えた時に崩れずにすみます。マッシュルームは栄養がキノコ類の中ではかなり豊富な量を持っています。なのでせっかくうまく冷凍保存しても崩してはもったいないです。ぜひ栄養素も大事に取れる様に料理しましょう。
マッシュルームは傷みやすい
またマッシュルームに関して間違った知識もあるのでご紹介しておきましょう。というのも、マッシュルームはついキノコなので洗う人がいると思います。しかしマッシュルームは洗ってはいけないのです。洗ってしまうと水分を吸い取ってしまい、マッシュルームの痛みが激しくなるだけでなく腐る原因にもなります。どうしてもよごれがきになるのであればキッチンペーパーで軽くふく程度でいいです。決して水には触れないでください。
マッシュルームの黒い部分は生で食べられる?
所で黒い部分の正体が分かれば食べれるとなれば一安心ですよね。でも生で食べていいの?となるとまた不安になります。しかしマッシュルームで生で食べるのに向いているのはホワイトマッシュルームだけです。ブラウンマッシュルームは炒め物に向いている為にあまり生ではお勧めできません。しかしホワイトマッシュルームに黒い部分が出てきていても、安心して食べてくればいいでしょう。気になるのであれば切り落としてください。
外国では当たり前のマッシュルームの黒い部分
何度も言っていますが、諸外国ではマッシュルームの消費は日本より多く、マッシュルームの襞に出来る黒い部分は成熟した証であることを知っている人が殆どです。そんな中日本だけは消費が少ないがゆえに知られていない事でもあります。成熟しているからと分かっていてもやはり見た目としては嫌だなと思って捨てる人も多いと思います。そこでそんな見た目を気にせずに食べられる料理レシピを次からご紹介していきます。
マッシュルームの黒い部分や黒い点を見えなくする料理
さて、ここからマッシュルームの黒い部分や黒い点を気にせずに食べられる料理レシピを5品ほどご紹介します。あくまで 一部だけですので自分の好きな料理に入れてみたりとアレンジもぜひしてみてください。ではそんなマッシュルームの黒い部分が見えなくなる料理レシピはこちらです。
マッシュルームの黒い部分や黒い点を隠せるレシピ①
マッシュルームの黒い部分が上手に隠して食べられる料理に大変身するレシピの一つめは「マッシュルームのフリット」です。日本料理でいう「天ぷら」みたいなものです。外国ではよく出ているマッシュルームのレシピの一つです。これはやはりあげているので分かりません。材料はマッシュルーム1パック、フリッタ液の材料として市販の唐揚げ粉、水、天ぷら粉、中華だし粉末、めんつゆ、にんにくチューブ、生姜チューブ適量です。
マッシュルームのフリットとしての作り方も簡単です。マッシュルームは半分に切っておきます。そして作り合わせたフリッタ液に切ったマッシュルームをくぐらせます。その時にしっかりくぐらせておけば、黒い部分はほぼ隠れますので大丈夫かと思います。その後180度の油で、2~3分揚げれば完成です。レモンや塩で食べると美味しいです。フリッタならば忙しいお母さんでもすぐに作ることが出来る時短レシピで食べれる料理です。
マッシュルームの黒い部分や黒い点を隠せるレシピ②
次に紹介するマッシュルームの料理は「マッシュルームのアンチョビ」です。アンチョビもまた時短で作りやすい料理の一つでもあります。またアンチョビも黒い部分は焼いてしまえば意外と分からないので、食べられる料理でもあります。そんなマッシュルームのアンチョビに使う材料は、マッシュルーム8個、ベーコン1/2枚、ニンニク1片、ドライパセリ少々、アンチョビペースト少々、オリーブ油少々です。
作り方は簡単です。マッシュルームの汚れは軽く拭き取って、石づきの部分は手で引き抜きます。ベーコン、ニンニクをみじん切りにして、ドライパセリやアンチョビペーストと混ぜ合わせておきます。マッシュルームに混ぜておいたアンチョビペーストを摘めて耐熱皿に並べてオリーブ油をかけます。200℃に予熱したオーブンで15分こんがりするまで焼き上げれば、完成です!耐熱皿から直接食べれるので洗い物も少なく済みます。
マッシュルームの黒い部分や黒い点を隠せるレシピ③
黒い部分を気にせずに食べれるマッシュルーム料理は、「マッシュルームライス」です。主にマッシュルームを使ったチャーハンとも思ってもいいです。チャーハンにすることで黒い部分は隠れて食べれるようにはなるので、胡麻化しやすいとは思います。材料はマッシュルーム1パック、ニンニク1片、オリーブオイル、バター大2、塩小1/2、コンソメの素小1、粒胡椒少々、ご飯茶碗4杯分です。量は家族4人分の量で提示しています。
作り方は簡単です。フライパンにみじん切りをしたにんにくとオリーブ油を入れて弱火にかけます。にんにくの香りが出てきた所で、スライスしたマッシュルームを入れてます。火は中火にしても大丈夫です。その状態で2~3分炒めて、ご飯を入れたら全体をほぐすように混ぜながら炒めていきます。ある程度解れたバターと調味料を加ええてご飯が少しこんがりするぐらいまで炒めれば完成です。仕上げにパセリをかけると美味しいです。
マッシュルームの黒い部分や黒い点を隠せるレシピ④
黒い部分を隠して食べられる料理レシピとして「マッシュルームときのこのオムレツ」です。もちろんキノコ以外の食材でも大丈夫です。オムレツはいろんな食材を使えるので黒い部分を気にせずに食べられる料理です。今回は子どもも好きなチーズ入りで紹介します。材料は卵4個、ピザ用とろけるチーズ60g、マッシュルーム1パック半、バター40g、マヨネーズ大2、牛乳大2、塩胡椒適量です。とろけるチーズが解けるオムレツです。
作り方はまず卵をボールに入れてマヨネーズと牛乳を入れます。かき混ぜすぎないように混ぜたら、フライパンにバターを流してオムレツの卵を流します。半熟の状態で大丈夫です。そこへスライスして炒めたマッシュルームやとろけるチーズを入れて、あとはオムレツの形すれば完成です。ひっくり返すときはフライパンにお皿を被せて、フライパンを反対向けて落とすと綺麗なオムレツになります。少しずれた手で直せば大丈夫です。
マッシュルームの黒い部分や黒い点を隠せるレシピ⑤
最後に食べられる料理としてご紹介するマッシュルーム料理は「マッシュルームのグラタン」です。グラタンも子どもたちが好きな料理でもありますし、めんどくさいホワイトソースも市販で売っているもで作ることもできます。また中に入っている材料もマッシュルームだけはなく、チキンや、玉ねぎ、ほうれん草、マカロニなどグラタンで使う材料を入れておけばいいので作りやすいメニューではないでしょうか?では作り方です。
作り方は簡単です。ホワイトソースを作る時間がなければ市販ので代用してください。耐熱皿にバターを塗りこんでそこにマッシュルームやほうれん草、玉ねぎなど、いろんな材料を入れます。そして、マカロニを入れるときはかならずマカロニを茹でてから入れてください。その上にホワイトソース、ピザ用のとろけるチーズをまぶしてオーブントースターで焦げ目がつくぐらいまで焼き上あげれば完成です!
マッシュルームの黒い部分は成熟の証
マッシュルームの黒い部分の正体が分かって一安心できました。マッシュルームの生鮮はやはり日本では消費が少ない分どうしても初めて見ることに驚く方も多いです。しかし諸外国では当たり前の事でもあるので、この機会に黒い部分は実は成熟したものなのだと知っておくとまた周りが黒くなったと言っていた時に教えてあげることもできます。知識を得るのは人に教える機会も増えるという事です。ぜひ知った事は教えていきましょう。