人参の茹で時間の目安と茹で方を解説！レンジを使った時短方法も！

人参と言えば栄養価値が高いと言われている野菜の一つです。離乳食レシピでも早い段階から食べさせることが多い人参ですが、実はゆで時間や茹で方があるのをご存知ですか？その茹で方やゆで時間を間違えてしまうと折角人参にある栄養の価値が台無しになってします。しかし茹で方っていつも通りしているんだけど、それではだめなの？と思う方も多いでしょう。今まで当たり前だと思っていた茹で方を一度見直してみましょう。

そもそも人参のゆで時間って決まっているの？と思いますが、決まっています。それは人参の中にあるある成分と関係しています。その成分はのちにご紹介しますが、そのゆで時間を間違えてしまうと、栄養素を流出してしまっていると言ってもいいぐらいの量を流出してしまってます。そこで今回はそんな人参のゆで時間や茹で方を栄養素の面も入れてどういう方法がおすすめなゆで時間なのかをご紹介していきます。

では最初にお聞きしますが、人参を茹でる時どこから茹でていますか？多くの人はおそらくこう答えます。水から茹でている。それはどうしてかというと、お湯から茹でてしまうと人参の中にあるある成分が壊れてしまうためです。その為に人参の茹で方は殆どが水から始めることが多いです。人参は根菜野菜なので、水から入れる事で本来持っている甘みを失わずに茹でれます。煮物などの煮込み料理の時も水から入れる様にしましょう。

またお湯からの茹で方はどうして駄目かというと沸騰している所に人参を入れると表面と真の部分に差が出てしまい、煮崩れを起こす原因になります。ただ人参を完全に溶かして作る料理であるカレーなどであれば気にしなくても大丈夫ですが、煮物などを作る時は自ら茹でる方が仕上がりがよくなり、見た目も鮮やかできれいな人参になります。また薄切りや千切りの場合はふっとしたところにさっと入れて湯がく程度で大丈夫です。

 

人参のゆで時間や茹で方の方法が分かった所で次に人参を茹でるおすすめな目安時間はどれぐらいなのかきになります。やはりいろんな家事をしながらやりくりしているお母さん達にとっては人参を茹でている間に他の家事を済ませたいという事もあります。そこで人参のおすすめな目安時間が分かる方法を今から紹介していきたいと思います。人参の切り方や厚みによっては時間が変わりますのであくまで目安の方法です。

人参のゆで時間の目安は先ほど言った通り、切り方にもよりますが、通常の煮物で切るサイズでやや厚めに切ったものでおよそ15分から20分が目安の時間であると思って大丈夫です。大体タイマーをかけておくと分かりやすいと思います。切った人参の中心に竹串などで刺して力を入れずにスッと通れば茹で上がっています。ザルに上げた時水はかけずに自然に冷ます方法が一番人参の栄養素を壊さずに済む方法です。

さて、ここで人参にとって壊されては困る栄養素について紹介しましょう。それはβカロテンという体内に入るとビタミンAに代わる栄養素です。またβカロテンはそれ以外にもいろんな効果や効能を持っています。しかし一つ弱点があり、お湯に溶けやすいという事です。スープにすれば大丈夫ですが、茹で方を間違えると栄養素がすべて流出してしまいます。その為に人参という野菜はゆで時間も茹で方も大事野菜の一つでもあります。

ではどうすればそのβカロテンを壊さずに人参を茹でればいいのか方法が知りたい人も多いはずです。βカロテンはお湯には弱いですが、茹でる方法以外の方法ですれば崩れることがほぼありません。その方法の一つとして「焼く」ことです。水溶性ではありますが、油やバターなどを最初にフライパンに流すことで、それが人参に膜を張ります。膜を張ってしまえばいくらでも焼いても栄養素が流出することもありません。便利な方法です。

もう一つのおすすめなゆでる以外でおすすめな人参の調理方法としては、「蒸す」ことです。蒸しあげる方法は今蒸し野菜がブームなので、意外とやっている方も多いです。また炊飯器でご飯を炊くときに、ご飯の上記を利用して炊きあげれば一回でご飯と蒸し人参が出来上がります。蒸す方法と焼く方法であればβカロテンはよほどでない限りは流出しません。便利な方法を知った所で次に紹介するのはゆで時間をスムーズにする方法です。

人参をどんな料理に使うか次第で形も変わるので一目にこうだというのはありません。しかし特に形にこだわる必要がない場合に一番いいのは千切りです。千切りやスライスした人参は沸騰したお湯に数分だけつけておけばほぼ茹で上がっているのでスムーズに茹でる時間も短縮できます。ただどうしても大きいサイズで使う場合にはどうすればいいの？という方もいると思います。そこで大きい人参を使う場合のスムーズな方法があります。

それは人参を丸ごと茹でてしまう方法です。それならば全部使う事がなくても保存をしておけば次はそのまま料理に使うこともできます。また丸ごと茹でると栄養が逃げにくくなります。茹で上がった人参は水にさらすと栄養素が抜けるので必ず粗熱で取る様にしてください。好みでカットして食べたり、冷凍保存して置いておくと次の料理もスムーズにできます。正しく一石二鳥と言ってもいいでしょう。
 

さてここで忙しい人にとっては「そんな時間もない！」という人がいます。そんな人を助けてくれる時短で人参をゆで上げてくれるアイテムがあります。それの名前は「電子レンジ」です。電子レンジの力を借りればどんなに忙しい人でもすぐに人参を茹でることが出来ます。時短料理をする上で欠かせない電子レンジですが、ここでも大活躍です。しかし電子レンジで出来る人参の茹で方は限られているので注意してください。

電子レンジでやれる人参の形は千切りかスライスの物に限ります。大きいものは電子レンジでは時間を食いますし、電力もかなり使います。だけど千切りの人参やスライスした人参であれば電子レンジで作ることが出来ます。千切りは特にきんぴらなどでよく使えるので、上手く時短を活用すれば電子レンジでもきんぴらごぼうを作ることが出来ます。そんな電子レンジを使った時短で出来る人参のレシピをいくつかご紹介します。

そんな人参を使った電子レンジで作れる時短レシピを一つご紹介します。名前は人参の海苔和えです。材料は人参半分、焼きのり1枚、めんつゆ大1、塩少々、一味少々です。作り方は簡単です。人参を千切りにし、耐熱皿にのせ、水を少々かけます。ラップをふんわり被せて、電子レンジ600Wで1分40秒加熱します。その後、加熱を確認したら焼き海苔を手でちぎって加え、めんつゆ・塩・一味唐辛子で味付けしたらできあがりです。

電子レンジを使った時短人参レシピは「人参サラダ」です。材料は人参一本、ツナ缶半分、マヨネーズ大２、粒マスタード小1、塩胡椒少々、ドライパセリ少々です。作り方は簡単です。人参は皮をむいて細めのせん切りにして、耐熱皿に入れて軽くラップをかけます。電子レンジで600Wで5分加熱します。ツナは汁気を切っておきます。その後取り出して調味料を入れて混ぜて器にいれば完成です。すぐに出来る時短サラダでもあります。

電子レンジで時短で作れる煮物である大根と人参の煮ものです。材料は大根半分、人参半分、水200ml、和風だしの素大1、醤油、砂糖、みりん各小１、鰹節ひとつかみです。大根は出来る限り細かく乱切りに切り、人参も同じように細かめの乱切りにします。そこへ水を始め調味料をいれて電子レンジで500Wで10分レンジします。出来上がったら取り出して器に盛りつけた後、鰹節をかければ完成です。時短煮物のレシピです。

ここまで人参の栄養素を含めてゆで時間や茹で方にたいして色々紹介してきました。せっかくある素晴らしい栄養素をゆで時間のミスや茹で方を知らない事で失うのはもったいないと感じたのではないでしょうか？これからはぜひ人参が茹でるときはゆでる時間や茹で方を思い出して茹でるともっと美味しくなりますし、時短アイテムとして電子レンジも使うこともできます。ぜひ栄養素を壊さずに人参を美味しく食べてください。