人参の千切りの簡単な切り方とレシピ！スライサーとピーラーの使い方も！

人参の色は食欲をそそる色なので、普段の料理によく使われています。しかし、独特の風味があるので苦手な人も多く特に単体の料理となるとあまり見かけません。そんな人参ですが、お料理方法を替えて工夫すれば美味しい主菜料理に変身します。βカロテン、カリウム、食物繊維が豊富で、ビタミン類、リコピンも含まれ抗酸化作用が強いので本来は毎日でも取りたいスーパー健康野菜です。

人参はそのままの形では、包丁で皮を剥くのが難しい野菜です。適当な大きさに切ってから包丁を使っても薄く剥くのは大変です。また、大根やじゃがいもと違い固さもあるので一番簡単に皮を剥くにはピーラーを使う事をおすすめします。ピーラーならそのまま刃を滑らせるだけで皮を簡単に剥くことができます。

人参の千切りは、スライサーを使うと簡単で早くできます。スライサーには単純にスライスするものから、切り幅を調整する機能が付いているものまであり使いこなすと手放せなくなります。好きな幅でスライスしてから、包丁で千切りにすれば簡単で沢山の千切りを作ることができます。

人参は独特の風味がありますが、切り方や調理方法、調味料で工夫すれば甘みが引き立ち美味しい料理に変身します。ここからは、人参の千切りを使った簡単で美味しいレシピを紹介していきます。

人参は切り方を工夫して生で食べると独特の風味やクセがあまり感じられず、とても食べやすくなります。和風、洋風、中華とドレッシングやタレを替えることによりレシピのバリエーションも豊富です。いくつかの人参サラダを紹介していきます。

人参ラペは人参の千切りをワインビネガーやオリーブオイルであえたフランスの家庭料理の定番サラダです。本来料理用語のラペとは「すりおろす」という意味ですが、千切りの「ジュリエンヌ」よりもラペを使い、「キャロットラペ」が定番として使われています。千切りよりもピーラーを使いリボン状にする方が柔らかで食べやすいので、おすすめです。

人参の皮をピーラーを使って剥いていきます。切り方は、ピーラーを使ってリボン状に削いでいきます。鍋にワインビネガーまたは、酢、砂糖、塩、コショウを入れて一煮立ちさせます。ボールに入れた人参に回しかけてあえます。仕上げにオリーブオイルをかけてさらに混ぜ合わせれば完成です。

生の人参はクセが少なくアクセントがある方が美味しくなります。よく使われるアクセント食材としてレーズンやくるみが多いです。レーズンもくるみも人参に負けずアンチエイジング効果の高い食材ですから、美容や健康を気にする人にはおすすめのサラダです。

人参の皮をピーラーで剥いて、後はピーラーを使いリボンのように食べやすい長さに削ぎます。切り方は好みなので歯ごたえが欲し場合は、スライサーでスライスして千切りにするといいです。ボールに人参を入れて砕いたくるみ、干しレーズンを入れます。オリーブオイルを回しかけてりんご酢を注ぎなじませます。塩、コショウをして味を整えたら完成です。

野菜と果物を合わせた料理は苦手という人は是非一度作って食べてみることをおすすめします。人参は生だと酸味との相性がバツグンです。酸味と言えば、柑橘類ですがオレンジととても合います。オレンジは甘すぎると思う人は、ハッサクやグレープフルーツなどの甘みの少ない柑橘類を合わせると食べやすくなります。

人参の皮をピーラーで剥きます。切り方は、そのままピーラーで削いでもスライサーでスライスして千切りにしてもいいので食べやすくしてボールに入れ塩を適量ふり、しんなりするまで置いておきます。オレンジを剥いて好みの大きさにカットして汁も絞りタイムの粉末をふり入れ、しんなりさせた人参を入れます。オリーブオイルをかけなじませたら完成です。

バンサンスーと聞くと難しイメージがあります。しかし、言葉をそのまま訳すと、バンは混ぜる。サンは3つの食材、スーは千切りの事なので単純に千切り野菜の混ぜ物です。一番馴染みがあるのが給食の春雨サラダです。酸味の効いた中華ダレであえるだけなので簡単で美味しいです。

人参、きゅうりは歯ごたえがあったほうがいいので、切り方はスライサーを使い包丁で千切りにしておきます。次に切った野菜に塩をふりしんなりとさせて水出します。春雨を湯がいて冷水にさらしてから水気を切っておきます。後は、好みの中華甘酢を作りごま油をたっぷり入れて水気をきった材料を入れて合わせます。細切り卵や豆腐の皮、わかめなど好みのものを入れても美味しいです。

旬のゴボウやサラダゴボウは柔らかく生で食べる事ができます。柔らかいゴボウと千切りにした人参のサラダはとても美味しいです。旬のゴボウが無い時は、千切りにしてさっと好みの固さに茹でてから使うといいです。人参以外にもきゅうりや旬の野菜を細切りにしていれても簡単で美味しいです。

新ゴボウ・サラダゴボウと人参を好きなだけ千切りにして水にさらして水気を切りボールに準備します。切り方はシャキシャキ感を楽しみたいので、あまり薄くない千切りがオススメです。ツナ缶を入れて塩コショウして、たっぷりの摺りごまをかけてマヨネーズを入れてあえれば完成です。簡単で噛み応えのあるサラダです。

きんぴらと聞くとゴボウをイメージしますが、きんぴらの語源は宗教上の人物の名前で怪力で強い人だったそうです。そこから、強い⁼精が付く、強く固い野菜という意味もあり「きんぴらゴボウ」が一番使われるようになりました。固く強い野菜なので人参もその通りで栄養価も高く精がつきます。スライサーを利用して沢山千切りにして調理し常備菜として食べたい料理です。

人参をピーラーで剥いて、千切りにします。切り方はできるだけ細切りにすると火の通りが早くなります。フライパンに油をひいて人参を中火でゆっくり炒めます。醤油を入れて好みの固さになるまで炒めます。仕上げにゴマをたっぷりかければ完成です。人参の甘みを利用しますが、足りない場合は醤油を入れる前に砂糖かみりんを好みの量入れるといいです。

人参しりしりと聞いたら沖縄料理だと解る人がいるくらい、名前が浸透している沖縄の郷土料理です。シンプルに人参の千切りと卵のみなしりしりから、定番のツナと卵、仕上げにネギなど好きな野菜を入れるものまで、家庭により味付けも入れる材料も違います。また、人参の皮を剥かない家庭もあり、沖縄の各家庭のおふくろ料理の定番です。

人参を千切りにします。切り方は火を通すのである程度厚みのある千切りがよく専用のしりしり器もあるので活用するといいです。フライパンにツナのオイル漬けをそのまま入れて人参を入れて中火で炒めていきます。ある程度火が通ったら顆粒出汁の素、砂糖を少々入れます。溶き卵を入れて炒めていきます。卵が炒り卵状になったら塩を好みの量入れて味を整え完成です。

干しスルメイカと人参の千切りを沢山作って甘辛い醤油味で漬けた福島県の郷土料理です。いかはタウリンが豊富で人参と合わせると栄養満点な料理になります。冷蔵庫の常備菜としておすすめする一品です。

干しスルメイカを調理ばさみで細くみじん切りにします。人参をスライサーでスライスして千切りにします。酒、みりん、酢、醤油、砂糖を合わせて一煮立ちさせて人参に回しかけスルメイカも入れてあえます。そのまま冷蔵庫で一晩置けば完成です。

おせち料理の定番紅白なますは、さっぱりとしたシンプルな甘酢合えで人気のある料理です。酢が入るので日持ちがし大根と人参をスライサーを使って沢山千切りにして作っておけば、いつでも美味しく食べられるおすすめの酢の物です。

人参と大根をひたすら千切りにします。切り方は出来る限り薄く細く切ると甘酢になじみやすく舌ざわりもよいなますになります。包丁よりはスライサーを活用すると早くできます。好きな量千切りができたら塩をふりしんなりさせて水気をしっかりきります。後は甘酢であえれば完成です。柚子の皮を入れるとグッと味が良くなります。

ガレットの本来の意味は丸く、薄くです。そば粉のイメージがありますが、ジャガイモでも人参でも丸く薄く焼ければガレットです。ただ、じゃがいものように固まらないので、チーズを使ってカリカリにまとめます。お酒のあてにぴったりな一品です。

人参の皮をピーラーで剥いて、スライサーを使い細めの千切りにします。ボールに千切りした人参とピザ用チーズ、塩コショウを入れて混ぜあわせて、油をひいたフライパンで焼いていきます。スプーンなどで丸く整えながら両面をカリッと焼けば出来上がりです。

韓国家庭料理に欠かせない副菜がナムルです。シンプルに塩とごま油だけの味付なのにいくらでも食べらる美味しさです。人参のナムルは定番中の定番でおすすめです。

人参の皮をピーラーで剥いて、スライサーを使って好みの千切りを準備します。フライパンにごま油を入れて中火より弱めの火で焦がさないようにじっくり炒めます。軽く塩を入れてごまをふりかければ完成です。ごま油が好きなら仕上げにかけると風味が活きて美味しいです。

千切り人参のレシピはいかかでしたか？どの料理も人参単体を沢山消費することができ、ピーラーとスライサーを上手に活用して作ると簡単にできるものばかりです。加熱方法や味付けで美味しくなるので、人参は苦手と決めつけず、ぜひ作ってみることをおすすめします。