長芋の栄養や効能は?加熱後・皮つきの違いや効果的な食べ方も紹介
よくすりおろせばねばねばになってご飯にかけて食べると美味しいとろろ飯のとろろである長芋ですが、実はすごい栄養の宝庫であることをご存知ですか?しかしその栄養が豊富でありながらも上手にとならないと長芋の効能はもちろん効果も無駄にしてしまいます。そこで長芋の栄養を効能的に食べる食べ方を始め効果にいい取り方など細かく紹介していきましょう。ぜひ効果のある山芋の食べ方知ってさらに栄養をしっかり効能できるようにしましょう。
目次
長芋は栄養が豊富!
疲労回復の野菜と言えば長芋です。長芋の効能や栄養素は野菜の中でも優秀ともいわれています。また多くの芋類が焼いたり、蒸したりする食べ方しかできない中、山芋は芋の中で貴重な生で食べることが出来る芋です。しかし折角素晴らしい栄養素や効能があっても食べ方や加熱することでその効果が得られないという事もあります。そこで今回長芋の栄養と効能を含め、栄養素を無駄なく食べる食べ方などを紹介していきます。
そもそも長芋って何?という方が多いと思います。長芋と山芋が一緒だと勘違いしている人が多いのですが、実は違います。山芋という芋の種類の中に長芋が入っているのです。山芋系は殆ど生で食べれる芋ばかりです。その中でも一番滋養強壮の効果を持つ長芋は食卓を始め店にも出ることが多いです。長芋ってメニューを見ると生が多くて加熱系の料理が少ないです。そこは山芋に入っている栄養素が大きくかかわっています。
長芋は山のうなぎと呼ばれている
実は長芋のには滋養強壮の効能を持つがゆえにある名前が付いています。それは「山のウナギ」という名前です。ウナギは滋養強壮としての効能を持つ有名な食材です。ウナギ自身川にいる生き物です。だから長芋は山で取れる野菜の中でウナギの滋養強壮と同じぐらいの効能を持つと言われています。しかし実は山のウナギと言われているその栄養素の元が加熱してしまうととんでもないことになるのです。
長芋は中国原産の日本で栽培された芋です。すりおろしてとろろにして食べたり、焼いたりまたは生で刻んで食べたりといろんな形で食べることができます。また長芋でも大和芋という芋があります。これも中国が原産で、主にお好み焼きのネタがふわふわになるように入れる人が多いと思います。お好み焼店では殆どふわふわ感を出す為に大和芋を入れている所もあります。そんな長芋には1つ注意すべき事があります。
長芋は加熱すると栄養素の量が変化する?
所で長芋は加熱すると栄養素に変化があることをご存知ですか?というのも長芋は加熱した方が栄養素が撮れると思われがちなのですが、加熱をすると折角ある多くの栄養素が飛んで行ってしまう事が最近の研究で分かったのです。山のウナギと言われているぐらいの滋養強壮の効能、効果を持っているにも拘わらずに加熱をしてしまうとそれらが減ってしまうのです。長芋は加熱して食べるよりは生で食べる方が栄養素がほぼ取れるのです。
長芋に入っているメインの栄養素は何がある?
①消化酵素
さて、長芋に入っている栄養素について話します。どれもこれも素晴らしい栄養素なので無駄なく撮って欲しい所です。最初に紹介するのは消化酵素と呼ばれるものです。主に、アミラーゼやグルコシダーゼ、ジアスターゼ等を指します。この消化酵素が入っているお蔭で生で長芋を食べたとしてもお腹を壊すこともなく、栄養素もしっかりとることが出来るのです。またこの消化酵素にはそれ以外にも栄養素としての価値があります。
消化酵素であるアミラーゼやジアスターゼなどはその時一緒に食べた食物をの消化を促進して、胃腸の働きを助ける効果があります。胃腸が弱い人は特に食べるといい食材でもあります。また新陳代謝も高めてくれて血行を促進する作用持っています。その為にダイエット食品としても使えるのも長芋の栄養素として優れている所でもあります。また消化酵素は加熱せずに生で食べる方がより多くの素晴らしい栄養素を取ることができます。
②カリウム
次に進めるのがカリウムという栄養素です。これは特に女性の方はぜひ積極的に取っていただきたい栄養素です。長芋の中でもムチン、消化酵素の次ぐらいに多く入っている栄養素なのです。長芋は元々ミネラルやビタミンがあまりないのですが、代わりにカリウムが豊富な食材としても揚げられています。そのカリウムの効果、効能はただ一つ!女性の天敵と言ってもいい足のむくみをとってくれるという事です。
カリウムは体内にある水分量を自動的に調整することで不要な水分を外へ排出するのです。なので女性にとって悩みのネタである足のむくみもそもそも体内の水分が多いが故に出来るものです。しかしカリウムの入った長芋を摂取することで体内の不要な水分が出て行くので自然とむくみが治るのです。またカリウムという栄養素は糖尿病の予防にも効果があると言われています。まさしく長芋は栄養素が豊富な食材です。
③滋養強壮
さて、最後に効能として滋養強壮の食材である長芋です。長芋の滋養強壮は主にムチンがタンパク質に吸収されやすくする働きがある為と言われています。タンパク質を体内に素早く吸収するからこそ滋養強壮の効果があると言われています。また長芋にはアミノ酸もあると言われていて、特に「いちょういも」や「つくねいも」といった長芋の一種はアミノ酸が豊富です。ぜひ気になる方は食べてみてください。
長芋には含まれるその他の栄養素
①ビタミンB1
ここからはメインではないけれど、実はちゃんとある優れた長芋の栄養素たちについて紹介していきます。もし少しでも栄養素として摂取したい場合は同じ栄養素が入っている食材と長芋をセットにして食べるといいです。最初に紹介するのは疲労回復の王様と言われているビタミンB1です。ビタミン系はカリウムより少ないのですが長芋にも少しあります。滋養強壮と疲労回復をしっかりとりたい人におすすめな組み合わせはこちらです。
長芋の玄米炊き込みご飯、そしてとろろの豚生姜焼きです。玄米、豚肉は共にビタミンB1の王様と呼ばれている優秀な食材です。長芋にわずかしかないビタミンB1を更に多く摂取するのであればやはり同じビタミンB1が入っている食材と組み合わせることで長芋のビタミンB1を含めて無駄なく摂取することができます。また後で紹介しますが、長芋は加熱するのはダメですが、蒸し上げるという食べ方は効能的と言われています。
②ビタミンC
次にまだ入っている長芋の栄養素は、ビタミンCです。ビタミンCといえば多くの野菜、果物に入っている外からの摂取のみしかできないのです。しかしその量は6㎎/100㎎と非常に少ないです。しかし入っている事は確かなのでもし摂取したいのであれば、レモンやレンコンなどビタミンCが豊富な野菜と一緒に食べるといいでしょう。そんなビタミンCが豊富な野菜と食べるのにおすすめな食べ方はやはりサラダです。
長芋を含めた山芋系は野菜の芋系の中で唯一生で食べることが出来ます。その為に、サラダの中に入れることができます。またビタミンCは熱に弱く溶けやすい為に生で摂取することがおすすめされている栄養素です。その為に長芋の中に僅かな量のビタミンCとはいえ、生野菜とセットで食べれる長芋は優秀な組み合汗ではないでしょうか。ビタミンCは抗酸化作用が強い美肌効果を持っています。サラダにして食べてみる食べ方がいいです。
③食物繊維
次におすすめする山芋の栄養素は、食物繊維です。実は長芋の効能の一つに便秘改善がありましたよね?実はそれは食物繊維が入っているためです。しかしその量は1.0g/100gと芋類の中では一番低いのです。僅かとはいえ入っていますが、食物繊維をメインに取ろうとするならば長芋からではなく野菜から摂取するほうがいいでしょう。
④カルシウム
最後に入っている長芋の栄養素としてあげるならばカルシウムです。17㎎/100g程度です。なのでそれほど多くもありませんが、栄養素として入っていることは入っています。しかしカルシウムもメインで取るならば長芋よりは、他のカルシウムが豊富の食材からとる方がおすすめです。しかし滋養強壮なども兼ねて取るのであれば他のカルシム豊富な食材と長芋で食べると効果はあるかもしれません。
長芋の栄養素による効果効能
さて、ここで長芋の効果、効能について改めてまとめてみました。滋養強壮、消化促進を始め、疲労回復、高血圧や動脈硬化の予防、糖尿病の予防、風邪の予防になる免疫力向上、老化の予防、便秘解消、コレステロール値の低下、ダイエット効果、美容や美肌の効果、むくみの解消、さらには冷え性の改善とあります。山の鰻と呼ばれている食材である長芋の素晴らしい効能、効果です。特に冬場は積極的に取るといいです。
炭水化物は他の芋より多い?
所で山芋に炭水化物があることはご存知ですか?ダイエット食品と言われているのですが、それはでんぷん量が多いので炭水化物が多いと思われます。しかし実際13.9g/100gと意外にも少ないです。さらに他の芋や野菜と比べてもその数値は少ないです。糖質と炭水化物ー食物繊維は同じ量と言われています。そこでこの計算方式ですると糖質は12.9gしかないという事です。しかしこの数値は実は他の芋や野菜に比べて少ないのです。
山芋の中でも長芋の糖質は里芋より多くじゃがいもよりは少なめではあります。しかし糖質としては多い方なので、ダイエット食品として使っている人はもちろんですが、糖質制限をかけている人は気を付けて食べて欲しいです。また糖質が気になるようであれば他の野菜等などと組み合わせて食べるといいでしょう。糖質が多くても長芋の中に入っている栄養素の豊富さを考えるとぜひ摂取をするのをおすすめします。
長芋は加熱よりも生で食べるほうが栄養がとれる?
これで長芋の栄養素を始めいろんなことを紹介してきました。長芋は加熱をするよりも、生で食べるのがいいです。しかし調子がよくないときは長芋を蒸して食べるという新しい食べ方も出てきています。栄養素的には蒸して食べても栄養素は加熱よりは減少が抑えられると言われています。もし生で食べるのが少し苦手な人には蒸して食べる方法もおすすめです。山のウナギといわれた山芋の栄養素は無駄なく摂取してほしいです。
また長芋の栄養素をさらに強化するという意味で他の栄養素が強い野菜と摂取することで栄養効果は更に促されるのは間違いありません。そんな長芋の効能の優秀さは伝わりましたか?苦手だなと思う人でも食べられる画質的な食べ方も出てきました。ぜひこの機会に今まで取ることが出来なかった長芋を始め山芋の摂取をしてみてはいかがですか。自分好みの食べ方で山のウナギである長芋の豊富な栄養素を摂取しましょう。
長芋から栄養をとろう!
長芋が山のウナギと言われている理由はもちろんその中にある栄養素など分かりやすくなりました。山芋の1つである長芋ですが、いろんな効果や効能があり、食べるには最高の食材です。芋として珍しく生で摂取出来ることや、皮もうまく使えば食べれることもある長芋ですが、ぜひこの機会に新しい食べ方を見つけながら山のウナギと呼ばれた長芋の栄養素を積極的に摂取していきましょう。健康な体は食材から作ると言われています。