とうもろこしの冷凍保存は生でも大丈夫?解凍方法・保存期間やレシピを紹介

大人から子どもまで、みんなが大好きなとうもろこし。夏になると食べたくなります。旬のとうもろこしは、水々しくて甘みもあって本当に美味しいです。夏になるとスーパーでも安くとうもろこしが手に入ります。たくさん買ったとうもろこしは、いつもどうやって保存されますか?生のまま冷凍しても大丈夫なのでしょうか?美味しいまま解凍はどうすればいいのでしょうか?今回はとうもろこしを美味しく冷凍保存をする方法、保存期間、レシピを紹介します!

とうもろこしの冷凍保存は生でも大丈夫?解凍方法・保存期間やレシピを紹介のイメージ

目次

  1. 1とうもろこしは野菜なのか?
  2. 2とうもろこしは何種類あるのか?
  3. 3とうもろこしの冷凍方法
  4. 4冷凍とうもろこしの解凍方法
  5. 5冷凍とうもろこしの保存期間
  6. 6冷凍とうもろこしのおすすめレシピを紹介
  7. 7とうもろこしの栄養分は?
  8. 8とうもろこしのカロリーは?
  9. 9とうもろこしの旬は?
  10. 10とうもろこしの冷凍保存・レシピのまとめ

とうもろこしは野菜なのか?

そもそも、とうもろこしは野菜なのでしょうか?私たち日本人にとっては、とうもろこしには野菜のイメージが強いのではないでしょうか?しかし、とうもろこしはお米や麦に並ぶ「世界三大穀物」の1つです。米や小麦を抜いて、とうもろこしは穀物として世界最大生産量となっています。

日本人の主食といえばお米ですが、世界ではとうもろこしを主食として食べているところもあります。例えば、とうもろこしの粉から作られたメキシコのトルティーヤはとても有名です。トルティーヤは近頃日本でもポピュラーな食べものとなっています。またコーンフレークも手軽な朝食としておなじみです。このように実はとうもろこしの食べ方・そのレシピは多種多様にあると言えます。

とうもろこしは何種類あるのか?

お店で見かけるとうもろこしはすべて同じに見えますが、実はいろいろと種類があるのは知っていますか?一般的によく食べられているとうもろこしは「スイートコーン」というとうもろこしになります。さらに「スイートコーン」の中にも種類があります。そこでよく食べられている「スイートコーン」の種類とその特徴を少し紹介します。

黄色がまぶしい「ゴールデンコーン」

とうもろこしのすべての粒が濃い黄色の色をしているのが「ゴールデンコーン」という種類のスイートコーンです。そのため品種にも「ゴールデン」と名付けらたものが多いです。「ゴールデンコーン」は非常に糖度が高く皮も柔らかく小さなお子さんでも食べやすいとうもろこしです。

ゴールデンコーンの人気品種としては「ゴールドラッシュ」があります。「ゴールドラッシュ」は質のよい甘味や粒皮のやわらかさが特徴です。また、サイズが少し小ぶりで果物のように甘味が強い「味来(みらい)」も人気です。どちらのとうもろこしも生で食べることもできます!

きれいな白い粒の「シルバーコーン」

すべての粒が白い色をしたスイートコーンが「シルバーコーン」です。別名「シルバーハニーバンタム」とも呼ばれています。粒が小粒で皮が柔らかく、サラダに向いているとうもろこしです。このとうもろこしは入手が難しいことから希少価値があります。そのため「シルバーコーン」は「幻のとうもろこし」とも言われているようです。

シルバーコーンの品種としては、「ピュアホワイト」があります。フルーツのような糖度の高さで、きれいな白い粒をしたとうもこしです。またそのほかには「ロイシーコーン」という品種があります。「ロイシーコーン」も粒が純白で茹でても色があまりくすむことがなく、しっかりとした甘味を持ったミルキーなとうもろこしです。

黄と白の粒が特徴の「バイカラーコーン」

とうもろこしの粒の色に特徴があるのが「バイカラーコーン」です。「バイカラーコーン」は粒が黄色と白色3:1の割合でミックスされているとうもろこしです。そして「バイカラーコーン」はスイートコーンの中では最も甘味が強いと言われています。粒につやがあって粒皮がやわらかいのが特徴で現代ではこの「バイカラーコーン」が日本でポピュラーなようです。

バイカラーコーンの品種の「甘々娘(かんかんむすめ)」は名前のとおり甘さが特徴です。そのためスイーツコーンやフルーツコーンと呼ばれていています。そのまま生で食べることもできます。また「ピーターコーン」も水々しくて甘味が強く濃厚で人気の品種のようです。

とうもろこしの冷凍方法

とうもろこしの保存は常温・冷蔵・冷凍の3パターン

とうもろこしは、常温・冷蔵・冷凍の3つのパターンがあります。それぞれ保存期間はどのくらいなのでしょうか?生のとうもろこしもの場合、常温・冷蔵ともに保存期間は5日程度です。またとうもろこしを茹でた場合、賞味期限2〜3日くらいでしょう。どうしても日が経つにつれて味や鮮度の劣化は否めません。そのため、とうもろこしを長期間保存をしたいなら、ぜひ冷凍保存がおすすめです!

Thumbとうもろこしの保存方法まとめ《冷蔵・常温・冷凍》長持ちする保存方法は? | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

皮付きのとうもろしを冷凍する

とうもろこしは皮を剥かずに、そのまま冷凍保存することができます。とうもろこしは皮を剥いて冷凍するよりも、皮付きでそのまま冷凍した方が、鮮度もキープできて甘味も保てます。ついつい皮を剥いてしまいがちですが、実は皮付きで冷凍した方がおすすめです!その際、新聞紙やラップでとうもろこしをしっかりと包みましょう。ここでポイントは、とうもろこしを横にせず立てて冷凍保存することです。保存期間は1ヵ月ほどです。

冷凍とうもろこしを解凍後にすぐに食べられるようにしたい場合は、とうもろこしの皮をむいた状態で、冷凍しましょう。皮をむいたとうもろこしを1本1本ラップで包み、フリーザーバッグに並べます。最後にフリーザーバッグの空気を抜き、ジッパーを閉めたら冷凍保存します。こうすれば、鍋で茹でたりレンジで加熱した後に、すぐにとうもろこしが食べられます。この場合も保存期間は約1ヵ月程度です。

茹でたとうもろこしを冷凍する

茹でたとうもろこしを冷凍する場合は、いつもより少し固めに茹でましょう。とうもろこしが茹で上がったら、熱いままとうもろこしを1本1本ラップに包みます。これはとうもろこしが冷めていくときに、水分が飛んで粒がしわになってしまうのを防いでくれます。とうもろこしがたくさん手に入ったときは、すぐに食べる分と一緒に冷凍する分のとうもろこしも茹でてしまえば、時短にもなって効率がとてもいいでしょう。

とうもろこしが冷めたら、とうもろこしを包んだラップを外しましょう。なぜなら熱いうちにとうもろこしに巻いたラップには、水分がついてしまっているからです。ラップを外したら、とうもろこしに付いている水分をキッチンペーパーで拭き取ります。そして再び新しいラップでとうもろこしを包み直します。そのあとは、フリーザーバックにとうもろこしを並べて入れ空気を抜きます。最後にジッパーを閉め冷凍庫に保存したら完了です。

レンジでチンしたとうもろこしを冷凍する

日々忙しくて時間がないという人は、電子レンジを利用して冷凍ができないのか気になるところです。そんな忙しい人のために、レンジで簡単調理をしてから冷凍保存をする方法を紹介します。保存期間は1ヵ月くらいです。

とうもろこしをラップで包んだら電子レンジで加熱します。加熱時間は大きさによって差もありますが、500W〜600Wで5分くらいが目安です。粗熱が取れたのを見はからってラップを外します。食べやすい大きさに切り分けたり、解凍後に調理しやすいように粒をほぐします。最後に新しいラップに包みフリーザーバッグに入れて冷凍します。

冷凍とうもろこしの解凍方法

冷凍したとうもろこしはどのように解凍したらいいのでしょうか?冷凍とうもろこしを自然解凍すると、どうしても水っぽくなってしまうようです。冷凍とうもろこしを解凍するときは、自然解凍ではなく茹でたり電子レンジで加熱した方がおすすめです。

生のまま冷凍したとうもろこしをレンジで解凍する

時間がないときは電子レンジで冷凍とうもろこしを解凍できたら便利です。レンジで加熱する前に、冷凍とうもろこしのラップを包みなおしましょう。そして電子レンジに入れ、500Wで7分くらい加熱します。とうもろこしがしっかりと解凍されていれば、そのまま食べられます。

生のまま冷凍したとうもろこしを茹でて解凍する

茹でて解凍する方法をあります。その場合は、冷凍とうもろこしを水から鍋に入れて茹でます。鍋が沸騰した後、とうもろこしを3分ほど加熱したらできあがりです。電子レンジで調理するよりも、とうもろこしがジューシーなできあがりになります!

生のまま冷凍したとうもろこしを蒸して解凍する

冷凍とうもろこし蒸して加熱する方法もあります。蒸し器の蒸気が出てきたら、凍ったとうもろこしを入れましょう。蒸し器で10分〜12分ほど加熱したらホクホクのとうもろこしができあがりです!

加熱して冷凍とうもろしを解凍する

加熱後に冷凍したとうもろこしも、食べる前にレンジか茹でて加熱しましょう。とうもろこしを冷凍する前に粒をばらばらにしておくと、市販の冷凍コーンみたいに活用もできます。サラダやラーメンの上にのせて使うときなど便利な方法です。

冷凍とうもろこしをお弁当のおかずに活用する

冷凍とうもろこしをお弁当のおかずに活用する場合は、先にお弁当用のアルミカップに小分けて冷凍しておくと便利です。そのままお弁当にいれておけば、お昼頃には自然解凍されています。それでもやはり水っぽさが気になる人はオムレツやハンバーグなどのレシピで活用すればお弁当レシピになります。

冷凍とうもろこしの保存期間

とうもろこしは常温や冷蔵の場合、保存期間は5日くらいというところです。しかし冷凍した場合の保存期間は約1ヵ月程度まで可能です。つまり冷凍しておけば、とうもろこしを長期間保存が可能なのです。

冷凍保存すれば、いろいろなシチュエーションでとうもろこしを活用できて重宝しそうです。しかし保存期間を過ぎると乾燥・劣化や栄養が損なわれたりします。食べ残すことなく、目安の保存期間以内に食べきるようにしましょう。

冷凍とうもろこしのおすすめレシピを紹介

とうもろこしの冷凍方法が分かったところで、それを使った料理レシピが知りたいところです。そこで手軽に誰でも作れる冷凍とうもろこしを使った簡単なレシピをいくつか紹介します!

冷凍とうもろこしで、みんなが大好きバターコーン

バターコーンを作りたいなら、とうもろこしは粒にした状態で冷凍しておくと便利です。調理はとても簡単です。フライパンに冷凍したバター、サラダ油、冷凍とうもろこしを入れて炒め、塩・こしょうで味付けしてできあがりです。お好みでしょうゆを少したらしても美味しいです。最後にパセリをふると見た目にもきれいです。スキレットで作ってそのまま出せば、お家で居酒屋レシピが楽しめます!

冷凍とうもころしで、朝ごはんにおすすめなコーンスープ

朝ごはんにコーンスープはいかがですか?その場合は冷凍したとうもろこしをレンジで解凍し、おろし器を使っておろします。鍋に牛乳、コンソメ、おろしたとうもろこしを入れて弱火で加熱し、塩・こしょうで味を整えたらできあがりです。とうもろこし1本なら牛乳400cc、固形コンソメスープ2つくらいが目安です。また牛乳の代わりに豆乳を使ってもヘルシーです。
 

冷凍とうもろこしで、やさしい味のとうもろこしご飯

とうもろこしご飯にすれば、おかずも少なくて済むので献立に困ったときに便利です。とうもろこしご飯は冷凍とうもころしを茹でた後、ほぐした粒とお米と一緒に炊くだけで作れます。ごはんを炊く前にだし汁、酒、しょうゆ、みりん、塩などでお好みに味付けして美味しく炊き上げましょう。

冷凍とうもろこしで、おやつにぴったりなポップコーン

お子さんのおやつに手作りポップコーンはいかがですか?冷凍とうもろこしを使ったポップコーンのレシピはおやつやおつまみに活用できます。粒をほぐした状態で冷凍したとうもろこしを利用して作ります。

耐熱容器に冷凍とうもろこしを適量入れてラップをします。このときラップは二重にして、数カ所穴を開けましょう。そうしないと爆発してラップが破ける可能性があります。電子レンジに入れて600Wで7分ほど加熱し、バターと塩で味付けしたら、おいしいポップコーンのできあがりです!

とうもろこしの栄養分は?

夏の野菜であるとうもろこしは穀類です。そのため主成分は炭水化物ですが、ビタミンE、ビタミンB群、カリウムやマグネシウムなどのミネラルや食物繊維を含んでいます。特に粒の胚芽(根)の部分にビタミンEやビタミンB群が多く含まれているので、胚芽(根)も一緒にとうもろこしをいただきましょう。

とうもろこしに含まれる食物繊維は腸内環境を良くし、便秘の効果があると言われています。便秘は美肌には大敵ですので、肌荒れにも有効な栄養素と言えます。さらにビタミンEには血流を良くし、肩こり・冷え性に効果があります。ビタミンB群には疲労回復にも効果が期待されます。夏バテのときはとうもろこしがおすすめです。

とうもろこしのカロリーは?

とうもろこしは野菜の中では穀類なのでカロリーは高めです。しかしご飯1杯150gのカロリーが240kcalに対して、とうもろこし1本150gのカロリーは140kcalほどなので、ご飯よりは少なめと言えます。

とうもろこしは水分以外の大部分を炭水化物(糖質)で占めています。食べ過ぎると脂肪蓄積につながってしまいます。とうもろこしのような糖質を多く含むものは、寝る前の摂取であったり、一度にたくさんの量を食べたりしないように注意しましょう。

とうもろこしの旬は?

とうもろこしは6月から9月の夏の時期が旬です。美味しいとうもろこしの見分け方は、皮やひげに注目するのがポイントです。皮は濃い緑色をしているもの、ひげはふさふさしていて、根元の部分が鮮やかな黄色しているものを選ぶといいでしょう。

とうもろこしの冷凍保存・レシピのまとめ

今回はとうもろこしの冷凍保存の方法やレシピを紹介しました。冷凍方法を知っておけば、まとめ買いをしたときや、人からたくさんもらったときなどに、結局食べきれず無駄になってしまったということがありません。さらに家計も助かります。今年の夏はとうもろこしの冷凍保存、ぜひお役立てください!

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