「スミレの砂糖漬け」が美味しい！通販サイトや作り方も調査

スミレの砂糖漬けは、ヨーロッパ王室や貴族が好んで食べたといわれているお菓子です。本記事では、音楽家のショパンやエリザーベート王妃も食べていた歴史あるお菓子、スミレの砂糖漬けについて解説していきます。

自宅で簡単に作れる砂糖漬けのレシピや、作り方のポイント、購入方法も紹介しますので参考にしてみてください。

スミレの花を砂糖漬けにしたお菓子は、ウィーンのデメルという菓子店が発祥といわれています。ヨーロッパでは昔から、スミレの花は食用として用いられていました。日持ちするように砂糖に漬け、お菓子として食べられていたのがスミレの砂糖漬けです。

「デメルを訪れずしてウィーンを語るなかれ」と言われるほど、デメルは有名な菓子店で、200年以上もの歴史があります。オーストリア皇帝としてヨーロッパに君臨していたハプスブルク家の紋章をブランドマークに掲げ、ウィーン王宮御用達菓子司として王室と深い繋がりがあります。

デメルといえばザッハトルテやソリッドチョコ(猫の舌を模したチョコ)が有名ですが、ウィーンのお土産としてスミレの花の砂糖漬けも人気です。今ではウィーンを代表するお土産として、デメル以外のお菓子メーカーでも購入することが可能です。

デメルは日本にも店舗が複数ありますが、近くにない場合は通販を利用するのが便利です。ただし、公式サイトでは取り扱いがない時期もあるので注意してください。アマゾンであれば、デメル以外のメーカーの砂糖漬けも購入できます。かなり割高にはなりますが、興味がある方はチェックしてみてください。

【材料】

• スミレの花…適量
• 卵白…1個分
• グラニュー糖…適量

1. ボウルにためた水でスミレの花を振り洗いします。
2. キッチンペーパーでそっと水気を拭き取ります。
3. 茎をキッチンバサミで切り取ります。
4. 卵白をよく溶きほぐします。
5. バットにオーブンシートを敷いておきます。
6. スミレの花に卵白を塗ります。
7. 余分な卵白を落とし、グラニュー糖を全体にまぶします。
8. オーブンシートの上に並べ、冷蔵庫に入れて3日ほど乾燥させたら完成です。

スミレの花の砂糖漬けは繊細なお菓子ですが、実は簡単に家庭で作ることができます。卵白と砂糖さえあれば美味しい砂糖漬けが作れますので、スミレの花が手に入ったら作ってみてください。砂糖はきび砂糖や上白糖など、お好みのものでOKです。

スミレの花は破れやすいので、卵白を塗る時に注意しましょう。砂糖は裏側も忘れずに、全体にまんべんなく塗るのがポイントです。清潔なビンに入れて保存しておけば、2週間程度は日持ちします。

スミレの砂糖漬けは、もちろんそのままでも美味しく食べられます。砂糖でコーティングしてあるのでカリカリとした食感で、ほんのりとした甘さとスミレの香りが鼻を抜けていきます。日本ではスミレの花を食べる習慣がないので、あまり馴染みのない味かもしれません。香水や化粧品のような味と表現されることもあり、好みは大きく別れるでしょう。

スミレの味をダイレクトに感じるのが苦手という場合は、ドリンクに浮かべてみてください。紅茶、ホットミルク、ワイン、シャンパンなど、お好みのドリンクに一枚加えてみましょう。砂糖が原料ですので適度に甘味が加わり、スミレがふんわり香ります。ドリンクにスミレの色素も溶け込むので、色の変化も楽しめます。

スミレのかわいい見た目を生かして、お菓子のトッピングにするのもおすすめです。ケーキやクッキー、ゼリーなど、お好みのスイーツにトッピングしてみてください。

日本人にはあまり馴染みのないスミレの砂糖漬けですが、ヨーロッパではとてもポピュラーなお菓子です。ウィーンのお土産としても人気があるので、機会があったら試してみてください。自宅で作れる砂糖漬けのレシピも紹介しましたので、スミレの花が手に入ったら作ってみてはいかがでしょうか？