秋の果物の種類は?美味しいフルーツの選び方や保存方法も!

秋の果物には、どのような種類があるのかまとめました。美味しい秋の果物の選び方や保存方法など、知っておくと便利な情報について解説します。秋を代表する7種類のフルーツについて詳しくまとめていますので、参考にしてください。

秋の果物の種類は?美味しいフルーツの選び方や保存方法も!のイメージ

目次

  1. 1秋の果物を種類別に詳しく紹介!
  2. 2代表的な秋の果物
  3. 3秋の果物を堪能しよう!

秋の果物を種類別に詳しく紹介!

秋は多くのフルーツが旬の時期を迎える、実りの季節です。美味しいフルーツがスーパーに並ぶ他、果物狩りなどのイベントも楽しめます。数多くのフルーツが旬を迎えますが、その中でも特に代表的な秋の果物7種類について詳しく解説していきます。

フルーツの選び方や保存方法も紹介するので、美味しいフルーツを選んで秋を満喫しましょう。

代表的な秋の果物

秋の果物①ぶどう

秋を代表する果物のひとつであるぶどうは、黒系、赤系、緑系など、種類がとても多い果物です。ジューシーな果肉と濃厚な甘みに、食べる手が止まらなくなることも多いのではないでしょうか。そのまま食べるだけでなく、ジュースやワイン、レーズンなど、加工品としても重宝する果物です

ぶどうの選び方

美味しいぶどうを選ぶには、茎と実に注目しましょう。茎は緑色、果実は表面に白い粉が吹いているものが新鮮な証拠です。食べ頃のぶどうを選ぶなら、黒系赤系は果実の色が濃いものがおすすめです。緑系のぶどうは、果実が黄色っぽいものが熟しています。

保存方法

ぶどうはとてもデリケートなフルーツですので、自宅に戻ったらすぐに冷蔵庫に入れましょう。ぶどう表面についている白い粉(ブルーム)には、鮮度を保つ働きがあるので洗わずに保存します。小粒のぶどうの場合は、洗わずにキッチンペーパーに包んで冷蔵庫に入れます。

大粒の場合は面倒ですが、茎から一粒ずつ切り離してキッチンペーパーに包んでください。こうすることで茎に水分を取られず、品質が長持ちします。この保存方法なら、1週間程度は美味しく食べられるでしょう。

秋の果物②いちじく

いちじくは漢字で「無花果」と書きますが、通常食べている実の部分は花に当たる部分です。実の中に花を咲かせるので外からは見えず、花が咲かないように見えるため無花果という漢字が当てはめられました。

いちじくには、秋に実がなる品種と、夏と秋、両方実がなる品種があります。一般的には夏の終わり頃から10月頃まで、長く店頭に並ぶフルーツです

いちじくの選び方

いちじくは甘い香りがして、ぽってりと丸みがあるものを選びましょう。また、表面に傷はないか、皮に張りがあってしぼんでいないか確認します。お尻の部分がやや裂けているものが食べ頃ですが、裂けすぎているものは食べ頃が過ぎている可能性があります。

保存方法

いちじくは傷みやすい果物ですので、高温の場所に長時間置くのはNGです。ビニール袋に入れて冷蔵庫に保存したら、出来るだけ早く食べきるようにしましょう。食べきれない場合は皮をむき、ラップで包んで冷凍保存も可能です。

秋の果物③梨

シャリッとした食感とみずみずしく甘い果汁が楽しめる梨は、秋を代表する果物です。多くの種類がある梨ですが、特に二十世紀や幸水、豊水などが有名でしょう主な産地は千葉県、茨城県、栃木県、福島県、鳥取県で、夏の終わり頃から11月頃まで長く楽しめます。

梨の選び方

美味しい梨を選ぶには、ずっしり重く、実がふっくら丸みのあるものを選びましょう。皮に張りがあるか、軸が太くしっかりしているのかも目安になります。梨には皮が赤っぽい赤梨と、黄緑っぽい青梨の2種類あります。

赤梨は熟すと皮に赤みがかかり、青梨は黄色味がかった色になるのが特徴です。食べ頃の梨を選びたいときは、種類によって皮の色も確認しましょう。

保存方法

水分が飛ぶとカサカサになるので、新聞紙に包んで野菜室で保存しましょう。鮮度が良く、保存状態が良い梨は7〜10日程度日持ちします。ですが、梨は追熟しないので、出来るだけ早めに食べきることをおすすめします。

秋の果物④りんご

りんごは蜜がたっぷりで甘いものや、酸味が強いものなど、品種がとても多い果物です。そのまま食べるのはもちろん、旬のりんごを使ってお菓子作りを楽しむという方も多いでしょう。りんごのしゃりしゃりした食感と甘い香り、ジュージーな果肉は秋の訪れを感じさせてくれます。

りんごは年中出回っていますが、やはり旬の美味しさは格別です。香りや果肉のみずみずが違いますので、ぜひ鮮度の良いりんごを楽しみましょう。日本の主な産地は青森県で、生産量の実に6割もの数字を占めています。人気の品種はふじですが、他にも美味しい品種が数多くあるのでぜひ食べ比べてみてください。

りんごの選び方

果実はふっくら丸く、持った時にずっしり重く皮に張りがあるものを選びましょう。皮全体が赤く色づいたものが甘いのですが、葉取らずりんごはムラがあっても十分甘みがあります。

りんごの表面がテカテカしているものがありますが、これは成熟している証拠です。ワックスを塗っているのでは?と勘違いする人も多いですが、果実から分泌される自然の物質ですから食べても問題はありません。

保存方法

りんごは上手に保存すれば、長期間美味しく食べることができる果物ですので、正しい保存方法を覚えておきましょう。保存する際は洗わずに、キッチンペーパーや新聞紙に包みます。そのまま冷蔵庫に入れると、熟成を促すエチレンガスを放出するため、ポリ袋に入れてしっかり口を閉じましょう。

常温保存する場合は、直射日光の当たらない温度の低い場所で保存してください。冷蔵庫に入れた場合は約2ヶ月、常温保存では約1ヶ月が美味しく食べられる目安です。

秋の果物⑤ざくろ

インパクトのある独特の見た目と、爽やかな甘さが特徴的な果物です。海外ではとてもポピュラーなフルーツですが、日本ではあまりなじみのない果物かもしれません。実際、どのように食べればいいのか、わからないという人も多いでしょう。

ざくろの果実にナイフを入れ表面を割ると、赤い粒が現れますが、これがざくろの可食部です。この果肉を皮から取り出し、さっと水洗いしてから食べます。多くの粒が集まっていることから、子孫繁栄や再生の象徴として、世界中で親しまれてきた果物です。

ざくろの選び方

ざくろは熟すと皮が自然に裂けるので、食べごろかどうかすぐにわかります。ですが、品種によっては、熟しても裂けないざくろもあるので注意しましょう。国産のざくろは熟すと裂ける品種が多く、輸入のざくろは熟しても裂けないものが多いので目安にしてください。

選ぶ場合は、果皮がしっかりと色付き、色鮮やかなものを選びます。表面が茶色く変色していないかも、よく見て選びましょう。

保存方法

ざくろは室内に置いても、皮を剥かなければかなり日持ちします。常温に置く場合は新聞紙などに包み、15度以下の場所においてください。冷蔵の場合はポリ袋などに入れて、冷蔵庫で保存します。常温では約1週間、冷蔵では約2〜3ヶ月日持ちします。

秋の果物⑥柿

秋を代表する日本の果物といえば、真っ先に柿を思い浮かべる人も多いでしょう。柿は、奈良時代や平安時代の書物にも登場する古い果物で、日本人にとって馴染み深い果物です。柿が赤くなると医者が青くなるということわざもあるように、柿は栄養価のとても高い果物です。

発がん効果のあるカロテンやビタミンCが豊富で、風邪予防や二日酔いにも効果的といわれています。また、甘柿と渋柿があり、渋柿は渋抜きしなければ食べられません。

柿の選び方

柿を選ぶときは、皮に張りがあって、大きめでずっしり重いものを選びます。表面がムラなくオレンジ色で、ヘタと実の間に隙間がないかもチェックしましょう。色が濃いと果肉が柔らかくなってくるので、硬めが好みの場合は皮色が濃すぎないものがおすすめです。手にした時に柔らかいものは熟しすぎているため、日持ちしないので注意しましょう。

保存方法

柿はポリ袋に入れて、冷蔵保存すると1週間ほど日持ちします。柿はヘタで呼吸するため、呼吸量が多いほど傷みやすくなります。長持ちさせるにはヘタを乾燥させず、ヘタを下にして置くことがポイントです。濡れたキッチンペーパーをヘタに当て、ラップで密封すると鮮度が落ちず日持ちします。

秋の果物⓻桃

桃は品種がとても多く、早生、中生、晩生の3種類あります。夏が旬のイメージがある桃ですが、晩生種は9月から10月に食べ頃を迎えます。香り高く、芳醇な甘さが楽しめる桃は、老若男女に愛されている果物でしょう。品種によっては10月頃まで出回るので、夏から秋まで長く楽しむことができます。

桃の選び方

表面がはっきりとした紅色で、全体がきれいにムラなく色づいている桃を選びましょう。表面に白い斑点が付いていることがありますが、この斑点は美味しさの証です。

また、形は左右対称でふっくら丸いものがおすすめです。手にした時にずっしりと重く、芳醇な甘い香りがするものが甘い桃です。桃はとてもデリケートで、強く触ると傷んでしまいます。店頭で選ぶときは、取り扱いに注意して選びましょう。

保存方法

桃は傷みやすいフルーツですが、常温保存が基本です。新聞紙などで包み、風通しのいい涼しい場所に置いてください。常温に置くとどんどん柔らかくなるので、2〜3日で食べきることをおすすめします。食べる1〜2時間前に冷蔵庫に入れて、冷やしてから食べると良いでしょう。

秋の果物を堪能しよう!

秋は多くの果物が旬を迎える、実りの季節です。保存技術の向上によって季節関係なく果物が出回りますが、旬の果物の美味しさは格別です。本記事で紹介した選び方や保存方法を参考に、秋の果物を堪能しましょう。

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